16 / 114
殿下、何してるんですか!?
9 治すって、そういう意味じゃない!
しおりを挟む俺は思わず目を見開いて、パチパチッと目を瞬かせる。
頭にあるぴくぴくっと動く獣の耳、お尻から生えたうねうね動く尻尾。そして俺と年の変わらなかったセシル様は縮んで、十歳の少年に変わっていた!
「ううええぇえええっ!?」
俺、体の力を抜く事しかしてないけど!? 耳とか尻尾とか生やしてないし、なんで少年になってるのっ!?……俺、なにかやっちゃった!?
と思ったが、小さくなったセシル様はびええええーーんっと高い声で泣いて俺に謝った。
「あぁぁんんっ、ごめんなさぁぁいいっ、ぼくっぼくっ、傷つけるつもりじゃなかったのおぉーー! ごめんなさぁいいっ! わぁぁんっ!」
セシル様は床にぺちゃっと張り付いたまま、泣きじゃくった。床に涙が溜まっていく。
そしてその姿を見て、俺はハッと思い出した。ずっと忘れていた事を。
……そうだ、忘れてた! ノース王国の末王子はまだ十歳の黒豹の獣人だったッ!!
その真実に気が付き、俺は今までの違和感の謎がすっかり解けた。
見た目に反して、俺宛ての呪いの手紙の文字が拙いところ、やることがどこか妙に幼いところ、自分の気持ちにここまで正直なところ……全部、子供だからだ。
つまり、レオナルド殿下が大きくなったらって、歳を取ったらって事?
俺は呆気に取られていたが、セシル様は三人の従者に抱きかかえられて必死に慰められている。最初は多いと思っていた従者も、十歳の子供なら従者も三人つくはずだ、と今では納得できる。
「あああーんっ、ごめんなさぁぁいいっっ」
セシル様はよっぽど怒った俺が怖かったのか、ビービー泣いている。それはもう手も付けられないほど。
ぶかぶかの服を纏って小さな子供が泣いている姿を見ていると、段々居た堪れなくなってきた。というか、罪悪感が……。体の力はすぐに戻ると思うけど、ちょっとやり過ぎちゃったかな? いや、十歳の子供にはやり過ぎたよな。どうしようっ……!!
俺はおろおろとし始めたが、そんな俺の肩をぽんっとレオナルド殿下が叩いた。俺が振り返るとレオナルド殿下は少し困ったように笑っていた。
そして、すぐに俺の手を怪我をしていない方の手で握ると従者達に言った。
「私達がいてはセシル様も落ち着かれないでしょうから、一旦失礼します。……今回の事はお互い不問という事でいいですね?」
レオナルド殿下がまだ血の付いている右手をちらつかせると、従者達は頷いた。それを見て、レオナルド殿下は俺の手を引いて「戻ろう」と言った。
俺はレオナルド殿下に引かれて、来た時と同じように部屋を出て行った。
それから俺達は自室に戻ったのだがーーーー。
「レオナルド殿下、俺、やりすぎちゃったんじゃっ」
心配になって言うと、レオナルド殿下は「大丈夫だよ」と俺の頭を優しく撫でた。
「それより、私の手を治療してくれないか?」
切られた右手を見せて俺に言った。
皮膚は繋がって治っているが、まだ内部は痛むのだろう。
「勿論です! 先に手を洗って血を落としてきてください。俺、準備しておきますから」
俺が言うとレオナルド殿下は「ちょっと待ってて」と言って部屋を出て行った。手を洗いに行くのだろう、俺はその間に仕事鞄から包帯やら薬草やらを取り出した。
それからレオナルド殿下が部屋に戻ってきて、俺達はベッドの上で向かい合って座った。
「レオナルド殿下、ナイフの前に出ちゃダメですよ」
俺はそう言いながらレオナルド殿下の右手に治りが良くなる薬草を貼り、包帯を巻く。
レオナルド殿下にナイフが向けられた時、ひやっとした。
「切られるつもりはなかったんだけどね」
「俺……本当にびっくりしたんですから」
切られた時の事を思い出すと、胸が痛い。自分が切られたみたいに。
「すまない、セス」
レオナルド殿下は俺の頬を撫でながら謝った。いつもは凛々しい眉毛が八の字になっている。そんな表情をされたら怒れない。
「今度からは気を付けて下さいね」
俺は包帯を巻き終え、レオナルド殿下は「ああ」と答えた。そんなレオナルド殿下に俺はぽつりと尋ねる。
「あのレオナルド殿下。……セシル様、本当に大丈夫ですかね? 俺、やりすぎちゃいましたよね、きっと」
「いや、あの子にはあれぐらいがちょうどよかっただろう」
レオナルド殿下は意外にあっさりと言い放つと、その理由を教えてくれた。
「セスも見ただろう? あの子が半獣なところを」
「はい」
人でありながら一部は獣だった姿を思い出す。
「ノース王国では、魔力が高いとどちらの姿も保てないとされている。実際セシル様は魔力が高い。あの変身魔法も魔力が高いから出来た事だ。おかげで将来を期待されている。……だが、そのせいで皆が甘やかしているんだ」
レオナルド殿下の言葉に俺はセシル様のわがままプリンスぶりを思い出し「あー」と納得する。
「なんでも自分の思う通りになると思っている。……今回の事はあの子にとってはいい薬になっただろう。さすが薬剤魔術師だ」
レオナルド殿下はふっと笑って言った。
まあ、確かにいい薬にはなったかもしれない。……でもぉ。
「大丈夫ですかねぇ」
あんなに泣いてたけど……。俺、やりすぎちゃったんじゃないかな?
