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続編
66 豊穣祭の翌日 後編 ※
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「コーディー、どう、ンッ!?」
ドレイクの言葉は途切れた。だって、僕がドレイクにキスをしたから。
……どうして。ドレイクとキスするの、きもちいい。
僕は頭の隅で不思議に思いながらも、むちゅーっとドレイクに唇を押しつけてキスをする。そうするとドレイクは僕の肩を掴んで、密着する僕を引き剥がした。
「んぁっ」
「おま……どうした?」
ドレイクは困惑した顔で僕を見る。なので勝手にキスした罪悪感に駆られた。
「あ、ごめん」
「ちがっ。そうじゃなくて、急にどうした?」
ドレイクは心配そうな顔で僕に聞いた。でも、その間にも僕はドレイクにくっつきたい気持ちばかりが募る。
でも、どうしてそんな気持ちになるのか僕自身もわからない。
「わ、わかんない。でもドレイクにくっつきたい」
僕が正直に答えたらドレイクは言葉を失っていた。
「なっ」
「ドレイク、なんか僕、変っ。すごくさわりたい……だめ?」
「……ダメなわけあるか」
ドレイクの答えを聞いて僕はさっきまで逃げようとしていたのに、ぎゅっとドレイクに抱き着く。すると体がぞくぞくして、なんだかすごく気持ちいい。
「ドレイク……ッ」
「お前、また媚薬入りの何かを食ったわけじゃないよな?」
「たべてない」
「だよな。それにしたって」
ドレイクはそこまで言って、言葉を切った。でもドレイクも僕が媚薬入りのクッキーを食べた時と同じようになっていると感じたようだ。
けど、僕は本当に何も食べてない。むしろ媚薬入りのクッキーを食べた時より酷い気がする。
……こんな風になるのはどうして? ドレイクともっとくっつきたい。この前の夜みたいに裸で。
そんな事を考えている内に、無意識に僕はくっついているドレイクの首筋にすりすりっと顔を擦りつけていた。
「……コーディー」
ドレイクに呼ばれて顔を上げれば、ドレイクは僕にキスをした。でも僕がドレイクにしたキスより、それはずっと深くて激しいやつ。
「んんっふ」
食べられるんじゃないかって言うぐらいドレイクは僕の唇を食んで、それから少し口を開ければ、ぬるりとドレイクの舌が僕の中に入ってきた。
ぬるぬると舌を絡め、上顎を撫でられたら「んっ」と声がでちゃう。その上、ドレイクは僕の下唇をカリッと甘く噛んだ。おかげで……。
……うっ、ちんちん勃っちゃった。
ぴこっと寝巻のズボンを押し上げる。だから僕は手で押さえるけど、あっさりとドレイクに見つかってしまった。
「キスで気持ちよくなったのか?」
色っぽい顔で言われて僕は頬を赤くする。でも、そんな僕の下半身をドレイクは触ろうとした。なので僕は慌てて引き留める。
「ドレイク、まって」
「どうして」
「ここ……じゃ、やだ」
僕はドレイクに小さな声で言った。
ここは魔塔の僕の部屋だ。でもいつ姉さん達が入ってくるかわからない。それにここでこれ以上の事をするのは、なんだか恥ずかしい。
「じゃあ、落ち着かせられるのか?」
「それは……ンッ」
言い淀む僕の首筋をドレイクは撫で、僕はぴくんっと体を揺らす。
「こんな状況じゃ、無理だろ」
そう言ってドレイクはまた触ろうとする。でも絶対ここでは嫌だった。ドレイクには触りたいし、これ以上の事もしたい。けどもしも姉さん達に知られたら恥ずかしくって、きっと夜も眠れなくなってしまう。
「ドレイクッ……やだ」
僕が名前を呼んで拒否すれば、ドレイクは手を止めた。そして「はー」と小さくため息を吐き、それを聞いて僕は自分から誘っておいて申し訳なくなる。
「ご、ごめ」
「じゃあ、どこでならいい?」
「へ?」
「お前の家ならいいか?」
ドレイクに聞かれて僕は「う、うん」と答える。するとドレイクは僕をシーツで頭からぐるぐるに包むと「ちょっと待ってろ」と言って、ベッドから下りるとドアへと向かった。
「ドレイク?」
「いいか、大人しく待ってろ。すぐに戻ってくる」
ドレイクは僕に指差して言うと、パタンっとドアを鳴らして出て行ってしまった。
……え? どこに行ったの??
