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アルファポリスの投稿ガイドラインの変更について思うこと
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小説投稿にまつわるエッセイです。
私は、このアルファポリスだけではなく、「エブリスタ」という投稿サイトでも活動しています。このエッセイは基本、エブリスタと中身は同じですが、久しぶりにアルファポリス限定のエッセイを書きます。
テーマは『アルファポリスの投稿ガイドライン』についてです。
読者の方はガイドラインを意識することはないでしょうが、投稿者にとっては重要です。
この話は、アルファポリスで小説を投稿される方に向けたものですが、よろしかったらお付き合いください。
2024年1月10日、アルファポリスより『投稿インセンティブのルール変更、及び投稿ガイドラインにおける禁止行為の追加について』とのお知らせが入りました。
このお知らせは、アルファポリス投稿者の間で、X(旧Twitter)で話題となり、アルファポリス内でもこのことを取り上げたエッセイがみられます。
一か月も経って今さらですが、一投稿者として気になるので、思うことをつらつらと語ります。
アルファポリスに投稿インセンティブが設定されている以上、インセンティブ目当てで投稿するのはありだと、私は思っています。
私はインセンティブにはあまり縁がなく、こちらでお世話になりに二年半経ち、いただいたのは1,300円。
これは自分の実力なので、自分の妄想を形にしたい、という気持ちを忘れず、小説投稿を続けるつもりです。
実際、トップランクの方々の小説は、文章が上手だし惹きつけられます。
とはいえ、アルファポリスにお邪魔した当初は、モヤっとしておりました。
流行りの異世界恋愛のショートショートを、いくつもHOT100にランクインされている方がいます。
興味が湧き拝読しましたが、悪くはないけど私好みではない、というのが正直な気持ちです。
よくある展開の婚約破棄ものですが、短いため主人公に感情移入できず、う~ん、だからなに? みたいな気分になってしまいます。
これだけランクインするのだから、インセンティブ稼いでいるんだろうなあと、モヤモヤしてきます。
はい、100%嫉妬です。
嫉妬するぐらいならお前もやれよ、でしょうが、私の能力では、毎日のように婚約破棄物語を書くのは、絶対に無理です。
考え直しました。
ちゃんとした文章でちゃんとした小説を大量に書くのは、誰もができることではない。
私はすっきりした気持ちで、自分なりの小説に取り組むことにしました。
時が経ちます。
さすがにこれでランクインするのはあんまりではないか? という小説を見かけるようになりました。
タイトル・あらすじは、流行りの異世界恋愛そのものです。なかなかよく書けているので、思わずクリックします。
冒頭も、婚約破棄から始まる流行りの展開なので、続きが気になります。
さあ、婚約破棄されたヒロインはどうなる?
と、ワクワクして次ページをクリックすると、無意味な文字の羅列が目に飛び込んできました。何ページか無意味な文字で埋め尽くされて、小説が終わります。
イントロが上手なので、そこそこにランクインします。同じ人が、何作もこの手の作品をアップしています。
間違いなく、私なんかよりはるかにインセンティブを稼いでいるでしょう。
ネットでも話題になっていたようです。
またモヤモヤが復活してきました。
そんなモヤモヤを抱えた2014年1月10日、アルファポリスから、以下のお知らせが届きます。
******
投稿インセンティブのルール変更の内容
一定の分量に満たない作品(小説)は投稿インセンティブの対象外とし、スコア付与は行われません。
投稿ガイドラインの禁止項目の追加について
・内容や分量に関わらず大量の作品(小説・漫画)を投稿する行為
・小説・漫画としての体を成していないと判断される作品の投稿
短編を多く投稿したい場合は、それぞれ個別に投稿せず、テーマ別に「短編集」等として1作品にまとめて投稿して頂くようお願いいたします。
******
話題となった個所を引用させていただきました。具体的な量が明記されていないので、たくさん書かれている方は不安になるかと思います。
『短編を多く投稿する場合は「短編集」にまとめ』るというのも、ひっかかりますよね。
まして『小説としての体を成していない』なんて書かれちゃった日には、不安になります。
しかし憶測になりますが、アルファポリスは、私が目撃したような悪質な投稿を排除するためにルールを変更したのではないのでしょうか?
実際、ランキングをざっと見たところ、そのようなひどい小説は見当たりませんでした。
このルールは2月の集計から適用するとのことです。
私の作品で一番短いのは300文字に満たないポエムですが、今のところ、投稿インセンティブ対象コンテンツになっています。このポエムでインセンティブをもらったことはないけど、対象コンテンツであることに、ホッとしています。来月から外される可能性はありますが。
いろいろモヤモヤしましたが、今回、運営がちゃんと対処してくれたことを、感謝しています。
次回は、前回のエッセイの予告通り、病気ネタか二次創作について取り上げます。
私は、このアルファポリスだけではなく、「エブリスタ」という投稿サイトでも活動しています。このエッセイは基本、エブリスタと中身は同じですが、久しぶりにアルファポリス限定のエッセイを書きます。
テーマは『アルファポリスの投稿ガイドライン』についてです。
読者の方はガイドラインを意識することはないでしょうが、投稿者にとっては重要です。
この話は、アルファポリスで小説を投稿される方に向けたものですが、よろしかったらお付き合いください。
2024年1月10日、アルファポリスより『投稿インセンティブのルール変更、及び投稿ガイドラインにおける禁止行為の追加について』とのお知らせが入りました。
このお知らせは、アルファポリス投稿者の間で、X(旧Twitter)で話題となり、アルファポリス内でもこのことを取り上げたエッセイがみられます。
一か月も経って今さらですが、一投稿者として気になるので、思うことをつらつらと語ります。
アルファポリスに投稿インセンティブが設定されている以上、インセンティブ目当てで投稿するのはありだと、私は思っています。
私はインセンティブにはあまり縁がなく、こちらでお世話になりに二年半経ち、いただいたのは1,300円。
これは自分の実力なので、自分の妄想を形にしたい、という気持ちを忘れず、小説投稿を続けるつもりです。
実際、トップランクの方々の小説は、文章が上手だし惹きつけられます。
とはいえ、アルファポリスにお邪魔した当初は、モヤっとしておりました。
流行りの異世界恋愛のショートショートを、いくつもHOT100にランクインされている方がいます。
興味が湧き拝読しましたが、悪くはないけど私好みではない、というのが正直な気持ちです。
よくある展開の婚約破棄ものですが、短いため主人公に感情移入できず、う~ん、だからなに? みたいな気分になってしまいます。
これだけランクインするのだから、インセンティブ稼いでいるんだろうなあと、モヤモヤしてきます。
はい、100%嫉妬です。
嫉妬するぐらいならお前もやれよ、でしょうが、私の能力では、毎日のように婚約破棄物語を書くのは、絶対に無理です。
考え直しました。
ちゃんとした文章でちゃんとした小説を大量に書くのは、誰もができることではない。
私はすっきりした気持ちで、自分なりの小説に取り組むことにしました。
時が経ちます。
さすがにこれでランクインするのはあんまりではないか? という小説を見かけるようになりました。
タイトル・あらすじは、流行りの異世界恋愛そのものです。なかなかよく書けているので、思わずクリックします。
冒頭も、婚約破棄から始まる流行りの展開なので、続きが気になります。
さあ、婚約破棄されたヒロインはどうなる?
と、ワクワクして次ページをクリックすると、無意味な文字の羅列が目に飛び込んできました。何ページか無意味な文字で埋め尽くされて、小説が終わります。
イントロが上手なので、そこそこにランクインします。同じ人が、何作もこの手の作品をアップしています。
間違いなく、私なんかよりはるかにインセンティブを稼いでいるでしょう。
ネットでも話題になっていたようです。
またモヤモヤが復活してきました。
そんなモヤモヤを抱えた2014年1月10日、アルファポリスから、以下のお知らせが届きます。
******
投稿インセンティブのルール変更の内容
一定の分量に満たない作品(小説)は投稿インセンティブの対象外とし、スコア付与は行われません。
投稿ガイドラインの禁止項目の追加について
・内容や分量に関わらず大量の作品(小説・漫画)を投稿する行為
・小説・漫画としての体を成していないと判断される作品の投稿
短編を多く投稿したい場合は、それぞれ個別に投稿せず、テーマ別に「短編集」等として1作品にまとめて投稿して頂くようお願いいたします。
******
話題となった個所を引用させていただきました。具体的な量が明記されていないので、たくさん書かれている方は不安になるかと思います。
『短編を多く投稿する場合は「短編集」にまとめ』るというのも、ひっかかりますよね。
まして『小説としての体を成していない』なんて書かれちゃった日には、不安になります。
しかし憶測になりますが、アルファポリスは、私が目撃したような悪質な投稿を排除するためにルールを変更したのではないのでしょうか?
実際、ランキングをざっと見たところ、そのようなひどい小説は見当たりませんでした。
このルールは2月の集計から適用するとのことです。
私の作品で一番短いのは300文字に満たないポエムですが、今のところ、投稿インセンティブ対象コンテンツになっています。このポエムでインセンティブをもらったことはないけど、対象コンテンツであることに、ホッとしています。来月から外される可能性はありますが。
いろいろモヤモヤしましたが、今回、運営がちゃんと対処してくれたことを、感謝しています。
次回は、前回のエッセイの予告通り、病気ネタか二次創作について取り上げます。
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