141 / 176
最終章「プロポーズは指輪と共に!」
12 チュウしろや!
しおりを挟む
――その日の夜。夕食も風呂を終えた俺はベッドの上で悶々としていた。
『けど、坊ちゃんだってレノの事が好きならレノに触りたい。キスの一つや二つ、したいって思う事もあるでしょ?』
昼間に言われたヒューゴの言葉が俺の中で渦巻く。
……俺がレノにチュウ。うむむっ。
以前、寝起きに勘違いしてレノに自分からキスした事はあっても、未だに自分からキスした事はない。でも最近はされて嫌じゃないし、むしろちょっと嬉しさを感じている。それに恥ずかしさの方が上回るけれど、レノにキスしてもいいと思っている自分がいたり。
……うわぁ。俺、やっぱりレノが好きなんだなぁ。だから、誰かと親しくしてるレノを見て嫉妬したのか? 俺って、結構独占欲強いのかな、前までは別に何とも思わなかったのに。ノエルとくっつけようとした時もあったけど、今はもう誰もレノの傍にいさせたくない。レノの傍は俺の……って、俺の思考は乙女か!? 恥ずい―!!
じわじわと今更ながらに自分の気持ちを自覚して、俺は頬が熱くなる。なので俺は大きな枕に顔を埋めて、ぼふぼふっと枕の余白を叩いて悶えた。だってそうしていないと、恥ずかしさにはち切れそうになるんだ。
しかし、そんな時に限って奴は来る。
「坊ちゃん、私です。失礼しますよ?」
コンコンッとノックの後、レノが部屋の中へと入ってきた。いつもだったら顔を上げて『どうしたんだ?』と言えるけど、今はレノの顔を見るのが恥ずかしい。
……それに考えてたこと読まれそう。そんなの困る!
という訳で俺は枕に顔を埋めたまま、くぐもった声で返事をした。
「なんだ?」
「明日の予定を伺いに。……ところで枕に顔を埋めて、何をしてらっしゃるんですか?」
「んー、ちょっとな」
俺は適当に濁す。だが、そんな俺の体をレノはひょいっと持ち上げてベッドに座らせた。
「お、おい!」
「キトリー様が変な行動を起こす時は何かあった時です。何かありましたか?」
レノはベッドに座られた俺に真正面から問いかけた。しかし、改めてレノの顔を見た俺はなんだか胸がムズムズして、ドキドキと煩く鳴り始める。
『坊ちゃんだってレノに触りたい。キスの一つや二つしたいって』
……えーい! 俺の頭の中で何度も言わんでいい!!
俺は脳内に現れるヒューゴを頭を振って打ち消す。しかし、そんな俺の両頬をレノは両手で包むと、おもむろに顔を近づけてきた。
「ひぇ?!」
「顔が赤いですね。季節の変わり目は体調を崩しやすいですから……風邪でも引きましたか?」
レノはそう言うと、俺のおでこにおでこをこつんっとくっつけた。そうすれば、レノの顔がすぐ傍に!!
『坊ちゃんだってレノにキスしたいって思わないんですか?』
またも俺の脳内ヒューゴが囁く。そして目の前にはレノの艶プルの唇が見えて。
「熱はないようですが……キトリー様、大丈夫ですか?」
「ダイジョばない、デス」
俺は自分の心の声に、恥ずかしさを感じて両手で顔を隠す。でも、その手をレノはいとも簡単に剥がした。隠してるのに、剥がすんじゃない!
「キトリー様、一体どうし」
レノはそこまで言うと、俺をじっと見た。だって俺がレノを見てるから。
……きっと俺の顔は真っ赤だ。俺、本当にいつの間にレノの事、こんなに好きになったんだ?
そう思いながら見つめれば、レノは俺をベッドに押し倒した。
「へ?」
「坊ちゃん、そんな顔で見つめないでください。我慢できなくなる」
レノは俺の顔の横に手を付き、覆いかぶさって言う。でも、そんな顔ってどんな顔よ? 俺にはわからない、ただただ心臓が煩い。
「な、なんだよ、そんな顔って。俺は別にっ」
「私にキスして欲しいって顔してます」
レノに言われて俺はドキッとする。だって、心の奥でレノにキスしてみたいって思ってたから。
「キスして欲しいなんて、別に。……で、でも、レノがしたいならしても」
俺は顔を背けながら告げた。そうすればレノはそっと顔を近づけ、俺はドキドキしながらも目を閉じる。
……レノにキスされる!
