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殿下、俺じゃダメですか?
最終話 俺じゃダメですか?
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翌日のよく晴れた日。
セスは家に行く前に、レオナルドを町の小さな教会に連れ出していた。
「セス、ここは?」
レオナルドは辺りを見回しながら、セスに手を引かれて中に入る。
教会には女神が祭られている祭壇と参列席と実に簡素なもので。でもステンドガラスから太陽の光が入り、赤、緑、黄色、青と幻想的な光が教会を包んでいた。
レオナルドはセスがこれから何をするか全く知らされておらず、こんなところに何の用があるというのだろう? と内心首を傾げていた。
……セスは別に信仰深いってわけでもないのに。
レオナルドは不思議に思いながら祭壇の前までたどり着いた。奥には木造でできた女神像が立っている。
「セス、ここに何の用があるの?」
レオナルドは堪らずセスに尋ねた。
するとレオナルドの手を引いていたセスは振り返り、にっこりと笑った。
「レオナルド殿下に俺の気持ちを、ちゃんとわかって貰おうと思って」
「私にわかって? どういう」
レオナルドが尋ねるとセスはレオナルドの両手をぎゅっと握った。そしてじっとレオナルドを見つめる。
「レオナルド殿下は俺が仕方なく結婚したってまだどこかで思ってるみたいだから俺から改めて申し込ませて欲しいんです」
「……っ!」
セスは言った後呼吸を整え、それからサファイアの瞳を大きく開けて驚いているレオナルドに告げた。
「レオナルド殿下、俺とこれからの人生を一緒に生きて欲しいです。俺は……平民だし、男だし、かっこよくもないし……その、お金もないし」
言っている内に段々とセスの声が小さくなってくる。しかしレオナルドはじっとセスの告白を聞いた。
「貴方には身分不相応かもしれない。でも俺は貴方とこれからも生きたい。だから、もう一度俺から誓わせてください。……レオナルド」
セスはそう言うと、いつの日かレオナルドがセスにしたように昔のしきたりに倣って床に片膝をつき、レオナルドの手を取るとその甲に唇を落とした。
しかし、しばし待ってもレオナルドからの返事が来ない。セスの心の中に不安が募っていく。
「あ。あの……俺じゃダメですか?」
弱弱しい声でセスは言ったけれど、そんなセスにレオナルドはようやく声をかけた。
「セス、立って」
レオナルドに言われてセスは立ち上がった。そしてレオナルドを見ようとした。けれど、その前にガバリっと抱き着かれてしまった。
「うわぁっ!!」
あまりに勢いよく抱き着かれたのでセスは驚いた声を上げた。けれどそんなセスにレオナルドは嬉しそうに言った。
「勿論! 勿論だよ、セス。セスじゃなきゃ嫌だよ。これからも私の傍にいて欲しい」
レオナルドの答えを聞いて、セスはほっと安堵の息を吐いた。
「よかった」
セスが呟くと、そっとレオナルドは体を離した。そしてその顔を見ると満面の笑みを浮かべている。まるで花が咲きそうなくらい嬉しそうだ。
その笑顔を見てセスも自然と笑みを零す。
「こんなに嬉しい事はないよ、セス。ありがとう」
レオナルドはセスの頬を撫でて、うれし気に言った。だからセスはなんだか照れてしまう。
「いや、あの……俺、今まではっきりと言った事なかったから、ちゃんと伝えておこうと思って」
「そうか」
納得したようにいうレオナルドを見ると、まだまだニコニコ笑顔だ。あんまりに嬉しそうだから直視できない。
……ううっ、イケメンの満面の笑みはかえって毒だ。キラキラしててまぶしぃ。
「でも、どうしてここで? 何か理由があるの?」
セスがキラキラオーラにきゅっと目を瞑っているとレオナルドに尋ねられた。
「ああ。実はここ、父さんが母さんにプロポーズした場所なんです。だから、ここなら上手くいくかなって。それに子供の頃、俺もいつかここで誰かにプロポーズするのかなって思っていたから……レオナルド殿下と一緒に来たかったんです」
セスが告げると、レオナルドはキラキラ度を増しながら「そうか」と呟いた。
……ううっ、さらに眩しい!!
