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6 主人公は、あっさりワナにはまる
(33)ゼウスはなぜトロイアを滅ぼそうとする?
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ゼウスがヘラとアテナに稲妻の矢を放つところを、アポロンが力づくで阻止する。
「いたたた、アポロンちゃん、僕が奥さんと子供に何しよーが、僕の勝手じゃない?」
が、アポロンは取り合わず、怯える女神たちに叫んだ。
「今のうちに逃げろ!」
ヘラとアテナは立ち上がる。光を発したその身は、瞬く間に宴の間から溶けるように消えた。
アポロンは、女神たちの退場を見届けてからゼウスの身を解放する。
途端、雷神は立ち上がった。
「僕ねえ、アポロンちゃんのこと好きなんだよー。でも神の威光を台無しにされちゃあ、そのまま帰すわけにいかないなあ」
「構わぬ。ここで是非を決めようではないか。私が仮に敗れても、お前も無傷ではすまない」
「にゃあああ、アポロンちゃんの怖い顔、ゾクゾクする~」
ゼウスは稲光の矢を、アポロンは銀の弓矢を掲げ睨みあう。クリスタルの柱と床が光を乱反射させ、眩しいばかりに輝き始めた。
周りの神々は顔を見合わせ、右往左往するばかり。
二柱の男神の戦いが始まろうとしたその時。
アフロディテがアポロンの背中にしがみ付いた。
「トロイアに戻りましょう!」
アポロンは、美の女神に抱きつかれ戸惑いながらも、銀の弓矢をしまい込んだ。
「どうした? あなたがオリュンポスに私を誘ったのに?」
「あたし間違ってたわ!」
ゼウスも稲妻の矢を消し、美の女神にキョトンとした顔を向ける。
「あら~怒らないでよ。きれいな顔が台無しよ。ここなら僕がいっぱい可愛がってあげるし、アフロディテちゃんが大好きなイケメンだってわんさかいるんだよ」
「あたし、ただのセクハラならなんとか我慢できる!」
美の女神は両の拳を握りしめた。
「でも、奥さんと子供を大切にしないモラハラ男は、ゼーッタイに無理! 世界一の権力者でも、生理的に無理!」
アフロディテとアポロンは、手を取り合ってアポロンの馬車に向かって走り出した。
慌ててゼウスは追いかける。
「アポロン、もうここに用はないわ! 早く行きましょう!」
いち早く馬車に乗り込んだアフロディテは、アポロンを催促する。
「いや、私の用はまだ終わっていない」
駆け付けたゼウスに、アポロンは問いかける。
「お前に聞きたいことがあるから、ここに来たのだ。なぜ、お前はトロイアを滅ぼそうとする?」
「やだなあ。怖い顔しないでよ。イケメンが、もったいない」
ゼウスは、アポロンの頬をなぜる。が、トロイアの守護神は取り合わない。
「プリアモス王は、お前への祭祀を欠かさない。トロイア人は、お前を神々の王として崇めている。なにが不満だ?」
「あーそれね。見え見えなのよ。プリアモっちゃんの策」
アポロンの瞼が瞬きを繰り返す。ゼウスの言わんとすることが、理解できない。
「プリアモっちゃんはね、アカイア人と商売するために便利だから、僕を祀ってるフリしてるの。心の底から僕を恐れてるわけでも慕ってるわけでもないの」
「お前は、ガニュメデスを誘拐している! 恨まれて当然だ。トロイア人に敬われたいのなら、神の恩寵を与えるべきだろ」
「はぁ? なんで神の王である僕が、人間に媚び売らなきゃいけないの?」
「なら、トロイアも私も捨ててくれないか?」
ゼウスは「ノンノンノンノン」と首を振る。
「中途半端に自分たちの都合で神を利用する人間って、僕、許せないんだよねー。でもさ……」
と、神々の王はアポロンの頭を抱え、頬に唇を押し付けた。
「やめろ! 気色悪い!」
ゼウスの吐息がアポロンの耳朶をくすぐる。雷神は太陽神の耳元で囁いた。
「アポロンちゃんがこっちに来るなら、プリアモっちゃんたち、見逃してあげてもいーよー?」
トロイアの守護神はまぶたを閉じ硬直した。このまま自身がオリュンポスに残ることでトロイアを守れるなら……愛おしいカッサンドラと別れるのは辛いが、彼女の両親と兄弟が守れるなら……。
「アポロン! いいから早く馬車を出して!」
アフロディテの叫びで、アポロンは我を取り戻し、金の眼をかっと開いた。
「忘れるところだった! ゼウスに従えば、私はポセイドンやヘラのように変成させられる! それは私ではない。トロイアを守れなくなる」
アポロンは、かつてゼウスに戦いを挑んだポセイドン、そして誇り高き女王ヘラを思い浮かべ、一滴の涙を浮かべる。
ヘラは、男の浮気を執拗に責め立てる小さな女ではなかった。そもそも彼女は、ひとりの男に固執しなかった。真の女王として、あまたの男神と女神を束ねていた。
神は涙をぬぐうと、軽やかに撥ねて輝く馬車に乗り込み、神馬にイデ山への帰還を命じる。
背後から「行っちゃうの? せっかく楽しく遊べたのにー」と耳障りな甲高い声が聞こえてきた。当然アポロンは、無視して進む。
雪を被るオリュンポス山は、瞬く間に彼方へ消え去った。
「あなたは世界の中心で輝きたいと言っていたが」
黄金の馬車は、雲海を駆け巡る。
「ええ、確かに世界の中心はオリュンポスに移っているわ」
アフロディテの黒い巻き毛が、風に舞い上がる。
「神は、滅びゆく民に固執してはいけないわ。あたしは、敵味方の別なく、全ての民の一番星として輝き続けたい」
アポロンの頬を、金星の女神の黒髪がくすぐる。
「でもね、あのゼウスの傍ではあたしは輝けない」
アポロンは極上の微笑みを女神に向けて、歌を口ずさむ。
雨もないのに、トロイアの空に虹がかかった。
このトロイアの物語では、思いっきりアポロンを太陽神として扱っているが、オデュッセウスらギリシャ側の話には、太陽神としてのアポロンは登場していない、多分。トロイア側の物語にのみ、アポロンは太陽神として登場している、多分。
造物主が、アポロンは元々太陽神ではなかったと知ったのがごく最近で、「やべー!」と慌てて物語を見直し、「ギリシャ視点のストーリーには、太陽神のアポロンは出てないからセーフ! トロイア限定の太陽神ってことにすりゃいーや」と開き直った、という事実は一切ない!
「いたたた、アポロンちゃん、僕が奥さんと子供に何しよーが、僕の勝手じゃない?」
が、アポロンは取り合わず、怯える女神たちに叫んだ。
「今のうちに逃げろ!」
ヘラとアテナは立ち上がる。光を発したその身は、瞬く間に宴の間から溶けるように消えた。
アポロンは、女神たちの退場を見届けてからゼウスの身を解放する。
途端、雷神は立ち上がった。
「僕ねえ、アポロンちゃんのこと好きなんだよー。でも神の威光を台無しにされちゃあ、そのまま帰すわけにいかないなあ」
「構わぬ。ここで是非を決めようではないか。私が仮に敗れても、お前も無傷ではすまない」
「にゃあああ、アポロンちゃんの怖い顔、ゾクゾクする~」
ゼウスは稲光の矢を、アポロンは銀の弓矢を掲げ睨みあう。クリスタルの柱と床が光を乱反射させ、眩しいばかりに輝き始めた。
周りの神々は顔を見合わせ、右往左往するばかり。
二柱の男神の戦いが始まろうとしたその時。
アフロディテがアポロンの背中にしがみ付いた。
「トロイアに戻りましょう!」
アポロンは、美の女神に抱きつかれ戸惑いながらも、銀の弓矢をしまい込んだ。
「どうした? あなたがオリュンポスに私を誘ったのに?」
「あたし間違ってたわ!」
ゼウスも稲妻の矢を消し、美の女神にキョトンとした顔を向ける。
「あら~怒らないでよ。きれいな顔が台無しよ。ここなら僕がいっぱい可愛がってあげるし、アフロディテちゃんが大好きなイケメンだってわんさかいるんだよ」
「あたし、ただのセクハラならなんとか我慢できる!」
美の女神は両の拳を握りしめた。
「でも、奥さんと子供を大切にしないモラハラ男は、ゼーッタイに無理! 世界一の権力者でも、生理的に無理!」
アフロディテとアポロンは、手を取り合ってアポロンの馬車に向かって走り出した。
慌ててゼウスは追いかける。
