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出逢いと、お別れの日々 (1)
そして記憶の封印は解かれる
しおりを挟む魔術師さん達の身体は、順調に回復している。 そして、体躯的にはもう、問題はないのよ。 でもね、相当酷使した魔力回路は、あちこちで焼き切れていて…… 魔力回復回路まで、損傷している人が居たんだ。
出来るだけ、元の形になる様に、魔力回路を繋ぎ直したのよ。 私の魔力を使ってね。 コレは、ほら、おばば様の所で、おばば様から頂いた 【 鑑定 】 魔法の「光属性」部分を、「闇属性」対応に置き換えた時の方法の応用なのよ。
人が持つ、魔力回路は、形が有ってね…… 主にニ十個から、三十個の部品で構成されているの。 だから、良くそれを見て、焼き切れちゃってる所と同じ部品を見つけて、複製して…… そして、置き換えるの。
言ってみれば、あの「身体再生薬」が薬効の力で体躯を再生するのに対し、実際に切って貼るっていう、手業が必要な治療なの。 治療と云うより、今はパッチワークみたいな感じかも……
皆さん、まだ昏睡中なので、実際に魔力は流れていない。 でも簡易的に私の魔力を流して、その通りを確認しながら、やってるの。
根気のいるお仕事なのよ。
【詳細鑑定】を魔力回路にだけ合わせて、欠損ヶ所、焼損ヶ所を割り出して行くの。 以前使った事がある回路は、何かしらの魔力を流した痕跡が残るから、それを追うのね。 そして見つけるの……
それだたとえ、どんな小さな経路だとしても、その人個人の癖があるから、疎かには出来ないの。
だから、集中して、集中して…… 外からの音が何も聞こえない程、集中して…… 置き換えを済ませて行くの。
一人目が一番時間が掛かったわ。
二人目からは、癖を掴んだから、欠損、焼損ヶ所が早く見つける事が出来る様に成った。
三人目は切って繋げる事に慣れて来て……
四人目は、一人目の三分の一以下で、終える事が出来たの。
でも、問題が生じたのは…… 五人目。
結構な御年の方。
魔力回路自体は、何とか修復できたの。 でもね、魔力 ” 回復 ” 回路がね…… こればっかりは、人によって全く異なる回路でね。 その上、体内にある予備が一つきり。 更に言えば、主として使われる魔力回路は、「その人そのもの」だから、手を入れる事は、人格にも手を入れるって事と同義なの。
だから…… やっちゃいけないの…… 壊れている事は確実なんだ。 魔力を流しても、ピクリとも動かいもの。 悪い事に、予備の魔力回復回路をこの人は使ってなかった。 だから、急減する魔力に主回路の回復が間に合わずに…… 焼き付いちゃったって事なのかな…… そっと…… 魔力の要求回路を切り離す。
このままにして置いたら、今度は、体内魔力の供給要請に、回路自体が崩壊を始めちゃうもの。
魔力回復回路は、人格そのものだから、この回路が崩壊しちゃったら、人格も崩壊する…… だから、緊急の処置なの。 此処までは許されるの。 回復回路には魔力は供給されるわ。 でも、もう取り込むことも、紡ぎ出す事も、出来なくなった。 人格の保全の為の緊急回避術……
おばば様に教えを受けた、「錬金魔術師」の心得の一つにあったの……
だから、だからこそ、もうこの人は、魔術師として、十全の働きは出来なくなる……
それが、悔しいの。
予備の回復回路はまだ生きているから、そちらに要求回路を繋ぐ…… 間に制限魔法を噛ましてね。 この回復回路は使ってなかったみたいだから、十分に育っていない。 だから、要求をそのまま繋いじゃうと、いきなり全力で回復を始めちゃう。 そんな事をしたら、必ず焼いてしまう…… 焼き切れて…… そして、最悪…… 人格崩壊の後、魔力暴走を引き起こしちゃって、その身を爆散させてしまうもの。
だから制限を掛けたの。 私の習い覚えてた魔力回路でね。 時間を掛けて魔力を紡いで、必要な魔力を貯めて、それから発動って手順になるの。 今まで出来た事の…… 多分…… 十分の一位かな。 その内、この予備の回路が育って……
ダメかなぁ…… 育ったとしても、主回路と比べて、余りに小さすぎるもの……
限界まで育ったとしても…… 倍くらい…… その位しか回復量は増えない。 つまり、この人の能力が五分の一になってしまったって事なのよ……
ごめんなさい……
大口叩いて、治して見せるって言っちゃって……
私は…… 私は……
無力……
*******************************
治療院に来てから、一週間。 一週間かかってやっと、落ち着いた。 汚れが目立つ病室に 【清浄】の魔法をかけて、綺麗にしたわ。 ゆっくりとした寝息が聞こえる。 うん、大丈夫そう……
あの魔術師さん以外は、どうにか…… なったわ。
一人だけ、零れ落ちた……
もっと、早く気が付いていれば……
もっと、わたしの知識が多ければ……
でも、もう…… どうにもならないんだ……
ゴメンナサイ……
でも、なんで、誰もこの部屋に来なかったんだろ? 諦めちゃったの? それとも、私の能力じゃ、みんなを助けられそうにもないから…… 見捨てられちゃったの?
……………………
………………
…………
……
助けられなかったのは、一人…… あの魔術師さん…… 報告しなきゃね…… ゴメンナサイ……力不足くでしたって…… 見放されるかなぁ…… それとも、やっぱり子供は…… って、そう言われちゃうかなぁ…… なんか、悔しいなぁ……
” なぁ、リーナぁ ”
《 なに? 》
” 終わったんやろ? リーナ…… 今、酷い顔しとるで? 休みなよ…… ”
《 うん、報告したらね 》
” で、何時魔法障壁解除したらええのん? ”
はっ? えっ? レディッシュさん? 今なんて? 呆けた顔をして、レディッシュさんの顔をマジマジと見詰めちゃった。 そ、そう言えば…… 魔法障壁たてる様に…… 誰も入って来れないようにって、お願いしてたよね、私…… 呆れた顔をしながら、レディッシュさんが私に言って来たの。
” せやかて、リーナはん、解除の指示出さんかったやろ? その上、あんな繊細な事やっとんたんやから…… ”
《 じゃ、じゃぁ…… 誰もこの部屋に来なかったのって? 》
” 今も、扉の外で、ギャーギャー騒いどるで? 破城槌とか持ち出し始めとるよ? ええのん? ”
《 だ、ダメ!! 》
” せやろ? 開けてもええんか? ”
《 も、勿論!! は、早く、早く開けて!! 》
” そやね。 ほな、開けるで ”
レディッシュさんの、魔法障壁…… 《完全防音》機能付きだったんだ…… 彼女が魔法を解いた途端、物凄い音が私の耳朶を打ったの…… それは、もう、ざわめきを通り越して……扉もドンドンと叩かれて…… そして、ドアノブが回ったの……
ガチャガチャ音がしてね……
雪崩れ込んで来る一団の治療師様達と、ルーケルさん以下沿岸警備隊の方々…… そして……
ハンナさんも―――
「「 姫様 !!!!! 」」
「「「「「 薬師様 !!!! 」」」」
どやどやと入ってくる人達。 戸惑う私…… そして、静かに寝息を立てている、水兵さん達を見た治療師様が達が絶句する姿……
全てが混乱の内に、私は部屋から連れ出されたの……
*******************************
魔力を限界まで使ってたみたい…… フラフラに成りながらも、何とか報告は済ませたの。 治療院の事務所でね。 この一週間、何をしてたかって事をね。
後ろにルーケルさんが立ってくれてた。 私は大きな執務机の前に座らせて貰ってね。 治療院の院長様に御報告申し上げてたの。 何度も何度も聞き返された。 別に非常識な事をしてた訳じゃないのよ? ただ、一人でやったって所を信じて貰えなかったってだけで……
院長先生のお話によると、他のお部屋の状況も厳しかったから、二日目までは覗くくらいしか出来なかったって言われたの。 症状を安定させてくれているだけでも、本当に助かっていたと言われたの。
まさか、治療してるとは思ってなかったって……
それで、他の部屋の方々にある程度見通しが立って、街の御宿の方に移って行ってもらったんだって。 ほら、其処は、商工ギルドの手回しでね、高級な御宿を一軒丸ごと借り上げたんだって。 御代は、あちらの海運会社持ち。
「暁の水平線」の支店長さんは、大事な船員さんだからって、二つ返事で受けて下さったそうよ。
お船の方も、あの後曳航されて、今は街の修理船渠の中。 かなりボロボロになってたんだけど、流石に一流の海運商会のお船でね、船体はしっかりして、そんなに時間もかからず、帆走は出来る様になるって……
帆走はね。
問題は、魔法機関がかなりの損傷を受けていてね…… それをどうにかするには、機関魔術師が必要なんだって。 五人いらしたそうなの…… へぇ…… そうなんだ。 その話になんの反応も示さない私に、ルーケルさんが、説明を付けて下さったの。
「薬師リーナ様に救って頂いた、あの五人の魔術師の事ですよ」
そうルーケルさんに言われた。 ど、どうしよう! その内一人は、多分もうお役に立てないよ…… 顔城を蒼くしながら、その事を伝えると、ルーケルさんが、首を横に振りながら私に言われたの。