でもそんなセスをレオナルドはぎゅっと再び抱き締めた。
「セスにまた惚れ直してしまいそうだ。もうこれまでになく愛おしいと思うのに、まだまだたくさんセスへの気持ちが溢れ出してくる」
耳元でレオナルドは堪らずと言った様子で言い、セスはくすっと笑った。
「そんなの、俺もですよ」
……レオナルド殿下と出会ってから俺はいっぱい知らなかった感情を教えてもらった。でもきっとこれからもそうやって生きていくんだ。レオナルド殿下と……笑ったり、怒ったり、喜んだり、悲しんだり。一緒に思い出を重ねていくんだ。
「……セス」
レオナルドは体をそっと離し、セスの顔を見つめた。そしてセスもサファイアの瞳をエメラルドグリーンの瞳で見つめ返す。
互いの視線が絡み合い、二人は何の言葉も交わさずにゆっくりと互いの唇を寄せた。
それはとてもやさしいキスで。
ちゅっと唇同士が触れ合うだけのものだった。けれど二人はそっと離れた後、満足そうにお互いを見つめ合った。
「ふふっ、まるで誓いのキスですね」
「そうだね」
盛大に行われた結婚式。その時も誓いのキスをしたけれど、以前と今では全然気持ちが違う。
……今の方がずっと本当の誓いのキスみたい。
でもそれはレオナルドも思っていたのか、優しい顔でセスを見つめていた。
そんなレオナルドにセスは笑みを返し、ぎゅっとレオナルドの大きな手を握った。
「さ、早く商店街で買い物をして家に行きましょう? ……家に着いたら……その、朝まで一緒なんでしょ?」
セスは恥ずかしそうにしながらもおずおずとレオナルドに言った。
そしてセスの言葉はレオナルドが前日言った言葉を指していた。
『二人でゆっくりと、部屋に防音魔法をかけて朝まで二人だけでできる事をしようか』
セスはレオナルドが言った言葉を忘れてはいなかったのだ。
……朝までって言っていたから、商店街で明日の朝の分のご飯も買わなくちゃ。でも、本当に朝まで一緒なのかな? ドキドキ。
セスは胸を高鳴らせて思ったが、次の瞬間。
光が辺りを包み込み、気が付けばセスは自分の部屋に立ってた。
「へっ?」
セスは驚いて間抜けな声を出したが、そんなセスをレオナルドはすぐ後ろにあるベッドに押し倒した。
「セス、悪いが買い物は明日だ。もう我慢できない。セスが今すぐ欲しい」
「へぇっ!? ちょ、ちょっと殿下!?」
レオナルドは息を荒くした様子で宣言すると、セスの言葉を無視して、セスが着ている服をどんどん剥ぎ取っていく。
「ちょ、レオ!」
「セス、いっぱい気持ちよくしてあげるからね? 今日はまだやったことのないこともしてみようか」
レオナルドはにっこりと笑みを浮かべてセスに言ったが、セスの顔は引きつっていた。
「なにをするつもり!?」
「セスが気持ちよくなること。泣くぐらい気持ちよくさせてあげるからね?」
レオナルドのサファイアの瞳は爛々と情欲に輝き、セスは恐れを感じた。
……泣くぐらい気持ちよくなるって何をするつもりだーっ!?
だが、そう思っている内にセスはレオナルドに服を全て脱がされ、すっぽんぽんにされていた。そして、その裸で寝転ぶセスを跨ぐようにレオナルドは膝立ちをしていた。
みればズボンの中に納まっている凶暴なアレが息苦しそうに突っぱねている。
「ひぇっ」
「セス、愛してるよ」
もうセスに逃げ場はなかった。
「ちょ、ちょっと待って、レオ! あっ、ま、待ってぇーーーーんっ!」
セスはレオナルドに組み敷かれ、その後、たくさんのキスと愛撫を受け、そしていろんな液を体から出して、最後には泣いて泣いて『もう、だめぇえええっ』と叫ぶぐらい、どろどろの甘々に愛され、結局朝方に気絶するまでレオナルドの相手をすることになったのだった。
……レオナルド、容赦なさすぎるぅぅぅぅぅっ!! ひえーーーーーんっ!
