その日の空は蒼かった

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「立太子の儀」の日に向かい合う、王国の真実

王国の真実(4)

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 ティカ様の強張った顔。 そして、硬い口調。 なにより、滲み出る苦悩が、私を不安にさせるの。 とても、大事な事なんだけれども、私には知らせたくないから、察して欲しいと言われているみたいなの。 でもね、それは、ダメ。 隠し事は無しにして欲しい。 特に、この魔方陣に関しては。 

 お母様が、この国の安寧を想い、大事に大事にして来たのは、なにより、この私の覚えのない記憶で、よく理解出来ているのだもの。 

 真剣な眼をしている私に、ティカ様は覚悟を決め、そして若干諦めたような口調で語り始められた。




「この中央の術式の経緯をお話する前に、警告すべき点が御座います。 ” 王女エスカリーナ殿下 ”。 お話を聞くべきは、『薬師リーナ』としてではなく、『王女エスカリーナ殿下』として聞いて頂く必要が御座います。 もし、異存が有るならば、申してください。 お話は出来ません」

「……ロマンスティカ様が、そう仰られるのならば。 必要な事なのでしょう。 この大魔方陣をこの状態に完成させたのは、エリザベート=ファル=ファンダリアーナ前王妃殿下。 その意思を渡されるのが、王女エスカリーナだけと云うのならば、今だけはその立場に戻りましょう。 ………… ロマンスティカ=エラード=ニトルベイン。 貴女の知る事を、わたくしに」

「……王女殿下。 かしこまりました。 では、少々此処でお待ちください。 エリザベート前王妃の作業日誌を持ってまいります。 王女……エスカリーナ殿下に、お伝えすべき内容が記載されております故」

「待ちましょう」




 今だけ……此処ここだけ。 この場所でだけならば、不敬にも当たらない。 私は…… お母様の一人娘。 そして、水晶が承認したという事は、私のお父様は、ガングータス国王陛下。 だから、私は、この国の王女とも言えたわ。 この部屋を後にするティカ様の後姿を見ながら…… その事実を噛みしめていた。


 陛下には認知されず、ただ、何となくそうでは無いかと思われていた前世。

 承認されたのは、あくまでもお母様の庶子としての立場だけだった前世。 

 現世においては、私からその可能性すら捨てた。

 あの、蒼い空を見上げたくなかったから。


 でも…… ティカ様は、そんな私を、王女と認め、王女として扱おうとしている。 そうしなければ、この大魔法陣の真実を教えられないと。 王女エスカリーナにしか教えらないと、そう仰ったの。 きっと、そこには、王家と王国に関する重大な秘密が隠されている。

 もしかしたら、昔のはかりごとの類かもしれない。 そして、それを企画していたのが、エリザベートお母様御自身だったのかもしれない。 私がそれを知る事によって、私に掛けられた鎖が太く重くなるのかもしれない。 だから…… ティカ様は嫌がられていたのかも。

 この大魔方陣を私に見せる事も、きっと躊躇されていた筈。 わたしが、こうやって興味を示すことは、判り切っていたモノね。 その危険を冒しても尚、私をこの場所に誘ったのは、この大魔方陣の不調が、この国の安全保障に重大な悪影響を及ぼすからに違いないわ。


 幸い今は、「ミルラス防壁」の修正は完了したわ。 


 お母様が後宮から退宮する直前の状態に戻したもの。 簡易的な自動修復術式も含まれていたから、早々には書き換えていた人たちも手出しは出来ない筈。 それに、ロマンスティカ様が、「絶対記憶」でこの魔方陣を覚えられたから、彼女がいる限り、防壁に穴など穿つことなど、出来なくなったはず。

 そこは、彼女も安心できたと思う。 でも、やはり、私がこの大魔方陣に興味を覚え、なにより、中央部分の見知らぬ術式は…… お母様が書き換えたその術式に興味を惹かれる事は、避けられなかった。 きっと…… 何かしらの不都合な真実があるのよ。 でなければ、あのティカ様の言動はおかしいもの。

 一冊の分厚い羊皮紙で装丁されたノートを持って、ティカ様が帰ってらしたの。

 泣きそうな顔をされていたわ。 私の前まで来ると、そっと、ノートを手渡されたの。




「王女殿下。 前王妃様の後宮からの退宮の日をご存知ですか?」

「ええ、存じております。 ドワイアル大公家にてお母様の日記を読みましたので」

「その日の前日が最後の記入日です。 この作業日誌には、この大魔方陣に関する変更事項を記載する取り決めとなっております。 ご存知の日付は、ノートの最後のページ。 仲程の付箋を入れてある所からが、王女殿下のお知りに成りたい事が記載されております」

「閲覧許可をください」

「どうぞ…… 真実はその中に」




 辛そうな御顔…… 第一成人を迎えた私にとって、そんなにも重く辛い事が書かれているのかしら…… 一体、何があったというの? 震える指先で、その作業日誌を開き、付箋のあるページから読み始めたの。





 ^^^^^




 作業日報にはお母様の流麗な文字が刻み込まれていた。 お母様はこの大魔方陣「ミルラス防壁」の保守点検の作業と並行して、強化に努められていた。 なかでも、この魔方陣を維持する為の魔力の供給に関してとても強く懸念をお持ちだったの。


 「ミルラス防壁」の大魔方陣を維持するには膨大な魔力を必要としていたの。


 お母様が改良するまでは、年に数度現物の魔方陣の中心部に魔力を注ぎ込む必要があったわ。 聖堂教会の聖職者さん達の祈りと魔力供給がその主な物。 お祭りの様にして、大々的に魔力を注ぎ込んでいたらしいの。 

 現神官長様が御高齢になるにつれ、その儀式も徐々に形式だけのものと成りつつあったと、記載されているの。

 魔力が足りなければ、「ミルラス防壁」は完全稼働はしない。 王家に聖堂教会は近づくようになり、権威を求めるようになって来ていたのだけれども、残念な事に十分な魔力の供出をして貰えなくなってきたと。 

 それどころか、反対に魔力の供出を種に、王権に踏み込んでくる由々しき事態になりつつあったと、記載されているの。 とても、危機感をお持ちだった。 神官長様は賢女ミルラス様の同胞と云える方。 その防壁の意味も重要性も良く判っていらっしゃる。

 でも、神官長の次代の方々…… 枢機卿の一部の方を中心に、聖堂教会の威信を高め、精神的に国王陛下の上に立とうとしていると懸念を書かれている。 王権の侵害は、とても見過ごすことは出来ない。 だから、彼らの魔力の供出に代わる、魔力供給源を見つけなければならない…… そう、結論付けられているの。

 そして、お母様が目を付けたのが、獅子王陛が最後に戦った、あの北との闘いで、ゲルン=マンティカ連合王国が使用した、禁忌の大魔法。 今も尚北の大地に、深く傷跡を残し、そして、その残滓が汚染を広げている、「大召喚魔法」 異界の魔物を呼び寄せる為の、極大の禁忌の大魔法。 いまでも、その一部が残っていると…… 

 森の王家の者を捕らえて、彼等の魔力を糧に、大召喚魔法で魔物を呼び寄せようとした。 ジュバリアンの王族の多くが、贄となってこの世から消えたのは、事実。 ……贄となった、シュバリアンの王族の魂の生命力をもって、大召喚魔方陣を固定しようしたようなの。

 ゲルン=マンティカ連合王国の魔術師達はその「大召喚魔法」を駆使する為に、契約を結んだ。 異界の魔物とね。

 対価は彼らの魂。 異界の魔物は、術者の魂を喰らい、そしてこの世界に受肉する。


 とても危険な契約だった。 もし、おばば様があの召喚魔方陣を光の極大魔法で壊さなければ…… 召喚が成功していたならば…… 世界は異界の魔物によって、蹂躙されていた可能性すらあるわ。 

 お母様が目を付けられたのは、その「大召喚魔法」の一部。 召喚魔方陣を維持する為に、魂を……生命力を使う事。 人が亡くなると、魂とその器である肉体は分離し、魂は輪廻転生、肉体は分解して世界の糧となる。 その魂を、この世界に止めて内包される生命力を魔力に変換する術を、異界の魔物は持っていた。

 お母様は、わずかに残る文献を調べ、当時はまだ国交のあった、ゲルン=マンティカ連合王国の生き残りの魔術師にも教えを受け、ひたすらにその、「魂の固定方法」を勉強されたの。 おばば様の云う通り、お母様には魔術の素養があった。 豊富な体内魔力もあった。 そして、「闇」の属性を保持していた。

 研究は進み、膨大な量の召喚術の術式を扱えるようになった。 そして、辿り着いたのが、魂の固定術式。 召喚術から分離して、それ単体で起動できるようにまで、術式を開発されたの。



 それが、完成した日の作業日誌には、喜びであふれていた……



 その事が記載されていたのは、ノートの最後のページから、ニ、三ページ前。 つまり、後宮から退宮する、一年ほど前の話なの。 検証を重ねられ、ついに「ミルラス防壁」に実装されてね…… 効果の確認は、とても上手く働いたと…… そう…… 記載されていた。



