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不眠症
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「うん……普通に、弱い」
「そうなんだ」
やっと竿に触れられ「ん…」と声が漏れる。彼は自分のと俺のとを擦り合わせ、そして乳首を吸ってきた。
「…あと、は?」
合間にパッと上着を脱いだ彼の乳首を弄ったが、多分感じないだろう。
自分の腹を眺め特に何も言わないが、彼は乳首から腹を撫でてきて「ここ?」と聞いてくる。
「うん、お腹」
「やっぱりそうなんだ」
「もう入るよ?入れようか?それとも…入れる?」
しごいていた手を離しローションを指に絡め慎重に指を入れてくるが、当たり前にあっさり入る。
彼は俺の前立腺をぽりぽりと攻め立て、何も言わない。
ゆっくり、撫でられているのを感じるし、自分には見えないだけにやっぱりちょっと恥ずかしい。
ふと俺を見た彼は「ねぇ」と言ってくる。
「…この体育座り?体勢辛くない?」
「んー…ん、」
「足開いていい?」
「…いいけど、」
顔を背けてしまう。
くちゃくちゃ、くちゃくちゃ音が鳴るだけもやっぱり羞恥心で「ねぇってば、」とつい誤魔化す。
「…正常位は入れにくいだろうし、やっぱこっち寝て、」
言っている間に彼はゴムを出し自分で付け「ん?」とすっとぼける。
「え、いや…」
穴のあたりをすりすり先っぽが焦点を探し、そしてくいっと少し入ってきた、
いきなりか、と、とにかく一度力を抜くと、彼は側に片手を付き俺の顔を眺めながら腰を押し進めて来た。
……昨日の今日だからか、でも少しピリッとして顔をしかめたのも「ん?痛い?」と聞いてくれるけど。
「……ダイジョブ…一気に逆にいっちゃっ、」
ぐりっと首が入った。
ふっと力が自然と入れば、吸い寄せられるようにぬるっと少しだけ進み、くりっと当たるそれに「っあ、」と声が出る。
「…すっ…げ、………大丈夫?今すげえ引力だったんだけ」
「…んわかるよ中継しなくても、」
「いやでも痛そうに見えて…」
…どっちかっていうと前よりかましだよっ!
……でも少し…最近芳明ともだし…やっぱり身体は3日で忘れるってホントかも、感覚が戻ってきてる気がする…。
「…この前より、大丈夫だから、寧ろ」
いいかも。
はぁ、と息を吐くと彼は俺の膝を抱えながらじーっと見ている…。
「…な、何…」
「ん~…」
その状態で腰を少しゆさゆささせながら「見られるの恥ずかしい?」と言われるのがより羞恥に近付き「……うるさいなぁ!」とつい言ってしまう。
レス気味だったしどちらかといえば締まってはいるしあの太いのがよりグリグリして…素直に気持ちいい。
結局足の間を割って側に来た彼は、甘やかすように…キスはやめたらしい、首や鎖骨を撫でながら髪を撫で、何度かキスを留まっているように見えた。
第二回目にして正常位にしてしかも……。
「…どこ…この窪みのとことか好きでしょ、」
ピンポイントに突いてくるのに「あ…あっ、うん、いい…」と素質を感じた。
凄いなんなんだろうこの素質…と、ふっと顔を見ればイケメン。
それでもどこか自信もなさそうな…焦れったさについつい後頭部を抱え、背中に手を回しながら自分もジリジリ身体を動かした。
はぁはぁと耳元に掛かる息と「…っやっぱさ、」と、少し温度を上げた余裕のない声に見つめ合う。
彼は黙り、少し腰を緩めてから「……あ、一瞬言うこと、飛んだけど…」もういいや、と言わんばかりにどっぷりとキスをしてくる彼に俺も返してあげていた。
髪を撫で、この子、悪いとこ案外ないよな…とぼんやり思えばどうにも、「よしよし」と頭を撫でてあげたくなる。
しかし相手も男だ。
動きを早め、時に緩めるそれすらも早い方で、一気に何も考えられない、あぁイキたいと駆け昇るうちに、ぱっと当たり前に竿を握り早められ「んぁあ、んんっ、」と、もしかしたら髪を引っ張ってしまったかもしれない。
「イッて、いい…?」
はぁはぁしている彼を見つめ頷くと、動きはがっと早まりビクッとした。
自分は今どうかなと、頭も身体も痺れていたが、ギリギリで竿がひくひくとしていてとろとろではある。
彼はイッちゃったばかりだしな、と自分で少しすればすぐにイケたが、それで穴が狭くなったらしい、抜こうとした彼が「ぅっ、」と苦しそうに声を出した。
「あっ…ごめ、ん」
「…いや…」
はぁ、と息をしずるっと抜ける感覚が肌に響く。腹の中の熱が逃げた。
ゴムを外した彼はぽいっと縛って捨て、「…大丈夫?」と腹の精子を拭いてくれた。
「うん、ありがと…」
…疲れたなぁ~…。歳かな~っ。
ダルさに最早寝たままだけになっていると、ベッドに腰掛けた彼はふと頬に手を触れ「ダルそう?先風呂いった方がいい?」と輪郭を指ですりすりしてくる。
それは、優しい男の目だった。
「…うんテキトーになんとかす」
「喉乾いたよね、家ルイボスティーしかないけど…ご家庭の手作り茶飲める派?」
「……なんでもいいや」
パンツを穿いた彼は冷蔵庫へ向かい、カップに麦茶を注いで持って来る。
起き上がりぐっと一息で飲めばなんだか、変わった味のお茶だった。
「テキトーに飲んでいいからね」
…うんまぁ冷たいからどうかなと思いつつ、彼が風呂場に向かうのを見てもう一杯飲もうかな、とベッドから出て麦茶を飲んだ。
電子レンジの側に、湯出し用のパック「ルイボスティー」が目に入り、名前を覚えた。
ルイボスティー。なんのお茶なんだろうな、日本語で書いてあるけど。アイルランド関係なのかな?
「そうなんだ」
やっと竿に触れられ「ん…」と声が漏れる。彼は自分のと俺のとを擦り合わせ、そして乳首を吸ってきた。
「…あと、は?」
合間にパッと上着を脱いだ彼の乳首を弄ったが、多分感じないだろう。
自分の腹を眺め特に何も言わないが、彼は乳首から腹を撫でてきて「ここ?」と聞いてくる。
「うん、お腹」
「やっぱりそうなんだ」
「もう入るよ?入れようか?それとも…入れる?」
しごいていた手を離しローションを指に絡め慎重に指を入れてくるが、当たり前にあっさり入る。
彼は俺の前立腺をぽりぽりと攻め立て、何も言わない。
ゆっくり、撫でられているのを感じるし、自分には見えないだけにやっぱりちょっと恥ずかしい。
ふと俺を見た彼は「ねぇ」と言ってくる。
「…この体育座り?体勢辛くない?」
「んー…ん、」
「足開いていい?」
「…いいけど、」
顔を背けてしまう。
くちゃくちゃ、くちゃくちゃ音が鳴るだけもやっぱり羞恥心で「ねぇってば、」とつい誤魔化す。
「…正常位は入れにくいだろうし、やっぱこっち寝て、」
言っている間に彼はゴムを出し自分で付け「ん?」とすっとぼける。
「え、いや…」
穴のあたりをすりすり先っぽが焦点を探し、そしてくいっと少し入ってきた、
いきなりか、と、とにかく一度力を抜くと、彼は側に片手を付き俺の顔を眺めながら腰を押し進めて来た。
……昨日の今日だからか、でも少しピリッとして顔をしかめたのも「ん?痛い?」と聞いてくれるけど。
「……ダイジョブ…一気に逆にいっちゃっ、」
ぐりっと首が入った。
ふっと力が自然と入れば、吸い寄せられるようにぬるっと少しだけ進み、くりっと当たるそれに「っあ、」と声が出る。
「…すっ…げ、………大丈夫?今すげえ引力だったんだけ」
「…んわかるよ中継しなくても、」
「いやでも痛そうに見えて…」
…どっちかっていうと前よりかましだよっ!
……でも少し…最近芳明ともだし…やっぱり身体は3日で忘れるってホントかも、感覚が戻ってきてる気がする…。
「…この前より、大丈夫だから、寧ろ」
いいかも。
はぁ、と息を吐くと彼は俺の膝を抱えながらじーっと見ている…。
「…な、何…」
「ん~…」
その状態で腰を少しゆさゆささせながら「見られるの恥ずかしい?」と言われるのがより羞恥に近付き「……うるさいなぁ!」とつい言ってしまう。
レス気味だったしどちらかといえば締まってはいるしあの太いのがよりグリグリして…素直に気持ちいい。
結局足の間を割って側に来た彼は、甘やかすように…キスはやめたらしい、首や鎖骨を撫でながら髪を撫で、何度かキスを留まっているように見えた。
第二回目にして正常位にしてしかも……。
「…どこ…この窪みのとことか好きでしょ、」
ピンポイントに突いてくるのに「あ…あっ、うん、いい…」と素質を感じた。
凄いなんなんだろうこの素質…と、ふっと顔を見ればイケメン。
それでもどこか自信もなさそうな…焦れったさについつい後頭部を抱え、背中に手を回しながら自分もジリジリ身体を動かした。
はぁはぁと耳元に掛かる息と「…っやっぱさ、」と、少し温度を上げた余裕のない声に見つめ合う。
彼は黙り、少し腰を緩めてから「……あ、一瞬言うこと、飛んだけど…」もういいや、と言わんばかりにどっぷりとキスをしてくる彼に俺も返してあげていた。
髪を撫で、この子、悪いとこ案外ないよな…とぼんやり思えばどうにも、「よしよし」と頭を撫でてあげたくなる。
しかし相手も男だ。
動きを早め、時に緩めるそれすらも早い方で、一気に何も考えられない、あぁイキたいと駆け昇るうちに、ぱっと当たり前に竿を握り早められ「んぁあ、んんっ、」と、もしかしたら髪を引っ張ってしまったかもしれない。
「イッて、いい…?」
はぁはぁしている彼を見つめ頷くと、動きはがっと早まりビクッとした。
自分は今どうかなと、頭も身体も痺れていたが、ギリギリで竿がひくひくとしていてとろとろではある。
彼はイッちゃったばかりだしな、と自分で少しすればすぐにイケたが、それで穴が狭くなったらしい、抜こうとした彼が「ぅっ、」と苦しそうに声を出した。
「あっ…ごめ、ん」
「…いや…」
はぁ、と息をしずるっと抜ける感覚が肌に響く。腹の中の熱が逃げた。
ゴムを外した彼はぽいっと縛って捨て、「…大丈夫?」と腹の精子を拭いてくれた。
「うん、ありがと…」
…疲れたなぁ~…。歳かな~っ。
ダルさに最早寝たままだけになっていると、ベッドに腰掛けた彼はふと頬に手を触れ「ダルそう?先風呂いった方がいい?」と輪郭を指ですりすりしてくる。
それは、優しい男の目だった。
「…うんテキトーになんとかす」
「喉乾いたよね、家ルイボスティーしかないけど…ご家庭の手作り茶飲める派?」
「……なんでもいいや」
パンツを穿いた彼は冷蔵庫へ向かい、カップに麦茶を注いで持って来る。
起き上がりぐっと一息で飲めばなんだか、変わった味のお茶だった。
「テキトーに飲んでいいからね」
…うんまぁ冷たいからどうかなと思いつつ、彼が風呂場に向かうのを見てもう一杯飲もうかな、とベッドから出て麦茶を飲んだ。
電子レンジの側に、湯出し用のパック「ルイボスティー」が目に入り、名前を覚えた。
ルイボスティー。なんのお茶なんだろうな、日本語で書いてあるけど。アイルランド関係なのかな?
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