二色短編集 2019~2020

二色燕𠀋

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接客業

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 傍観者は立ち仕事でお客様と体裁ばかりがいらっしゃいませしてご注文は?今更黙って立って見てろよとこちらはピエロ、発狂、気も漫ろと注文をつけるのだけどサービスですなんて可哀想を押し付けてくるのだから堪らない、溜まらない、止まらないと暴言を吐き続けていればエコ袋ですなんて燃やせないゴミに要らないサービス。

 そんなに感傷的な顧客満足度なんて金になるもんかと吐き捨てる、掃き捨てる、ビニールお付けしますかなんて底が破けて何も入らない、もういいです119番でなんて嗜好品が欲しいから。被害妄想を暖めておくれ、そうライターもつけて。お会計だなんて、あの車はただ同然だろう、ありがとうございましたは二度と来るなと言わんばかりに不愉快指数は無料だろう。


 もう出ていけばいいんだよ、そう、今更黙ってたって、見てるだけだろう。人の浮遊物を吸い込んで眠れたら、適応して染まれるのか、10年3回越して懐古したって多分無理。底抜けて溢れていくよ、ストローもなく息出来ない。

 少し昔を、思い出す。笑顔ばかりはお砂糖だった。
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