そして、それからの二人はーーーー。
ルナとエドワードの結婚式に呼ばれ、そこでセシルと再会したり。
フェニがジークと喧嘩して城に帰ってきたり。
セスが他国へ誘拐されたり。
レオナルドの隠し子騒動なんかあったり!?と……他にもセスとレオナルドは色々な事件に巻き込まれたり、起こしたり? した。
だが二人はいつまでも離れることはなかった。
でも、彼らの物語はここまで。
二人がその後、どういう人生を送ったのかは……彼らだけの特別なお話。
完結
セスは家に行く前に、レオナルドを町の小さな教会に連れ出していた。
「セス、ここは?」
レオナルドは辺りを見回しながら、セスに手を引かれて中に入る。
教会には女神が祭られている祭壇と参列席と実に簡素なもので。でもステンドガラスから太陽の光が入り、赤、緑、黄色、青と幻想的な光が教会を包んでいた。
レオナルドはセスがこれから何をするか全く知らされておらず、こんなところに何の用があるというのだろう? と内心首を傾げていた。
……セスは別に信仰深いってわけでもないのに。
レオナルドは不思議に思いながら祭壇の前までたどり着いた。奥には木造でできた女神像が立っている。
「セス、ここに何の用があるの?」
レオナルドは堪らずセスに尋ねた。
するとレオナルドの手を引いていたセスは振り返り、にっこりと笑った。
「レオナルド殿下に俺の気持ちを、ちゃんとわかって貰おうと思って」
「私にわかって? どういう」
レオナルドが尋ねるとセスはレオナルドの両手をぎゅっと握った。そしてじっとレオナルドを見つめる。
「レオナルド殿下は俺が仕方なく結婚したってまだどこかで思ってるみたいだから俺から改めて申し込ませて欲しいんです」
「……っ!」
セスは言った後呼吸を整え、それからサファイアの瞳を大きく開けて驚いているレオナルドに告げた。
「レオナルド殿下、俺とこれからの人生を一緒に生きて欲しいです。俺は……平民だし、男だし、かっこよくもないし……その、お金もないし」
言っている内に段々とセスの声が小さくなってくる。しかしレオナルドはじっとセスの告白を聞いた。
「貴方には身分不相応かもしれない。でも俺は貴方とこれからも生きたい。だから、もう一度俺から誓わせてください。……レオナルド」
セスはそう言うと、いつの日かレオナルドがセスにしたように昔のしきたりに倣って床に片膝をつき、レオナルドの手を取るとその甲に唇を落とした。
しかし、しばし待ってもレオナルドからの返事が来ない。セスの心の中に不安が募っていく。
「あ。あの……俺じゃダメですか?」
弱弱しい声でセスは言ったけれど、そんなセスにレオナルドはようやく声をかけた。
「セス、立って」
レオナルドに言われてセスは立ち上がった。そしてレオナルドを見ようとした。けれど、その前にガバリっと抱き着かれてしまった。
「うわぁっ!!」
あまりに勢いよく抱き着かれたのでセスは驚いた声を上げた。けれどそんなセスにレオナルドは嬉しそうに言った。
「勿論! 勿論だよ、セス。セスじゃなきゃ嫌だよ。これからも私の傍にいて欲しい」
レオナルドの答えを聞いて、セスはほっと安堵の息を吐いた。
「よかった」
セスが呟くと、そっとレオナルドは体を離した。そしてその顔を見ると満面の笑みを浮かべている。まるで花が咲きそうなくらい嬉しそうだ。
その笑顔を見てセスも自然と笑みを零す。
「こんなに嬉しい事はないよ、セス。ありがとう」
レオナルドはセスの頬を撫でて、うれし気に言った。だからセスはなんだか照れてしまう。
「いや、あの……俺、今まではっきりと言った事なかったから、ちゃんと伝えておこうと思って」
「そうか」
納得したようにいうレオナルドを見ると、まだまだニコニコ笑顔だ。あんまりに嬉しそうだから直視できない。
……ううっ、イケメンの満面の笑みはかえって毒だ。キラキラしててまぶしぃ。
「でも、どうしてここで? 何か理由があるの?」
セスがキラキラオーラにきゅっと目を瞑っているとレオナルドに尋ねられた。
「ああ。実はここ、父さんが母さんにプロポーズした場所なんです。だから、ここなら上手くいくかなって。それに子供の頃、俺もいつかここで誰かにプロポーズするのかなって思っていたから……レオナルド殿下と一緒に来たかったんです」
セスが告げると、レオナルドはキラキラ度を増しながら「そうか」と呟いた。
……ううっ、さらに眩しい!!
でもそんなセスをレオナルドはぎゅっと再び抱き締めた。
「セスにまた惚れ直してしまいそうだ。もうこれまでになく愛おしいと思うのに、まだまだたくさんセスへの気持ちが溢れ出してくる」
耳元でレオナルドは堪らずと言った様子で言い、セスはくすっと笑った。
「そんなの、俺もですよ」
……レオナルド殿下と出会ってから俺はいっぱい知らなかった感情を教えてもらった。でもきっとこれからもそうやって生きていくんだ。レオナルド殿下と……笑ったり、怒ったり、喜んだり、悲しんだり。一緒に思い出を重ねていくんだ。
「……セス」
レオナルドは体をそっと離し、セスの顔を見つめた。そしてセスもサファイアの瞳をエメラルドグリーンの瞳で見つめ返す。
互いの視線が絡み合い、二人は何の言葉も交わさずにゆっくりと互いの唇を寄せた。
それはとてもやさしいキスで。
ちゅっと唇同士が触れ合うだけのものだった。けれど二人はそっと離れた後、満足そうにお互いを見つめ合った。
「ふふっ、まるで誓いのキスですね」
「そうだね」
盛大に行われた結婚式。その時も誓いのキスをしたけれど、以前と今では全然気持ちが違う。
……今の方がずっと本当の誓いのキスみたい。
でもそれはレオナルドも思っていたのか、優しい顔でセスを見つめていた。
そんなレオナルドにセスは笑みを返し、ぎゅっとレオナルドの大きな手を握った。
「さ、早く商店街で買い物をして家に行きましょう? ……家に着いたら……その、朝まで一緒なんでしょ?」
セスは恥ずかしそうにしながらもおずおずとレオナルドに言った。
そしてセスの言葉はレオナルドが前日言った言葉を指していた。
『二人でゆっくりと、部屋に防音魔法をかけて朝まで二人だけでできる事をしようか』
セスはレオナルドが言った言葉を忘れてはいなかったのだ。
……朝までって言っていたから、商店街で明日の朝の分のご飯も買わなくちゃ。でも、本当に朝まで一緒なのかな? ドキドキ。
セスは胸を高鳴らせて思ったが、次の瞬間。
光が辺りを包み込み、気が付けばセスは自分の部屋に立ってた。
「へっ?」
セスは驚いて間抜けな声を出したが、そんなセスをレオナルドはすぐ後ろにあるベッドに押し倒した。
「セス、悪いが買い物は明日だ。もう我慢できない。セスが今すぐ欲しい」
「へぇっ!? ちょ、ちょっと殿下!?」
レオナルドは息を荒くした様子で宣言すると、セスの言葉を無視して、セスが着ている服をどんどん剥ぎ取っていく。
「ちょ、レオ!」
「セス、いっぱい気持ちよくしてあげるからね? 今日はまだやったことのないこともしてみようか」
レオナルドはにっこりと笑みを浮かべてセスに言ったが、セスの顔は引きつっていた。
「なにをするつもり!?」
「セスが気持ちよくなること。泣くぐらい気持ちよくさせてあげるからね?」
レオナルドのサファイアの瞳は爛々と情欲に輝き、セスは恐れを感じた。
……泣くぐらい気持ちよくなるって何をするつもりだーっ!?
だが、そう思っている内にセスはレオナルドに服を全て脱がされ、すっぽんぽんにされていた。そして、その裸で寝転ぶセスを跨ぐようにレオナルドは膝立ちをしていた。
みればズボンの中に納まっている凶暴なアレが息苦しそうに突っぱねている。
「ひぇっ」
「セス、愛してるよ」
もうセスに逃げ場はなかった。
「ちょ、ちょっと待って、レオ! あっ、ま、待ってぇーーーーんっ!」
セスはレオナルドに組み敷かれ、その後、たくさんのキスと愛撫を受け、そしていろんな液を体から出して、最後には泣いて泣いて『もう、だめぇえええっ』と叫ぶぐらい、どろどろの甘々に愛され、結局朝方に気絶するまでレオナルドの相手をすることになったのだった。
……レオナルド、容赦なさすぎるぅぅぅぅぅっ!! ひえーーーーーんっ!
そして、それからの二人はーーーー。
ルナとエドワードの結婚式に呼ばれ、そこでセシルと再会したり。
フェニがジークと喧嘩して城に帰ってきたり。
セスが他国へ誘拐されたり。
レオナルドの隠し子騒動なんかあったり!?と……他にもセスとレオナルドは色々な事件に巻き込まれたり、起こしたり? した。
だが二人はいつまでも離れることはなかった。
でも、彼らの物語はここまで。
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