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番外編 さんにんは美魔法少女
第4話
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はあああ‥‥力がみなぎって、あふれてくる。
この力が何なのか聞かれたらきっと答えられないと思う。
私自身にもわからない。
気がつけば三人はとんでもない格好‥‥になっていた。
「ええー」
三人で叫び声をあげた。
ここはマンションではなくて、土手にいた。
「ちょっと、この格好って‥‥?」
私は茶色のチェック柄のロングスカートに、厚底のスニーカー、スポーツブラの上に茶色のケープを羽織っている という‥‥奇抜、似合わない。
私、こんな服装いつ着替えたの?
肩まである長い茶色の髪は、ピンク混じりのショートヘアになっていた。
灰色は、眼鏡の形が変形して星形の眼鏡になり、背中まで長かった黒髪のロングヘアーがグレー混じりのショートヘアになっていた。瞳は左目が灰色、右目が黒。
靴はヒールのないサンダルにグレーのストッキング、キュロット、短い背中までしかないマントに、グレーのワイシャツ。
全体のイメージカラーは灰色と見てすぐにわかる。
ファッションの組み合わせがすごく悪い。
しかも、華奢な体型は筋肉質な体に変わり果てていた。
ゴールドも、腰まで長かったロングヘアがショートヘアになり、金髪の髪はオレンジの髪が混ざり、青い瞳は右目だけ黄色に変わり、ゴールドの嫌いなダメージデニム長ズボンになり、白い肌が褐色肌になり、モデルのように細かった体はお相撲さんのように太っていた。
「やだー、これー」
ゴールドが一人騒ぐ。
ゴールドが醜い豚かのような姿になっているのを見て、笑いを堪えることに必死になっていた。
私たち三人は変わりすぎるぐらい変わり果てていた。
もしかして、他の人からしたら私たちは違う人に見えるかもだし、むしろ変な人としか思われないかも。
「まず、ここがどこなのかを探るべきだわよね?」と灰色。
「うん。もしかしたらこれは夢かもしれないしね」
ゴールドは現実と受け入れたくないのかな?
あんな太っていて、不細工な顔立ちに変化したなら尚更‥‥。
「答えはひとつ。貴様ら三人は美魔法少女になれたんで」
小柄なおじさんが現れた。
「美魔法少女?」
「美的センスな魔法少女だ」
「どこが?なら、筋肉質もデブもいらないよね?」
「大丈夫だ。三人ともわしから見て可愛い。
わしの好みはデブや筋肉質だからな。
痩せている子は好きでないからな」
「あなたの好みで決めてたの?」
「そうだ」
おじさんが次の瞬間、熱烈に語り出した。
「巨乳や貧乳なんかよりも、美乳が第一なんでえ。
アニメに出てくる魔法少女を脚色させてもらった。
ピンクとかは流行りではない。これからは茶色、グレー、ゴールドを流行らす時代だがな。
わしの好きな色は茶色、グレー、ゴールド。
嫌いな色は、黄色と青。
青が一番嫌いでな、青は除外して考えたる。
ブラにケープは魅力的やん。
ブラにマント。
ブラに翼がはえてる。
ブラを隠す時代なんか変えてしまおうや。
髪の色は二色。
瞳はオッドアイ。
魔法少女は進化するし、戦い方も美を追求するようにならなくては。
ということで素手で戦うとか武器で戦うとかおてんばなことがあってはならんよ。
踊りながら戦うとか、歌いながらとかや」
「とにかく、ジジイ」
ゴールド‥‥、機嫌が悪いとそんな下品なことを言うようになる。
「ジジイではない。
名前を間違えとる。
ジージーだ」
名前を間違えたとかそんなんではなかったけど、意味がわかってなくてよかった。
だけど、ジージーなんて珍しい名前。
「妖精とか思っとくれ」
妖精には思えない。
「ジージーはどうしてワタシたちを魔法少女に?」と灰色。
「美魔法少女だ」
魔法少女も美魔法少女も一緒だよね?
美魔法少女にしてみたら、全然可愛くないし。
「うむ、よくぞ聞いておいた。
わしたちは戦う使命を放棄した。
何故なら、痛いのやだから」
「カッコ悪い」
ゴールドの言うとおり、カッコ悪いという言葉しか出てきそうにない。
「痛いのを三人協力して乗り越える。
これも使命」
何故、私たちが痛いのを体験しなくてはならない?
「痛いのは我慢すればおさまる。
が、わしは痛いの耐えられないから、貴様らが耐えてくれ」
「責任転嫁?」
灰色が腕を組んで、ジージーをにらみつけた。
「責任転嫁というより、なにかを救えた達成感をわしの代わりに体験することとなる。
敵はタコチューやん」
「タコチュー?」
「他己中心的の略だ。
他人中心の人生を優先して、自身を追い詰める猛威や」
タコチュー?
美魔法少女?
そんなフィクションみたいなことがあるかな?
この力が何なのか聞かれたらきっと答えられないと思う。
私自身にもわからない。
気がつけば三人はとんでもない格好‥‥になっていた。
「ええー」
三人で叫び声をあげた。
ここはマンションではなくて、土手にいた。
「ちょっと、この格好って‥‥?」
私は茶色のチェック柄のロングスカートに、厚底のスニーカー、スポーツブラの上に茶色のケープを羽織っている という‥‥奇抜、似合わない。
私、こんな服装いつ着替えたの?
肩まである長い茶色の髪は、ピンク混じりのショートヘアになっていた。
灰色は、眼鏡の形が変形して星形の眼鏡になり、背中まで長かった黒髪のロングヘアーがグレー混じりのショートヘアになっていた。瞳は左目が灰色、右目が黒。
靴はヒールのないサンダルにグレーのストッキング、キュロット、短い背中までしかないマントに、グレーのワイシャツ。
全体のイメージカラーは灰色と見てすぐにわかる。
ファッションの組み合わせがすごく悪い。
しかも、華奢な体型は筋肉質な体に変わり果てていた。
ゴールドも、腰まで長かったロングヘアがショートヘアになり、金髪の髪はオレンジの髪が混ざり、青い瞳は右目だけ黄色に変わり、ゴールドの嫌いなダメージデニム長ズボンになり、白い肌が褐色肌になり、モデルのように細かった体はお相撲さんのように太っていた。
「やだー、これー」
ゴールドが一人騒ぐ。
ゴールドが醜い豚かのような姿になっているのを見て、笑いを堪えることに必死になっていた。
私たち三人は変わりすぎるぐらい変わり果てていた。
もしかして、他の人からしたら私たちは違う人に見えるかもだし、むしろ変な人としか思われないかも。
「まず、ここがどこなのかを探るべきだわよね?」と灰色。
「うん。もしかしたらこれは夢かもしれないしね」
ゴールドは現実と受け入れたくないのかな?
あんな太っていて、不細工な顔立ちに変化したなら尚更‥‥。
「答えはひとつ。貴様ら三人は美魔法少女になれたんで」
小柄なおじさんが現れた。
「美魔法少女?」
「美的センスな魔法少女だ」
「どこが?なら、筋肉質もデブもいらないよね?」
「大丈夫だ。三人ともわしから見て可愛い。
わしの好みはデブや筋肉質だからな。
痩せている子は好きでないからな」
「あなたの好みで決めてたの?」
「そうだ」
おじさんが次の瞬間、熱烈に語り出した。
「巨乳や貧乳なんかよりも、美乳が第一なんでえ。
アニメに出てくる魔法少女を脚色させてもらった。
ピンクとかは流行りではない。これからは茶色、グレー、ゴールドを流行らす時代だがな。
わしの好きな色は茶色、グレー、ゴールド。
嫌いな色は、黄色と青。
青が一番嫌いでな、青は除外して考えたる。
ブラにケープは魅力的やん。
ブラにマント。
ブラに翼がはえてる。
ブラを隠す時代なんか変えてしまおうや。
髪の色は二色。
瞳はオッドアイ。
魔法少女は進化するし、戦い方も美を追求するようにならなくては。
ということで素手で戦うとか武器で戦うとかおてんばなことがあってはならんよ。
踊りながら戦うとか、歌いながらとかや」
「とにかく、ジジイ」
ゴールド‥‥、機嫌が悪いとそんな下品なことを言うようになる。
「ジジイではない。
名前を間違えとる。
ジージーだ」
名前を間違えたとかそんなんではなかったけど、意味がわかってなくてよかった。
だけど、ジージーなんて珍しい名前。
「妖精とか思っとくれ」
妖精には思えない。
「ジージーはどうしてワタシたちを魔法少女に?」と灰色。
「美魔法少女だ」
魔法少女も美魔法少女も一緒だよね?
美魔法少女にしてみたら、全然可愛くないし。
「うむ、よくぞ聞いておいた。
わしたちは戦う使命を放棄した。
何故なら、痛いのやだから」
「カッコ悪い」
ゴールドの言うとおり、カッコ悪いという言葉しか出てきそうにない。
「痛いのを三人協力して乗り越える。
これも使命」
何故、私たちが痛いのを体験しなくてはならない?
「痛いのは我慢すればおさまる。
が、わしは痛いの耐えられないから、貴様らが耐えてくれ」
「責任転嫁?」
灰色が腕を組んで、ジージーをにらみつけた。
「責任転嫁というより、なにかを救えた達成感をわしの代わりに体験することとなる。
敵はタコチューやん」
「タコチュー?」
「他己中心的の略だ。
他人中心の人生を優先して、自身を追い詰める猛威や」
タコチュー?
美魔法少女?
そんなフィクションみたいなことがあるかな?
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