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第4話 バイト先の忘年会
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はぁ、ようやく一日目が終わった。
とりあえず帰って、勉強するか。
「あのっ、陸君?」
と読んだのは、従妹の深月だ。
美人なんだけど、少し性格が悪い。
「どうしたんだよ。」
「あのさ一緒に帰らない?」
「いいけど。」
と言うと少し頬を赤くして。
「早く行こっ。」
まぁ従妹だからキュンとするようなしぐさはあっても、何も感じない。
まぁ他の人なら、余裕で撃ち抜かれるだろう。
「陸は、今バイトしてるの?」
「何でそんな事を?」
「だって最近近所で陸を見たときに、少し服装がおしゃれだった。」
よく見てるな。
「まぁちょっとだけお金に余裕があったのも一つだし...」
その時誰かが自分を見ている気がした。
「けどそんな所にお金を使っていると言うことは、彼女が出来たんじゃない?」
「それは無いわ。」
「けどおしゃれになってくれる事は嬉しいな。」
「何でだよ。」
「だって将来私の彼氏だもん。」
いやそれは無いわ。
従妹と言うのは、もはや妹だし。
けど、中学生の時は、意識していました。
「おいおい、言葉が無いと言うことは、本当に好きなの?」
「って、そんなわけないだろ。」
ヤバいちょっと怒鳴り過ぎました。
「絶対に私は、陸君の事を好きにさせるから。」
「やってみろよ。絶対に振り向かないから。」
自分のプライドが許せないからな。
あの事があったからな。
その後、家に着き勉強をしていた。
ピコんと連絡が来た。
あっ店長からだ。
(今日は、忘年会だよ。絶対に参加してね。)
そうかそんな時期か!
忘れてた。
母に連絡しとこ。
6時からだし。
もう少しだけ……もう少しだけ……もう少しだけ
えっヤバい。5時半だ。急ご。
「すみません、遅れました。」
ちょっとだけ間に合わなかったけど……
「珍しいね、勉強してたの?」
と言うのは、相変わらずの店長だ。
「気づいたら、こんな時間になってしまいました。すみませんでした。」
「いいよ、だって勉学優先だから、けど息抜きも大事だよ。」
「ありがとうございます。」
やっぱり店長の言うことは正しいなと思う。
今日は、お好み焼きに、焼きそばと言う鉄板料理を沢山していた。
この忘年会は、いつも話さないような人も話すことが多くて、去年は趣味の共通点が一緒だった人と仲が良くなった。
「山岡さん?」
と読んでくれたのは、バイトの新人の橋本さんだ。
「あっ橋本さん。」
「勉強の方はどうですか?」
「まぁまぁと言った所です。」
「そういえば!今日誕生日ですよね?」
「そうですけど……」
「これです。」
それは、白いビニールの袋だった。
その中にApotsが入っていた。
Apotsとは、かの有名なグレープから出している、ワイヤレスイヤホンだ。
お値段は1万2000円ぐらいです。
「これって?」
思わず聞いてしまった。
「山岡さんの誕生日です、いつも感謝しているので、もし在庫があったら、Apots plusを渡していたんですけどね?」
と顔を赤らめていた。
「いやいや、あの時ネタで言ったのに、ホントに持ってくるとは思いませんでした。」
それじゃ無駄に橋本さんをいじれないじゃないか。
「まぁプレゼントですから、私の気持ちと言うことで……私の誕生日の時プレゼントを楽しみにしておきますね。」
「分かりました、誕生日いつですか?」
「2月20日です。」
「分かりました、考えておきます。」
と少し笑いながら言った。
まだまだ忘年会は続いた。
とりあえず帰って、勉強するか。
「あのっ、陸君?」
と読んだのは、従妹の深月だ。
美人なんだけど、少し性格が悪い。
「どうしたんだよ。」
「あのさ一緒に帰らない?」
「いいけど。」
と言うと少し頬を赤くして。
「早く行こっ。」
まぁ従妹だからキュンとするようなしぐさはあっても、何も感じない。
まぁ他の人なら、余裕で撃ち抜かれるだろう。
「陸は、今バイトしてるの?」
「何でそんな事を?」
「だって最近近所で陸を見たときに、少し服装がおしゃれだった。」
よく見てるな。
「まぁちょっとだけお金に余裕があったのも一つだし...」
その時誰かが自分を見ている気がした。
「けどそんな所にお金を使っていると言うことは、彼女が出来たんじゃない?」
「それは無いわ。」
「けどおしゃれになってくれる事は嬉しいな。」
「何でだよ。」
「だって将来私の彼氏だもん。」
いやそれは無いわ。
従妹と言うのは、もはや妹だし。
けど、中学生の時は、意識していました。
「おいおい、言葉が無いと言うことは、本当に好きなの?」
「って、そんなわけないだろ。」
ヤバいちょっと怒鳴り過ぎました。
「絶対に私は、陸君の事を好きにさせるから。」
「やってみろよ。絶対に振り向かないから。」
自分のプライドが許せないからな。
あの事があったからな。
その後、家に着き勉強をしていた。
ピコんと連絡が来た。
あっ店長からだ。
(今日は、忘年会だよ。絶対に参加してね。)
そうかそんな時期か!
忘れてた。
母に連絡しとこ。
6時からだし。
もう少しだけ……もう少しだけ……もう少しだけ
えっヤバい。5時半だ。急ご。
「すみません、遅れました。」
ちょっとだけ間に合わなかったけど……
「珍しいね、勉強してたの?」
と言うのは、相変わらずの店長だ。
「気づいたら、こんな時間になってしまいました。すみませんでした。」
「いいよ、だって勉学優先だから、けど息抜きも大事だよ。」
「ありがとうございます。」
やっぱり店長の言うことは正しいなと思う。
今日は、お好み焼きに、焼きそばと言う鉄板料理を沢山していた。
この忘年会は、いつも話さないような人も話すことが多くて、去年は趣味の共通点が一緒だった人と仲が良くなった。
「山岡さん?」
と読んでくれたのは、バイトの新人の橋本さんだ。
「あっ橋本さん。」
「勉強の方はどうですか?」
「まぁまぁと言った所です。」
「そういえば!今日誕生日ですよね?」
「そうですけど……」
「これです。」
それは、白いビニールの袋だった。
その中にApotsが入っていた。
Apotsとは、かの有名なグレープから出している、ワイヤレスイヤホンだ。
お値段は1万2000円ぐらいです。
「これって?」
思わず聞いてしまった。
「山岡さんの誕生日です、いつも感謝しているので、もし在庫があったら、Apots plusを渡していたんですけどね?」
と顔を赤らめていた。
「いやいや、あの時ネタで言ったのに、ホントに持ってくるとは思いませんでした。」
それじゃ無駄に橋本さんをいじれないじゃないか。
「まぁプレゼントですから、私の気持ちと言うことで……私の誕生日の時プレゼントを楽しみにしておきますね。」
「分かりました、誕生日いつですか?」
「2月20日です。」
「分かりました、考えておきます。」
と少し笑いながら言った。
まだまだ忘年会は続いた。
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