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旅行篇
3度目の正直!? 風来坊でWデートする独身介護士女の仕事終わり
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11月19日(金)、PM18:00ちょっと過ぎ。別に私はルパンじゃないし、後ろから銭形警部が追いかけてきてる…みたいなこともありませんでしたが、仕事終わり、ちょっと走ってました。
ちなみにこの日の目標は、「命に替えても残業しない」でした。たとえ残業1秒あたり100万円出すよ、なんて言われても、この日だけはどうしても居残るわけにはいかなかったんです。
というのも翌日に「山城へ行こう きっかけは森長可」というイベントに参戦するためでした。日帰りで始発という案も当初あったんですが、友人から
「You、前日入りしちゃいなyo☆ 」
と誘われて心が揺れたのが第1段階。
「ホテル代出すよ?」
と誘われて第2段階。
「風来坊、あるよ?」
K.O.Σ(°꒫°๑=͟͟͞)➳♡ズキュン
このセリフで落ちない女の子はきっといない。そんなわけで仕事帰りに名古屋に前日入りし、私と酒雄さん、そして友人と、手羽先さんとWデートすることと相成りました。
風来坊は東海地方で有名な手羽先のチェーン店。ここの手羽先、とっても好きです。でもなんだか縁がなくて、行っても定休日だったり、時短営業の期間だったりで落ち着いて行ったことはなかったのです。
今日行く予定の風来坊は、 0時までの営業。18時ジャストに退勤して、ダッシュでまずは新横浜に向かいます。
退勤する私を見た先輩のお姉様の目はどう見ても、「普段からもっと働けよ」と語ってた気がしますが、まあそれはどうでもいい話。
あと、あまりにも嬉々として高速で退勤する私を見た上司達は、彼氏とデートかな?と噂してたそうです。半分正解。
名古屋に向かううち、誤算が3つあります。
ひとつめは、電車も新幹線も予定より早いものに乗れたこと。
予定では、八時半過ぎに着けばいいかな? と思っていたのだけれど、八時半前に着くことができました。
ふたつめは、予定より早い新幹線だったために、酒彼氏と合流できなかったことです。
ほんとは駅の売店で酒雄さんをお迎えしてから乗ろうと思っていたのですが、目の前で新幹線が来てしまったので断念。
3つ目は、車内販売が想定外に来なかったこと。
私の乗ってた車両、後ろの方だったんです。その結果、車内販売がやって来たのは、降車20分前を切ってからでした。
しかもその車内販売のお姉さん、めっちゃ素早いんです。え、あなた瞬間移動使えるの?もしくは立体機動装置をお持ち??ってくらい速かった。
そんなわけで車内販売にも出会えず、売店にも行くことができず。酒雄さんと一緒に新幹線に乗るという計画は反故になってしまいました。。
ちなみにこの「山城へ行こう篇」ですが、後に酒雄さんと破局寸前のトラブルを起こしてしまうのは別の話です。私がすべて悪いです。
途中で待ち合わせ場所を間違えつつ、どうにか友人と合流。いったんホテルにチェックインしてから、風来坊に向かいました。
金曜の夜ということもあり、たどり着いたのは21時前と遅めであるにも関わらず、お客は溢れかえってました。5分ほど待ってからカウンターに着席。とりあえず最初はビールと手羽先6人前注文しました。
改めまして、おつかれー酒🍻
6人前なのでそこそこ量はあるんですが、これが女ふたりでもぺろりと食べられてしまうんですよね。揚げ物だけどそんなにこってりした感じもしなくて、でもしっかり味ついてるからジョッキから手を話せず気づいたら2杯目のビールまで完飲してました。
私はテレビで見た食べ方で手羽先齧ってたんですが、友人は「え、何…職人がいるの?」っていう鮮やかな手さばきで手羽先を食べてました。公式で紹介してる方法らしいけれど、その中でも比較的難易度高めなやり方なので、思わず見とれそうになりました。
3杯目は男梅サワー。男梅って名前でもっとガツンと効いたお酒のイメージあるけど、見た目はピンクでとても女子力が高い。
男梅サワー注文時に一瞬不穏になったのが、店員さんがサワーを私のところではなく友人のところに置いて行ったことでした。その切なさは、まさしく彼氏を友達に寝盗られた時の状況そのもの。友人には「人聞きが悪い」と怒られました。
風来坊は手羽先もだけどお刺身も美味しいです。
マグロはえ、専門店?ってくらい切り口が美しい。口に入れた瞬間、ほろりと溶けそうな舌触りでした。ジムでよく会うマッチョが実はプライベートでは猫が大好きでとても大人しい、みたいな感じのギャップ。
そしてなんと言ってもタコ。これは度肝を抜いた。私史上、最も美味しいタコを食べたかもしれません。そのくらいおいしーーーー!タコでした。分厚くて、コリプチな歯応えもたまらない。地球最後の瞬間に噛みたいものは? と訊かれたら、私は迷うことなく風来坊のタコブツを挙げると思います。
最後にもう少しだけ手羽先が食べたいねーってことになり、2人前(3人前?)だけ追加。この夜私は、3ヶ月ぶんの手羽先を食べたと思いますが、翌日手羽先出されたらそれはそれで食べられるんじゃないでしょーか。ていうか書きながら既に食べたくてうずうずしてます。
その後友人が予約してくれた、朝ごはんが美味しいことで定評のあるホテルに移動。
この後風呂入って寝る……だけのはずだったんですが、翌日使う予定の襦袢に縫い付けてた半襟が急に納得いかなくて再度縫い直していました。結局寝たのは三時近くなってから……という、何とも無意味な時間帯。
これじゃ始発の日帰り弾丸旅行でも変わらないのでは? って気は若干するけれど、風来坊でのWデートが楽しかったので無問題ということで。
ちなみにこの日の目標は、「命に替えても残業しない」でした。たとえ残業1秒あたり100万円出すよ、なんて言われても、この日だけはどうしても居残るわけにはいかなかったんです。
というのも翌日に「山城へ行こう きっかけは森長可」というイベントに参戦するためでした。日帰りで始発という案も当初あったんですが、友人から
「You、前日入りしちゃいなyo☆ 」
と誘われて心が揺れたのが第1段階。
「ホテル代出すよ?」
と誘われて第2段階。
「風来坊、あるよ?」
K.O.Σ(°꒫°๑=͟͟͞)➳♡ズキュン
このセリフで落ちない女の子はきっといない。そんなわけで仕事帰りに名古屋に前日入りし、私と酒雄さん、そして友人と、手羽先さんとWデートすることと相成りました。
風来坊は東海地方で有名な手羽先のチェーン店。ここの手羽先、とっても好きです。でもなんだか縁がなくて、行っても定休日だったり、時短営業の期間だったりで落ち着いて行ったことはなかったのです。
今日行く予定の風来坊は、 0時までの営業。18時ジャストに退勤して、ダッシュでまずは新横浜に向かいます。
退勤する私を見た先輩のお姉様の目はどう見ても、「普段からもっと働けよ」と語ってた気がしますが、まあそれはどうでもいい話。
あと、あまりにも嬉々として高速で退勤する私を見た上司達は、彼氏とデートかな?と噂してたそうです。半分正解。
名古屋に向かううち、誤算が3つあります。
ひとつめは、電車も新幹線も予定より早いものに乗れたこと。
予定では、八時半過ぎに着けばいいかな? と思っていたのだけれど、八時半前に着くことができました。
ふたつめは、予定より早い新幹線だったために、酒彼氏と合流できなかったことです。
ほんとは駅の売店で酒雄さんをお迎えしてから乗ろうと思っていたのですが、目の前で新幹線が来てしまったので断念。
3つ目は、車内販売が想定外に来なかったこと。
私の乗ってた車両、後ろの方だったんです。その結果、車内販売がやって来たのは、降車20分前を切ってからでした。
しかもその車内販売のお姉さん、めっちゃ素早いんです。え、あなた瞬間移動使えるの?もしくは立体機動装置をお持ち??ってくらい速かった。
そんなわけで車内販売にも出会えず、売店にも行くことができず。酒雄さんと一緒に新幹線に乗るという計画は反故になってしまいました。。
ちなみにこの「山城へ行こう篇」ですが、後に酒雄さんと破局寸前のトラブルを起こしてしまうのは別の話です。私がすべて悪いです。
途中で待ち合わせ場所を間違えつつ、どうにか友人と合流。いったんホテルにチェックインしてから、風来坊に向かいました。
金曜の夜ということもあり、たどり着いたのは21時前と遅めであるにも関わらず、お客は溢れかえってました。5分ほど待ってからカウンターに着席。とりあえず最初はビールと手羽先6人前注文しました。
改めまして、おつかれー酒🍻
6人前なのでそこそこ量はあるんですが、これが女ふたりでもぺろりと食べられてしまうんですよね。揚げ物だけどそんなにこってりした感じもしなくて、でもしっかり味ついてるからジョッキから手を話せず気づいたら2杯目のビールまで完飲してました。
私はテレビで見た食べ方で手羽先齧ってたんですが、友人は「え、何…職人がいるの?」っていう鮮やかな手さばきで手羽先を食べてました。公式で紹介してる方法らしいけれど、その中でも比較的難易度高めなやり方なので、思わず見とれそうになりました。
3杯目は男梅サワー。男梅って名前でもっとガツンと効いたお酒のイメージあるけど、見た目はピンクでとても女子力が高い。
男梅サワー注文時に一瞬不穏になったのが、店員さんがサワーを私のところではなく友人のところに置いて行ったことでした。その切なさは、まさしく彼氏を友達に寝盗られた時の状況そのもの。友人には「人聞きが悪い」と怒られました。
風来坊は手羽先もだけどお刺身も美味しいです。
マグロはえ、専門店?ってくらい切り口が美しい。口に入れた瞬間、ほろりと溶けそうな舌触りでした。ジムでよく会うマッチョが実はプライベートでは猫が大好きでとても大人しい、みたいな感じのギャップ。
そしてなんと言ってもタコ。これは度肝を抜いた。私史上、最も美味しいタコを食べたかもしれません。そのくらいおいしーーーー!タコでした。分厚くて、コリプチな歯応えもたまらない。地球最後の瞬間に噛みたいものは? と訊かれたら、私は迷うことなく風来坊のタコブツを挙げると思います。
最後にもう少しだけ手羽先が食べたいねーってことになり、2人前(3人前?)だけ追加。この夜私は、3ヶ月ぶんの手羽先を食べたと思いますが、翌日手羽先出されたらそれはそれで食べられるんじゃないでしょーか。ていうか書きながら既に食べたくてうずうずしてます。
その後友人が予約してくれた、朝ごはんが美味しいことで定評のあるホテルに移動。
この後風呂入って寝る……だけのはずだったんですが、翌日使う予定の襦袢に縫い付けてた半襟が急に納得いかなくて再度縫い直していました。結局寝たのは三時近くなってから……という、何とも無意味な時間帯。
これじゃ始発の日帰り弾丸旅行でも変わらないのでは? って気は若干するけれど、風来坊でのWデートが楽しかったので無問題ということで。
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