僕は不思議に思うけれど、ドレイクが離れると体のムズムズがなんだか落ち着いてきた。
……変だな? さっきまですごくムズムズ、ぞくぞくしたのに。今は落ち着いてる。なんで??
僕は首を傾げる。でも部屋から出ていったドレイクは数分も経たない内に本当にすぐ戻ってきた。
しかし、戻ってきたドレイクの後ろにはダブリン姉さんがいる。
「おはよう、コーディー」
「ダブリン姉さん」
僕が目を合わせると「調子は良さそうね」とダブリン姉さんはニコッと笑った。しかし、僕が返事をする前にドレイクはシーツに包んだ僕をそのままひょいっと持ち上げた。
そうされるとまたすぐに体がムズムズして、ドレイクに触れられたところから気持ちよくって変な声が出そうになる。だから慌てて僕は両手で口をぎゅっと押えた。
「コーディー?」
僕の様子がおかしい事に気が付いたのか、ダブリン姉さんは少し心配そうな声で僕の名前を呼ぶ。でも、僕は体が気持ちよくって返事が出来そうにない。
代わりにドレイクがダブリン姉さんに声をかけた。
「ダブリン様、さっき言ったようにお願いします」
そうドレイクはダブリン姉さんに言い、僕は体がムズムズ、ぞくぞくしながら不思議に思った。
……さっき言った? ドレイクは何をダブリン姉さんに言ったの?
でもそう思っている内にダブリン姉さんは「わかったわ」と答えると杖を取り出し、呪文を唱え始めた。それは転移魔法の呪文だった。
《フェリッセ・エクサリーム》
……強制転移魔法? まさかっ。
そう思った時、ドレイクの足元に魔法陣が浮かんで周りがピカッと光った。その眩しさに目を瞑るけど、目を開いた時には僕の家に着いていた。
……まさか、ドレイクはダブリン姉さんに部屋を移動するように頼んだの?!
僕はその事に内心ちょっと驚いてしまう。
でも、そんな僕を抱えたままドレイクはスタスタっと歩くとベッドに下ろした。
「これでいいんだろ? 続きをするぞ」
ドレイクは目をギラギラさせて言った。その瞳が以前は怖かったはずなのに、今はどうしてかドキッとして少し嬉しい。
「……ぅん」
僕が返事をするとドレイクもベッドに上がり、包んでいたシーツを剥がした。そして僕をベッドに押し倒す。
けれど朝の光が部屋を照らしていて、今更ながらに健全な朝からこんな事をしていいんだろうか? と僕の中に残っている理性が問いかける。
それに明るくて、全て見えてしまって恥ずかしい。
「ドレイク」
「今度はなんだ」
「あかるい、から……カーテンしめたい」
僕が頼むとドレイクはちらっと窓に目を向けた。でも僕に向き直すとにっこりと意地悪な顔で笑った。
「断る」
「な、なんで、ンンッ!」
抗議する僕の首筋にドレイクは顔を埋めるとかじっと優しく首元を齧った。そこから甘い痺れが体に回って、また体がぞくぞくしてしまう。
……きもちいい。もっと噛んでほしい。
快感に支配されて、体が勝手にふにゃっと緩んでしまう。そんな僕の首元を噛んだドレイクはぢゅっと強く吸った。
「んぁ、どれいく?」
「コーディー、今日は気を失うなよ?」
ドレイクは顔を上げて僕に言った。僕がいっつも気持ちよさで気を失ってしまうからだろう。でも気を失うなと言われて意識を保つ自信はなかった。だって今までだって勝手に気を失っていたんだから。
けれど、僕の言葉を聞く前にドレイクはさっさと僕の寝巻を脱がせにかかる。もう何度も裸は見られているけど、やっぱり明るいこんな朝に見られるのは恥ずかしい。それに下半身は勃ったままだし。
……うぅっ、はずかしい。それにこの前みたいに、ちんちんをたべられたらどうしよう。
ドレイクの部屋でされた事を思い出して僕は恥ずかしくなる。でもそれ以上にあの時の気持ちよさを思い出して、ぴくっと性器が震えた。
「触って欲しいか?」
ドレイクは上着を脱ぎながら、僕の体を見て試すように尋ねた。
でも僕は聞かれた事よりも、朝日に照らされたいくつかの傷痕が残る屈強な体。厚い胸板に血管の浮き出た太い腕、割れた腹筋に目が向かってしまう。
……さわってほしい。でもそれ以上にぼくがさわりたいっ。
僕は横たわっていた体を起こすとドレイクに手を伸ばしてぎゅっと抱き着く。
ぞくぞくとムズムズが体を走って、胸の奥がギュギュっとした。
……肌、きもちいいっ。
触れ合う素肌が気持ちよくて、ドレイクの熱い大きな体は僕が抱き着いてもビクともしない。でも、そんな僕の背中をドレイクはするっと撫でた。
「んんっ」
撫でられたところが気持ちよくて僕は声が出てしまう。いや、抱き着いているからか、触れた体のどこもかしこも気持ちいい。でも、もっと色々触れられたらもっと気持ちよくなるのがわかる。特に下半身を触られたらどうなるか。
「ドレイク」
僕は抱き着きながら、強請るような声で呼んだ。
するとドレイクは僕を抱きかかえたまま後ろに寝転んだ。おかげで僕はドレイクの上に乗っかる状態になる。そして勃っている性器がドレイクの体に擦れ、ドレイクのも勃っているのがわかった。
……ドレイクのも、たってる。
なので僕はドレイクの胸に手を当てて、少しだけ体を起こす。するとドレイクは僕にもう一度問いかけた。
「触って欲しいか?」
ドレイクの言葉は途切れた。だって、僕がドレイクにキスをしたから。
……どうして。ドレイクとキスするの、きもちいい。
僕は頭の隅で不思議に思いながらも、むちゅーっとドレイクに唇を押しつけてキスをする。そうするとドレイクは僕の肩を掴んで、密着する僕を引き剥がした。
「んぁっ」
「おま……どうした?」
ドレイクは困惑した顔で僕を見る。なので勝手にキスした罪悪感に駆られた。
「あ、ごめん」
「ちがっ。そうじゃなくて、急にどうした?」
ドレイクは心配そうな顔で僕に聞いた。でも、その間にも僕はドレイクにくっつきたい気持ちばかりが募る。
でも、どうしてそんな気持ちになるのか僕自身もわからない。
「わ、わかんない。でもドレイクにくっつきたい」
僕が正直に答えたらドレイクは言葉を失っていた。
「なっ」
「ドレイク、なんか僕、変っ。すごくさわりたい……だめ?」
「……ダメなわけあるか」
ドレイクの答えを聞いて僕はさっきまで逃げようとしていたのに、ぎゅっとドレイクに抱き着く。すると体がぞくぞくして、なんだかすごく気持ちいい。
「ドレイク……ッ」
「お前、また媚薬入りの何かを食ったわけじゃないよな?」
「たべてない」
「だよな。それにしたって」
ドレイクはそこまで言って、言葉を切った。でもドレイクも僕が媚薬入りのクッキーを食べた時と同じようになっていると感じたようだ。
けど、僕は本当に何も食べてない。むしろ媚薬入りのクッキーを食べた時より酷い気がする。
……こんな風になるのはどうして? ドレイクともっとくっつきたい。この前の夜みたいに裸で。
そんな事を考えている内に、無意識に僕はくっついているドレイクの首筋にすりすりっと顔を擦りつけていた。
「……コーディー」