俺はやっぱり心配になる。でもそんな俺にレオナルド殿下は「セスは優しいな」と言った。
「……俺は別に優しくないですよ。……それより」
言いかけた俺にレオナルド殿下は「なんだい?」と問い返した。
「あの、どうしてセシル様はレオナルド殿下の事を?」
いや、まあ、レオナルド殿下なら老若男女問わず誰にだって好かれると思うけど。でも、どこでセシル様に好かれたんだろう? 相手は他国の王子なのに。
その疑問が胸に残っていた。
「ああ、それはね。去年、私がノース王国に行った時に遊び相手になってね、どうやらそこで惚れられてしまったみたいなんだ。さすがに小さな子の求婚を足蹴にできなくて、ああやって答えてしまったんだが……今度からは気をつけるよ」
レオナルド殿下は申し訳なさそうに俺に告げた。
レオナルド殿下が誰にでもモテてしまうのはしかたないが、あんな小さな子も恋に落とすとは……さすが魔性の男!
俺は改めてレオナルド殿下のモテ力に感心してしまった。
「……今度からは気を付けて下さいね」
「ああ、わかってる。……ところでセス」
レオナルド殿下は俺の腰を掴み、ぐいっと自分の方に抱き寄せ、じっと俺を見る。
「はい?」
なんでしょう? 治療も聞きたいことも、もう終わりましたけども?
俺が首を傾げて尋ねるとレオナルド殿下は微笑みながら俺に尋ねた。
「私の事を大切な人って思ってくれているの?」
「へ?」
そんな事を聞かれると思っていなかった俺は驚いた。
「あの子に向かって言っていただろう? 俺の大切な人を傷つけたって……私の為に怒ってくれた」
「あ、あれは!」
俺は怒りでほとんど無意識に喋っていたから、改めて言われるとなんだか恥ずかしかった。
「その……忘れて下さい。恥ずかしい事を言いました」
俺は照れくさくてレオナルド殿下から離れようとした。けれど、レオナルド殿下は俺をがっしり捕まえていて離さない。
「セス、嬉しいよ。私が無理やり迫って結婚したようなものなのに、私の事をそう思ってくれて」
レオナルド殿下は本当に嬉し気に呟き、俺の手を恭しく取るとその手の甲にキスをした。その仕草に俺はドキマギしてしまって、目を逸らす。でも、そんな俺の指先をレオナルド殿下はがじっと甘く噛んだ。その刺激に視線を戻すと、サファイアの瞳が俺を見ていた。
「セス、もう一度言ってくれないか?」
「え?」
「私がセスにとってどういう存在なのか」
レオナルド殿下に言われて、俺は頬を少し熱くする。でも、言うまで離してくれなさそうだ。言わなくなって、わかっているだろうに。
「セス」
催促されるように名前を呼ばれ、俺はどうしたものか、と考えたが、ええいっ! と勢いのまま身を動かした。
「んっ!」
レオナルド殿下は俺に口を塞がれて、小さく驚きの声を上げた。俺がぶちゅっとキスしたからだ。でも俺はすぐに体を離してレオナルド殿下を見た。
「これが答えです。……俺、好きでもない人とこんなことできませんから!」
俺の一生懸命の答えにレオナルド殿下は驚いた顔をして、真っ赤な顔の俺をまじまじと見た。
む? なにか文句でもあるのか? これ以上の答えは言えないぞ。
むぎゅっと口を閉じて目で訴えるとレオナルド殿下は俯いて、胸を抑えた。しかも何も答えない。黙ったままだ。
「……殿下?」
不安になった俺が尋ねるとレオナルド殿下は胸を抑えたまま小さく呟いた。
「セス、胸が痛い」
「えッ?!」
突然の事に驚き、俺は声を上げた。
「胸が痛いんですか?! どんな風に? 横になりますかっ?!」
俺は慌てて尋ねたけれど、レオナルド殿下は首を横に振り、そして俯いた顔を上げて俺を見た。その瞳は細まり、嬉しそうに俺を見ていた。
「セスを想うと胸がいつも痛んだ。心がぎゅっと締め付けられる」
それは、愛してると同じ意味を持っていた。
「でもセスにしか治せない。これからもずっと治してくれる?」
レオナルド殿下は優しい目をして俺に尋ねた。
そんなの決まっているのに。……なんでこの人はこう、恥ずかしい事を聞いてくるかな。もうっ!
「俺は薬剤魔術師ですし、俺達は夫夫なんですから……治して差し上げますよ。何度でも!」
俺は恥ずかしながら答え、俺の言葉にレオナルド殿下は満足そうに笑った。
「ああ、セス! 大好きだよ!」
レオナルド殿下は言いながら、ガバリッと俺に覆いかぶさってきた。二人共ベッドに倒れ込む。ぐわんぐわんっとベッドが揺れる。
レオナルド殿下の重みと体温、そして香りに俺はついついうっとりしそうになった。
だが……倒れ込んだまでは良かったが、何かが太ももに当たっている。
なんだろう、太ももに当たっているモノは。まだ明るい午後ですヨ??
だが、その太ももに当たっているモノをレオナルド殿下はすりすりと俺に擦りつけてきた。
「で、デンカ?」
俺が顔を引きつらせながら尋ねると、ちゅっとキスされた。
「セス、ベッドの上では殿下はなしだ」
「いや、でも……その、太ももに」
当たっているんですけど、殿下のナニかが。すごく元気になっているナニかがッ!!
「セス、治してくれるって言ったよね? 早速、腫れてるところを治して欲しいな?」
レオナルド殿下の指先があやしく俺の頬をすりっと撫でる。
「いや、それは腫れというか……」
勃っていらっしゃる、というのですけれど。
「セス、いいよね? そういえば明日は休みだったね?」
「え、でも、まだ明るいしぃ……」
俺がずーりっずーりっとベッドの上を逃れるように動くとレオナルド殿下はがしっと俺の腰を掴んだ。
ひえぇっ!!
「セス、逃がさないよ?」
レオナルド殿下の瞳がキランッと獰猛に光っていた。
いや、治すって言ったけど……そっちじゃなーーーーーーい! ぁぎゃーーっ!
その日、俺はぺろっとまるっとレオナルド殿下にまたも食べられてしまったのだった。
173
お気に入りに追加
4,071
あなたにおすすめの小説
完結|ひそかに片想いしていた公爵がテンセイとやらで突然甘くなった上、私が12回死んでいる隠しきゃらとは初耳ですが?
七角@中華BL発売中
BL
第12回BL大賞奨励賞をいただきました♡第二王子のユーリィは、美しい兄と違って国を統べる使命もなく、兄の婚約者・エドゥアルド公爵に十年間叶わぬ片想いをしている。
その公爵が今日、亡くなった。と思いきや、禁忌の蘇生魔法で悪魔的な美貌を復活させた上、ユーリィを抱き締め、「君は一年以内に死ぬが、私が守る」と囁いてー?
十二個もあるユーリィの「死亡ふらぐ」を壊していく中で、この世界が「びいえるげえむ」の舞台であり、公爵は「テンセイシャ」だと判明していく。
転生者と登場人物ゆえのすれ違い、ゲームで割り振られた役割と人格のギャップ、世界の強制力に知らず翻弄されるうち、ユーリィは知る。自分が最悪の「カクシきゃら」だと。そして公爵の中の"創真"が、ユーリィを救うため十二回死んでまでやり直していることを。
どんでん返しからの甘々ハピエンです。
国を救った英雄と一つ屋根の下とか聞いてない!
古森きり
BL
第8回BL小説大賞、奨励賞ありがとうございます!
7/15よりレンタル切り替えとなります。
紙書籍版もよろしくお願いします!
妾の子であり、『Ω型』として生まれてきて風当たりが強く、居心地の悪い思いをして生きてきた第五王子のシオン。
成人年齢である十八歳の誕生日に王位継承権を破棄して、王都で念願の冒険者酒場宿を開店させた!
これからはお城に呼び出されていびられる事もない、幸せな生活が待っている……はずだった。
「なんで国の英雄と一緒に酒場宿をやらなきゃいけないの!」
「それはもちろん『Ω型』のシオン様お一人で生活出来るはずもない、と国王陛下よりお世話を仰せつかったからです」
「んもおおおっ!」
どうなる、俺の一人暮らし!
いや、従業員もいるから元々一人暮らしじゃないけど!
※読み直しナッシング書き溜め。
※飛び飛びで書いてるから矛盾点とか出ても見逃して欲しい。
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】

「じゃあ、別れるか」
万年青二三歳
BL
三十路を過ぎて未だ恋愛経験なし。平凡な御器谷の生活はひとまわり年下の優秀な部下、黒瀬によって破壊される。勤務中のキス、気を失うほどの快楽、甘やかされる週末。もう離れられない、と御器谷は自覚するが、一時の怒りで「じゃあ、別れるか」と言ってしまう。自分を甘やかし、望むことしかしない部下は別れを選ぶのだろうか。
期待の若手×中間管理職。年齢は一回り違い。年の差ラブ。
ケンカップル好きへ捧げます。
ムーンライトノベルズより転載(「多分、じゃない」より改題)。
平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます
ふくやまぴーす
BL
旧題:平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます〜利害一致の契約結婚じゃなかったの?〜
名前も見た目もザ・平凡な19歳佐藤翔はある日突然初対面の美形双子御曹司に「自分たちを助けると思って結婚して欲しい」と頼まれる。
愛のない形だけの結婚だと高を括ってOKしたら思ってたのと違う展開に…
「二人は別に俺のこと好きじゃないですよねっ?なんでいきなりこんなこと……!」
美形双子御曹司×健気、お人好し、ちょっぴり貧乏な愛され主人公のラブコメBLです。
🐶2024.2.15 アンダルシュノベルズ様より書籍発売🐶
応援していただいたみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました!

それ以上近づかないでください。
ぽぽ
BL
「誰がお前のことなんか好きになると思うの?」
地味で冴えない小鳥遊凪は、ある日、憧れの人である蓮見馨に不意に告白をしてしまい、2人は付き合うことになった。
まるで夢のような時間――しかし、その恋はある出来事をきっかけに儚くも終わりを迎える。
転校を機に、馨のことを全てを忘れようと決意した凪。もう二度と彼と会うことはないはずだった。
ところが、あることがきっかけで馨と再会することになる。
「本当に可愛い。」
「凪、俺以外のやつと話していいんだっけ?」
かつてとはまるで別人のような馨の様子に戸惑う凪。
「お願いだから、僕にもう近づかないで」
【完結】相談する相手を、間違えました
ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。
自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・
***
執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。
ただ、それだけです。
***
他サイトにも、掲載しています。
てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。
***
エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。
ありがとうございました。
***
閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。
ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)
***
2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。

あなたと過ごした五年間~欠陥オメガと強すぎるアルファが出会ったら~
華抹茶
BL
子供の時の流行り病の高熱でオメガ性を失ったエリオット。だがその時に前世の記憶が蘇り、自分が異性愛者だったことを思い出す。オメガ性を失ったことを喜び、ベータとして生きていくことに。
もうすぐ学園を卒業するという時に、とある公爵家の嫡男の家庭教師を探しているという話を耳にする。その仕事が出来たらいいと面接に行くと、とんでもなく美しいアルファの子供がいた。
だがそのアルファの子供は、質素な別館で一人でひっそりと生活する孤独なアルファだった。その理由がこの子供のアルファ性が強すぎて誰も近寄れないからというのだ。
だがエリオットだけはそのフェロモンの影響を受けなかった。家庭教師の仕事も決まり、アルファの子供と接するうちに心に抱えた傷を知る。
子供はエリオットに心を開き、懐き、甘えてくれるようになった。だが子供が成長するにつれ少しずつ二人の関係に変化が訪れる。
アルファ性が強すぎて愛情を与えられなかった孤独なアルファ×オメガ性を失いベータと偽っていた欠陥オメガ
●オメガバースの話になります。かなり独自の設定を盛り込んでいます。
●最終話まで執筆済み(全47話)。完結保障。毎日更新。
●Rシーンには※つけてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる