60 / 114
殿下、俺じゃダメですか?
6 父さんの推理
しおりを挟む
「確かに恋愛と言うものは人を盲目にしてしまうものだ。けれど、あのレオナルドがこんな下手なやり方をすると思うのか?」
思わぬ父さんの言葉に俺は目を丸くする。
「……えっ?」
驚く俺に父さんは言いたくなさそうにしながらもきちんと話をしてくれた。
「つまりだ。あいつはとても有能だ。お前と結婚する時もその手腕の凄さを見せた。本来なら、庶民であるお前と王子であるレオナルドは身分差から結婚なんて許されない。だが、あいつはお前と結婚した」
「そ、それは同性婚が施行されて」
「セスは本当にそう思っているのか? おかしいと思わないか?」
冷静な父さんに俺は戸惑うばかりだった。
「レオナルドは元々お前の事が好きだった。そうだったな?」
「う……ん」
確か、レオナルド殿下はそう言っていた。俺が幼い頃、母さんと一緒に城に来ていた時に会った俺を気に入ったって。
「そしてお前が二十歳になる頃に同性婚が施行された」
「そうだけど」
俺が答えると父さんはフッと笑った。
「おかしいじゃないか。レオナルドはお前の事が好きで、ちょうどその一年前に同性婚が施行された。あまりにタイミングが良すぎじゃないか? それにだ。王家が後ろ盾にあったとしても、お前がレオナルドの結婚相手になるには貴族の説得が必要になるはずだ。だが、お前とレオナルドが結婚したのは、王から通達があって一か月後だと言っていたな?」
確かに父さんの言う通りなのかもしれない。俺はあんまり深く考えていなかったけれど、王妃様のプッシュがあったり、陛下の言葉があったにしても、あの結婚式はあまりに早過ぎた。
「う、うん」
「レオナルドが貴族連中にはすでに手を回していたからだろう。つまりこの結婚はお前に話が来る前から確定していたんだよ」
「で、でも! 俺が断っていたら……それに俺、一度は断ったよ?」
「ああ、セスの立場を考えれば断るのが普通だ。だが結局お前は断らなかった。あいつはお前が断っても、お前が結婚に対してイエスと答えるようにしていたんだろう?」
俺がイエスと答えるようにしていた? ……確かに結婚の話があった時、レオナルド殿下は他の人とは結婚したくないって言って俺に結婚するように求めた。あとで、それは俺と結婚する為の嘘だってわかったけど。あの時、俺はノーとは答えられなかった。陛下の命令もあったけど……何よりレオナルド殿下が困っているように見えたから。
「セス、よく考えるんだ。レオナルドが本当にお前と唐突に別れて他国に行くことなんてあると思うか?」
父さんは真面目に俺に問いかける。でも、俺にはわからなかった。
「それは……でも、ルナ様に本当の恋をしたのかもしれないし」
レオナルド殿下の本心は本人にしかわからない。
「じゃあ、お前との事は嘘の恋だって言うのか? レオナルドがあれだけお前に執着していたのに?」
父さんに言われて俺は言い淀む。俺だって本当は信じたい。
レオナルド殿下が俺を本当に愛してくれていたんだって。あの言葉には、嘘偽りはないって。でも……でも、信じたくないけどレオナルド殿下は俺に言ったんだ。
「じゃあ、どうしてレオナルド殿下は俺に別れて欲しいなんて言ったの? レオナルド殿下は俺にハッキリと言ったんだ、俺と別れたいって。だから……俺はっ、俺は!」
口にしてしまうとやっぱり悲しくて。レオナルド殿下が俺に言ったことを思い出すと、何度でも胸が引き裂かれる気持ちになる。この傷が癒えるには時間がまだまだ必要だった。
でも父さんは慌てるでもなく悲しさに唇を噛み締める俺に問いかけた。
「別れたいと言ったその理由は?」
「そ、れは……」
子供が欲しいから。
俺には決して作ってあげられないモノ。俺が傍にいては、レオナルド殿下が得られない。だから俺は別れを受け入れた。
けれど、父さんと母さんにはその事は言えなくて。
だんまりと口を噤んだ俺に父さんは追求しなかった。
「とにかくだ、あいつの行動はあまりに不審すぎる。ウィギーもノーベンもレオナルドの行動に首を傾げている。それは俺達もだ。セスだってそう思ったんじゃないか?」
父さんに言われて俺は思い返す。確かにレオナルド殿下の行動はおかしいものばかりだった。でも俺はそれをルナ様に恋してしまったからだと思っていた。
けれど冷静に考えれば、あのレオナルド殿下がこんな突飛な行動をするだろうか?
