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番外編 タイトのクエスト

第3話

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 僕は、母さんと一緒に、知り合いのお姉さんに会いに行った。
 やっぱり、そこには慶小けいこちゃんがすでにいた。
「久しぶり」
「ほんと、久しぶりね」
「今日パートだったの?」
「そうよ」
  母さんは家の出来事も、パートの出来事も慶小ちゃんに話さない。
「どうだったの?」
「いつも通りかしら」

  慶小ちゃんは、ヒールをはいても自分より背が高い男が好みらしい。
 実際149、9センチであるため、150センチにおばはすぐしたがります。 
 よく3センチのローヒールや5センチのヒールがある靴を履くことが多いため最近背が高いように感じてくる。

 母さんとは仲良しみたいだけど、僕は抵抗があった。

 僕は、最近年の近い女の子を気にするようになって、その子と付き合うことを考えるようになっていた。

 僕も、るいき君も、レオ君も、繭ちゃんと守璃ちゃんが気になっているから。
 僕に関しては、慄胡ちゃんのことも好きだけど、どれが本当の好きなのかは、よくわかっていない。
 
 学校に行けば、石ノ木君はすぐ友達と喧嘩になり、しまいには暴力沙汰まで起こしてしまうので、僕とるいき君で「暴力はやめるんだ」と止めるのでした。
「だって、こいつらが先に喧嘩申し込んできたんだよ」
「だとしても、暴力はよくないよ」

 一緒に喧嘩していた男の子は一人の子は泣いていて、一人の子は目に涙をためていて泣くのを必死でこらえていました。
「この子たち泣いてるじゃないの!」
「知るかよ」
「知るかよって‥‥」

 こうして僕と石ノ木君の口喧嘩になっていた。

  ただの口喧嘩ではなく、仲良くなっていくのには、必要なんだなと思った。
 今では、レオ君もるいき君に負けないくらいの、親友だからね。
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