 最後のページの、直前。



 お母様の流麗な筆跡が乱れ…… 書きなぐった様な文字の羅列があったの……

 とても上手く行った、「ミルラス防壁」の改造。 でも、細心の注意の元、作業を続けておられたお母様は、ある一つの落とし穴に気が付かなかった。 「召喚術」は禁忌の魔法。 そこに有る術式を勉強するのは良いのだけれど、実際に発動させると、自動的に異界の魔物との契約が成立してしまう事。

「魂の固定」術式を「召喚魔法」から分離すさせる時、お母様は「召喚魔法陣」を発動させてしまっていた。 どこにも、契約については記載されていなかったと、お母様は書き連ねていらっしゃる。 分離した術式には、その契約は及ばないとも…… 

 その契約が成立してしまっている事に、お母様が気が付いたのは、お母様の魂が異界の魔物に喰われ、意識を失っていた事が判ったため。 ある公務で、国王陛下と共に晩餐を取られた後に、意識が無くなったとあるわ。 次に、意識を取り戻したのは、ニ、三日後の事だったとも。 王妃の公務は多忙を極めるの。 意識を失って倒れていた筈なのに、ガングータス陛下は、お母様には何の興味も示されない。


 だから、多分、過労で意識を失っただけだと、その時は思われたのね。 陛下がお母様に興味を示されないのはいつもの事だと、悲しく思っていらしたらしいわ。


 でも、周りの侍女の方がとても嬉し気にされているのが、気になったと。 何があったのか、自身でも判らなかったと。 そして、何が起こったのか、判ったのは……一月後の事。 月のモノが来ない…… 御典医に確かめるまでもなく…… お母様は妊娠されていた。


 その事を、ガングータス国王陛下に伝えると……




 ”【魅惑】、【魅了】を使って迄、我の心を欲しがるか! お前の魔力は大きい。 一時、惑わされたが、聖堂教会の者にコレを受けた。 もう、お前の思惑には乗らぬ ”




 と、【魅惑】【魅了】除けの魔道具を、見せ付けられたとあったわ。 絶対にそれだけはしないと、誓約していたにもかかわらず、なぜ、そんな事をしてしまったのか。 お母様はその原因を調べたの。 そして、簡単に辿り着いた。

 お母様は、異界の魔物との契約が成立していたの。 お母様の魂を喰らい、お母様の「望み」を手段を択ばず「達成」させる事により、お母様の肉体を受け取る…… 契約の破棄は出来ない。 出来たとしても、それは魂と肉体を分離するしかない。 つまり…… そういう事ね。




 最後のページに記載されていたのは…… 退宮日の一日前の日付だった。




 ” 陛下のお気持ちは、絶対に、わたくしには向かない。 【魅惑】【魅了】を使って、陛下と褥を共にした、下種な女としてしか、見てもらえない。 私の捧げた愛は、届かなかった。 あの方の御側に立ち、あの方を支え、国母としてこの国を護ろうとしたのだけれど…… もう、わたくしにはどうにも出来ません。 この身を異界の魔物に取られる事は、ファンダリア王国…… ひいてはこの世界に住まう全ての者達への裏切り。 ならば…… ならば…… この身に変えて…… 世界を護らねばなりません。 ただ、このお腹の子は…… この子には何の罪もありません。 だから…… 生れ落ちるその日まで…… わたくしは、わたくしでありたい…… どんな汚名も、罵詈雑言も受けましょう。 ただ、ただ…… この子にだけは…… わたくしの知識をすべて血に載せ、この子に授けます。 わたくしの魔力も譲りましょう。 先の王妃様とご相談申し上げた「名」を、この子に送りましょう。 エスカリーナ、わたくしの子。 たとえ、貴女があの方に認められなくとも…… 貴女は、この国の王女よ…… 長くは一緒に居られないけれど…… 願わくば、この国と民を慈しみ、愛して欲しい。 ごめんなさい…… ごめんなさい…… ごめんなさい…… ”




 千々に乱れる筆致ではあったの。 でも、お母様の悲痛な叫び声が聞こえてきたような気がした。 お母様は…… ずっと…… 私を……




 前世では判らなかった事。

 お母様が何故私を残し、旅立って行ったか。

 浅はかな私は、あの日、お母様が、王妃として逝きたかったと思っていた。

 違った……




 お母様は、

 お母様は…

 異界の魔物から……

 この世界を護るために……

     そして……

 御自身の知識と魔力を私に渡すために……




 自ら……命を……




 投げ出されたのよ!!!












 お母様の、最後の声が脳裏に浮かび上がる。 優しく、悲しく…… 強い意志を持った、お母様の言葉。

” 貴女を残して逝くわたくしを許して…… ごめんなさい…… 本当にごめんなさい…… エスカリーナ…… ”








 お母様ぁぁぁぁ!!!!!









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