でも、何が理由で?
そう考えたときに浮かぶのは“やっぱりレオナルド殿下はルナ様に恋をしたから”という理由しか思い浮かばなかった。だけどそんな俺に父さんは言った。
「あいつのことだ、この別れ話もきっとお前の為なんじゃないのか?」
思いもよらない言葉に俺は驚く。
「……俺の?」
どうしてこんなことをする必要があるというんだ。俺の為って、何の為に?
眉間に皺を寄せるばかりの俺に父さんは告げる。
「まあ、俺達は傍にいた訳でも、全てを見てきた訳でもない。だから俺達には、何が理由でこんなことをレオナルドがしているのかはわからない。ただ、はっきりしているのは明らかにあいつにしてはおかしいってことだけだ。だからセス、お前が見つけなくちゃいけない。その理由を」
「理由……を?」
俺は小さく呟いた。
レオナルド殿下は本当にルナ様に恋をしたのかもしれない。あの気持ちも本物かも。
だけど、もしもこの全てが違う理由によって行われているのなら……、そしてそれがもしも俺のせいなら、俺は!!
「……少し、考えてみるよ」
俺はそう両親に伝えた。そんな俺を見て父さんと母さんはほっと安堵したような顔を見せたのだった。
その日の夜。
俺の部屋には寝具の予備がなく、父さんと母さんは俺を心配しつつも近くの宿に泊まりに行った。だが……。
『理由はともあれセスをこんなに悲しませてんだ。どんな理由であっても、あいつ……俺の前に面見せやがったらギッタンギッタンにしてやるからな!』
と父さんは帰り際、とても怒っていた。
……母さんは何も言わなかったけど怒っていたな。もしかしたら父さんより怒ってたかも?
一人部屋に残った俺は風呂の中でお湯に浸かりながらぼんやりと思い出す。
そしてもあもあと天井に上がって行く湯気を見上げて、働かない頭を動かす。父さんの言葉を思い出しながら。
……レオナルド殿下がどうして別れると言ったのか。考えれば考えるほど俺にはわからない。俺の為だったとしても、何の為に……?
目を瞑って考える。でも思い返されるのは、ルナ様に会いに行くレオナルド殿下の姿ばかり。
ズキンッ。
胸が軋むように痛む。
『きゅむぅぅぅぅっ』
俺の中の兎も小さく鳴いてる。別れを告げられたあの日からずっとこんな感じだ。
「ふぅっ」
……父さんは不自然だって言っていたけれど。確かにレオナルド殿下にしては、なんだか手際が悪いような気がする。でも俺の時も結婚は急だったし、本当の恋だったならなりふり構っていられなかったのかもしれない。やっぱりレオナルド殿下は俺じゃなくて本当にルナ様が……。
考えるほどにどんどんと悪い思考に向かって行く。
レオナルド殿下を信じたい。俺のことをまだ好きだって思いたい。
でもあんなにはっきりと告げられてしまえば、信じるのは難しくて。
信じて、やっぱりレオナルド殿下がルナ様に恋して俺のことが要らなくなったんだとしたら……今度こそ俺は生きていけない。
「はぁ……」
俺は大きなため息を吐き、左手を上げる。そこにはまだレオナルド殿下に返していない結婚指輪が光っている。
レオナルド殿下は俺にこの指輪をくれて、他にも沢山の愛をくれた。それは心地良くて、何にも変えがたい。もう二度とそれなしでは生きていけないほどにレオナルド殿下は俺を変えてしまった。
『かわいいね』
『綺麗だ』
『セス、愛してる』
その甘やかな言葉をいっぱい俺に聞かせて。
「……レオナルド殿下。……レオ」
指輪に唇を寄せてキスをすれば、身体がだんだん疼いてくる。
レオナルド殿下の大きな手が俺の体を探る感触、耳元で囁く声。俺を包む身体。唇の柔らかさに俺を射抜く、情熱を宿したサファイアの瞳。
『セス』
俺の名を呼ぶレオナルド殿下。俺の体はまだそれを覚えてる。
だからうずうずと身体がレオナルド殿下にまた愛して欲しいって後ろが酷く疼いた。
思わぬ父さんの言葉に俺は目を丸くする。
「……えっ?」
驚く俺に父さんは言いたくなさそうにしながらもきちんと話をしてくれた。
「つまりだ。あいつはとても有能だ。お前と結婚する時もその手腕の凄さを見せた。本来なら、庶民であるお前と王子であるレオナルドは身分差から結婚なんて許されない。だが、あいつはお前と結婚した」
「そ、それは同性婚が施行されて」
「セスは本当にそう思っているのか? おかしいと思わないか?」
冷静な父さんに俺は戸惑うばかりだった。
「レオナルドは元々お前の事が好きだった。そうだったな?」
「う……ん」
確か、レオナルド殿下はそう言っていた。俺が幼い頃、母さんと一緒に城に来ていた時に会った俺を気に入ったって。
「そしてお前が二十歳になる頃に同性婚が施行された」
「そうだけど」
俺が答えると父さんはフッと笑った。
「おかしいじゃないか。レオナルドはお前の事が好きで、ちょうどその一年前に同性婚が施行された。あまりにタイミングが良すぎじゃないか? それにだ。王家が後ろ盾にあったとしても、お前がレオナルドの結婚相手になるには貴族の説得が必要になるはずだ。だが、お前とレオナルドが結婚したのは、王から通達があって一か月後だと言っていたな?」
確かに父さんの言う通りなのかもしれない。俺はあんまり深く考えていなかったけれど、王妃様のプッシュがあったり、陛下の言葉があったにしても、あの結婚式はあまりに早過ぎた。
「う、うん」
「レオナルドが貴族連中にはすでに手を回していたからだろう。つまりこの結婚はお前に話が来る前から確定していたんだよ」
「で、でも! 俺が断っていたら……それに俺、一度は断ったよ?」
「ああ、セスの立場を考えれば断るのが普通だ。だが結局お前は断らなかった。あいつはお前が断っても、お前が結婚に対してイエスと答えるようにしていたんだろう?」
俺がイエスと答えるようにしていた? ……確かに結婚の話があった時、レオナルド殿下は他の人とは結婚したくないって言って俺に結婚するように求めた。あとで、それは俺と結婚する為の嘘だってわかったけど。あの時、俺はノーとは答えられなかった。陛下の命令もあったけど……何よりレオナルド殿下が困っているように見えたから。
「セス、よく考えるんだ。レオナルドが本当にお前と唐突に別れて他国に行くことなんてあると思うか?」
父さんは真面目に俺に問いかける。でも、俺にはわからなかった。
「それは……でも、ルナ様に本当の恋をしたのかもしれないし」
レオナルド殿下の本心は本人にしかわからない。
「じゃあ、お前との事は嘘の恋だって言うのか? レオナルドがあれだけお前に執着していたのに?」
父さんに言われて俺は言い淀む。俺だって本当は信じたい。
レオナルド殿下が俺を本当に愛してくれていたんだって。あの言葉には、嘘偽りはないって。でも……でも、信じたくないけどレオナルド殿下は俺に言ったんだ。
「じゃあ、どうしてレオナルド殿下は俺に別れて欲しいなんて言ったの? レオナルド殿下は俺にハッキリと言ったんだ、俺と別れたいって。だから……俺はっ、俺は!」
口にしてしまうとやっぱり悲しくて。レオナルド殿下が俺に言ったことを思い出すと、何度でも胸が引き裂かれる気持ちになる。この傷が癒えるには時間がまだまだ必要だった。
でも父さんは慌てるでもなく悲しさに唇を噛み締める俺に問いかけた。
「別れたいと言ったその理由は?」
「そ、れは……」
子供が欲しいから。
俺には決して作ってあげられないモノ。俺が傍にいては、レオナルド殿下が得られない。だから俺は別れを受け入れた。
けれど、父さんと母さんにはその事は言えなくて。
だんまりと口を噤んだ俺に父さんは追求しなかった。
「とにかくだ、あいつの行動はあまりに不審すぎる。ウィギーもノーベンもレオナルドの行動に首を傾げている。それは俺達もだ。セスだってそう思ったんじゃないか?」
父さんに言われて俺は思い返す。確かにレオナルド殿下の行動はおかしいものばかりだった。でも俺はそれをルナ様に恋してしまったからだと思っていた。
けれど冷静に考えれば、あのレオナルド殿下がこんな突飛な行動をするだろうか?
でも、何が理由で?