恥ずかしいけど嬉しさを感じながら、レノの唇が触れる時を待つ。でも、レノの息遣いが感じられる距離まで近づいた時。
「……やっぱりダメです」
レノは突然そう言うと俺から離れた。
「へ?」
俺は驚いて目をパチリと開ける。そしてレノを見れば、もうすでにベッドから下りていた。
「え、レノ?」
……なんで、ダメ? いつものお前なら、絶対チューするとこだろ!?
俺は心の中で呟く。けれど、今日に限ってレノに俺の心の声は届かなくて。
「具合が悪いようですから、私は失礼します。早くお休みください」
「いや、俺は具合が悪いわけじゃ」
そう言ったのにレノは俺をちらりと見た後「では、私は失礼します」とさっさと部屋を出て行った。そして取り残された俺と言えば、レノの態度に不満を覚え。
「なんなんだよ!」
……こっちはもうする気でいたんだぞ!? なのに、ダメってなんだよ! チューしろやッ!!
俺はムカッとして枕を思わずぼふっと叩き、ぷぅっと両頬を膨らませた。
――――だが、部屋を出て行ったレノと言えば。
「はぁーっ」
誰もいない廊下で立ち止まって大きな息を吐き、顔に手を当てていた。
……急にあんな顔を見せるなんて。ズルいですよ、坊ちゃん。
レノは先程のキトリーを思い出して、耳先を赤くする。でも同時にキトリーの父親・エヴァンスから送られてきた手紙の内容を再度思い出して、レノは大きなため息を吐いた。
……私の我慢がいつまで持つか。
レノは心の中で呟き、もう一度大きなため息を吐いたのだった。
けれど二人は互いの事を見過ぎて、気がついていなかった。二人を覗く目があった事を……。
『けど、坊ちゃんだってレノの事が好きならレノに触りたい。キスの一つや二つ、したいって思う事もあるでしょ?』
昼間に言われたヒューゴの言葉が俺の中で渦巻く。
……俺がレノにチュウ。うむむっ。
以前、寝起きに勘違いしてレノに自分からキスした事はあっても、未だに自分からキスした事はない。でも最近はされて嫌じゃないし、むしろちょっと嬉しさを感じている。それに恥ずかしさの方が上回るけれど、レノにキスしてもいいと思っている自分がいたり。
……うわぁ。俺、やっぱりレノが好きなんだなぁ。だから、誰かと親しくしてるレノを見て嫉妬したのか? 俺って、結構独占欲強いのかな、前までは別に何とも思わなかったのに。ノエルとくっつけようとした時もあったけど、今はもう誰もレノの傍にいさせたくない。レノの傍は俺の……って、俺の思考は乙女か!? 恥ずい―!!
じわじわと今更ながらに自分の気持ちを自覚して、俺は頬が熱くなる。なので俺は大きな枕に顔を埋めて、ぼふぼふっと枕の余白を叩いて悶えた。だってそうしていないと、恥ずかしさにはち切れそうになるんだ。
しかし、そんな時に限って奴は来る。
「坊ちゃん、私です。失礼しますよ?」
コンコンッとノックの後、レノが部屋の中へと入ってきた。いつもだったら顔を上げて『どうしたんだ?』と言えるけど、今はレノの顔を見るのが恥ずかしい。
……それに考えてたこと読まれそう。そんなの困る!
という訳で俺は枕に顔を埋めたまま、くぐもった声で返事をした。
「なんだ?」
「明日の予定を伺いに。……ところで枕に顔を埋めて、何をしてらっしゃるんですか?」
「んー、ちょっとな」
俺は適当に濁す。だが、そんな俺の体をレノはひょいっと持ち上げてベッドに座らせた。
「お、おい!」
「キトリー様が変な行動を起こす時は何かあった時です。何かありましたか?」
レノはベッドに座られた俺に真正面から問いかけた。しかし、改めてレノの顔を見た俺はなんだか胸がムズムズして、ドキドキと煩く鳴り始める。
『坊ちゃんだってレノに触りたい。キスの一つや二つしたいって』
……えーい! 俺の頭の中で何度も言わんでいい!!
俺は脳内に現れるヒューゴを頭を振って打ち消す。しかし、そんな俺の両頬をレノは両手で包むと、おもむろに顔を近づけてきた。
「ひぇ?!」
「顔が赤いですね。季節の変わり目は体調を崩しやすいですから……風邪でも引きましたか?」
レノはそう言うと、俺のおでこにおでこをこつんっとくっつけた。そうすれば、レノの顔がすぐ傍に!!
『坊ちゃんだってレノにキスしたいって思わないんですか?』
またも俺の脳内ヒューゴが囁く。そして目の前にはレノの艶プルの唇が見えて。
「熱はないようですが……キトリー様、大丈夫ですか?」
「ダイジョばない、デス」
俺は自分の心の声に、恥ずかしさを感じて両手で顔を隠す。でも、その手をレノはいとも簡単に剥がした。隠してるのに、剥がすんじゃない!
「キトリー様、一体どうし」
レノはそこまで言うと、俺をじっと見た。だって俺がレノを見てるから。
……きっと俺の顔は真っ赤だ。俺、本当にいつの間にレノの事、こんなに好きになったんだ?
そう思いながら見つめれば、レノは俺をベッドに押し倒した。
「へ?」
「坊ちゃん、そんな顔で見つめないでください。我慢できなくなる」
レノは俺の顔の横に手を付き、覆いかぶさって言う。でも、そんな顔ってどんな顔よ? 俺にはわからない、ただただ心臓が煩い。
「な、なんだよ、そんな顔って。俺は別にっ」
「私にキスして欲しいって顔してます」
レノに言われて俺はドキッとする。だって、心の奥でレノにキスしてみたいって思ってたから。
「キスして欲しいなんて、別に。……で、でも、レノがしたいならしても」
俺は顔を背けながら告げた。そうすればレノはそっと顔を近づけ、俺はドキドキしながらも目を閉じる。
……レノにキスされる!
恥ずかしいけど嬉しさを感じながら、レノの唇が触れる時を待つ。でも、レノの息遣いが感じられる距離まで近づいた時。
「……やっぱりダメです」
レノは突然そう言うと俺から離れた。
「へ?」
俺は驚いて目をパチリと開ける。そしてレノを見れば、もうすでにベッドから下りていた。
「え、レノ?」
……なんで、ダメ? いつものお前なら、絶対チューするとこだろ!?
俺は心の中で呟く。けれど、今日に限ってレノに俺の心の声は届かなくて。
「具合が悪いようですから、私は失礼します。早くお休みください」
「いや、俺は具合が悪いわけじゃ」
そう言ったのにレノは俺をちらりと見た後「では、私は失礼します」とさっさと部屋を出て行った。そして取り残された俺と言えば、レノの態度に不満を覚え。
「なんなんだよ!」
……こっちはもうする気でいたんだぞ!? なのに、ダメってなんだよ! チューしろやッ!!
俺はムカッとして枕を思わずぼふっと叩き、ぷぅっと両頬を膨らませた。
――――だが、部屋を出て行ったレノと言えば。
「はぁーっ」
誰もいない廊下で立ち止まって大きな息を吐き、顔に手を当てていた。
……急にあんな顔を見せるなんて。ズルいですよ、坊ちゃん。
レノは先程のキトリーを思い出して、耳先を赤くする。でも同時にキトリーの父親・エヴァンスから送られてきた手紙の内容を再度思い出して、レノは大きなため息を吐いた。
……私の我慢がいつまで持つか。
レノは心の中で呟き、もう一度大きなため息を吐いたのだった。
けれど二人は互いの事を見過ぎて、気がついていなかった。二人を覗く目があった事を……。
46
お気に入りに追加
1,186
あなたにおすすめの小説
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
突然異世界転移させられたと思ったら騎士に拾われて執事にされて愛されています
ブラフ
BL
学校からの帰宅中、突然マンホールが光って知らない場所にいた神田伊織は森の中を彷徨っていた
魔獣に襲われ通りかかった騎士に助けてもらったところ、なぜだか騎士にいたく気に入られて屋敷に連れて帰られて執事となった。
そこまではよかったがなぜだか騎士に別の意味で気に入られていたのだった。
だがその騎士にも秘密があった―――。
その秘密を知り、伊織はどう決断していくのか。
【書籍化進行中】契約婚ですが可愛い継子を溺愛します
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
恋愛
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
前世の記憶がうっすら残る私が転生したのは、貧乏伯爵家の長女。父親に頼まれ、公爵家の圧力と財力に負けた我が家は私を売った。
悲壮感漂う状況のようだが、契約婚は悪くない。実家の借金を返し、可愛い継子を愛でながら、旦那様は元気で留守が最高! と日常を謳歌する。旦那様に放置された妻ですが、息子や使用人と快適ライフを追求する。
逞しく生きる私に、旦那様が距離を詰めてきて? 本気の恋愛や溺愛はお断りです!!
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2024/09/07……カクヨム、恋愛週間 4位
2024/09/02……小説家になろう、総合連載 2位
2024/09/02……小説家になろう、週間恋愛 2位
2024/08/28……小説家になろう、日間恋愛連載 1位
2024/08/24……アルファポリス 女性向けHOT 8位
2024/08/16……エブリスタ 恋愛ファンタジー 1位
2024/08/14……連載開始
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~
月見酒
ファンタジー
俺の名前は鬼瓦仁(おにがわらじん)。どこにでもある普通の家庭で育ち、漫画、アニメ、ゲームが大好きな会社員。今年で32歳の俺は交通事故で死んだ。
そして気がつくと白い空間に居た。そこで創造の女神と名乗る女を怒らせてしまうが、どうにか幾つかのスキルを貰う事に成功した。
しかし転生した場所は高原でも野原でも森の中でもなく、なにも無い荒野のど真ん中に異世界転生していた。
「ここはどこだよ!」
夢であった異世界転生。無双してハーレム作って大富豪になって一生遊んで暮らせる!って思っていたのに荒野にとばされる始末。
あげくにステータスを見ると魔力は皆無。
仕方なくアイテムボックスを探ると入っていたのは何故か石ころだけ。
「え、なに、俺の所持品石ころだけなの? てか、なんで石ころ?」
それどころか、創造の女神ののせいで武器すら持てない始末。もうこれ詰んでね?最初からゲームオーバーじゃね?
それから五年後。
どうにか化物たちが群雄割拠する無人島から脱出することに成功した俺だったが、空腹で倒れてしまったところを一人の少女に助けてもらう。
魔力無し、チート能力無し、武器も使えない、だけど最強!!!
見た目は青年、中身はおっさんの自由気ままな物語が今、始まる!
「いや、俺はあの最低女神に直で文句を言いたいだけなんだが……」
================================
月見酒です。
正直、タイトルがこれだ!ってのが思い付きません。なにか良いのがあれば感想に下さい。
結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、転生特典(執事)と旅に出たい
オオトリ
BL
とある教会で、今日一組の若い男女が結婚式を挙げようとしていた。
今、まさに新郎新婦が手を取り合おうとしたその時―――
「ちょっと待ったー!」
乱入者の声が響き渡った。
これは、とある事情で異世界転生した主人公が、結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、
白米を求めて 俺TUEEEEせずに、執事TUEEEEな旅に出たい
そんなお話
※主人公は当初女性と婚約しています(タイトルの通り)
※主人公ではない部分で、男女の恋愛がお話に絡んでくることがあります
※BLは読むことも初心者の作者の初作品なので、タグ付けなど必要があれば教えてください
※完結しておりますが、今後番外編及び小話、続編をいずれ追加して参りたいと思っています
※小説家になろうさんでも同時公開中
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる