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旅行篇
蕎麦屋でひたすら飲む高遠攻め
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おつかれー酒
甲州征伐もいよいよ終盤。宿を発って、友人の運転で高遠城址公園に向かいます。
高遠城といえば武田勝頼の異母弟、そして松姫さまにとっては同母兄にあたる、仁科五郎盛信のお城です。友人が仁科兄ちゃん大好きなので、色々説明してもらうことができて良かったです。
ちょうど紅葉がはじまろうとしている時期なので、ところどころ紅葉が色づいていました。
高遠城の桜といえば、ちょっと春は有名らしいです。バスは特別ダイヤになったり、駐車場が満員を超えるレベルになったりと、観光客でごった返します。ちなみに行くときはバスの方がいいよ、とアドバイスもらいました。一人の時は人混みをなるべく避けたいみずきちが高遠の桜を拝める日が来るかは結構微妙です。たぶん、信松院の喫茶でぜんざいをいただきながら、桜を眺めている気がします。今年はそうでした。
仁科兄ちゃんのお墓参りもしてきました。結構信玄の銅像に似てますよね。間違うことなき親子です((そりゃそうだ
勝頼兄ちゃんも仁科兄ちゃんも、偉大過ぎる信玄という父親のせいでいっとき低い評価されてましたけど、実際には人としても武将としても、充分すぎる素質を兼ね備えた人でした。父親がチート過ぎるんよ。
松姫が信忠様と婚約破棄した後に誰にも嫁がなかったのは、結局は本人の気持ちを尊重してあげたのかな、と個人的には思ってます。もちろん他家との関係とか、それどころじゃないとか、政治的思惑も絡んではいたと思うけど、妹の「信忠の妻」という気持ちを尊重したのかな、って。松姫と勝頼兄ちゃんの関係は、「信長のシェフ」が結構好きです。松姫の生きざまが美しくて気高くて、そして勝頼兄ちゃんの妹に対する愛情に読むたび涙します。
高遠城を満喫した後は、私のリクエストで高遠蕎麦を食べに行きました。
高遠蕎麦って大根おろしで食べるざるそば、というイメージがあったので、旅行中常に飲んでいる私にはさっぱりいただけていいんじゃないかと思っていました。
もちろん酒雄さんも召喚☆
蕎麦屋とラーメン屋には、ビールが合う。特に蕎麦屋なら瓶ビールは鉄板ですね。お通し付きなのもポイントが高い。お通しは南蛮漬け? みたいなのが出ました。さっぱり甘辛くて美味しかったです。
それともう一品。馬刺しも頼ませてもらいました。
もう本当に「ウマい🐎」としか言いようがありませんね。最初に馬刺しを料理した人は素晴らしい目の付け所。馬は昔から人の暮らしを色んな面で支えてくれる。
いかにも獣を食べている味で、栄養価も高い気がする。一切れで一食分の力がみなぎるような、そんな感じ。でも、決してしつこいわけじゃない。イメージ的には、すごくアピールが激しいイケメンだけど、私が怖いと思うような迫り方はしない、みたいな? なんか、池山田GO先生の作品で出てきそうなヒーロー、それが馬刺しなのかもしれない。
そしてお待ちかねの高遠蕎麦。なんか、イメージしていたよりもずっと品数が多くてびっくりしました。
てっきり大根おろしだけかと思ったら、そばつゆに焼き味噌を解いて、そこに大根おろしなどの薬味も追加していただきます。お味噌自体が焼いてあるぶん香ばしくて、それだけでビールが進む気がしました。
お蕎麦も1本1本腰があって、体育祭の組体操みたいな存在感。誰かひとりでも欠けたら、ピラミッドにはならないんだよ、とあの日の青春が教えてくれる。組体操、幼稚園でしかやったことないけど。
焼き味噌を溶いて食べるからもう少ししつこいのかな、って思っていたけれどそんなことはありません。お蕎麦と焼き味噌とそばつゆは喧嘩しあうことなく互いの魅力を最大限引き立ててくれました。それぞれしっかり味がついているのでビールが進む進む。そして、大根おろしのお陰で胸やけすることもなく、最後までさっぱりと完酒することができました。
ちなみに友人は、運転があるので飲んでません。朝から缶ビール2本も飲ませてもらえて、しかもお昼では瓶ビールも独り占めできて、幸せです。若干の罪悪感と後ろめたさが最高のおつまみでした。
そのあとはいろんな道の駅を回ったりしました。
実は今回の旅行でひとつだけ失敗したなーと思っているのが、バッグの選択。
1泊だし、そんなに大荷物にしたくないな、と肩掛けのショルダーバッグにしたんですよ。でも、そうしたせいでお土産をあまり変えなくて、美味しそうなワインをかたっぱしから買うことができませんでした。何人の恋人と出会い、涙の別れを繰り返したのか……。たとえ1泊だろうと、もう小さなバッグでの旅行はしないと心に固く誓いました。
レンタカー返却後、上諏訪駅まで移動しました。半端に時間が余ったので、見かけた蕎麦屋で早めのご飯(?)。
といっても時間が30分程度しかないので、とり天と馬刺しとビールで締めます。もう運転終わりなので、友人も一緒に仲良く乾杯🍻
もうめちゃくちゃビール飲みまくる一日だし、馬刺し食べまくりでした。
お昼時を過ぎてもお客が耐えないお店で、人気なんだろうな……と感じました。ていうか上諏訪駅周辺、昼呑みできるお店が少なすぎる。酒飲みには苦行でした。このお店がなければ、たぶん私は倒れてしまっていたことでしょう。
とり天は外はサクサク、ちょっと甘めな味付けでした。おかげさまでビール彼氏も大喜び。お察しの通り、2本開けました。ビールばっかり飲んでるので、お腹いっぱいになりました。胸もいっぱいです。
友人とばいばいした後は、特急に乗り換え帰路につく。楽しい時間というのは、息を吐く間もなく過ぎ去っていく。そんな私の心を、諏訪の思い出・赤ワインな彼が慰めてくれる。電車で飲めるように、カップもあらかじめセットでついていたのが嬉しくて思わず涙が零れ落ちそうになりました。
なんかこの日、お肉ばっかり食べていた印象があったので、車内販売でホタテ貝柱とほやを購入。そしてビールも合流。父の実家が海沿いのお陰で、ホタテもほやも昔からよく食らっていました。旅の終わりはお蕎麦と、そして海の香りにいざなわれて日常に戻っていくのです。
ちなみに帰り際、セブンでまたビールを買って帰ったのは内緒です。よく飲みよく食べた旅でした。
甲州征伐もいよいよ終盤。宿を発って、友人の運転で高遠城址公園に向かいます。
高遠城といえば武田勝頼の異母弟、そして松姫さまにとっては同母兄にあたる、仁科五郎盛信のお城です。友人が仁科兄ちゃん大好きなので、色々説明してもらうことができて良かったです。
ちょうど紅葉がはじまろうとしている時期なので、ところどころ紅葉が色づいていました。
高遠城の桜といえば、ちょっと春は有名らしいです。バスは特別ダイヤになったり、駐車場が満員を超えるレベルになったりと、観光客でごった返します。ちなみに行くときはバスの方がいいよ、とアドバイスもらいました。一人の時は人混みをなるべく避けたいみずきちが高遠の桜を拝める日が来るかは結構微妙です。たぶん、信松院の喫茶でぜんざいをいただきながら、桜を眺めている気がします。今年はそうでした。
仁科兄ちゃんのお墓参りもしてきました。結構信玄の銅像に似てますよね。間違うことなき親子です((そりゃそうだ
勝頼兄ちゃんも仁科兄ちゃんも、偉大過ぎる信玄という父親のせいでいっとき低い評価されてましたけど、実際には人としても武将としても、充分すぎる素質を兼ね備えた人でした。父親がチート過ぎるんよ。
松姫が信忠様と婚約破棄した後に誰にも嫁がなかったのは、結局は本人の気持ちを尊重してあげたのかな、と個人的には思ってます。もちろん他家との関係とか、それどころじゃないとか、政治的思惑も絡んではいたと思うけど、妹の「信忠の妻」という気持ちを尊重したのかな、って。松姫と勝頼兄ちゃんの関係は、「信長のシェフ」が結構好きです。松姫の生きざまが美しくて気高くて、そして勝頼兄ちゃんの妹に対する愛情に読むたび涙します。
高遠城を満喫した後は、私のリクエストで高遠蕎麦を食べに行きました。
高遠蕎麦って大根おろしで食べるざるそば、というイメージがあったので、旅行中常に飲んでいる私にはさっぱりいただけていいんじゃないかと思っていました。
もちろん酒雄さんも召喚☆
蕎麦屋とラーメン屋には、ビールが合う。特に蕎麦屋なら瓶ビールは鉄板ですね。お通し付きなのもポイントが高い。お通しは南蛮漬け? みたいなのが出ました。さっぱり甘辛くて美味しかったです。
それともう一品。馬刺しも頼ませてもらいました。
もう本当に「ウマい🐎」としか言いようがありませんね。最初に馬刺しを料理した人は素晴らしい目の付け所。馬は昔から人の暮らしを色んな面で支えてくれる。
いかにも獣を食べている味で、栄養価も高い気がする。一切れで一食分の力がみなぎるような、そんな感じ。でも、決してしつこいわけじゃない。イメージ的には、すごくアピールが激しいイケメンだけど、私が怖いと思うような迫り方はしない、みたいな? なんか、池山田GO先生の作品で出てきそうなヒーロー、それが馬刺しなのかもしれない。
そしてお待ちかねの高遠蕎麦。なんか、イメージしていたよりもずっと品数が多くてびっくりしました。
てっきり大根おろしだけかと思ったら、そばつゆに焼き味噌を解いて、そこに大根おろしなどの薬味も追加していただきます。お味噌自体が焼いてあるぶん香ばしくて、それだけでビールが進む気がしました。
お蕎麦も1本1本腰があって、体育祭の組体操みたいな存在感。誰かひとりでも欠けたら、ピラミッドにはならないんだよ、とあの日の青春が教えてくれる。組体操、幼稚園でしかやったことないけど。
焼き味噌を溶いて食べるからもう少ししつこいのかな、って思っていたけれどそんなことはありません。お蕎麦と焼き味噌とそばつゆは喧嘩しあうことなく互いの魅力を最大限引き立ててくれました。それぞれしっかり味がついているのでビールが進む進む。そして、大根おろしのお陰で胸やけすることもなく、最後までさっぱりと完酒することができました。
ちなみに友人は、運転があるので飲んでません。朝から缶ビール2本も飲ませてもらえて、しかもお昼では瓶ビールも独り占めできて、幸せです。若干の罪悪感と後ろめたさが最高のおつまみでした。
そのあとはいろんな道の駅を回ったりしました。
実は今回の旅行でひとつだけ失敗したなーと思っているのが、バッグの選択。
1泊だし、そんなに大荷物にしたくないな、と肩掛けのショルダーバッグにしたんですよ。でも、そうしたせいでお土産をあまり変えなくて、美味しそうなワインをかたっぱしから買うことができませんでした。何人の恋人と出会い、涙の別れを繰り返したのか……。たとえ1泊だろうと、もう小さなバッグでの旅行はしないと心に固く誓いました。
レンタカー返却後、上諏訪駅まで移動しました。半端に時間が余ったので、見かけた蕎麦屋で早めのご飯(?)。
といっても時間が30分程度しかないので、とり天と馬刺しとビールで締めます。もう運転終わりなので、友人も一緒に仲良く乾杯🍻
もうめちゃくちゃビール飲みまくる一日だし、馬刺し食べまくりでした。
お昼時を過ぎてもお客が耐えないお店で、人気なんだろうな……と感じました。ていうか上諏訪駅周辺、昼呑みできるお店が少なすぎる。酒飲みには苦行でした。このお店がなければ、たぶん私は倒れてしまっていたことでしょう。
とり天は外はサクサク、ちょっと甘めな味付けでした。おかげさまでビール彼氏も大喜び。お察しの通り、2本開けました。ビールばっかり飲んでるので、お腹いっぱいになりました。胸もいっぱいです。
友人とばいばいした後は、特急に乗り換え帰路につく。楽しい時間というのは、息を吐く間もなく過ぎ去っていく。そんな私の心を、諏訪の思い出・赤ワインな彼が慰めてくれる。電車で飲めるように、カップもあらかじめセットでついていたのが嬉しくて思わず涙が零れ落ちそうになりました。
なんかこの日、お肉ばっかり食べていた印象があったので、車内販売でホタテ貝柱とほやを購入。そしてビールも合流。父の実家が海沿いのお陰で、ホタテもほやも昔からよく食らっていました。旅の終わりはお蕎麦と、そして海の香りにいざなわれて日常に戻っていくのです。
ちなみに帰り際、セブンでまたビールを買って帰ったのは内緒です。よく飲みよく食べた旅でした。
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