そう考えたときに浮かぶのは“やっぱりレオナルド殿下はルナ様に恋をしたから”という理由しか思い浮かばなかった。だけどそんな俺に父さんは言った。
「あいつのことだ、この別れ話もきっとお前の為なんじゃないのか?」
思いもよらない言葉に俺は驚く。
「……俺の?」
どうしてこんなことをする必要があるというんだ。俺の為って、何の為に?
眉間に皺を寄せるばかりの俺に父さんは告げる。
「まあ、俺達は傍にいた訳でも、全てを見てきた訳でもない。だから俺達には、何が理由でこんなことをレオナルドがしているのかはわからない。ただ、はっきりしているのは明らかにあいつにしてはおかしいってことだけだ。だからセス、お前が見つけなくちゃいけない。その理由を」
「理由……を?」
俺は小さく呟いた。
レオナルド殿下は本当にルナ様に恋をしたのかもしれない。あの気持ちも本物かも。
だけど、もしもこの全てが違う理由によって行われているのなら……、そしてそれがもしも俺のせいなら、俺は!!
「……少し、考えてみるよ」
俺はそう両親に伝えた。そんな俺を見て父さんと母さんはほっと安堵したような顔を見せたのだった。
その日の夜。
俺の部屋には寝具の予備がなく、父さんと母さんは俺を心配しつつも近くの宿に泊まりに行った。だが……。
『理由はともあれセスをこんなに悲しませてんだ。どんな理由であっても、あいつ……俺の前に面見せやがったらギッタンギッタンにしてやるからな!』
と父さんは帰り際、とても怒っていた。
……母さんは何も言わなかったけど怒っていたな。もしかしたら父さんより怒ってたかも?
一人部屋に残った俺は風呂の中でお湯に浸かりながらぼんやりと思い出す。
そしてもあもあと天井に上がって行く湯気を見上げて、働かない頭を動かす。父さんの言葉を思い出しながら。
……レオナルド殿下がどうして別れると言ったのか。考えれば考えるほど俺にはわからない。俺の為だったとしても、何の為に……?
目を瞑って考える。でも思い返されるのは、ルナ様に会いに行くレオナルド殿下の姿ばかり。
ズキンッ。
胸が軋むように痛む。
『きゅむぅぅぅぅっ』
俺の中の兎も小さく鳴いてる。別れを告げられたあの日からずっとこんな感じだ。
「ふぅっ」
……父さんは不自然だって言っていたけれど。確かにレオナルド殿下にしては、なんだか手際が悪いような気がする。でも俺の時も結婚は急だったし、本当の恋だったならなりふり構っていられなかったのかもしれない。やっぱりレオナルド殿下は俺じゃなくて本当にルナ様が……。
考えるほどにどんどんと悪い思考に向かって行く。
レオナルド殿下を信じたい。俺のことをまだ好きだって思いたい。
でもあんなにはっきりと告げられてしまえば、信じるのは難しくて。
信じて、やっぱりレオナルド殿下がルナ様に恋して俺のことが要らなくなったんだとしたら……今度こそ俺は生きていけない。
「はぁ……」
俺は大きなため息を吐き、左手を上げる。そこにはまだレオナルド殿下に返していない結婚指輪が光っている。
レオナルド殿下は俺にこの指輪をくれて、他にも沢山の愛をくれた。それは心地良くて、何にも変えがたい。もう二度とそれなしでは生きていけないほどにレオナルド殿下は俺を変えてしまった。
『かわいいね』
『綺麗だ』
『セス、愛してる』
その甘やかな言葉をいっぱい俺に聞かせて。
「……レオナルド殿下。……レオ」
指輪に唇を寄せてキスをすれば、身体がだんだん疼いてくる。
レオナルド殿下の大きな手が俺の体を探る感触、耳元で囁く声。俺を包む身体。唇の柔らかさに俺を射抜く、情熱を宿したサファイアの瞳。
『セス』
俺の名を呼ぶレオナルド殿下。俺の体はまだそれを覚えてる。
だからうずうずと身体がレオナルド殿下にまた愛して欲しいって後ろが酷く疼いた。
89
お気に入りに追加
4,071
あなたにおすすめの小説
国を救った英雄と一つ屋根の下とか聞いてない!
古森きり
BL
第8回BL小説大賞、奨励賞ありがとうございます!
7/15よりレンタル切り替えとなります。
紙書籍版もよろしくお願いします!
妾の子であり、『Ω型』として生まれてきて風当たりが強く、居心地の悪い思いをして生きてきた第五王子のシオン。
成人年齢である十八歳の誕生日に王位継承権を破棄して、王都で念願の冒険者酒場宿を開店させた!
これからはお城に呼び出されていびられる事もない、幸せな生活が待っている……はずだった。
「なんで国の英雄と一緒に酒場宿をやらなきゃいけないの!」
「それはもちろん『Ω型』のシオン様お一人で生活出来るはずもない、と国王陛下よりお世話を仰せつかったからです」
「んもおおおっ!」
どうなる、俺の一人暮らし!
いや、従業員もいるから元々一人暮らしじゃないけど!
※読み直しナッシング書き溜め。
※飛び飛びで書いてるから矛盾点とか出ても見逃して欲しい。
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】

「じゃあ、別れるか」
万年青二三歳
BL
三十路を過ぎて未だ恋愛経験なし。平凡な御器谷の生活はひとまわり年下の優秀な部下、黒瀬によって破壊される。勤務中のキス、気を失うほどの快楽、甘やかされる週末。もう離れられない、と御器谷は自覚するが、一時の怒りで「じゃあ、別れるか」と言ってしまう。自分を甘やかし、望むことしかしない部下は別れを選ぶのだろうか。
期待の若手×中間管理職。年齢は一回り違い。年の差ラブ。
ケンカップル好きへ捧げます。
ムーンライトノベルズより転載(「多分、じゃない」より改題)。
平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます
ふくやまぴーす
BL
旧題:平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます〜利害一致の契約結婚じゃなかったの?〜
名前も見た目もザ・平凡な19歳佐藤翔はある日突然初対面の美形双子御曹司に「自分たちを助けると思って結婚して欲しい」と頼まれる。
愛のない形だけの結婚だと高を括ってOKしたら思ってたのと違う展開に…
「二人は別に俺のこと好きじゃないですよねっ?なんでいきなりこんなこと……!」
美形双子御曹司×健気、お人好し、ちょっぴり貧乏な愛され主人公のラブコメBLです。
🐶2024.2.15 アンダルシュノベルズ様より書籍発売🐶
応援していただいたみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました!

それ以上近づかないでください。
ぽぽ
BL
「誰がお前のことなんか好きになると思うの?」
地味で冴えない小鳥遊凪は、ある日、憧れの人である蓮見馨に不意に告白をしてしまい、2人は付き合うことになった。
まるで夢のような時間――しかし、その恋はある出来事をきっかけに儚くも終わりを迎える。
転校を機に、馨のことを全てを忘れようと決意した凪。もう二度と彼と会うことはないはずだった。
ところが、あることがきっかけで馨と再会することになる。
「本当に可愛い。」
「凪、俺以外のやつと話していいんだっけ?」
かつてとはまるで別人のような馨の様子に戸惑う凪。
「お願いだから、僕にもう近づかないで」
【完結】相談する相手を、間違えました
ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。
自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・
***
執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。
ただ、それだけです。
***
他サイトにも、掲載しています。
てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。
***
エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。
ありがとうございました。
***
閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。
ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)
***
2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。

あなたと過ごした五年間~欠陥オメガと強すぎるアルファが出会ったら~
華抹茶
BL
子供の時の流行り病の高熱でオメガ性を失ったエリオット。だがその時に前世の記憶が蘇り、自分が異性愛者だったことを思い出す。オメガ性を失ったことを喜び、ベータとして生きていくことに。
もうすぐ学園を卒業するという時に、とある公爵家の嫡男の家庭教師を探しているという話を耳にする。その仕事が出来たらいいと面接に行くと、とんでもなく美しいアルファの子供がいた。
だがそのアルファの子供は、質素な別館で一人でひっそりと生活する孤独なアルファだった。その理由がこの子供のアルファ性が強すぎて誰も近寄れないからというのだ。
だがエリオットだけはそのフェロモンの影響を受けなかった。家庭教師の仕事も決まり、アルファの子供と接するうちに心に抱えた傷を知る。
子供はエリオットに心を開き、懐き、甘えてくれるようになった。だが子供が成長するにつれ少しずつ二人の関係に変化が訪れる。
アルファ性が強すぎて愛情を与えられなかった孤独なアルファ×オメガ性を失いベータと偽っていた欠陥オメガ
●オメガバースの話になります。かなり独自の設定を盛り込んでいます。
●最終話まで執筆済み(全47話)。完結保障。毎日更新。
●Rシーンには※つけてます。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる