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巡る縁は糸車の様に
神崎
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神崎
俺は…………
いったい、どうしてしまったんだろう。
常務と逢って、飯を食ったあの日から、心の底でうごめく、何かわけの判らないものが黒く澱んでいた。 クリスマス商戦をにらみ、店舗ディスプレーの改装が行なわれる。 当然、森原先生のところも改装するが、いまだに、原案すらできていない。
更に、結城の「あれ」も、店舗の一角に常設スポットを設ける事が決まった。
場所は森原先生の店舗の目の前。
勝負の時が来た。 若造の企画など、何時でも潰せると思っていた。
しかし、消費低迷の昨今、上の方も、少しでも売上が上がると見こまれる物には、十分な場所を与える。 奴が上がってきた。
クソッ
俺は森原先生の元に向かい、対策を練らなければならない。
*******************************
「神崎部長………… ようこそ」
妖艶に微笑む森原先生がいた。俺の下で喘いだ時の記憶が甦る。 2人だけなのを確認すると、俺はくだけた態度で、彼女に接した。
「貴美子。 ヤバイぞ。 このところ売上が落ちている。 「リ・オーリ」もいいが、そろそろ、新しい物を出さないと…………」
「判っているわ。クリスマス商戦ね。 準備はしているの。 うちの若手のデザイナーに競合させて、いまコンテスト中よ」
「…………いや、お前の作品が無いと、目玉にならない。 客を取りあえず、こちらに向かわさなければ」
「そう………… そうね。判ったわ。 何点か用意しているし」
そうか………… 自信が無いんだな。 だから、若手の作品で、誤魔化そうとしているのか。
「お前には『リ・オーリ』って言う看板があるんだ。 心配しなくても、いい。 パブは打つ。 俺の裁量だから大々的な物をな」
「有難う………… 所で、店の前のスポット、ナンなの?」
「あぁ、あれか。 アレは結城が仕組んだ「もの」が当っているんでな、上がクリスマスに限って常設ブースを作っている。 俺達には、関係はない。 しょせん通販物だ」
「そう………… なら、良いけど」
「早めに…… 改装案出してくれよ」
「判ってるわ。 …………で、それだけじゃ無いでしょ」
妖しい眼で貴美子が俺を見た。俺も当然そのつもりだった。
「…………いつもの場所で…………」
「…………」
*******************************
その晩、俺は貴美子を抱いていた。 しかし、頭のなかでは、この商戦に何をするかで一杯だった。 不満げな貴美子を残し、俺は欲望を満たすと、デパートに戻った。
暗い店舗。 警備の為の最小限の明かりしかついていない。
俺は貴美子の店の前に行った。 そこに結城が女連れで立っていた。 アレが覆面デザイナーか…………
結城が、俺に気がついた。
「おや?神埼部長。 こんな時間に?」
「君こそ、なんだこんな時間に。」
「いや~~、うちの部門の女の子に、通販用の写植を頼んでましてね、テストショットができたもんですから、その打ち合わせに」
なるほど、うちの社の制服を着ている。デザイナーではなかったか。
「どれどれ?」
おれは、彼の持つ、一枚の写真を見た。
衝撃が襲った。
俺もこの業界に永い。 その写真が、普通の物では無い事に気がついた。
「誰が取ったんだ? ……これ」
「Ken Takenaka 私の昔の友人ですよ。 予算が厳しいもんで、頼み込んで撮ってもらいました」
Ken Takenaka? あのアパレル専門の写真家か。 パリコレとか、ミラノコレとかの写真を受けるほどの腕を持つ…………
「そんな友人がいたのなら、俺にも紹介しろよ」
「ええ? 以前に稟議廻しましたよ~? あの時はまだ、無名に近かったですけどね」
「…………」
こ、こいつ、ケンカ売ってるのか? …………いいだろう、叩き潰してやる。
「早めに帰れよ。」
「あっ、はい。 部長もご苦労様です。」
屈託のない顔で笑っていやがる。 絶対に潰してやる。 そして、俺が役員になるんだ。
ドス黒い想いが、身体を駆け巡った。
*******************************
俺は、クリスマス商戦用の資金のかなりの部分を、貴美子のブランドに投じた。 通販用の追加予算も、色々な手を使って、こちら扱いにした。 人気ヴォーカルグループを使い、CMを打ち、パブリシティにかなりの働きかけをした。 また、貴美子に新しいデザインを出させ、それをNEWモードとして、目玉とした。 行ける実感はあった。 クリスマスを前に、かなりの量が出始めた。
よし。 奴の資金はこちらで使った。 もう、通販用の予算は底をついているはずだ。 今期の予算は、最初から少ない上に、奴が統括になった後も、増額は認めていない。 物を作れば、宣伝が不足し、宣伝しなければ、売れない。 さぁ、どうする?