ドレイクに呼ばれて顔を上げれば、ドレイクは僕にキスをした。でも僕がドレイクにしたキスより、それはずっと深くて激しいやつ。
「んんっふ」
食べられるんじゃないかって言うぐらいドレイクは僕の唇を食んで、それから少し口を開ければ、ぬるりとドレイクの舌が僕の中に入ってきた。
ぬるぬると舌を絡め、上顎を撫でられたら「んっ」と声がでちゃう。その上、ドレイクは僕の下唇をカリッと甘く噛んだ。おかげで……。
……うっ、ちんちん勃っちゃった。
ぴこっと寝巻のズボンを押し上げる。だから僕は手で押さえるけど、あっさりとドレイクに見つかってしまった。
「キスで気持ちよくなったのか?」
色っぽい顔で言われて僕は頬を赤くする。でも、そんな僕の下半身をドレイクは触ろうとした。なので僕は慌てて引き留める。
「ドレイク、まって」
「どうして」
「ここ……じゃ、やだ」
僕はドレイクに小さな声で言った。
ここは魔塔の僕の部屋だ。でもいつ姉さん達が入ってくるかわからない。それにここでこれ以上の事をするのは、なんだか恥ずかしい。
「じゃあ、落ち着かせられるのか?」
「それは……ンッ」
言い淀む僕の首筋をドレイクは撫で、僕はぴくんっと体を揺らす。
「こんな状況じゃ、無理だろ」
そう言ってドレイクはまた触ろうとする。でも絶対ここでは嫌だった。ドレイクには触りたいし、これ以上の事もしたい。けどもしも姉さん達に知られたら恥ずかしくって、きっと夜も眠れなくなってしまう。
「ドレイクッ……やだ」
僕が名前を呼んで拒否すれば、ドレイクは手を止めた。そして「はー」と小さくため息を吐き、それを聞いて僕は自分から誘っておいて申し訳なくなる。
「ご、ごめ」
「じゃあ、どこでならいい?」
「へ?」
「お前の家ならいいか?」
ドレイクに聞かれて僕は「う、うん」と答える。するとドレイクは僕をシーツで頭からぐるぐるに包むと「ちょっと待ってろ」と言って、ベッドから下りるとドアへと向かった。
「ドレイク?」
「いいか、大人しく待ってろ。すぐに戻ってくる」
ドレイクは僕に指差して言うと、パタンっとドアを鳴らして出て行ってしまった。
……え? どこに行ったの??
僕は不思議に思うけれど、ドレイクが離れると体のムズムズがなんだか落ち着いてきた。
……変だな? さっきまですごくムズムズ、ぞくぞくしたのに。今は落ち着いてる。なんで??
僕は首を傾げる。でも部屋から出ていったドレイクは数分も経たない内に本当にすぐ戻ってきた。
しかし、戻ってきたドレイクの後ろにはダブリン姉さんがいる。
「おはよう、コーディー」
「ダブリン姉さん」
僕が目を合わせると「調子は良さそうね」とダブリン姉さんはニコッと笑った。しかし、僕が返事をする前にドレイクはシーツに包んだ僕をそのままひょいっと持ち上げた。
そうされるとまたすぐに体がムズムズして、ドレイクに触れられたところから気持ちよくって変な声が出そうになる。だから慌てて僕は両手で口をぎゅっと押えた。
「コーディー?」
僕の様子がおかしい事に気が付いたのか、ダブリン姉さんは少し心配そうな声で僕の名前を呼ぶ。でも、僕は体が気持ちよくって返事が出来そうにない。
代わりにドレイクがダブリン姉さんに声をかけた。
「ダブリン様、さっき言ったようにお願いします」
そうドレイクはダブリン姉さんに言い、僕は体がムズムズ、ぞくぞくしながら不思議に思った。
……さっき言った? ドレイクは何をダブリン姉さんに言ったの?
でもそう思っている内にダブリン姉さんは「わかったわ」と答えると杖を取り出し、呪文を唱え始めた。それは転移魔法の呪文だった。
《フェリッセ・エクサリーム》
……強制転移魔法? まさかっ。
そう思った時、ドレイクの足元に魔法陣が浮かんで周りがピカッと光った。その眩しさに目を瞑るけど、目を開いた時には僕の家に着いていた。
……まさか、ドレイクはダブリン姉さんに部屋を移動するように頼んだの?!
僕はその事に内心ちょっと驚いてしまう。
でも、そんな僕を抱えたままドレイクはスタスタっと歩くとベッドに下ろした。
「これでいいんだろ? 続きをするぞ」
ドレイクは目をギラギラさせて言った。その瞳が以前は怖かったはずなのに、今はどうしてかドキッとして少し嬉しい。
「……ぅん」
僕が返事をするとドレイクもベッドに上がり、包んでいたシーツを剥がした。そして僕をベッドに押し倒す。
けれど朝の光が部屋を照らしていて、今更ながらに健全な朝からこんな事をしていいんだろうか? と僕の中に残っている理性が問いかける。
それに明るくて、全て見えてしまって恥ずかしい。
「ドレイク」
「今度はなんだ」
「あかるい、から……カーテンしめたい」
僕が頼むとドレイクはちらっと窓に目を向けた。でも僕に向き直すとにっこりと意地悪な顔で笑った。
「断る」
「な、なんで、ンンッ!」
抗議する僕の首筋にドレイクは顔を埋めるとかじっと優しく首元を齧った。そこから甘い痺れが体に回って、また体がぞくぞくしてしまう。
……きもちいい。もっと噛んでほしい。
快感に支配されて、体が勝手にふにゃっと緩んでしまう。そんな僕の首元を噛んだドレイクはぢゅっと強く吸った。
「んぁ、どれいく?」
「コーディー、今日は気を失うなよ?」
ドレイクは顔を上げて僕に言った。僕がいっつも気持ちよさで気を失ってしまうからだろう。でも気を失うなと言われて意識を保つ自信はなかった。だって今までだって勝手に気を失っていたんだから。
けれど、僕の言葉を聞く前にドレイクはさっさと僕の寝巻を脱がせにかかる。もう何度も裸は見られているけど、やっぱり明るいこんな朝に見られるのは恥ずかしい。それに下半身は勃ったままだし。
……うぅっ、はずかしい。それにこの前みたいに、ちんちんをたべられたらどうしよう。
ドレイクの部屋でされた事を思い出して僕は恥ずかしくなる。でもそれ以上にあの時の気持ちよさを思い出して、ぴくっと性器が震えた。
「触って欲しいか?」
ドレイクは上着を脱ぎながら、僕の体を見て試すように尋ねた。
でも僕は聞かれた事よりも、朝日に照らされたいくつかの傷痕が残る屈強な体。厚い胸板に血管の浮き出た太い腕、割れた腹筋に目が向かってしまう。
……さわってほしい。でもそれ以上にぼくがさわりたいっ。
僕は横たわっていた体を起こすとドレイクに手を伸ばしてぎゅっと抱き着く。
ぞくぞくとムズムズが体を走って、胸の奥がギュギュっとした。
……肌、きもちいいっ。
触れ合う素肌が気持ちよくて、ドレイクの熱い大きな体は僕が抱き着いてもビクともしない。でも、そんな僕の背中をドレイクはするっと撫でた。
「んんっ」
撫でられたところが気持ちよくて僕は声が出てしまう。いや、抱き着いているからか、触れた体のどこもかしこも気持ちいい。でも、もっと色々触れられたらもっと気持ちよくなるのがわかる。特に下半身を触られたらどうなるか。
「ドレイク」
僕は抱き着きながら、強請るような声で呼んだ。
するとドレイクは僕を抱きかかえたまま後ろに寝転んだ。おかげで僕はドレイクの上に乗っかる状態になる。そして勃っている性器がドレイクの体に擦れ、ドレイクのも勃っているのがわかった。
……ドレイクのも、たってる。
なので僕はドレイクの胸に手を当てて、少しだけ体を起こす。するとドレイクは僕にもう一度問いかけた。
「触って欲しいか?」
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