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6 主人公は、あっさりワナにはまる
(25)奴隷と王女
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カッサンドラが突然倒れた。慌ててトリファントスは、床に伏した王女に駆け寄る。
「誰か! うわ! アチチッ!」
王女を抱き起こそうと肩に触れるが、焼けた石のように熱い。
が、ほどなく客間に何人もの女たちが駆け寄り、カッサンドラの身を二人がかりで立ち上がらせた。
「危ないですよ! カッサンドラさん、火みたいに熱くなってる」
トリファントスは、カッサンドラに触れた侍女たちが火傷するのではないかと危惧するが、女たちは顔色変えず平然とカッサンドラの体に触れる。
王女の右肩を支える侍女が、主人にささやいた。
「カッサンドラ様、アポロン様とお話しするときは、神殿か寝室のどちらかでお願いしますね」
王女の左肩を支える侍女がトリファントスをチラッと眺め、呟いた。
「カッサンドラ様が、珍しくも男の方を部屋にいれたからかしら」
王女は二人の侍女に支えられ、何も告げずトリファントスの前から姿を消した。
「ちょっ! カッサンドラさーん」
トリファントスは床に跪き、虚しく叫ぶ。王女がいなくなった部屋に中年男の叫びが響き渡る。
と、虚しい叫びの響きの元へ、若い女が駆けつけた。
「賢者様、あのときはお世話になりました」
「あ、あんたは……確か結婚が決まったって……」
トリファントスの適当な励ましで恋を成就させた娘が、そこにいた。
「なにもかも賢者様のお陰です」
「それは良かったけど、なあ、俺、カッサンドラさんに、なんかやっちゃったかな?」
ノロノロとトリファントスは立ち上がる。合わせて侍女も立ち上がった。
「いつものことですよ。カッサンドラ様、アポロン様とお話しされる時、魂が神様の世界に行ってしまい、体が眠ってしまうんです」
言われてみると、カッサンドラはアポロンと話しているようだった。
「突然神様の世界にいっちまうのか……大変だなあ」
「カッサンドラ様が小さいときは、お食事中でもアポロン様とお話が始まるから、大変だったそうです。先輩から聞きました」
「あんたたち、苦労してるんだね」
「いえ賢者様、私が勤めてからは、そんなことはなかったんです」
若い侍女が首を傾けているところへ、年嵩の侍女が割り込んできた。
「アポロン様、面白くなかったんでしょうね。姫様が他の男と楽しそうにお話しされてたから」
年配の侍女が笑い、トリファントスを見つめている。
「へっ? 俺?」
トリファントスは自らを指差した。
「お気に入りの姫を取られたくなかったんでしょう」
中年男は、倒れたカッサンドラの症状を思い出す。
「……そうだ……俺、カッサンドラさんを起こそうとしたけど、すごく熱くて触れなかった。なのに、あの人たちが平気だったのは……」
「男の方は、アポロン様とお話し中の姫様に触れることはできませんよ。それもアポロン様の技でしょう」
「そういうもんなのか……で、カッサンドラさんがアポロン様と話してる時、世話はどうするんで?」
若い侍女が首を振った。
「眠ったままなので見守るだけです……お目覚めの時はげっそりされています。一度、三日間も起きなかったので、無理やり起こして水を飲ませたら……すごく叱られました。『アポロン様を蔑ろにするのか!』と」
「大変ですねえ。神様の花嫁も、世話する人も」
侍女たちは微笑みを崩さない。
賢者は女たちに見送られて、王女たちの館をあとにした。
トリファントスは、アポロンに嫉妬対象として認められたらしい。ただの未来人にとって、それは面映ゆくも光栄である。
しかもヘクトルはどういうわけか、カッサンドラと中年男をくっつけたがっている。
(無理だよなあ。歳離れすぎだし、第一、カッサンドラさんはアポロン様の子供が欲しいんだから)
中年男は自嘲気味に、王宮の中庭を歩む。
「フィロメナは、元気にやってるんだろうな」
彼の元から去っていった女の名を、ボソッと呟いた。トリファントスは、女が傍にいた時、名を呼んだことはほとんどなかった。
女は彼より七歳も上で、目が細く少し太っていた。よくケラケラ笑い「坊っちゃま、たまには外に出ないと」と、市場に引っ張られ、買い物に付き合わされた。
カッサンドラと彼を捨てた女は、見た目も立場も何もかも違い過ぎる。
カッサンドラを形作るものは、アポロンへの愛。
そしてフィロメナも、神への愛ゆえ、男から去った。
――あたし、イエス様にお仕えすることしたんです。
――例の異教か……すごい流行ってるみたいだが、大丈夫か? 昔は信者が迫害されたんだろ?
