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第1章 幼馴染と恋愛した場合
グルームの過去編~異常者なくらいの恋愛をするようになるまで~第4話
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「ブライド!」
僕は嬉しさのあまり、声をかけた。
「君は、確か、転校生の・・・」
「僕と同い年になったんだね!
うれしいよ」
「変な人。
年齢なんて変わるわけないのに、天然なの?」
そうか。
この時間では、僕とブライドは同い年で、初対面なのか。
しかも、ブライドの性格も違う。
「僕をからかってるの?」
僕の知っているブライドなら「からかってなんかないわ」と微笑むけれど、違った反応をされた。
「おかしな人。
初対面でからかうの?
マジ、萎えたわあ」
それ以来、僕はブライドに避けられるようになった。
話しかけても、逃げられる日々が続いた。
僕は、何をしているんだろう?
このブライドは、僕を好きじゃない。
僕を好きになれないブライドには、お仕置きしないと。
「ブライド」
避けようとするブライドに、僕はナイフを刺した。
ブライドは、血だらけで倒れた。
「好きだ。
大好き。
また、会おうね」
僕は、またパラレルループをした。
「今日から、転校生が来まーす!
名前は、グルーム君でーす!
皆さん、仲良くしてあげてね。
いじめとか、絶対にしないようにね?
ねえ?
ねえ?
はい、グルーム君、早速席について。
席は、ブライドさんの隣よ」
担任の先生の台詞も変わっていたし、ブライドの隣の席になるとは思わなかった。
僕が席についた瞬間、ゾッとする一言を言われた。
「あっ、私を刺し殺した殺人鬼だ」
「何を言っているんだ?」
「パラレルループしたでしょ?
私、憶えているよ。
大嫌い。
私の人生を台無しにしてさ」
僕はどこからか、ナイフを出して、ブライドを無我夢中で刺し続けた。
クラスメイトたちの悲鳴が聞こえた。
僕は、パラレルループをした。
「今日から、転校生を紹介しまーすわ!
グルーム君ですのよ。
さ、グルーム君よ。
席は、あの青髪のブライドの隣ですのよ」
先生の口調が変わっていた。
僕は、席についた。
やばい、パラレルループしちゃったけれど、ブライドはそのことを憶えているのかな?
僕は、ブライドを横目で見た。
「どうしたの?」
「なんでもない」
「不思議な人。
私は、ブライド。
初めまして。
名前は、グルームでいいんだよね?」
「僕は、グルームです。
初めまして」
よかった。
ブライドは、僕のことを知らないみたいだ。
「そんな敬語なんて使わなくても、私たちは同い年だよ?」
「うん。
ところで、パラレルループって知っている?」
ブライドは、きょとんとしている。
「パラレルループ?
何それ?」
「やっぱ、なんでもない」
僕は、胸を撫でおろした。
「自分から言い出して、なにそれ?
教えてよ」
「知らなくていいものは、知らなくていいの」
僕は嬉しさのあまり、声をかけた。
「君は、確か、転校生の・・・」
「僕と同い年になったんだね!
うれしいよ」
「変な人。
年齢なんて変わるわけないのに、天然なの?」
そうか。
この時間では、僕とブライドは同い年で、初対面なのか。
しかも、ブライドの性格も違う。
「僕をからかってるの?」
僕の知っているブライドなら「からかってなんかないわ」と微笑むけれど、違った反応をされた。
「おかしな人。
初対面でからかうの?
マジ、萎えたわあ」
それ以来、僕はブライドに避けられるようになった。
話しかけても、逃げられる日々が続いた。
僕は、何をしているんだろう?
このブライドは、僕を好きじゃない。
僕を好きになれないブライドには、お仕置きしないと。
「ブライド」
避けようとするブライドに、僕はナイフを刺した。
ブライドは、血だらけで倒れた。
「好きだ。
大好き。
また、会おうね」
僕は、またパラレルループをした。
「今日から、転校生が来まーす!
名前は、グルーム君でーす!
皆さん、仲良くしてあげてね。
いじめとか、絶対にしないようにね?
ねえ?
ねえ?
はい、グルーム君、早速席について。
席は、ブライドさんの隣よ」
担任の先生の台詞も変わっていたし、ブライドの隣の席になるとは思わなかった。
僕が席についた瞬間、ゾッとする一言を言われた。
「あっ、私を刺し殺した殺人鬼だ」
「何を言っているんだ?」
「パラレルループしたでしょ?
私、憶えているよ。
大嫌い。
私の人生を台無しにしてさ」
僕はどこからか、ナイフを出して、ブライドを無我夢中で刺し続けた。
クラスメイトたちの悲鳴が聞こえた。
僕は、パラレルループをした。
「今日から、転校生を紹介しまーすわ!
グルーム君ですのよ。
さ、グルーム君よ。
席は、あの青髪のブライドの隣ですのよ」
先生の口調が変わっていた。
僕は、席についた。
やばい、パラレルループしちゃったけれど、ブライドはそのことを憶えているのかな?
僕は、ブライドを横目で見た。
「どうしたの?」
「なんでもない」
「不思議な人。
私は、ブライド。
初めまして。
名前は、グルームでいいんだよね?」
「僕は、グルームです。
初めまして」
よかった。
ブライドは、僕のことを知らないみたいだ。
「そんな敬語なんて使わなくても、私たちは同い年だよ?」
「うん。
ところで、パラレルループって知っている?」
ブライドは、きょとんとしている。
「パラレルループ?
何それ?」
「やっぱ、なんでもない」
僕は、胸を撫でおろした。
「自分から言い出して、なにそれ?
教えてよ」
「知らなくていいものは、知らなくていいの」
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