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獣魔との戦い!中編

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 私たちが獣魔から逃げて休んでいるこの小屋は、普段は森番や木こりが休憩に使っているものらしい。

 薄くて硬そうなベッドと丸太の椅子とテーブル、簡素な石のかまど。室内にあるのはそれくらいだった。

 傷は塞いだとはいえ怪我人の司祭様を固い床の上に寝かせておくのも忍びないのだけれど、ベッドもあまり快適とは言えそうにない。
 背の高い司祭様には少し窮屈そうなサイズ感でもあった。
 悩みに悩んだすえ、私はこのまま床で司祭様を好きにすることに決めた。

「せっかく司祭様からのお誘いだし、ホントはゆっくりたっぷり可愛がってあげたいところだけど。……ジューマを早く倒さなくちゃいけないし、ことは急げよね。そぉれ!」

 司祭様の破れて血に汚れた上着とシャツをえいっと脱がし、ズボンと下着も引っ張りおろす。
 靴のところで引っかかってしまったので靴も脱がすと、裸に黒い靴下と靴下留めのベルトのみというなかなかに間抜けで恥ずかしい格好ができあがった。

「っ、ぜ、全部脱ぐ必要など……!」
「全部じゃないわ、靴下は残してあるもの。……好きにしろと言ったのはそっちよ? それとも、どうされたいか要望がある?」

 意地悪な問いだとわかってはいた。
 案の定司祭様はぐっと言葉に詰まって黙り込む。
 青白い細い体を見下ろして、半勃ちの司祭様のモノにそっと指を添えた。ビク、と肩が震える。

「今日は優しくしてあげるって言ったけど、司祭様は優しいのより痛くされたり詰られたりする方が好き? ……ここ、いつも自分ではどうやってるの? どこが気持ちいい?」

 尋ねながら司祭様の半勃ちのそれを指で柔らかく握り、カリカリと鈴口を引っ掻くように刺激する。

「っんぁ!」

 司祭様の上擦った声。震えるようにより一層熱を集めて硬くなっていくソレに、息のかかるほどの近さまで顔を寄せる。
 ツツ、と裏側を指の先でくすぐるように撫でると、またビクッと震えて司祭様の腰が揺れた。
 ふにふにと優しく指でつついて軽く揉むような刺激を与える。
 ジワジワと勃ち上がっていくソレがしっかりと反り返る頃には、司祭様の息は熱に浮かされたように湿ったものに変わっていた。

「ね、ほらぁ。どうされたいの? ちゃんと言わないなら、やっぱりアタシの好きなように可愛がってあげる。……司祭様ったら、真面目そうな顔してる割にここはすぐ硬く元気になっちゃうんだから。可愛いわね」
「……く、だ、黙ってやれ! こ、これは……村の、ため、仕方なくしていることなのだから、な!」

 相変わらず頑なに快楽を認めようとしない司祭様に、私は微笑みながらぎゅうっと竿を握る手に力を込めた。

「っうあ!?」
「司祭様ったら……ちょっと油断したら可愛げのない憎まれ口ばーっかり叩いて。せっかく優しくしてあげようと思ってるのに。なんなの、やっぱりホントはいじめられたいの?」

 嗜虐心を煽ってくる物言いに、優しくできる自信がなくなってくる。
 強く握り締めた竿の先端にカリっと牙を軽く当てる。
 手の中でびくんと大きく脈打ち、司祭様のソレは一層硬くなった。

「っ、ふ、ふぅ、は、ぁ」
「……歯を立てられてもっと硬くするなんて、やっぱり」

 そうなのかしら。
 どちらにせよ、司祭様が気持ちよくなってくれるのなら構わない。
 望みと約束通り優しくいじめてあげればいい。

 司祭様の逸物をいじるのを一旦止め、そっと腰骨辺りに跨る。傷口に負担のないよう翼で常に体をやや浮かせながら、ペタリと司祭様の薄い胸板に手を置いた。

「ぁ、……?」
「大丈夫、司祭様の気持ちいいところは全部可愛がってあげる。だから、好きなだけ意地を張ればいいわ」

 胸の先の小さな飾りをキュッとつまんだ。司祭様の胸板がぴくんと跳ねる。
 唇を重ね、ちゅっ、ちゅう、と舌を入れて口内を弄んで。
 自在に動く尻尾で、お預けを食らって震えながらジワリと先走りの透明な汁を溢す司祭様のモノにチョンチョンと触れた。
 竿にしゅるしゅると尾を巻き付け、スペードマークみたいに少し膨らんで先が尖った尾の先端でチリチリと鈴口を擦る。