――怖くなんかありませんって。イエス様は、処女マリア様がお産みになった神様の子ですよ。
――処女が産んだ神の子? 訳わからねえなあ。
――お坊ちゃま、あたしはね、苦しかったんです。叶わない望みなんか持ったもんだから。でもイエス様のおかげで、苦しい気持ちが嘘みたいに消えちゃったんですよ。
トリファントスは父の思惑で屋敷に閉じ込められ、女性とは縁がなかった。
唯一の例外が、屋敷の女奴隷フィロメナだった。
フィロメナは、トリファントスが子どもの時からの世話係で、彼がニ十歳になると夜の相手も務めるようになった。
父の命令だろう。身勝手な父も、息子が女の一人も知らず一生を終えるのは、不憫と思ったのかもしれない。
フィロメナとトリファントスが男女の関係になり十年以上経ったある日、女は屋敷を出ていった。
トリファントスは、フィロメナの望みに気づいていた。彼女は、屋敷の坊っちゃまの正式な妻になりたかったのだろう。
奴隷との結婚は不可能ではない。が、トリファントスは、結婚のために動こうとしなかった。結婚の必要性を感じなかった。フィロメナは永遠に傍にいるものと、疑いもしなかった。
――フィロメナ……本当に二度と会えなくなったんだな……。
中庭を照りつける太陽に頭を向ける。アレキサンドリアの日差しに比べると心許ないが、太陽が天にあることは変わらない。
空に輝くトロイアの守護神。そして世界の中心にあるかもしれない神。
父から解放され、憧れの英雄が生きる異世界に移れたのに、また元の世界と同じように、何もなさず手をこまねいたままでいいのだろうか?
カッサンドラとフィロメナ。年若い王女と、年上の奴隷。
二人をつなぐものは、清らかな乙女が産んだ神の子。
「アポロンさんよーーーー!」
男は力一杯叫んだ。
「カッサンドラさんを捨てるんじゃねーよ! 絶対に、あの人がおばあちゃんになって冥府のハデス様の元に送られるまで、可愛がってやるんだぞ!」
一斉に王宮の使用人たちが、賢者を振り返る。人々の好奇の視線が、トリファントスに突き刺さった。
「あ、えへへへへ」
トリファントスは、引きつり笑いを顔に貼り付けたまま、自室にダッシュで駆け戻り、我が身を振り返る。
ローマ帝国でも、ギリシャ古来の神は崇拝されている。しかし、古来の神が地上に現れ奇跡を起こすことはまずない。神を茶化そうが不敬を働こうが、呪われることはない。
が、トロイア伝説の時代では、神はしばしば人間界に現れ、奇跡やら災いやらを起こしていた。
「お、俺………やばかった?」
神々が人間に直接干渉するこの時代、トリファントスは、アポロンにタメ語で命令した。
「うわあああ! アポロン様すいませーん!」
男は寝具に潜り込み、ブランケットで頭を覆い、いつまでもガクガクと震えていた。
「誰か! うわ! アチチッ!」
王女を抱き起こそうと肩に触れるが、焼けた石のように熱い。
が、ほどなく客間に何人もの女たちが駆け寄り、カッサンドラの身を二人がかりで立ち上がらせた。
「危ないですよ! カッサンドラさん、火みたいに熱くなってる」
トリファントスは、カッサンドラに触れた侍女たちが火傷するのではないかと危惧するが、女たちは顔色変えず平然とカッサンドラの体に触れる。
王女の右肩を支える侍女が、主人にささやいた。
「カッサンドラ様、アポロン様とお話しするときは、神殿か寝室のどちらかでお願いしますね」
王女の左肩を支える侍女がトリファントスをチラッと眺め、呟いた。
「カッサンドラ様が、珍しくも男の方を部屋にいれたからかしら」
王女は二人の侍女に支えられ、何も告げずトリファントスの前から姿を消した。
「ちょっ! カッサンドラさーん」
トリファントスは床に跪き、虚しく叫ぶ。王女がいなくなった部屋に中年男の叫びが響き渡る。
と、虚しい叫びの響きの元へ、若い女が駆けつけた。
「賢者様、あのときはお世話になりました」
「あ、あんたは……確か結婚が決まったって……」
トリファントスの適当な励ましで恋を成就させた娘が、そこにいた。
「なにもかも賢者様のお陰です」
「それは良かったけど、なあ、俺、カッサンドラさんに、なんかやっちゃったかな?」
ノロノロとトリファントスは立ち上がる。合わせて侍女も立ち上がった。
「いつものことですよ。カッサンドラ様、アポロン様とお話しされる時、魂が神様の世界に行ってしまい、体が眠ってしまうんです」
言われてみると、カッサンドラはアポロンと話しているようだった。
「突然神様の世界にいっちまうのか……大変だなあ」
「カッサンドラ様が小さいときは、お食事中でもアポロン様とお話が始まるから、大変だったそうです。先輩から聞きました」
「あんたたち、苦労してるんだね」
「いえ賢者様、私が勤めてからは、そんなことはなかったんです」
若い侍女が首を傾けているところへ、年嵩の侍女が割り込んできた。
「アポロン様、面白くなかったんでしょうね。姫様が他の男と楽しそうにお話しされてたから」