「アポロン、もうここに用はないわ! 早く行きましょう!」
いち早く馬車に乗り込んだアフロディテは、アポロンを催促する。
「いや、私の用はまだ終わっていない」
駆け付けたゼウスに、アポロンは問いかける。
「お前に聞きたいことがあるから、ここに来たのだ。なぜ、お前はトロイアを滅ぼそうとする?」
「やだなあ。怖い顔しないでよ。イケメンが、もったいない」
ゼウスは、アポロンの頬をなぜる。が、トロイアの守護神は取り合わない。
「プリアモス王は、お前への祭祀を欠かさない。トロイア人は、お前を神々の王として崇めている。なにが不満だ?」
「あーそれね。見え見えなのよ。プリアモっちゃんの策」
アポロンの瞼が瞬きを繰り返す。ゼウスの言わんとすることが、理解できない。
「プリアモっちゃんはね、アカイア人と商売するために便利だから、僕を祀ってるフリしてるの。心の底から僕を恐れてるわけでも慕ってるわけでもないの」
「お前は、ガニュメデスを誘拐している! 恨まれて当然だ。トロイア人に敬われたいのなら、神の恩寵を与えるべきだろ」
「はぁ? なんで神の王である僕が、人間に媚び売らなきゃいけないの?」
「なら、トロイアも私も捨ててくれないか?」
ゼウスは「ノンノンノンノン」と首を振る。
「中途半端に自分たちの都合で神を利用する人間って、僕、許せないんだよねー。でもさ……」
と、神々の王はアポロンの頭を抱え、頬に唇を押し付けた。
「やめろ! 気色悪い!」
ゼウスの吐息がアポロンの耳朶をくすぐる。雷神は太陽神の耳元で囁いた。
「アポロンちゃんがこっちに来るなら、プリアモっちゃんたち、見逃してあげてもいーよー?」
トロイアの守護神はまぶたを閉じ硬直した。このまま自身がオリュンポスに残ることでトロイアを守れるなら……愛おしいカッサンドラと別れるのは辛いが、彼女の両親と兄弟が守れるなら……。
「アポロン! いいから早く馬車を出して!」
アフロディテの叫びで、アポロンは我を取り戻し、金の眼をかっと開いた。
「忘れるところだった! ゼウスに従えば、私はポセイドンやヘラのように変成させられる! それは私ではない。トロイアを守れなくなる」
アポロンは、かつてゼウスに戦いを挑んだポセイドン、そして誇り高き女王ヘラを思い浮かべ、一滴の涙を浮かべる。
ヘラは、男の浮気を執拗に責め立てる小さな女ではなかった。そもそも彼女は、ひとりの男に固執しなかった。真の女王として、あまたの男神と女神を束ねていた。
神は涙をぬぐうと、軽やかに撥ねて輝く馬車に乗り込み、神馬にイデ山への帰還を命じる。
背後から「行っちゃうの? せっかく楽しく遊べたのにー」と耳障りな甲高い声が聞こえてきた。当然アポロンは、無視して進む。
雪を被るオリュンポス山は、瞬く間に彼方へ消え去った。
「あなたは世界の中心で輝きたいと言っていたが」
黄金の馬車は、雲海を駆け巡る。
「ええ、確かに世界の中心はオリュンポスに移っているわ」
アフロディテの黒い巻き毛が、風に舞い上がる。
「神は、滅びゆく民に固執してはいけないわ。あたしは、敵味方の別なく、全ての民の一番星として輝き続けたい」
アポロンの頬を、金星の女神の黒髪がくすぐる。
「でもね、あのゼウスの傍ではあたしは輝けない」
アポロンは極上の微笑みを女神に向けて、歌を口ずさむ。
雨もないのに、トロイアの空に虹がかかった。
このトロイアの物語では、思いっきりアポロンを太陽神として扱っているが、オデュッセウスらギリシャ側の話には、太陽神としてのアポロンは登場していない、多分。トロイア側の物語にのみ、アポロンは太陽神として登場している、多分。
造物主が、アポロンは元々太陽神ではなかったと知ったのがごく最近で、「やべー!」と慌てて物語を見直し、「ギリシャ視点のストーリーには、太陽神のアポロンは出てないからセーフ! トロイア限定の太陽神ってことにすりゃいーや」と開き直った、という事実は一切ない!
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