138 / 190
第百三十六話 北の民とは?
しおりを挟む
アルメリアは目を丸くした。
「ルフス、こんな短期間で書類を手に入れることができましたの?」
「はい。私にはツテがありましたから」
そう言って微笑むと、持っていた鞄から書類を取り出した。
「もちろん、この書類には私も目を通しました。ですが、この書類の内容に疑問を感じていました。読んだときはその疑問の答えはわかりませんでしたが、今アルメリアが話されたことを聞いていて、書類のおかしな点についての疑問が解けました」
「なんですの?」
「この書類は、北方の民がチューベローズに寄付をくださることになったさいの書類です。その運搬にローズクリーン貿易が関わってきているわけです」
そこで一息つくと、ルーファスは続ける。
「寄付された物資についてですが、中身は穀物や家畜がほとんどでした」
そこまで聞くと、リアムがなにかに気づいたように言った。
「それはおかしい話ですね、北の民は遊牧民ばかりのはずですが?」
「そうなんです、皆さんもお気づきになられたと思います。まず北の民たちの住むクチヤ国は寒冷地で農耕に適さず、その大半は遊牧民として暮らしています。毛糸や布、家畜などが主な生産品です。なのに、どうやって他の組織に寄付できるほどの穀物を手に入れたのでしょう」
そこでリアムが続けて言う。
「それと、家畜は彼らにとって欠かせない大切なものです。それを他国の組織へ寄付するとは到底思えない」
ルーファスは大きく頷く。
「それに、これは私が教会に身をおいているから感じることなのかもしれませんが、北の民の信仰する神と私たちの神はまるで違います。相容れぬものなのです。以前布教のためにクチヤ国へ旅立った同士がいましたが、彼らはけんもほろろに追い返されました」
そこでアルメリアが言った。
「決して仲がよいと言えない相手に、希少な穀物や大切な家畜を寄付するわけありませんわね」
「えぇ、ですが先ほどアルメリアが仰っていたクチヤ海域の海賊との関係と、子どもたちを船で国外へ連れ出しているかもしれないと言う事実とを照らし合わせれば?」
その問いにアルメリアが答える。
「寄付とは名ばかりで運ばれていた穀物とは違法薬物であり、家畜とは子どもたちのことだと……」
そう答えてアルメリアはめまいがするのを、必死で我慢した。
「その通りだと思います。この書類に書かれている北の民とはキッドというものたちのことでしょう。彼らは略奪行為をして生計を立てています。とてもかなしいことですが、その中に子どもたちも含まれるのでしょう」
アルメリアはなんとか気を取り直すと質問した。
「それでその書類にはローズクリーン貿易のことはどのように記載されていますの?」
「そこなのですが、この書類にはとても重要なことが書かれていました。ローズクリーン貿易はエド・ローズ貿易という組織を北の民の代表である、ウィリアム・キッドなる人物が買収した組織であると記載されています」
そこでムスカリが口を挟む。
「そのウィリアム・キッドなる人物は海賊のキッドと同一人物で間違いないだろうな」
「はい、私もそう思います。それと、そのエド・ローズ貿易という組織は、もともとチューベローズの組織だったようです」
アルメリアは少し混乱した。
「まって、ルフス。どういうことですの? 結局はローズクリーンは今はチューベローズの組織ではないということですの?」
「いいえ、書類によると寄付や交易で必要にかられて、チューベローズがエド・ローズ貿易という小さな組織を細々と運営していたところ、ある日件の北の民からの寄付の話が持ち上がり、そのウィリアム・キッドなる人物がエド・ローズ貿易を買収。そして、ローズクリーン貿易と名前を変えたとされています。ですが……」
それに次いでムスカリが答える。
「なるほど、キッドに買い取らせたと見せて、その実中身はそのままチューベローズの組織というわけか」
「はい、そういうことのようです」
アルメリアは、一つ疑問に思っていたことを口にした。
「ルフス、貴男を疑っているわけではありませんけれど、こんなに大切な書類をこんなに短期間にどうやって手にいれましたの?」
ルーファスは微笑むと答えた。
「ツテがあると言いましたね、そのツテと言うのはクインシー男爵令嬢のことなのです」
急に出たその名前に、アルメリアは驚きを隠せなかった。
「彼女が? 彼女はどうして?」
ダチュラは本当は味方なのだろうか? そう考えアルメリアは混乱した。
「私にもさっぱりわかりませんが、なぜだか初めて城内の慰問で彼女にお会いしたときから、私は彼女に気に入られているようなのです」
アルメリアは思わずムスカリを盗み見た。ムスカリは表情一つ変えずにこの話を聞いている。だが、ムスカリはこういったとき、感情を顔に出さない人物だ、内心はどう思っているかわからなかった。