くっくっくっ。
こみ上げる笑いが黒い瘴気になった様だった。
俺は勝つ。
絶対に。
―――――――
クリスマス商戦が始まる12月第2週、月曜日。販売フロアーに、それぞれの店やテナントが、趣向を凝らした、ディスプレーをしていた。 当然、貴美子の店もそうだ。 結城のところは、ちんまりとした、大した物ではない。 結城が一人の事務員をつれやって来た。
「結城君。どうだね?」
「はい、いや~~ きついですね。 まぁ、最初ですから、なかなか。 うまく行けば良いんですが」
「頑張りたまえ」
頬に笑いを張りつけ、その場を去った。ふと、予感めいた物が頭を過った。
” なにか違う。 ”
結城の態度は、負けた者の態度では無い。 そっと振りかえる。奴等のブースの片隅に小さなテーブルと、書類入れがあった。 事務員はそこに坐り、結城の話しを聞いていた。
*******************************
昼食をかね、社員食堂にやってきた。午後を回った時間だった。テレビがついていた。画面で、良く喋るタレントが、ファッションチェックをしていた。 …………今日のゲストは、アドリアーニ=ロスバッハさんだった。 この業界の者ならば、言わずと知れた、超大物モデルだった。 パリ、ミラノ、ニューヨーク。 それぞれのコレクションで、トップモードを纏った歩く公告塔。
テレビの中の彼女は、とても美しい。 流暢な日本語も話すしな。 ふと…… ベッドはどんな振る舞いをするのか、そんな不埒な想像が頭の中に浮かび上がる。 あまり褒められたように無い笑みが、頬に浮かび上がる。 視線は彼女を映し出すモニターに吸いつけられていた。
(あら、今日の、御召し物は?)
(ええ、コレは、私物ですの)
本当に流暢な日本語を使う。
(素敵ね~~)
(仕事柄、変な物着れ無いし、それに、コレ取っても着やすいの。どこにでも着ていけるし)
(そうね~、合わせやすそうな物ね)
(ええ、それに、これ、頼めば、色々と融通利かせてくれるの)
(と言うと?)
(ちょっとした、デザインの変更とか、合わせる小物のデザインとか)
(きっと、有名なブランドなんでしょうね。フランスのどこかのハウスもの?)
(ええ~~っと、言っても言いの?)
(ぜ~んぜん、かまわないわよ)
(そう、これ、最初は日本の通販雑誌での物なの。)
(ええ~~!!!どこ、どこ、どこ??)
(………………)
えっ?!?!?箱の中の彼女は、うちのデパートの名前を言った。 そして、奴のプロジェクトの名前を言った。
こ、これは、悪夢か?
せっかく潰した奴の宣伝が………………
こんな、事って………………
俺の画策した計画が……
瓦解する音が聞こえたような気がした…………
俺は…………
いったい、どうしてしまったんだろう。
常務と逢って、飯を食ったあの日から、心の底でうごめく、何かわけの判らないものが黒く澱んでいた。 クリスマス商戦をにらみ、店舗ディスプレーの改装が行なわれる。 当然、森原先生のところも改装するが、いまだに、原案すらできていない。
更に、結城の「あれ」も、店舗の一角に常設スポットを設ける事が決まった。
場所は森原先生の店舗の目の前。
勝負の時が来た。 若造の企画など、何時でも潰せると思っていた。
しかし、消費低迷の昨今、上の方も、少しでも売上が上がると見こまれる物には、十分な場所を与える。 奴が上がってきた。
クソッ
俺は森原先生の元に向かい、対策を練らなければならない。
*******************************
「神崎部長………… ようこそ」
妖艶に微笑む森原先生がいた。俺の下で喘いだ時の記憶が甦る。 2人だけなのを確認すると、俺はくだけた態度で、彼女に接した。
「貴美子。 ヤバイぞ。 このところ売上が落ちている。 「リ・オーリ」もいいが、そろそろ、新しい物を出さないと…………」
「判っているわ。クリスマス商戦ね。 準備はしているの。 うちの若手のデザイナーに競合させて、いまコンテスト中よ」
「…………いや、お前の作品が無いと、目玉にならない。 客を取りあえず、こちらに向かわさなければ」
「そう………… そうね。判ったわ。 何点か用意しているし」
そうか………… 自信が無いんだな。 だから、若手の作品で、誤魔化そうとしているのか。
「お前には『リ・オーリ』って言う看板があるんだ。 心配しなくても、いい。 パブは打つ。 俺の裁量だから大々的な物をな」
「有難う………… 所で、店の前のスポット、ナンなの?」
「あぁ、あれか。 アレは結城が仕組んだ「もの」が当っているんでな、上がクリスマスに限って常設ブースを作っている。 俺達には、関係はない。 しょせん通販物だ」
「そう………… なら、良いけど」
「早めに…… 改装案出してくれよ」
「判ってるわ。 …………で、それだけじゃ無いでしょ」
妖しい眼で貴美子が俺を見た。俺も当然そのつもりだった。
「…………いつもの場所で…………」
「…………」
*******************************
その晩、俺は貴美子を抱いていた。 しかし、頭のなかでは、この商戦に何をするかで一杯だった。 不満げな貴美子を残し、俺は欲望を満たすと、デパートに戻った。
暗い店舗。 警備の為の最小限の明かりしかついていない。
俺は貴美子の店の前に行った。 そこに結城が女連れで立っていた。 アレが覆面デザイナーか…………
結城が、俺に気がついた。
「おや?神埼部長。 こんな時間に?」
「君こそ、なんだこんな時間に。」
「いや~~、うちの部門の女の子に、通販用の写植を頼んでましてね、テストショットができたもんですから、その打ち合わせに」
なるほど、うちの社の制服を着ている。デザイナーではなかったか。
「どれどれ?」
おれは、彼の持つ、一枚の写真を見た。
衝撃が襲った。
俺もこの業界に永い。 その写真が、普通の物では無い事に気がついた。
「誰が取ったんだ? ……これ」
「Ken Takenaka 私の昔の友人ですよ。 予算が厳しいもんで、頼み込んで撮ってもらいました」
Ken Takenaka? あのアパレル専門の写真家か。 パリコレとか、ミラノコレとかの写真を受けるほどの腕を持つ…………
「そんな友人がいたのなら、俺にも紹介しろよ」
「ええ? 以前に稟議廻しましたよ~? あの時はまだ、無名に近かったですけどね」
「…………」
こ、こいつ、ケンカ売ってるのか? …………いいだろう、叩き潰してやる。
「早めに帰れよ。」
「あっ、はい。 部長もご苦労様です。」
屈託のない顔で笑っていやがる。 絶対に潰してやる。 そして、俺が役員になるんだ。
ドス黒い想いが、身体を駆け巡った。
*******************************
俺は、クリスマス商戦用の資金のかなりの部分を、貴美子のブランドに投じた。 通販用の追加予算も、色々な手を使って、こちら扱いにした。 人気ヴォーカルグループを使い、CMを打ち、パブリシティにかなりの働きかけをした。 また、貴美子に新しいデザインを出させ、それをNEWモードとして、目玉とした。 行ける実感はあった。 クリスマスを前に、かなりの量が出始めた。
よし。 奴の資金はこちらで使った。 もう、通販用の予算は底をついているはずだ。 今期の予算は、最初から少ない上に、奴が統括になった後も、増額は認めていない。 物を作れば、宣伝が不足し、宣伝しなければ、売れない。 さぁ、どうする?
くっくっくっ。
こみ上げる笑いが黒い瘴気になった様だった。
俺は勝つ。
絶対に。
―――――――
クリスマス商戦が始まる12月第2週、月曜日。販売フロアーに、それぞれの店やテナントが、趣向を凝らした、ディスプレーをしていた。 当然、貴美子の店もそうだ。 結城のところは、ちんまりとした、大した物ではない。 結城が一人の事務員をつれやって来た。
「結城君。どうだね?」
「はい、いや~~ きついですね。 まぁ、最初ですから、なかなか。 うまく行けば良いんですが」
「頑張りたまえ」
頬に笑いを張りつけ、その場を去った。ふと、予感めいた物が頭を過った。
” なにか違う。 ”
結城の態度は、負けた者の態度では無い。 そっと振りかえる。奴等のブースの片隅に小さなテーブルと、書類入れがあった。 事務員はそこに坐り、結城の話しを聞いていた。
*******************************
昼食をかね、社員食堂にやってきた。午後を回った時間だった。テレビがついていた。画面で、良く喋るタレントが、ファッションチェックをしていた。 …………今日のゲストは、アドリアーニ=ロスバッハさんだった。 この業界の者ならば、言わずと知れた、超大物モデルだった。 パリ、ミラノ、ニューヨーク。 それぞれのコレクションで、トップモードを纏った歩く公告塔。
テレビの中の彼女は、とても美しい。 流暢な日本語も話すしな。 ふと…… ベッドはどんな振る舞いをするのか、そんな不埒な想像が頭の中に浮かび上がる。 あまり褒められたように無い笑みが、頬に浮かび上がる。 視線は彼女を映し出すモニターに吸いつけられていた。
(あら、今日の、御召し物は?)
(ええ、コレは、私物ですの)
本当に流暢な日本語を使う。
(素敵ね~~)
(仕事柄、変な物着れ無いし、それに、コレ取っても着やすいの。どこにでも着ていけるし)
(そうね~、合わせやすそうな物ね)
(ええ、それに、これ、頼めば、色々と融通利かせてくれるの)
(と言うと?)
(ちょっとした、デザインの変更とか、合わせる小物のデザインとか)
(きっと、有名なブランドなんでしょうね。フランスのどこかのハウスもの?)
(ええ~~っと、言っても言いの?)
(ぜ~んぜん、かまわないわよ)
(そう、これ、最初は日本の通販雑誌での物なの。)
(ええ~~!!!どこ、どこ、どこ??)
(………………)
えっ?!?!?箱の中の彼女は、うちのデパートの名前を言った。 そして、奴のプロジェクトの名前を言った。
こ、これは、悪夢か?
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こんな、事って………………
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