36 / 393
番外編 Y戦士~スケホの場合~
第10話
しおりを挟む
スキンヘッドの子供は、警察から事情聴取を受けたらしい。
スキンヘッドの子供にも、黒幕が誰なのかはわからないという話を、みちびの妹から聞かされた。
そういえば、みちびの妹の名前を聞いてなかったな。
でも、それは今度会った時でもいいか。
だけど、それは余計に聞きづらくなってくる気がしてくる。
「そういえば、名前名乗ってなかった」
みちびの妹が現れた。
「オレは、スケホと言う」
男みたいな名前だな。
「僕はゆと」
「今、男みたいな名前と思っていただろ」
図星だ。
「まあいい。警察としての役目ほ終わってないのだから、これからもよろしくな」
「犯人は捕まってないのか?」
「全員ではない。事情聴取してもわからないことがあった」
スケホから話を聞かされた。
スキンヘッドの子供は低身長症のおじさんだあるということ。
A戦士からY戦士までの戦士は、連続殺人ギルドであり、
Y戦士はその中でも下級だということ。
A戦士となると、警察でも捕まえることが難しくなるということ。
人間世界の公安警察にも、何人か協力はしてもらっているものの、
異世界の存在を信じてもらえる警察が少数のため、
協力してくれる人が少ない形となっているのと、
人間だと異世界と比べて、文明が劣っているため、
異世界を行き来できないとなると、
逃げられたら追いかけられないという現状らしい。
Y戦士は警察の間では有名だとしても、
異世界ではあまり知られていない地域と、
よく知られている地域に差があり、
組織はあまり知られていない地域に移動を繰り返しているとのこと。
人間世界の人を騙しては勧誘をする。
組織に加入した人間を家に帰すわけにはいかないので、捨て子、家出、孤児、ホームレスなどをターゲットとすることが多いみたい。
組織のメンバーは名前を名乗らなかったり、
名乗っても偽名だったりすることが多い。
となると、組織のメンバーの身元確認が難しいと警察も頭を悩ます問題となっているとのこと。
僕は、その話を聞いて、沈黙しかなかった。
「組織についてわかることはそのくらいだな。
オレとしてはもう少し情報がほしいんだが」
「スケホって、もしかして公安警察?」
「そうだが」
「なら、僕に明かしていいの?
公安警察って、家族にも、友達にも。親戚にも内緒じゃなかったっけ」
「いいかよくないかといえば、よくない。
この件は、仕方なかったととることにしている。
内緒にしてほしいのは事実だ」
「僕はY戦士の勧誘からのターゲットから、外されたの?」
「そこは、何とも言えんな。
心配だから、ちょくちょく様子を見に来ることだけはするようにする。
また、狙われるかもしれん。
一般人が自分の身を自分で守れると思えんからな」
「一般人って・・・・・」
「とにかく、今日は疲れただろうし、ここまでだ」
スケホは去っていった。
気が付いたら、去っていった。
異世界と人間世界をどうやって行き来しているかは、疑問だ。
スキンヘッドの子供にも、黒幕が誰なのかはわからないという話を、みちびの妹から聞かされた。
そういえば、みちびの妹の名前を聞いてなかったな。
でも、それは今度会った時でもいいか。
だけど、それは余計に聞きづらくなってくる気がしてくる。
「そういえば、名前名乗ってなかった」
みちびの妹が現れた。
「オレは、スケホと言う」
男みたいな名前だな。
「僕はゆと」
「今、男みたいな名前と思っていただろ」
図星だ。
「まあいい。警察としての役目ほ終わってないのだから、これからもよろしくな」
「犯人は捕まってないのか?」
「全員ではない。事情聴取してもわからないことがあった」
スケホから話を聞かされた。
スキンヘッドの子供は低身長症のおじさんだあるということ。
A戦士からY戦士までの戦士は、連続殺人ギルドであり、
Y戦士はその中でも下級だということ。
A戦士となると、警察でも捕まえることが難しくなるということ。
人間世界の公安警察にも、何人か協力はしてもらっているものの、
異世界の存在を信じてもらえる警察が少数のため、
協力してくれる人が少ない形となっているのと、
人間だと異世界と比べて、文明が劣っているため、
異世界を行き来できないとなると、
逃げられたら追いかけられないという現状らしい。
Y戦士は警察の間では有名だとしても、
異世界ではあまり知られていない地域と、
よく知られている地域に差があり、
組織はあまり知られていない地域に移動を繰り返しているとのこと。
人間世界の人を騙しては勧誘をする。
組織に加入した人間を家に帰すわけにはいかないので、捨て子、家出、孤児、ホームレスなどをターゲットとすることが多いみたい。
組織のメンバーは名前を名乗らなかったり、
名乗っても偽名だったりすることが多い。
となると、組織のメンバーの身元確認が難しいと警察も頭を悩ます問題となっているとのこと。
僕は、その話を聞いて、沈黙しかなかった。
「組織についてわかることはそのくらいだな。
オレとしてはもう少し情報がほしいんだが」
「スケホって、もしかして公安警察?」
「そうだが」
「なら、僕に明かしていいの?
公安警察って、家族にも、友達にも。親戚にも内緒じゃなかったっけ」
「いいかよくないかといえば、よくない。
この件は、仕方なかったととることにしている。
内緒にしてほしいのは事実だ」
「僕はY戦士の勧誘からのターゲットから、外されたの?」
「そこは、何とも言えんな。
心配だから、ちょくちょく様子を見に来ることだけはするようにする。
また、狙われるかもしれん。
一般人が自分の身を自分で守れると思えんからな」
「一般人って・・・・・」
「とにかく、今日は疲れただろうし、ここまでだ」
スケホは去っていった。
気が付いたら、去っていった。
異世界と人間世界をどうやって行き来しているかは、疑問だ。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
身勝手な理由で婚約者を殺そうとした男は、地獄に落ちました【完結】
小平ニコ
ファンタジー
「おい、アドレーラ。死んだか?」
私の婚約者であるルーパート様は、私を井戸の底へと突き落としてから、そう問いかけてきました。……ルーパート様は、長い間、私を虐待していた事実が明るみになるのを恐れ、私を殺し、すべてを隠ぺいしようとしたのです。
井戸に落ちたショックで、私は正気を失い、実家に戻ることになりました。心も体も元には戻らず、ただ、涙を流し続ける悲しい日々。そんなある日のこと、私の幼馴染であるランディスが、私の体に残っていた『虐待の痕跡』に気がつき、ルーパート様を厳しく問い詰めました。
ルーパート様は知らぬ存ぜぬを貫くだけでしたが、ランディスは虐待があったという確信を持ち、決定的な証拠をつかむため、特殊な方法を使う決意をしたのです。
そして、すべてが白日の下にさらされた時。
ルーパート様は、とてつもなく恐ろしい目にあうことになるのでした……
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
悪役令嬢はSランク冒険者の弟子になりヒロインから逃げ切りたい
鍋
恋愛
王太子の婚約者として、常に控えめに振る舞ってきたロッテルマリア。
尽くしていたにも関わらず、悪役令嬢として婚約者破棄、国外追放の憂き目に合う。
でも、実は転生者であるロッテルマリアはチートな魔法を武器に、ギルドに登録して旅に出掛けた。
新米冒険者として日々奮闘中。
のんびり冒険をしていたいのに、ヒロインは私を逃がしてくれない。
自身の目的のためにロッテルマリアを狙ってくる。
王太子はあげるから、私をほっといて~
(旧)悪役令嬢は年下Sランク冒険者の弟子になるを手直ししました。
26話で完結
後日談も書いてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる