4 / 114
本編
4 え、そうだったの!? ※
しおりを挟むぺちゃ、ぴちゃ、ちゅぷっと水音がどこからか聞こえる。
それと同時に誰かが甲高い、甘えるような声を上げていた。
「あっ、はぁ、あんっ」
いやらしい声。……一体、誰だ、こんな声を出してるのは。うるさいぞ、俺の睡眠を妨害するな。俺はこのふかふかのベッドで眠るんだ。
俺はそう思ったが、意識が戻ってくるとそれが自分の声だとわかり、性器が何かに吸われている事に気が付いた。
「あっ、んんっ、……ひぇ!? で、殿下!? な、何して! あっ!」
俺は目を覚まして体を起こすと、裸のレオナルド殿下が寝台の上で俺の性器をしゃぶっていた。肉厚なレオナルド殿下の唇が俺のモノを食んでいる絶景に、危なく俺の息子が誤発射するところだった。
「んんっ、殿下っ!」
何とか我慢して叫ぶと、レオナルド殿下はちゅぽっと俺の性器から口を離し、むくりっと起き上がった。そして俺の息子もレオナルド殿下に勃たされて、ぴょーんと元気に起きている。
は、恥ずかしいっ!!
「セス、起きたのか」
間接照明の明かりの中で、レオナルド殿下は髪を掻き上げて言った。
色香立つ身体に男の俺でも鼻血が出そうになる。俺は咄嗟に鼻を押さえた。
見る限り、どうやらレオナルド殿下が俺の体を風呂場からこの寝台に運んできてくれたようだ。でも俺もレオナルド殿下も何も着ていない。服が欲しい、今すぐに。早急に。
「セス、私の口淫は気持ちよくなかった?」
「こ、こういん!」
その淫らな単語に俺は顔を赤くする。今までそんな言葉は使ったことがないからだ。しかしレオナルド殿下は俺の気も知らないでもう一度聞き返してきた。
「気持ちよくなかったかい?」
少し悲し気に言うものだから、俺は思わず素直に答えていた。
「いや、気持ちよかったですけど! ……ていうか、レオナルド殿下、何してるですか!」
「何って……今夜は初夜だろう?」
「え? いや、まあ、確かに初夜ですけど」
でも俺達、形式上の夫夫ですよね?! こんなことしなくても! それにレオナルド殿下にさせるのは、なんか申し訳ない!
「セスに奉仕をしようと思ってね」
「だ、駄目です! レオナルド殿下がそんな事ッ!」
俺は身を引いて、レオナルド殿下に言った。
レオナルド殿下は初夜だから俺を気持ち良くさせようとしたのだろうけれど、それは悪すぎる。というか気持ち良すぎて、なんか怖い。
それに……レオナルド殿下、疲れていたのでは??
「私がしたら、やはりダメか?」
「へ?!」
レオナルド殿下はまるで耳を垂らした子猫のように俺を見た。
うっ、そんな目で見られても……。でも、駄目なものはダメだ!
「絶対ダメです。俺にそんなことしなくていいんです!!」
俺がハッキリと告げると、レオナルド殿下はまた悲し気な顔をみせた。
なんで、そんな顔をするんですか。俺が悪いみたいじゃないですか……。
俺が傷つけるような事を言ったみたいで居心地が悪い。でもレオナルド殿下に奉仕なんてさせられないのだ。だがレオナルド殿下は悲しそうな顔のまま、ぽつりと小さく呟いた。
「絶対にダメ……か。やっぱりセスは私の事を何とも思っていないのだな」
思わぬ言葉に俺は「え?」と聞き返した。
「セスは私との結婚を、本当にただの形式上の結婚だと思っているのだろう?」
「え? だって……そうでしょう?」
じゃなきゃ、俺がレオナルド殿下みたいな美丈夫と結婚なんてできないでしょう。俺は見た目も中身も平凡だし。
そう思ったけれどレオナルド殿下は違った。
レオナルド殿下は俺に詰め寄ると俺の手をそっと優しく取り、俺をじっと見つめた。
レオナルド殿下の手が熱い。
「セスはそうだろうが、私は違う。私は本当にセスと結婚したかったんだ」
まっすぐにサファイアの瞳で見つめられて、俺は口をあんぐりと開けた。
なんで? どうして? いつから? どこから? 俺とーーーッ!?
そんな言葉が頭に浮かぶ、だがレオナルド殿下はまるで俺を大切なものみたいに握った手の指先にキスを落とした。
「私はセスが好きなんだ、愛している」
低い声で甘い言葉を囁かれて、俺の熱が上がる。胸がぴょこぴょことずっと変な動きをしている。全然、静まる気配がない。
「な、そんなっ。殿下が俺を?!」
「ああ、セスと初めて会った時から。……だから形式上の結婚をして、俺に好意を持ってくれるかと期待したが、無理だったみたいだな」
えええーー!? そんなの聞いてないよ! だって、レオナルド殿下を守る為だと思っていたのに!
俺は心の中で叫ぶが、勿論レオナルド殿下には届かない。
「な、な、それなら、どうして形式上の結婚だと!」
「私が本心から結婚して欲しいと頼んだら、セスは私と結婚してくれただろうか?」
「うぐっ……それは」
俺ではレオナルド殿下には見合いません。他の方を探した方がいいと思います。
きっとそう答えていただろう。即答だ。
「それに今まで色々とアプローチしてきたが、セスは全くなびいてくれなかった」
「へ? アプローチ??」
何かされてたか、俺?
俺が間抜け面で尋ねると、レオナルド殿下は俺をじろっと少し恨めしそうな眼で見た。
「お菓子を焼いて持っていっても、廊下で待っていてもセスは何とも思っていなかっただろう?」
え、あれってアプローチだったの? てっきり、クッキーとか作りすぎて分けてくれるだけだと。廊下もたまたま会っているのだと思ってた。
「それに毎年誕生日に渡している花束、あれも何とも思っていないんだろう?」
確かに俺は毎年誕生日に、綺麗な花束をレオナルド殿下から貰っていた。
そして花束には必ず、メッセージカードがついていて『愛する人へ』と書いてあった。
でも俺は特に何にも考えていなかった。
植物好きな俺の為に花をくれたんだな。それに『愛する人へ』って、きっと花を愛する人って意味なんだろうな、とそれぐらいにしか思っていなかった。
まさか、あれが本気の告白だったとは……! だって相手はこの国の第三王子で、めちゃめちゃかっこいいレオナルド殿下なんだぞ! まさか俺みたいなのに本気で告白するなんて思いもよらないじゃないか! ……まあ勿論、レオナルド殿下の想いを真剣に受け取らなかった俺も悪いけど。
「す、すみません……まさか、本気だったとは」
「ほらな、セスは私の気持ちに気が付いてもくれなかった」
レオナルド殿下は拗ねたように俺に言った。でも俺は言い返せない。完全に俺の落ち度だから。
「で、でも、どうして俺なんです?! 俺、別に取り柄もないし、顔も普通ですし」
レオナルド殿下はイケメンで優しくて、文武両道で、良いところはいっぱいありますけど。俺には何にも……。
そう思う俺の頬をレオナルド殿下は優しく撫でた。この手は剣を握る武骨な手なのに、俺に触る時はいつも優しい。まるで硝子細工を触るみたいに。
「セスは真面目で、可愛いじゃないか」
真面目はわかるとして……か、可愛い!? 俺が?!
驚きのあまり目を見開くとレオナルド殿下はくすりと笑った。
「セス、私達が初めて会った時の事、覚えているか?」
「え? 初めて会った時の事……?」
いつの事だ?
考える俺をレオナルド殿下は小さな子供でも見るように微笑んで見た。
「セスの事だから、覚えていないんだろう?」
う……ぐうの音も出ない。
「だが、私は覚えているぞ。あれは今みたいな夏の時期だった。当時の私は十八になる頃で、王子として生まれた事に苛立ちを覚えていた。……誰もかれもが私の顔色を窺い、親切には裏があって。そう言う事に嫌気がさしていた。でも、その時に私はセスに出会ったんだ。セスはリーナに連れてこられて、一人、王宮の庭で遊んでいた」
そんな事あったっけ? と思ったけれど俺は、あっ! と思い出す。
あれは俺がまだ七歳の時の事。
王宮に出向いた母さんについて行ったことがあった。その時、俺はレオナルド殿下に出会っている。
「私が木陰で休んでいるとセスは私の元にやってきて『疲れているの?』と聞いてきた。私が『疲れているから放っておいてくれ』と言ったら、何をしたと思う?」
え、俺、何をしたんですか。ロクな事してなきゃいいんですけど……。ドキドキ。
「セスは私の元を離れたが、すぐに戻ってきて私にハーブをくれたんだ。『疲れに効くから、お茶に入れて飲むといいよ!』と、無邪気にね」
「俺、そんな事したんですか?」
やばい、全然覚えてないよ。何してるの、七歳の俺! 相手は王子様だぞ! そこらへんに生えている葉っぱを渡したんじゃないだろうなッ!?
「私は嬉しかった。ただただ私の事を案じてくれたセスの気持ちが」
や、それはきっと違います。覚えたての薬草の知識を披露したかっただけだと思います。俺ってばそういう奴です。
「あの時からだ、セスに恋に落ちたのは。まさか小さな子供に恋するとは私自身も思わなかった。しかしリーナに度々連れられてくるセスを見ては想いが募った。それにセスは大人になっても優しかった、私が剣の稽古で傷を作ったらすぐに治癒魔術や回復薬をくれるだろう?」
まあ、俺は薬科室に勤めているし、それが仕事なんですが……。むしろ治療しなければ怒られます。
「それにだ。セスは自分の事を平凡だと言うが、私には可愛く見えている。この栗色の髪にエメラルドのような瞳。肌も白く、きめ細かい。唇も小さくて愛らしい」
いやいやいや、レオナルド殿下! 目がおかしいですよ。どんだけ色眼鏡かけてるんですか! 俺にはそこまで称賛されるものはないです!
「だから……私はずっと前からセスと結婚したかったんだ。でも、セスは違うんだよね?」
レオナルド殿下の声が落ち込み、瞳の中に悲しさが浮かぶ。
俺がそうさせている?
「今まで、私に付き合わせて悪かった。セスは女性が好きだと聞いていたのに。……すぐに離縁はできないが、もうセスには必要以上には触れない。セスを困らせたいわけじゃないから」
レオナルド殿下はそう言って悲しげに俺から離れ、寝台から下りようとした。けれど、俺はその腕を掴んで引き留めた。
そんな俺の行為にレオナルド殿下は振り返り、驚いた顔を見せる。
「セス?」
「……そ、それとこれとじゃ話が変わってきます!」
「ん?」
レオナルド殿下は首を傾げて俺を見た。
でも俺は今、伝えなければならないだろう。でなければ、レオナルド殿下は俺から離れてしまう。……それは嫌だ。
「お、俺もす、好、好きだと、思います。たぶん……」
「セス……!」
レオナルド殿下から驚く声が聞こえる。でも恥ずかしくて顔を見られない。
正直、レオナルド殿下は好きだ。でもそれが愛なのか、俺はわからない。だけどレオナルド殿下の告白を嬉しいと感じている自分がいる。
それに、そう言う事ならレオナルド殿下に責任を取ってもらわなければ。
ファーストキスも奪われたし、体も触られた。俺達は結婚もしたし、誓い合ったのだ。死が分かつまで、俺達は添い遂げると。
あれが形式上のものでないのなら、俺だって本物にしたいと思う。
……あれ? やっぱり俺、レオナルド殿下の事、すごく好きなのかも?
「レオナルド殿下が俺の事、そこまで好意を持ってくれてるとは思いませんでした。これは形式上のものだと思っていたし……でももし、本物にできるなら……そう、したい。正直、俺は、こういう事には疎くて……その、本当にこれでいいのか、わからない、です。でも、俺も殿下といたい。……そう思うのは間違いですか?」
俺はどもりながらレオナルド殿下に告げた。
ああ、もっとうまく喋れたらいいのに。俺の馬鹿っ!
けれど思いの丈は全て伝えた。俺がレオナルド殿下ともっと一緒にいたいのは本当だ。それにいつだって笑顔でいて欲しい。俺がそばにいる事でレオナルド殿下が笑顔になってくれるなら、俺は傍にいる。
でも、ちゃんと伝わったかな? と不安に思って、ちらりと見るとレオナルド殿下が嬉しそうに満面の笑みを浮かべていた。
微笑みの破壊力がすごい……眩しい。俺がかすみ飛ぶ。
「セス、嬉しい。間違いなんかじゃないよ」
レオナルド殿下は再び俺に近寄ってくると、俺をぎゅっと抱きしめた。熱いくらいの体温で抱き締められて、俺は胸がざわつく。
「レオナルド殿下」
「セス……私の事はレオと」
レオナルド殿下に催促されて、俺は恥ずかしがりながら返事をする。
「レオ」
俺が呼ぶと、レオナルド殿下は満足げに微笑み、そして俺にそっとキスをした。柔らかいレオナルド殿下の肉厚な唇が俺の口をちゅっと包む。
「んっ、レオ……」
俺がもう一度呼ぶと、レオナルド殿下は俺をじっと見つめた。サファイアの瞳に情欲が浮かんでいる。
「セス、愛している。……君を抱きたい、いいか?」
レオナルド殿下は俺に尋ねた。怖い気持ちはある。でも今日は特別な夜なのだ。それにレオナルド殿下なら、きっと俺に酷い事はしないだろう、きっと。
「いい、ですよ。初夜、ですからね。……でも俺、初めてで、うまく出来ないと思いますけど。それでも?」
「構わない。セスを愛させてくれ」
レオナルド殿下はそう言うと、さっきよりも深いキスを俺にした。
食べられるって、こういう事かもしれない。
レオナルド殿下は俺の唇を何度も食んだ。ちゅうっと何度も唇を押し付け、俺の唇をはむはむして下唇を優しく齧る。
……ナニコレ、キスだけで気持ちいいんだけど。
「んむぅっ」
「セス、口を開けて」
「ほぇ?」
俺が間抜けな声を出すと、レオナルド殿下はその隙を見逃さず、俺の口の中に舌を入れてきた。今まで練習と称して、キスを何度もしてきたが、舌が入ってきたのは初めてだった。
んむーーーっ! し、舌、舌が入ってきたぁーーーッ!
俺の心は大絶叫である。
だが、そんな俺の心の叫びは気付かれず、レオナルド殿下は俺の舌を吸っては絡め、唾液が俺達の間で行き交う。
くちゅっくちゅっとやらしい水音が響いて、飲み込めなかった唾液が俺の口の端から零れていく。
「んぐっ、んんっ」
俺は耐えられなくなって、レオナルド殿下の分厚い胸を押した。酸欠で死にそうだ。
レオナルド殿下は俺からそっと身を引いてくれて、唇を離した。俺ははひーはひーっと息を吸う。空気、おいしい。
「すまない、あまりにセスが可愛くて」
レオナルド殿下はそう言うと、お詫びのように俺の頬にキスをした。
「お、俺……初心者」
「ああ、わかっている。大事に扱うよ……風呂場でも気持ち良かっただろう?」
レオナルド殿下に言われて、俺は顔が熱くなる。風呂場でされた事を思い出して。
「う……それは」
確かに気持ち良かった。天国を見たと言ってもいいぐらい、気持ち良かった。でも、あんなに気持ちいい事をまたされるのかと思うと、ちょっと怖い気持ちもある。
「大丈夫、セス。私に任せて」
レオナルド殿下は俺を宥めるように背を撫でた。
そう、今更なのだ。俺がレオナルド殿下を引き留めた。俺も腹をくくらねば!
「はい」
俺が答えるとレオナルド殿下はにこりと笑って、サイドテーブルの引き出しからクリーム缶を取り出した。
236
お気に入りに追加
4,071
あなたにおすすめの小説
完結|ひそかに片想いしていた公爵がテンセイとやらで突然甘くなった上、私が12回死んでいる隠しきゃらとは初耳ですが?
七角@中華BL発売中
BL
第12回BL大賞奨励賞をいただきました♡第二王子のユーリィは、美しい兄と違って国を統べる使命もなく、兄の婚約者・エドゥアルド公爵に十年間叶わぬ片想いをしている。
その公爵が今日、亡くなった。と思いきや、禁忌の蘇生魔法で悪魔的な美貌を復活させた上、ユーリィを抱き締め、「君は一年以内に死ぬが、私が守る」と囁いてー?
十二個もあるユーリィの「死亡ふらぐ」を壊していく中で、この世界が「びいえるげえむ」の舞台であり、公爵は「テンセイシャ」だと判明していく。
転生者と登場人物ゆえのすれ違い、ゲームで割り振られた役割と人格のギャップ、世界の強制力に知らず翻弄されるうち、ユーリィは知る。自分が最悪の「カクシきゃら」だと。そして公爵の中の"創真"が、ユーリィを救うため十二回死んでまでやり直していることを。
どんでん返しからの甘々ハピエンです。
国を救った英雄と一つ屋根の下とか聞いてない!
古森きり
BL
第8回BL小説大賞、奨励賞ありがとうございます!
7/15よりレンタル切り替えとなります。
紙書籍版もよろしくお願いします!
妾の子であり、『Ω型』として生まれてきて風当たりが強く、居心地の悪い思いをして生きてきた第五王子のシオン。
成人年齢である十八歳の誕生日に王位継承権を破棄して、王都で念願の冒険者酒場宿を開店させた!
これからはお城に呼び出されていびられる事もない、幸せな生活が待っている……はずだった。
「なんで国の英雄と一緒に酒場宿をやらなきゃいけないの!」
「それはもちろん『Ω型』のシオン様お一人で生活出来るはずもない、と国王陛下よりお世話を仰せつかったからです」
「んもおおおっ!」
どうなる、俺の一人暮らし!
いや、従業員もいるから元々一人暮らしじゃないけど!
※読み直しナッシング書き溜め。
※飛び飛びで書いてるから矛盾点とか出ても見逃して欲しい。
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】

「じゃあ、別れるか」
万年青二三歳
BL
三十路を過ぎて未だ恋愛経験なし。平凡な御器谷の生活はひとまわり年下の優秀な部下、黒瀬によって破壊される。勤務中のキス、気を失うほどの快楽、甘やかされる週末。もう離れられない、と御器谷は自覚するが、一時の怒りで「じゃあ、別れるか」と言ってしまう。自分を甘やかし、望むことしかしない部下は別れを選ぶのだろうか。
期待の若手×中間管理職。年齢は一回り違い。年の差ラブ。
ケンカップル好きへ捧げます。
ムーンライトノベルズより転載(「多分、じゃない」より改題)。
平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます
ふくやまぴーす
BL
旧題:平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます〜利害一致の契約結婚じゃなかったの?〜
名前も見た目もザ・平凡な19歳佐藤翔はある日突然初対面の美形双子御曹司に「自分たちを助けると思って結婚して欲しい」と頼まれる。
愛のない形だけの結婚だと高を括ってOKしたら思ってたのと違う展開に…
「二人は別に俺のこと好きじゃないですよねっ?なんでいきなりこんなこと……!」
美形双子御曹司×健気、お人好し、ちょっぴり貧乏な愛され主人公のラブコメBLです。
🐶2024.2.15 アンダルシュノベルズ様より書籍発売🐶
応援していただいたみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました!

それ以上近づかないでください。
ぽぽ
BL
「誰がお前のことなんか好きになると思うの?」
地味で冴えない小鳥遊凪は、ある日、憧れの人である蓮見馨に不意に告白をしてしまい、2人は付き合うことになった。
まるで夢のような時間――しかし、その恋はある出来事をきっかけに儚くも終わりを迎える。
転校を機に、馨のことを全てを忘れようと決意した凪。もう二度と彼と会うことはないはずだった。
ところが、あることがきっかけで馨と再会することになる。
「本当に可愛い。」
「凪、俺以外のやつと話していいんだっけ?」
かつてとはまるで別人のような馨の様子に戸惑う凪。
「お願いだから、僕にもう近づかないで」
【完結】相談する相手を、間違えました
ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。
自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・
***
執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。
ただ、それだけです。
***
他サイトにも、掲載しています。
てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。
***
エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。
ありがとうございました。
***
閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。
ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)
***
2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。

あなたと過ごした五年間~欠陥オメガと強すぎるアルファが出会ったら~
華抹茶
BL
子供の時の流行り病の高熱でオメガ性を失ったエリオット。だがその時に前世の記憶が蘇り、自分が異性愛者だったことを思い出す。オメガ性を失ったことを喜び、ベータとして生きていくことに。
もうすぐ学園を卒業するという時に、とある公爵家の嫡男の家庭教師を探しているという話を耳にする。その仕事が出来たらいいと面接に行くと、とんでもなく美しいアルファの子供がいた。
だがそのアルファの子供は、質素な別館で一人でひっそりと生活する孤独なアルファだった。その理由がこの子供のアルファ性が強すぎて誰も近寄れないからというのだ。
だがエリオットだけはそのフェロモンの影響を受けなかった。家庭教師の仕事も決まり、アルファの子供と接するうちに心に抱えた傷を知る。
子供はエリオットに心を開き、懐き、甘えてくれるようになった。だが子供が成長するにつれ少しずつ二人の関係に変化が訪れる。
アルファ性が強すぎて愛情を与えられなかった孤独なアルファ×オメガ性を失いベータと偽っていた欠陥オメガ
●オメガバースの話になります。かなり独自の設定を盛り込んでいます。
●最終話まで執筆済み(全47話)。完結保障。毎日更新。
●Rシーンには※つけてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる