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The 2nd episode
12
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まずは御子貝の方へ。御子貝は、早坂に任せてあるのだが…。
「黙秘しまーす」
「なんだとてめぇ!撃ち殺すぞ!」
…マジか。
「…もしかしてこれ朝からやってんのか」
「…御子貝はちょっと口が上手いんで、乗せるには乗せるんですよ。で、早坂くんが乗ってきたところを、あんな感じになるんですな」
「はぁ~、単細胞だったかあいつ。
うーん、人員一人増やすか。黒田くんをここに導入だな。あぁ、それか…。
瀬川くん確か一課出だったよな。慣れてるかな取り調べ。だがその前にちょっくら行ってくるわ」
仕方なく扉を開ける。
「あ、部長!」
「どうだい早坂くん」
「こいつマジ張り倒していい!?」
「んー、時と場合によるが君は取り調べが下手くそだ。明日から二人でやってね。
御子貝遊助。ちょっと俺と話をしようか」
「へぇ、貴様こんなところにいたのか」
御子貝は俺を睨む。そりゃぁそうだろう。
「傷はどうだ?」
「あぁ、夜は寒くてな。千切れるくらいに痛ぇよクソが」
「威勢がいいな。これは回復の兆しありだな」
「てめぇふざけてんの…」
「身元不明の6件の臓器はどこの誰だ」
「あぁ!?」
「いいから答えろ。一件は24歳杉並区在住のフリーター。捜索願いが出ていたよ。もう一件は江東区の6歳児。こちらは死亡届けが出ている。あと6件がわからない。どうも成人男性が多いようだが?」
「…まぁ、マスターの趣味だからな」
「マスター?」
「あぁ。お前が大っ嫌いなウチのマスターだよ」
「なるほどな…。
孤児院かなんかから引っ張ってきやがったかてめぇら」
「さぁな」
「まぁいいけど。お前が全部罪被って死刑台で死ぬ分には俺は全然構わない」
「は…?」
思った通り。
こいつわりとアホだ。
「当たり前だろ。お前だって、誘拐殺人に麻薬密売と銃刀法違反と威力業務妨害と共謀罪、あと…」
「待った待った!なんだそれ!」
「あ?惚けんなよ。
ちなみに江島の供述だと江島は…あの場合は違法薬物取締法違反と銃刀法違反、威力業務妨害と、共謀罪疑いかな」
「はぁ!?」
「まぁ供述なんてのは自由だからな。お前のマスターはいま外患誘致罪疑いと共謀罪と内乱罪と…まぁ100%死刑だな。最早なんの罪って、ありすぎてわからん」
「全然わかんねぇ」
「まず日本の法律で一番重い罪は外患誘致だ。海外勢力とも協力して日本にテロ行為を行うこと。共謀罪は、テロ行為の共犯、もしくはそれ事態の計画を企てたものへの罰則だ。内乱罪とは、国の平穏を乱す乱闘を起こしたときの罪だ。まぁ、ざっくりとした説明だがな」
「なんで、俺が」
「黙秘してるからだろ。悪いがこっちはな、被害者囲ってるんだ。
江島もわりと喋ってくれてるしな」
「は!?なんて!?」
「さぁな。まぁよく考えろ」
嘘っぱちに決まってんだろバカ。
早坂をちら見すると、唖然としていた。
さて、こいつはこんなもんで良いだろう。次は江島のところに行こうかと思った矢先…。
「流星さん、あの…」
少し慌てたように慧さんが俺に声を掛ける。
「はい」
「江島が…」
何だ?
「いま行きます」
「ははっ!」
御子貝は笑う。
「あいつはイカれてるからな。警官一人この場で殺すくらいワケねぇよ」
「へぇ…」
取り敢えずうざったいので頭頂部の茶髪をひっ掴んで目を見据えてから一発ぶん殴った。
椅子ごとその場に倒れ、「痛ぇな…!」と喚く。
「黙秘しまーす」
「なんだとてめぇ!撃ち殺すぞ!」
…マジか。
「…もしかしてこれ朝からやってんのか」
「…御子貝はちょっと口が上手いんで、乗せるには乗せるんですよ。で、早坂くんが乗ってきたところを、あんな感じになるんですな」
「はぁ~、単細胞だったかあいつ。
うーん、人員一人増やすか。黒田くんをここに導入だな。あぁ、それか…。
瀬川くん確か一課出だったよな。慣れてるかな取り調べ。だがその前にちょっくら行ってくるわ」
仕方なく扉を開ける。
「あ、部長!」
「どうだい早坂くん」
「こいつマジ張り倒していい!?」
「んー、時と場合によるが君は取り調べが下手くそだ。明日から二人でやってね。
御子貝遊助。ちょっと俺と話をしようか」
「へぇ、貴様こんなところにいたのか」
御子貝は俺を睨む。そりゃぁそうだろう。
「傷はどうだ?」
「あぁ、夜は寒くてな。千切れるくらいに痛ぇよクソが」
「威勢がいいな。これは回復の兆しありだな」
「てめぇふざけてんの…」
「身元不明の6件の臓器はどこの誰だ」
「あぁ!?」
「いいから答えろ。一件は24歳杉並区在住のフリーター。捜索願いが出ていたよ。もう一件は江東区の6歳児。こちらは死亡届けが出ている。あと6件がわからない。どうも成人男性が多いようだが?」
「…まぁ、マスターの趣味だからな」
「マスター?」
「あぁ。お前が大っ嫌いなウチのマスターだよ」
「なるほどな…。
孤児院かなんかから引っ張ってきやがったかてめぇら」
「さぁな」
「まぁいいけど。お前が全部罪被って死刑台で死ぬ分には俺は全然構わない」
「は…?」
思った通り。
こいつわりとアホだ。
「当たり前だろ。お前だって、誘拐殺人に麻薬密売と銃刀法違反と威力業務妨害と共謀罪、あと…」
「待った待った!なんだそれ!」
「あ?惚けんなよ。
ちなみに江島の供述だと江島は…あの場合は違法薬物取締法違反と銃刀法違反、威力業務妨害と、共謀罪疑いかな」
「はぁ!?」
「まぁ供述なんてのは自由だからな。お前のマスターはいま外患誘致罪疑いと共謀罪と内乱罪と…まぁ100%死刑だな。最早なんの罪って、ありすぎてわからん」
「全然わかんねぇ」
「まず日本の法律で一番重い罪は外患誘致だ。海外勢力とも協力して日本にテロ行為を行うこと。共謀罪は、テロ行為の共犯、もしくはそれ事態の計画を企てたものへの罰則だ。内乱罪とは、国の平穏を乱す乱闘を起こしたときの罪だ。まぁ、ざっくりとした説明だがな」
「なんで、俺が」
「黙秘してるからだろ。悪いがこっちはな、被害者囲ってるんだ。
江島もわりと喋ってくれてるしな」
「は!?なんて!?」
「さぁな。まぁよく考えろ」
嘘っぱちに決まってんだろバカ。
早坂をちら見すると、唖然としていた。
さて、こいつはこんなもんで良いだろう。次は江島のところに行こうかと思った矢先…。
「流星さん、あの…」
少し慌てたように慧さんが俺に声を掛ける。
「はい」
「江島が…」
何だ?
「いま行きます」
「ははっ!」
御子貝は笑う。
「あいつはイカれてるからな。警官一人この場で殺すくらいワケねぇよ」
「へぇ…」
取り敢えずうざったいので頭頂部の茶髪をひっ掴んで目を見据えてから一発ぶん殴った。
椅子ごとその場に倒れ、「痛ぇな…!」と喚く。
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