「五人とも失われる処でした。 「暁の水平線」の商船の魔法機関は、機密の塊。 その上、それを動かす魔術師は海運商会「暁の水平線」にとっても、商会の 『宝』 と云えます」
「そ、そんな重要な方の一人が…… わたしのせいで……」
「生きておられますよ。 それが、何より重要な事です。 たとえ、機関を動かす「魔法の力」を失っても、《 その知識 》は、どんな宝石より、莫大な金塊より、なにより貴重なものなのです。 リーナ様。貴女はあの海運商会に途轍もない貸しを作ったのです」
「救うべき命に、上下は有りませんわ? そこに、助けるべき命があった、それだけですわ」
「貴女と云う方は…… そうそう、もう直ぐ、あちらの最高責任者がやってきます。 その方がどれ程、貴女の成した事に ” 感謝 ” されているか…… その眼でお確かめください。 私から言えるのは其処までです」
なにかとても残念な生き物を見るような目で見られたよ。 ルーケルさん…… やめてよ…… まだ、本調子じゃないし、ちょっと、御休みさせて貰ってもいいかな? ハンナさんが、なんか、ハラハラしているのよ。 私の顔…… いま、かなりひどい有様らしいの。
ちらって、窓に映った私は……
端的に言って……
淑女じゃ無かったわ……
髪はボサボサでさ、目の下にはクマが出来ちゃってて、なんか全体的に萎れてるのよ…… そうね、お庭で手折って、花瓶に居れて、一週間くらいたった一輪の薔薇…… クタクタになって、シオシオになってる様な…… あんな感じなの……
そんな偉い人に逢うの…… なんかやだなぁ…… もうちょっと、マシな時じゃ…… ダメなのかなぁ……
そんな想いが、表情に出たんだと思うの。
ルーケルさんが、凹んでいる私に、追加で追撃してくれたのよ。
「集中治療が行われると、治療院の院長がそう申されて、あちらの照会を躱しておいででした。 あの船に乗っていた者ならば、あの部屋に居た二十五人の男達の状態は知っております。 一人でもいいから、生き残って欲しい…… そう、伝えられておりました。 それが、二十五人全員の死の淵よりの帰還。 喜ばない訳は無いでしょう。 それが一人の薬師によって為されたと知った後、取り敢えず、ご挨拶だけでもと。 リーナ様。 海の男達は情に厚いのです」
「でも…… わたくしは、こんな形です…… そんな大きな海運商会の…… それも責任者様と御会いするのには、不都合があるのではないのでしょうか?」
「不遜で傲慢な、海運商会の者が呼び付けもせず、慌てて此方に遣って来るんです。 前代未聞の事ですよ、リーナ様。 いいんです。 貴女は貴方らしくしていれば。 貴女に対して不躾な態度を取れば、どういう事になるか、判らぬ御仁でも無いでしょうから……な」
なんだから、謎かけの様な会話…… 良く判らないけれど…… 待っていればいいのね。 でも、早くしてほしいなぁ…… この後、「百花繚乱」に帰って、おばば様にも御報告しなきゃならないんだけどなぁ…… そんな事を考えてたの。 みんな、私が立とうとすると、押し止めるのよ?
お菓子とか、お茶とか持って来て…… 院長様なんか、ニコニコ笑いながら見詰めて来てるし……
なんか、身の置き場がないわ……
「海洋国家ベネディクト=ペンスラ連合王国 グランディアント海運商会が傘下、暁の水平線海運商会 会頭ルフーラ=エミルトン殿 見えられました! お通しします!」
ほぇ? いま、言ったよね。 言ったよね。 ルフーラ=エミルトン様って。 えっ、えっ? なに、そしてら、ハンナ様に熱烈なアプローチ掛けてんのって、「暁の水平線海運商会」の会頭なの? それも、グランディアント海運商会の傘下ってことは…… グランディアント第一王家の直属の商会って事なの?
ど、どうしよう!! 逢う事すら滅多ないどころか…… 雲の上の方じゃないの…… そんな方がハンナさんに思慕の情を寄せられているの? そ、そんな方が、海に出てられてたの? お、お身体は…… だ、大丈夫なの?
色んな驚きに目を白黒させながらも、ハンナさんを見る。 心なしか、頬に赤みがさしている様に見えるの。
か、確定……
は、ハンナさん、トンデモナイ大物を引き当ててるんじゃないのかな? それで、商工ギルドの人達も、ニヨニヨしてたのかも知れない…… い、いや、す、凄いわ…… ハンナさん…… 凄い事なのよ?
大柄で、白地に金の刺繍が入った、すっきりとしたフロックコートの方が、お部屋に入ってこられたんだ。
涼やかな眼もと。 明るい金髪。 精悍な顔つき。 潮で焼いた、浅黒いお肌……
とても爽やかな笑顔を御顔に浮かべてらっしゃるの……
か、カッコいい……
部屋に入られるのと同時に、私の姿に目を止められたの。 思わず立ち上がっちゃったよ。 それで、胸に手を当てて、深く膝を折り、頭を垂れるの……
オーバーオールにリネンのシャツじゃ、かっこ付かないけど…… 淑女の最敬礼が自然と出たわ……
「薬師リーナ殿でしたな。 此度は我が船員の命を助けて頂いた。 誠に有難う。 おっと、名を名乗らねばな。 拙は、ルフーラ=エミルトン。 しがない商会の会頭を仰せつかっている物です。 お見知りおきを」
「薬師錬金術士リーナで御座います。 お見知りおきを……」
耳朶に届く、エミルトン様の御声…… 涼やかな、そして、どこかで聞いた事がある御声。 そっと目を上げて、エミルトン様のご尊顔を伺うの……
――― グルンって、何かが回った。
目の前に居る御方の笑顔が二重になったの……
そして、背後には、ファンダリア王宮、大広間に続くバルコニーが有った。
白いフロックコート。 撫でつけられた金髪。 浅黒くい肌。 精悍な御顔立ち。赤糸と紫糸で織られた肩帯…… そして、黄金の帯剣を帯びておられる。
” ルフーラ=エミル=グランディアント上級王皇太子様。 如何なさいました? ファンダリアの夜は寒う御座います。 どうぞ、中に。 ……我が婚約者、マクシミリアン殿下と何かございましたか? ”
” いや、なに、別段、これと云ってはな…… アイツを見ていると、イライラするのさ。 エスカリーナ=デ=ドワイアル大公令嬢という、立派な女性を婚約者に持つ男が、他国の王女と仲睦まじくしている姿を見るとな ”
” マクシミリアン殿下は、” 平和の使者 ” 様を、ご歓待しているだけに御座います。 お言葉、お改め下さいまし ”
” 庇うか…… それも、大国の上級王皇太子にむかって…… 流石にドワイアル大公家の娘だ。 マクシミリアンとやらも、見る目が無いな…… これ程、愛してくれる者が側にいるというのに…… ”
” 殿下? ”
” このような星空を見ると、想い出す。 母に紹介しようと思っていた女性をな。 上級王王太子選定の試練の為、この国に足を延ばした事がある…… その時に見初めた娘だ…… しっかりと前を向き、商いも良く理解し、なにより、その心根に惚れたんだが…… 俺のせいで…… な。 馬鹿共に攫われ手籠めにされて…… 命は助かったが、もう私の側に立てないと…… それでも良いと…… 言ったのだが…… 無理強いも出来ず…… 泣く泣く諦めた。 護ると誓ったのに…… その誓約すら守れなかった…… 一心の愛は、見ていても判るんだ、ドワイアル大公令嬢…… なぜだろう、君に話しても仕方ないのだが…… どこかに、あの娘の面影を見るからかな……”
” 殿下…… ”
” あぁ、ハンナ…… 済まない…… しかし、私には君を忘れる事は、難しいようだよ…… ”
なっ!!!!!! なんですって!!!!!
目の前の男の人の笑顔一つで、記憶の中の情景が一瞬で、蘇って来たのよ。
この方は…… この方は……
視界が、全てが、暗転する。 頭の中を掻き毟られるような、そんな感覚が襲う。
もう、二度と思い出す事も無いと思っていた ” 忌まわしの記憶 ” が、溢れだし、私を苛み始めたの。 でも、その中で確かに判った事があった。
この方は……
そうか…… 前世も…… 現世も……
ハンナさんを
愛しているんだ……
真っ黒な視界。 遠くに叫び声。 もう無理……
私は意識を手放したの……
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