異世界勇者～それぞれの物語～

番外編 さんにんは美魔法少女

第9話

 わしはお酒とパチンコが好きだ。
 マスコットだけど、煙草も吸う。

 この世界、どうにでもなれだ。
 何故、この世界を守ろうとしたとかよくわからなかった。
 
 タコチューとイカチューは地球を侵略するようになっていった。
 だけど、わしは自分さえ助かればいいと、誰も任命しなかった。

 地球なんてなくていい。
 これからは異世界と宇宙さえあればいい。
 だけど、人類は自分たちでどうしたら未来を作れるか、地球を救えるか無駄なことを考えるし、対策を練る。

 地球人たちの進歩はどのみち、遅いことに変わりはない。
 ドロドロした人間関係なんて見たくはない。

 お互いを敵対視タコチューがイカチューも結託するようになった。
 地球はいつか滅びる。
 ならば、終わりや。

 地球は滅んだ。
 イカチューとタコチューが数を繁殖させて、地球を食べてしまったから。

 宇宙と異世界しか存在しない。
 わしは生きとる。

 何故、地球人たちはこんなにも醜いんだ？
 美しい世界なら救いたい。
 大好きな場所なら守りたい。

 だが、いじめが平気で起こる世界なら、守ろうとかは思えなくなる。