年配の侍女が笑い、トリファントスを見つめている。
「へっ? 俺?」
トリファントスは自らを指差した。
「お気に入りの姫を取られたくなかったんでしょう」
中年男は、倒れたカッサンドラの症状を思い出す。
「……そうだ……俺、カッサンドラさんを起こそうとしたけど、すごく熱くて触れなかった。なのに、あの人たちが平気だったのは……」
「男の方は、アポロン様とお話し中の姫様に触れることはできませんよ。それもアポロン様の技でしょう」
「そういうもんなのか……で、カッサンドラさんがアポロン様と話してる時、世話はどうするんで?」
若い侍女が首を振った。
「眠ったままなので見守るだけです……お目覚めの時はげっそりされています。一度、三日間も起きなかったので、無理やり起こして水を飲ませたら……すごく叱られました。『アポロン様を蔑ろにするのか!』と」
「大変ですねえ。神様の花嫁も、世話する人も」
侍女たちは微笑みを崩さない。
賢者は女たちに見送られて、王女たちの館をあとにした。
トリファントスは、アポロンに嫉妬対象として認められたらしい。ただの未来人にとって、それは面映ゆくも光栄である。
しかもヘクトルはどういうわけか、カッサンドラと中年男をくっつけたがっている。
(無理だよなあ。歳離れすぎだし、第一、カッサンドラさんはアポロン様の子供が欲しいんだから)
中年男は自嘲気味に、王宮の中庭を歩む。
「フィロメナは、元気にやってるんだろうな」
彼の元から去っていった女の名を、ボソッと呟いた。トリファントスは、女が傍にいた時、名を呼んだことはほとんどなかった。
女は彼より七歳も上で、目が細く少し太っていた。よくケラケラ笑い「坊っちゃま、たまには外に出ないと」と、市場に引っ張られ、買い物に付き合わされた。
カッサンドラと彼を捨てた女は、見た目も立場も何もかも違い過ぎる。
カッサンドラを形作るものは、アポロンへの愛。
そしてフィロメナも、神への愛ゆえ、男から去った。
――あたし、イエス様にお仕えすることしたんです。
――例の異教か……すごい流行ってるみたいだが、大丈夫か? 昔は信者が迫害されたんだろ?
――怖くなんかありませんって。イエス様は、処女マリア様がお産みになった神様の子ですよ。
――処女が産んだ神の子? 訳わからねえなあ。
――お坊ちゃま、あたしはね、苦しかったんです。叶わない望みなんか持ったもんだから。でもイエス様のおかげで、苦しい気持ちが嘘みたいに消えちゃったんですよ。
トリファントスは父の思惑で屋敷に閉じ込められ、女性とは縁がなかった。
唯一の例外が、屋敷の女奴隷フィロメナだった。
フィロメナは、トリファントスが子どもの時からの世話係で、彼がニ十歳になると夜の相手も務めるようになった。
父の命令だろう。身勝手な父も、息子が女の一人も知らず一生を終えるのは、不憫と思ったのかもしれない。
フィロメナとトリファントスが男女の関係になり十年以上経ったある日、女は屋敷を出ていった。
トリファントスは、フィロメナの望みに気づいていた。彼女は、屋敷の坊っちゃまの正式な妻になりたかったのだろう。
奴隷との結婚は不可能ではない。が、トリファントスは、結婚のために動こうとしなかった。結婚の必要性を感じなかった。フィロメナは永遠に傍にいるものと、疑いもしなかった。
――フィロメナ……本当に二度と会えなくなったんだな……。
中庭を照りつける太陽に頭を向ける。アレキサンドリアの日差しに比べると心許ないが、太陽が天にあることは変わらない。
空に輝くトロイアの守護神。そして世界の中心にあるかもしれない神。
父から解放され、憧れの英雄が生きる異世界に移れたのに、また元の世界と同じように、何もなさず手をこまねいたままでいいのだろうか?
カッサンドラとフィロメナ。年若い王女と、年上の奴隷。
二人をつなぐものは、清らかな乙女が産んだ神の子。
「アポロンさんよーーーー!」
男は力一杯叫んだ。
「カッサンドラさんを捨てるんじゃねーよ! 絶対に、あの人がおばあちゃんになって冥府のハデス様の元に送られるまで、可愛がってやるんだぞ!」
一斉に王宮の使用人たちが、賢者を振り返る。人々の好奇の視線が、トリファントスに突き刺さった。
「あ、えへへへへ」
トリファントスは、引きつり笑いを顔に貼り付けたまま、自室にダッシュで駆け戻り、我が身を振り返る。
ローマ帝国でも、ギリシャ古来の神は崇拝されている。しかし、古来の神が地上に現れ奇跡を起こすことはまずない。神を茶化そうが不敬を働こうが、呪われることはない。
が、トロイア伝説の時代では、神はしばしば人間界に現れ、奇跡やら災いやらを起こしていた。
「お、俺………やばかった?」
神々が人間に直接干渉するこの時代、トリファントスは、アポロンにタメ語で命令した。
「うわあああ! アポロン様すいませーん!」
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