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黒の帳 『一つ目の帳』
紅の絹糸
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黙り込んだ私を見て龍牙も寂しそうに呟く。
「…俺には態度変わんないのに。変なの」
「誰が変だって?」
「おうお帰り。お前の鳥の巣みてぇな頭の話してたんだよ」
「んだと…髪は仕方ねぇだろ」
話が終わったみたいだ。光彦が不満げに口を開く。
「…俺がBとCの頭やる。裏番はそっちの方がやりやすいんだとよ」
「知ってる奴が頭張ってた方が連携も上手くいく。Cの奴らが栗田の強さ知ってんなら、二クラスでも大丈夫だろ。他のクラスでB程目立った騒ぎも聞かねえし、一年の頭は栗田かもな」
「つーことで、…その、阿賀野?は俺が抑える。龍牙、お前が無理する必要は無いからな」
光彦が、私には目もくれず龍牙に笑いかけた。紅陵さんは横で満足そうにしている。
紅陵さんは光彦を転がすのが上手そうだ。相当な餌をぶら下げない限り、光彦が、いじめていた相手である私を守ろうとはしないだろう。一体何を言ったのやら。龍牙を使ったのかな。
そう、龍牙は彼にとって特別な意味を持っている。私は段々、そんな確信を抱き始めていた。
「…クリミツ。今日俺ん家来い」
「はあぁっ、家!?」
龍牙が深刻な顔をして光彦を誘う。対して光彦は耳を赤くしてあわあわと慌てだす。龍牙はよく分からないといった顔で光彦に話しかけている。
…私の中で、薄々思っていた予想が現実味を帯びてくる。
龍牙にだけいい顔をする。
私と龍牙の距離が近づくと間に入ってくる。
龍牙と二人きりになりたがる。
光彦は、極道の家で暮らす私が龍牙と居るのが気に入らないわけでも、私自身が気に入らないわけでもなくて、
もしかして、龍牙のことが、
「おお…大胆だな。お家デートだって」
「でっ、デートって…、あの二人は友達ですよ?」
いつの間にか紅陵さんが横に来ていた。声を潜めて私に話しかけてくる。あ、そうだ。ずっと気になっていたことを聞こう。
「紅陵さんって、どうして左目を隠しているんですか?」
「あ、これか…気になるか?」
いつの間にか肩に回っていた右腕が、私を勢いよく引き寄せる。気づけば腕の中に閉じ込められていた。
頬を触る手に上を向かされる。輝く翡翠の瞳がこちらをじっと見つめてくる。
「…はい、気になります、けどっ…近いです」
「見ていいぞ、ほら」
私の言葉を完全に無視して、紅陵さんが私に顔を近づけてくる。目を瞑り、左目を覆う前髪を摘んでみせた。退けていい、ということだろうか。
「失礼しますね」
ドキドキしながら髪に手をかける。
でも、退ける前にその手触りに驚いた。染めているし、パーマもかけているからギシギシだと思ったのに、手触りはまるで違う。絹糸のようにサラサラだ。
クォーターの龍牙も綺麗な金髪だから、この人もクォーターかハーフなのかもしれない。だとするとこの緑の目も天然なのか。そしてイケメンだ。絶対誰もが放っておかない。見て綺麗、触って心地好い、近づけば甘い香り、喋れば楽しい。こんな魅力的な人は居ないだろう。この身長に困るかもしれないけど。
髪を触ったまま動かない私を見て、紅陵さんが笑い出す。
「…フフッ、退けないのか」
「え、あっ…、つい。思ったより、気持ちよくて。凄くサラサラですね!もしかして天然の色なんですか?」
「ああ、俺はハーフだな。顔は日本人だから、素行も含めて傍から見りゃただ不良が染めてるだけに見えるだろうな。目も天然だ。…気に入ったのか?」
「はい…、あ、でも、瞳の方が好きです……ん…………」
予想的中だ!とか、赤髪も素敵だけどこの少しやる気が無さそうなジトっとした緑の目の方が好きだな、とか、そういう考えが頭から吹っ飛んだ。
口に柔らかい感触。
またやられた!!!
「やっ、いや、あのっ、紅陵さ、ん、んんっ」
「どうした鈴?つーかマジで紅陵先輩近いな」
「な、なあ、龍牙、その、そのさ、俺」
紅陵さんを必死に止めるけど、止まってくれない。愛しくて愛しくて堪らないといった、蕩けるような甘い甘い瞳は私だけを写している。私が何かやってしまっただろうか。
私のくぐもった声を聞いて、龍牙が私に声をかける。紅陵さんは背を向けて私に覆いかぶさっているので、龍牙達には私が何度も紅陵さんにキスされていることが分からない。
抵抗する腕ごと抱きすくめられ、反抗らしい反抗が出来ない私に何度もキスを落としてくる。
恋人でもないのに!!というかここ野外です!路チューですか!?
紅陵さんはマイペース過ぎる。通行人が私たちの他に居ないのが救いだろうか。
「りゅうっ、が、ぁんっ、んー!!」
「龍牙っ、そのさ、き、着替え持ってくるし、俺、とっ、と、泊ま」
「紅陵先輩、何してんすかー、鈴いじめてたら許さ…ぁあああああ!!??」
紅陵さんが舌で私の口をこじ開けようとした所で、漸く龍牙がこちらの様子を目にする。悲鳴を上げて私と紅陵さんを引き剥がしてくれる。龍牙の力が紅陵さんの力に適うとはとても思えなかったけど、引き剥がされる寸前、紅陵さんはふっと力を抜いていた。理性があるのか無いのかよく分からない。
紅陵さんから解放され、落ち着いて深呼吸し、熱くなった顔を扇ぐ。突然の事で呼吸が上手く出来ていなかったみたいだ。く、苦しい…。
「紅陵先輩!?なっ、何、何してんすか!?意味わかんねぇっすよ!!!」
「…わり、ホントわりぃ、……あー、何やってんだか、…クロちゃん、いや、紫川、ホント、ごめんな……はァ…」
紅陵さんは天を仰ぎ、顔に手を当ててブツブツと話している。酷く照れているらしく、首まで真っ赤だ。自分でやって恥ずかしくなったの?よく分からない人だ。
光彦だけが動いていない。顔を赤くして目を瞑り、何か言っている。龍牙がこちらに移動したことに気づいていないみたいだ。
「りゅっ、龍牙!俺…っ…、あれ?」
「ん?どうしたクリミツ。つーか聞け!紅陵先輩がまた鈴にき、…キスしたんだぞ!?」
光彦が目を開け、こちらに気づく。顔の赤い私と、自分からしたのに何故か照れている紅陵さんと、怒りながら照れる龍牙。こんな光景を目にした光彦はがっくりと肩を落とす。
「………あ、うん、大変だな」
「何っだよその反応!?」
光彦が気を抜かれたようにぽつりと答える。その返事が気に入らなかったようで、怒った龍牙はふいと顔を背けて歩き出す。光彦が慌てて龍牙に駆け寄った。光彦が必死に謝るけど、龍牙は完全に拗ねてしまったみたいで、相手にされていない。
そんな二人の後に着いて行く。先程まで喋り続けていた紅陵さんが、気まずそうに黙ってしまっている。
「紅陵さん」
「………はい、何でしょう…」
「謝ってくれたのでもう気にしないでください。私も気にしません。もうキスしちゃダメですよ?」
安心させるように笑いかけると、紅陵さんが唖然とする。
色々驚いたし、紅陵さんはまた私に、…あのいやらしい目を向けるんだろう。でも、そこに目を瞑れば、いいお友達になれそうだ。さっきの紅陵さんの様子見る限り、彼の中で何か線引きをしているのかもしれない。距離感を誤らなければ仲良く出来る!
先程の事は事故にも思えるし、謝ってもらえたのなら私も気にしてはいけないだろう。
「…………マジでさ、優しすぎない?俺今日初対面なんだけど」
だけど、紅陵さんはそんな私に呆れ、立ち止まる。
紅陵さんに私の信念を伝えるべく、笑顔で言葉を紡ぐ。何を考えているか分からない人は距離を置かれてしまう。私が何を思って行動しているか、言った方がいいだろう。
「友達は多い方が楽しいですから。折角出会えたのに、突き放すのは勿体ないじゃないですか」
「…いつか痛い目見そうだな、クロちゃん」
感情の読めない顔で、じっと私を見つめてくる。
「だから、……俺が…」
「…紅陵さん?」
「いや、何でもない。また明日。俺ここで曲がるんだわ、じゃあなーお前ら」
「あ、紅陵先輩さよならー」
「……」
引き止める間もなく紅陵さんが駆け出していく。その速さは私から逃げているようにも思えた。
「…俺には態度変わんないのに。変なの」
「誰が変だって?」
「おうお帰り。お前の鳥の巣みてぇな頭の話してたんだよ」
「んだと…髪は仕方ねぇだろ」
話が終わったみたいだ。光彦が不満げに口を開く。
「…俺がBとCの頭やる。裏番はそっちの方がやりやすいんだとよ」
「知ってる奴が頭張ってた方が連携も上手くいく。Cの奴らが栗田の強さ知ってんなら、二クラスでも大丈夫だろ。他のクラスでB程目立った騒ぎも聞かねえし、一年の頭は栗田かもな」
「つーことで、…その、阿賀野?は俺が抑える。龍牙、お前が無理する必要は無いからな」
光彦が、私には目もくれず龍牙に笑いかけた。紅陵さんは横で満足そうにしている。
紅陵さんは光彦を転がすのが上手そうだ。相当な餌をぶら下げない限り、光彦が、いじめていた相手である私を守ろうとはしないだろう。一体何を言ったのやら。龍牙を使ったのかな。
そう、龍牙は彼にとって特別な意味を持っている。私は段々、そんな確信を抱き始めていた。
「…クリミツ。今日俺ん家来い」
「はあぁっ、家!?」
龍牙が深刻な顔をして光彦を誘う。対して光彦は耳を赤くしてあわあわと慌てだす。龍牙はよく分からないといった顔で光彦に話しかけている。
…私の中で、薄々思っていた予想が現実味を帯びてくる。
龍牙にだけいい顔をする。
私と龍牙の距離が近づくと間に入ってくる。
龍牙と二人きりになりたがる。
光彦は、極道の家で暮らす私が龍牙と居るのが気に入らないわけでも、私自身が気に入らないわけでもなくて、
もしかして、龍牙のことが、
「おお…大胆だな。お家デートだって」
「でっ、デートって…、あの二人は友達ですよ?」
いつの間にか紅陵さんが横に来ていた。声を潜めて私に話しかけてくる。あ、そうだ。ずっと気になっていたことを聞こう。
「紅陵さんって、どうして左目を隠しているんですか?」
「あ、これか…気になるか?」
いつの間にか肩に回っていた右腕が、私を勢いよく引き寄せる。気づけば腕の中に閉じ込められていた。
頬を触る手に上を向かされる。輝く翡翠の瞳がこちらをじっと見つめてくる。
「…はい、気になります、けどっ…近いです」
「見ていいぞ、ほら」
私の言葉を完全に無視して、紅陵さんが私に顔を近づけてくる。目を瞑り、左目を覆う前髪を摘んでみせた。退けていい、ということだろうか。
「失礼しますね」
ドキドキしながら髪に手をかける。
でも、退ける前にその手触りに驚いた。染めているし、パーマもかけているからギシギシだと思ったのに、手触りはまるで違う。絹糸のようにサラサラだ。
クォーターの龍牙も綺麗な金髪だから、この人もクォーターかハーフなのかもしれない。だとするとこの緑の目も天然なのか。そしてイケメンだ。絶対誰もが放っておかない。見て綺麗、触って心地好い、近づけば甘い香り、喋れば楽しい。こんな魅力的な人は居ないだろう。この身長に困るかもしれないけど。
髪を触ったまま動かない私を見て、紅陵さんが笑い出す。
「…フフッ、退けないのか」
「え、あっ…、つい。思ったより、気持ちよくて。凄くサラサラですね!もしかして天然の色なんですか?」
「ああ、俺はハーフだな。顔は日本人だから、素行も含めて傍から見りゃただ不良が染めてるだけに見えるだろうな。目も天然だ。…気に入ったのか?」
「はい…、あ、でも、瞳の方が好きです……ん…………」
予想的中だ!とか、赤髪も素敵だけどこの少しやる気が無さそうなジトっとした緑の目の方が好きだな、とか、そういう考えが頭から吹っ飛んだ。
口に柔らかい感触。
またやられた!!!
「やっ、いや、あのっ、紅陵さ、ん、んんっ」
「どうした鈴?つーかマジで紅陵先輩近いな」
「な、なあ、龍牙、その、そのさ、俺」
紅陵さんを必死に止めるけど、止まってくれない。愛しくて愛しくて堪らないといった、蕩けるような甘い甘い瞳は私だけを写している。私が何かやってしまっただろうか。
私のくぐもった声を聞いて、龍牙が私に声をかける。紅陵さんは背を向けて私に覆いかぶさっているので、龍牙達には私が何度も紅陵さんにキスされていることが分からない。
抵抗する腕ごと抱きすくめられ、反抗らしい反抗が出来ない私に何度もキスを落としてくる。
恋人でもないのに!!というかここ野外です!路チューですか!?
紅陵さんはマイペース過ぎる。通行人が私たちの他に居ないのが救いだろうか。
「りゅうっ、が、ぁんっ、んー!!」
「龍牙っ、そのさ、き、着替え持ってくるし、俺、とっ、と、泊ま」
「紅陵先輩、何してんすかー、鈴いじめてたら許さ…ぁあああああ!!??」
紅陵さんが舌で私の口をこじ開けようとした所で、漸く龍牙がこちらの様子を目にする。悲鳴を上げて私と紅陵さんを引き剥がしてくれる。龍牙の力が紅陵さんの力に適うとはとても思えなかったけど、引き剥がされる寸前、紅陵さんはふっと力を抜いていた。理性があるのか無いのかよく分からない。
紅陵さんから解放され、落ち着いて深呼吸し、熱くなった顔を扇ぐ。突然の事で呼吸が上手く出来ていなかったみたいだ。く、苦しい…。
「紅陵先輩!?なっ、何、何してんすか!?意味わかんねぇっすよ!!!」
「…わり、ホントわりぃ、……あー、何やってんだか、…クロちゃん、いや、紫川、ホント、ごめんな……はァ…」
紅陵さんは天を仰ぎ、顔に手を当ててブツブツと話している。酷く照れているらしく、首まで真っ赤だ。自分でやって恥ずかしくなったの?よく分からない人だ。
光彦だけが動いていない。顔を赤くして目を瞑り、何か言っている。龍牙がこちらに移動したことに気づいていないみたいだ。
「りゅっ、龍牙!俺…っ…、あれ?」
「ん?どうしたクリミツ。つーか聞け!紅陵先輩がまた鈴にき、…キスしたんだぞ!?」
光彦が目を開け、こちらに気づく。顔の赤い私と、自分からしたのに何故か照れている紅陵さんと、怒りながら照れる龍牙。こんな光景を目にした光彦はがっくりと肩を落とす。
「………あ、うん、大変だな」
「何っだよその反応!?」
光彦が気を抜かれたようにぽつりと答える。その返事が気に入らなかったようで、怒った龍牙はふいと顔を背けて歩き出す。光彦が慌てて龍牙に駆け寄った。光彦が必死に謝るけど、龍牙は完全に拗ねてしまったみたいで、相手にされていない。
そんな二人の後に着いて行く。先程まで喋り続けていた紅陵さんが、気まずそうに黙ってしまっている。
「紅陵さん」
「………はい、何でしょう…」
「謝ってくれたのでもう気にしないでください。私も気にしません。もうキスしちゃダメですよ?」
安心させるように笑いかけると、紅陵さんが唖然とする。
色々驚いたし、紅陵さんはまた私に、…あのいやらしい目を向けるんだろう。でも、そこに目を瞑れば、いいお友達になれそうだ。さっきの紅陵さんの様子見る限り、彼の中で何か線引きをしているのかもしれない。距離感を誤らなければ仲良く出来る!
先程の事は事故にも思えるし、謝ってもらえたのなら私も気にしてはいけないだろう。
「…………マジでさ、優しすぎない?俺今日初対面なんだけど」
だけど、紅陵さんはそんな私に呆れ、立ち止まる。
紅陵さんに私の信念を伝えるべく、笑顔で言葉を紡ぐ。何を考えているか分からない人は距離を置かれてしまう。私が何を思って行動しているか、言った方がいいだろう。
「友達は多い方が楽しいですから。折角出会えたのに、突き放すのは勿体ないじゃないですか」
「…いつか痛い目見そうだな、クロちゃん」
感情の読めない顔で、じっと私を見つめてくる。
「だから、……俺が…」
「…紅陵さん?」
「いや、何でもない。また明日。俺ここで曲がるんだわ、じゃあなーお前ら」
「あ、紅陵先輩さよならー」
「……」
引き止める間もなく紅陵さんが駆け出していく。その速さは私から逃げているようにも思えた。
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