「んっ、んぅ!? っふぁ、あ……!!」

 手や指や牙とも違う、ベルベットのような肌触りの不思議な質感の尻尾で竿をきゅうっと締め付けられながら、細く尖る先っぽでくにくにと汁を溢す口を弄られるのはきっと今までにない感覚だろう。
 キスの合間に漏れる声は戸惑いながらも弾んでいる。
 無意識だろう、司祭様の手が私の腰に回り、ピッチリとしたレザー素材のコルセットに縋るように指が食い込む。

 巻き付けた尻尾は力を込めたり緩めたりを繰り返し、司祭様の竿全体に細波のようにもどかしい刺激を与え続けた。
 そうしながら先っぽで、グリグリと鈴口を擦りながら先走りで濡らして滑りを良くしていく。

「ひ、ぅ、ぅうっ、っ……ぁ、そ、そこ、そこばっかり、ゃ、め……ぅぁぁ!」

 首を振り顔を背けながらの抗議めいた言葉には、けれどどうにも抗いきれない甘ったるく震える気配があった。
 胸の先を爪でぎゅっと潰し、指の腹でこねこねとこねまわす。
 抗議の声は甘く鼻にかかった声に塗り潰されていく。

「やめろって言うけど、司祭様……好きにしろと言ったりやめろと言ったり、いったいどうすればいいの? ……ね、聞こえる? グチュグチュって、司祭様がだらしなくダラダラ溢すお汁のかき混ざる音よ。……先っぽくにくにされて気持ちいいんでしょう? でももどかしい? ……もっと強く扱いて欲しい? ……ねぇ、司祭様、アタシに教えて」

 尾の先をきゅっと窄めてより尖らせる。それを鈴口の中に割り入れる。
 尻尾を巻き付けた竿がビクンビクンと強く脈打ち震える。

「あっ、ぁあ! ゃ、ゃ、め、ぁ、そ、そこ、ひぐっ、い、痛い、痛い……! ……ぁ、あ」

 痛いと言いながら萎える気配もなく、ダラダラと先走りをより溢れさせる。
 ぎゅう、と竿の根元の方を強く締めるとまた声が漏れてくる。
 ゆらゆらと腰が揺れている。気付いているのかいないのか。

「司祭様、ちゃんと教えて。どうされたいの?」

 もう一度、今度は耳元で囁くように尋ねる。
 司祭様の息を飲む気配。
 その顔は苦悶に歪んだように眉をきつく寄せていて、うっすらと涙が浮かぶ。
一生懸命声を抑えようとして、呼吸は荒く熱くなっている。

「司祭様……? このままじゃ、いつまでももどかしくて苦しいままよ」
「……っ、ふ、ふぅ、ふ、ぁ。あ、あくま、」

 思わず笑ってしまう。

「ミーア。そう呼んで、司祭様。……それとも、ヘルムート?」
「っ……は、ぁ、」

 相変わらず葛藤して顔を歪め、口を薄く開いては閉じるを繰り返す。
 その間も、司祭様の竿への刺激は間断なく与え続けた。達するには足りない、もどかしい刺激。

「くっ、た、頼む……み、ぃあ、……っ、も、もっと、強く、扱いて……い、いかせて、くれ」

 悪魔に、快楽を乞う。
 悔しそうに、苦しそうに、顔を歪め声を必死に堪えながら。
 その姿が、色っぽくて最高にそそる!

「いいわ、司祭様。可愛いヘルムート。貴方の望み通りにしてあげる!」

 ちゅっ! とキスをして、巻き付けた尻尾で竿を包み込む。ダラダラ溢れる先走りに濡らした尾で包み込んだソレをグチュグチュと激しく扱きながらぎゅうぎゅうと揉んだ。

「ひっ、ぁ、あ、アアッッ!」

 司祭様の体がビクンビクンと震え、縋るような手が私の腰に巻きつき抱きしめてくる。そのままぎゅうと腕に力を込められた。

 尻尾の中でソレもドクンと脈打ち、ドプッと白濁を吐き出す。
 ドロドロのそれに尾を汚されて、尾てい骨から背筋にゾクゾクビリビリしたものが電気のように走り抜ける!

「ッアん! や、ゃだ、きゅんきゅんするぅ!」

 そうして。
 私の体の中に、力が漲るのがわかった。
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