アルメリアはなるべくムスカリを傷つけないよう、細心の注意を払ってルーファスに質問を続ける。
「それはつまり、クインシー男爵令嬢がルフスに対して、助祭として信頼しているというか、親愛しているということかしら?」
ルーファスは苦笑すると首を振る。
「違いますね、どちらかというとなにか目的をもって私に接しているように見受けられました。それはもちろん恋愛感情ではなさそうです」
それを聞いて少しほっとしながらも、アルメリアはますますダチュラという女性がわからなくなった。
ルーファスは続ける。
「私はパーテルの、いえブロン司教の冤罪事件の影響で本部に入れてもらえなくなりました。それが、ある日クインシー男爵令嬢の口添えのお陰で、入ることが許されるようになりました。それで書類を見たいと頼むと、引き続き、先日は書類保管こに入る許可までいただきました」
「それにしても、そんな大切な書類を簡単に持ち出せる場所に保管するなんて、本当に考えられないことですわ」
「ルフス、こんな短期間で書類を手に入れることができましたの?」
「はい。私にはツテがありましたから」
そう言って微笑むと、持っていた鞄から書類を取り出した。
「もちろん、この書類には私も目を通しました。ですが、この書類の内容に疑問を感じていました。読んだときはその疑問の答えはわかりませんでしたが、今アルメリアが話されたことを聞いていて、書類のおかしな点についての疑問が解けました」
「なんですの?」
「この書類は、北方の民がチューベローズに寄付をくださることになったさいの書類です。その運搬にローズクリーン貿易が関わってきているわけです」
そこで一息つくと、ルーファスは続ける。
「寄付された物資についてですが、中身は穀物や家畜がほとんどでした」
そこまで聞くと、リアムがなにかに気づいたように言った。
「それはおかしい話ですね、北の民は遊牧民ばかりのはずですが?」
「そうなんです、皆さんもお気づきになられたと思います。まず北の民たちの住むクチヤ国は寒冷地で農耕に適さず、その大半は遊牧民として暮らしています。毛糸や布、家畜などが主な生産品です。なのに、どうやって他の組織に寄付できるほどの穀物を手に入れたのでしょう」
そこでリアムが続けて言う。
「それと、家畜は彼らにとって欠かせない大切なものです。それを他国の組織へ寄付するとは到底思えない」
ルーファスは大きく頷く。
「それに、これは私が教会に身をおいているから感じることなのかもしれませんが、北の民の信仰する神と私たちの神はまるで違います。相容れぬものなのです。以前布教のためにクチヤ国へ旅立った同士がいましたが、彼らはけんもほろろに追い返されました」
そこでアルメリアが言った。
「決して仲がよいと言えない相手に、希少な穀物や大切な家畜を寄付するわけありませんわね」
「えぇ、ですが先ほどアルメリアが仰っていたクチヤ海域の海賊との関係と、子どもたちを船で国外へ連れ出しているかもしれないと言う事実とを照らし合わせれば?」
その問いにアルメリアが答える。
「寄付とは名ばかりで運ばれていた穀物とは違法薬物であり、家畜とは子どもたちのことだと……」
そう答えてアルメリアはめまいがするのを、必死で我慢した。
「その通りだと思います。この書類に書かれている北の民とはキッドというものたちのことでしょう。彼らは略奪行為をして生計を立てています。とてもかなしいことですが、その中に子どもたちも含まれるのでしょう」
アルメリアはなんとか気を取り直すと質問した。
「それでその書類にはローズクリーン貿易のことはどのように記載されていますの?」
「そこなのですが、この書類にはとても重要なことが書かれていました。ローズクリーン貿易はエド・ローズ貿易という組織を北の民の代表である、ウィリアム・キッドなる人物が買収した組織であると記載されています」
そこでムスカリが口を挟む。
「そのウィリアム・キッドなる人物は海賊のキッドと同一人物で間違いないだろうな」
「はい、私もそう思います。それと、そのエド・ローズ貿易という組織は、もともとチューベローズの組織だったようです」
アルメリアは少し混乱した。
「まって、ルフス。どういうことですの? 結局はローズクリーンは今はチューベローズの組織ではないということですの?」
「いいえ、書類によると寄付や交易で必要にかられて、チューベローズがエド・ローズ貿易という小さな組織を細々と運営していたところ、ある日件の北の民からの寄付の話が持ち上がり、そのウィリアム・キッドなる人物がエド・ローズ貿易を買収。そして、ローズクリーン貿易と名前を変えたとされています。ですが……」
それに次いでムスカリが答える。
「なるほど、キッドに買い取らせたと見せて、その実中身はそのままチューベローズの組織というわけか」
「はい、そういうことのようです」
アルメリアは、一つ疑問に思っていたことを口にした。
「ルフス、貴男を疑っているわけではありませんけれど、こんなに大切な書類をこんなに短期間にどうやって手にいれましたの?」
ルーファスは微笑むと答えた。
「ツテがあると言いましたね、そのツテと言うのはクインシー男爵令嬢のことなのです」
急に出たその名前に、アルメリアは驚きを隠せなかった。
「彼女が? 彼女はどうして?」
ダチュラは本当は味方なのだろうか? そう考えアルメリアは混乱した。
「私にもさっぱりわかりませんが、なぜだか初めて城内の慰問で彼女にお会いしたときから、私は彼女に気に入られているようなのです」
アルメリアは思わずムスカリを盗み見た。ムスカリは表情一つ変えずにこの話を聞いている。だが、ムスカリはこういったとき、感情を顔に出さない人物だ、内心はどう思っているかわからなかった。
アルメリアはなるべくムスカリを傷つけないよう、細心の注意を払ってルーファスに質問を続ける。
「それはつまり、クインシー男爵令嬢がルフスに対して、助祭として信頼しているというか、親愛しているということかしら?」
ルーファスは苦笑すると首を振る。
「違いますね、どちらかというとなにか目的をもって私に接しているように見受けられました。それはもちろん恋愛感情ではなさそうです」
それを聞いて少しほっとしながらも、アルメリアはますますダチュラという女性がわからなくなった。
ルーファスは続ける。
「私はパーテルの、いえブロン司教の冤罪事件の影響で本部に入れてもらえなくなりました。それが、ある日クインシー男爵令嬢の口添えのお陰で、入ることが許されるようになりました。それで書類を見たいと頼むと、引き続き、先日は書類保管こに入る許可までいただきました」
「それにしても、そんな大切な書類を簡単に持ち出せる場所に保管するなんて、本当に考えられないことですわ」
13
お気に入りに追加
712
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢、推しを生かすために転生したようです
みゅー
恋愛
ヴィヴィアンは自分が転生していることに気づくと同時に、前世でもっとも最推しであった婚約者のカーランが死んでしまうことを思い出す。
自分を愛してはくれない、そんな王子でもヴィヴィアンにとって命をかけてでも助けたい相手だった。
それからヴィヴィアンの体を張り命懸でカーランを守る日々が始まった。
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
王太子殿下が好きすぎてつきまとっていたら嫌われてしまったようなので、聖女もいることだし悪役令嬢の私は退散することにしました。
みゅー
恋愛
王太子殿下が好きすぎるキャロライン。好きだけど嫌われたくはない。そんな彼女の日課は、王太子殿下を見つめること。
いつも王太子殿下の行く先々に出没して王太子殿下を見つめていたが、ついにそんな生活が終わるときが来る。
聖女が現れたのだ。そして、さらにショックなことに、自分が乙女ゲームの世界に転生していてそこで悪役令嬢だったことを思い出す。
王太子殿下に嫌われたくはないキャロラインは、王太子殿下の前から姿を消すことにした。そんなお話です。
ちょっと切ないお話です。
忘れられた妻
毛蟹葵葉
恋愛
結婚初夜、チネロは夫になったセインに抱かれることはなかった。
セインは彼女に積もり積もった怒りをぶつけた。
「浅ましいお前の母のわがままで、私は愛する者を伴侶にできなかった。それを止めなかったお前は罪人だ。顔を見るだけで吐き気がする」
セインは婚約者だった時とは別人のような冷たい目で、チネロを睨みつけて吐き捨てた。
「3年間、白い結婚が認められたらお前を自由にしてやる。私の妻になったのだから飢えない程度には生活の面倒は見てやるが、それ以上は求めるな」
セインはそれだけ言い残してチネロの前からいなくなった。
そして、チネロは、誰もいない別邸へと連れて行かれた。
三人称の練習で書いています。違和感があるかもしれません
令嬢戦士と召喚獣〈1〉 〜 ワケあり侯爵令嬢ですがうっかり蛇の使い魔を召喚したところ王子に求婚される羽目になりました 〜
Elin
ファンタジー
【24/4/24 更新再開しました。】
人と召喚獣が共生して生きる国《神国アルゴン》。ブラッドリー侯爵家の令嬢ライラは婿探しのため引き籠もり生活を脱して成人の儀式へと臨む。
私の召喚獣は猫かしら?
それともウサギ?モルモット?
いいえ、蛇です。
しかもこの蛇、しゃべるんですが......。
前代未聞のしゃべる蛇に神殿は大パニック。しかも外で巨大キメラまで出現してもう大混乱。運良くその場にいた第二王子の活躍で事態は一旦収まるものの、後日蛇が強力なスキルの使い手だと判明したことをきっかけに引き籠もり令嬢の日常は一変する。
恋愛ありバトルあり、そして蛇あり。
『令嬢戦士と召喚獣』シリーズの序章、始まりはじまり。
÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷
『令嬢戦士と召喚獣』シリーズ
第一巻(完結済) シリーズ序章
https://www.alphapolis.co.jp/novel/841381876/415807748
第二巻(連載中) ※毎日更新
https://www.alphapolis.co.jp/novel/841381876/627853636
※R15作品ですが、一巻は導入巻となるためライトです。二巻以降で恋愛、バトル共に描写が増えます。少年少女漫画を超える表現はしませんが、苦手な方は閲覧お控えください。
※恋愛ファンタジーですがバトル要素も強く、ヒロイン自身も戦いそれなりに負傷します。一般的な令嬢作品とは異なりますためご注意ください。
÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷
モブの私がなぜかヒロインを押し退けて王太子殿下に選ばれました
みゅー
恋愛
その国では婚約者候補を集め、その中から王太子殿下が自分の婚約者を選ぶ。
ケイトは自分がそんな乙女ゲームの世界に、転生してしまったことを知った。
だが、ケイトはそのゲームには登場しておらず、気にせずそのままその世界で自分の身の丈にあった普通の生活をするつもりでいた。だが、ある日宮廷から使者が訪れ、婚約者候補となってしまい……
そんなお話です。
宮廷外交官の天才令嬢、王子に愛想をつかれて婚約破棄されたあげく、実家まで追放されてケダモノ男爵に読み書きを教えることになりました
悠木真帆
恋愛
子爵令嬢のシャルティナ・ルーリックは宮廷外交官として日々忙しくはたらく毎日。
クールな見た目と頭の回転の速さからついたあだ名は氷の令嬢。
婚約者である王子カイル・ドルトラードを長らくほったらかしてしまうほど仕事に没頭していた。
そんなある日の夜会でシャルティナは王子から婚約破棄を宣言されてしまう。
そしてそのとなりには見知らぬ令嬢が⋯⋯
王子の婚約者ではなくなった途端、シャルティナは宮廷外交官の立場まで失い、見かねた父の強引な勧めで冒険者あがりの男爵のところへ行くことになる。
シャルティナは宮廷外交官の実績を活かして辣腕を振るおうと張り切るが、男爵から命じられた任務は男爵に文字の読み書きを教えることだった⋯⋯
ヤケになってドレスを脱いだら、なんだかえらい事になりました
杜野秋人
恋愛
「そなたとの婚約、今この場をもって破棄してくれる!」
王族専用の壇上から、立太子間近と言われる第一王子が、声高にそう叫んだ。それを、第一王子の婚約者アレクシアは黙って聞いていた。
第一王子は次々と、アレクシアの不行跡や不品行をあげつらい、容姿をけなし、彼女を責める。傍らに呼び寄せたアレクシアの異母妹が訴えるままに、鵜呑みにして信じ込んだのだろう。
確かに婚約してからの5年間、第一王子とは一度も会わなかったし手紙や贈り物のやり取りもしなかった。だがそれは「させてもらえなかった」が正しい。全ては母が死んだ後に乗り込んできた後妻と、その娘である異母妹の仕組んだことで、父がそれを許可したからこそそんな事がまかり通ったのだということに、第一王子は気付かないらしい。
唯一の味方だと信じていた第一王子までも、アレクシアの味方ではなくなった。
もう味方はいない。
誰への義理もない。
ならば、もうどうにでもなればいい。
アレクシアはスッと背筋を伸ばした。
そうして彼女が次に取った行動に、第一王子は驚愕することになる⸺!
◆虐げられてるドアマットヒロインって、見たら分かるじゃんね?って作品が最近多いので便乗してみました(笑)。
◆虐待を窺わせる描写が少しだけあるのでR15で。
◆ざまぁは二段階。いわゆるおまいう系のざまぁを含みます。
◆全8話、最終話だけ少し長めです。
恋愛は後半で、メインディッシュはざまぁでどうぞ。
◆片手間で書いたんで、主要人物以外の固有名詞はありません。どこの国とも設定してないんで悪しからず。
◆この作品はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆過去作のヒロインと本作主人公の名前が丸被りしてたので、名前を変更しています。(2024/09/03)
◆9/2、HOTランキング11→7位!ありがとうございます!
9/3、HOTランキング5位→3位!ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる