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続編
64 本当の姿
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―――鐘の音が響き、花火魔法の終了を報せる。
そして街に明かりが点き始め、オレンジ色の温かい光が僕の元まで届く。
でも街を眺める僕に彼は後ろから尋ねた。
「コーディー、なのか?」
ドレイクに名前を呼ばれて、僕はぴくりと肩を揺らす。自分でここに呼んだのだけれど振り向くのが怖い。ドレイクが僕の姿を見て、どんな反応をするか。
……でもドレイクには本当の事、言わなきゃ。僕の事、本当に好いてくれているのだから。……もし、どんな事を言われたって。
僕は不安な気持ちを押し殺して汗が滲む手をぎゅっと握り、決意を固める。
でもそんな僕にドレイクは歩み寄りながら尋ねた。
「コーディー、他の魔女様達はどこに?」
不思議そうに言うドレイクに僕は振り向かないまま頼んだ。
「姉さん達はここにはいないよ。ドレイク、そこで立ち止まって」
僕がお願いすればドレイクは素直に足を止めてくれる。僕との距離はもう数歩。
これなら僕の姿もハッキリと見えるだろう。でも近すぎてもいけない。
……きっと怖がらせちゃうから。
「コーディー?」
ドレイクは怪訝な声で僕の名前を呼んだ。
だから僕は一呼吸してから、ドキドキと不安で胸を打つ心臓を落ち着かせながらゆっくりとドレイクに振り返った。
そうすればドレイクは大きく目を見開き、驚いた顔をして息を飲み込む。それもそうだろう、僕の姿はいつもとは違うんだから。
浅黒い肌に白い髪。なにより額にある、この不気味な三つ目の瞳。
「……ドレイク、これが僕なんだ」
僕が正直に伝えれば、ドレイクの目は僕の三つ目の瞳に向かっていた。
……やっぱり気持ち悪い、よね。この瞳。
僕は顔を伏せて、ドレイクから視線を反らす。
「ドレイク、ごめん。気持ち悪いよね。……だけどドレイクには知ってもらいたくて」
急激に喉が乾いていくのを感じながら僕は唇を舌で湿らせながらドレイクに伝える。
「僕は、こんな風になっちゃうんだ。だから……」
『ドレイクの気持ちが変わっても全然大丈夫だよ。でも、この事は秘密にしておいてくれないかな?』
そう言おうとここに来るまでに頭の中で何度も練習してきたのに声が出ない。いや、言いたくないんだ。本当は。
……言わなきゃ。でもっ。
僕はそう思うのに唇をぎゅっと噛む。
―――魔塔の小間使い。そう言われて、ずっと周りから遠巻きに見られてた。
でも、それでいいと思ってた。友達が欲しいってずっと思ってたけど、この姿の事もあるから誰とも親しくできなくてもいいんだって。僕には姉さん達がいるからって、自分に言い聞かせてた。
けど僕の前にドレイクが現れた。
ドレイクは傍若無人で自分勝手で我儘で、”僕に反応するから”なんて理由で関わって来たし、最初の扱いは酷かった。でも最近じゃ優しいし、ドレイクとのやり取りも案外悪くない。一緒の食事だって、本当はいつもちょっぴり楽しかった。
だから黒猫になってドレイクの部屋に忍び込んだのだって、ドレイクの言う通り、恋しかったからなんだ。でも、またドレイクを傷つけるかもしれないと思うと帰れなくて。それにこの姿の事だってある。
ドレイクの真摯な気持ちを考えれば、この事をずっと隠してはいられなかった。
本当の自分を知られて嫌われても。
……そう、隠したままじゃいられないって決めたじゃないか。だから姉さん達を説得してまで……言わなきゃ。
僕は新たに決意を固めて、ぐっと口を開いた。
でも言おうとした矢先、ドレイクはツカツカと早足で歩いてくると、がっと僕の両肩を掴んだ。
「コーディー、大丈夫なのか!?」
心配顔で尋ねられ、僕は「へ?」と驚いてしまう。だってそんな顔をされるとは思っていなかったから。
でもきょとんっとする僕にドレイクは心配な顔をしたまま尋ねた。
「どうして肌が浅黒く、白髪に……それに目がっ。痛くないのか?!」
ドレイクは僕の顔をまじまじと見て言った。そしてドレイクの目には心配の色はあっても、恐れなんてどこにもないことが見て取れた。
「痛く、ない、けど……ドレイクは、僕の事……気持ち悪くないの?」
思わず聞いてみればドレイクはわからないって顔で眉間に皺を寄せた。
「どうして?」
「どうしてって、僕……こんな姿になってるんだよ? それにこの額の目だって」
……僕自身だって、気持ちが悪い目だって思ってるのに。他の人はもっとこの目の事、気持ち悪いって思うに違いない。
そう思ったのに、ドレイクは違った。
「それは、勿論驚いたが……。でも、コーディーはコーディーだろう? それとも中身まで違うって言うのか?」
「いや、僕は、僕だけど」
「なら、別に構わない」
あっさりと言うドレイクに僕の方が戸惑ってしまう。
「構わないって、そんなわけない! だって、こんな姿だよ!?」
僕が告げるとドレイクはもう一度まじまじと僕を見て、小さく「はぁ」と息を吐いた。
「もしかしてお前が俺を避けていたのは、この姿を知られたくないからなのか?」
ドレイクに聞かれて僕はドキッとする。
「そうなんだな?」
問いかけるドレイクに僕は何も答えられない。だって、そうだから。
ただ、理由はもう一つあるけど……。
でも何も答えない僕の頬にドレイクは片手を添えると、突然つねってむにぃーっと頬の肉を横に引っ張った。痛くないけど、急な事に僕は「ふぁ?!」と驚く。
けどそんな僕にドレイクはこう言ったんだ。
「バーカ」
「ば、ばかぁ!?」
罵られた僕は驚き、すぐにぺしっとドレイクの手を払いのける。
「僕、ばかじゃない! 急に何するのっ!」
「バカだからバカって言ったんだ」
「ばかばかって、失礼だな! ばかって言う方がばかなんだから! やっぱりドレイク嫌い!!」
僕はむっとしてつい思ってもない事を言ってしまう。そしてすぐに後悔するけど、返ってきたドレイクの言葉は違った。
「そうかよ。でも俺はお前が好きだ」
素っ気ない、ぶっきら棒な言い方なのに僕の胸はドキッとする。そしてドレイクを見れば、琥珀の瞳は僕を見ていた。今までにないくらい真っ直ぐと。
まるで僕の不安な心を射抜くみたいに。
「俺はな、お人好しで、お子様で、優しいコーディーが好きなんだ。どんな見た目でもな」
ドレイクはそう僕に言った。そしてそれが嘘偽りでないことは明らかで、僕は胸の奥が急に熱くなってくる。それなのに……。
「コーディー……。お前がどんな姿をしてたって、どんな格好をしていたって、お前自身が損なわれることはないだろう?」
ドレイクは僕にそう告げた。そしてその言葉は胸の奥底で冷えていた僕の心を温めてくれる。
幼い頃、この姿で家族にも怖がられ、怖い顔をした大人達に追いかけられた僕の心を。
『ぼくはぼくだよ、おとうさん、おかあさん、みんなっ!』
子供の頃にそう何度も心の中で叫んだ僕の言葉を救ってくれるような想いだった。
……いつもは意地悪なのに、急にこんな風に言ってくるなんてっ。
僕は嬉しさからだんだん鼻の奥がツンっとしてくる。
「コーディー、泣きそうな顔してるぞ」
「な、泣いてないし!」
本当はもうちょっとで涙が零れ落ちそうなのに、僕は意地を張って嘘を吐いた。
けどそんな僕を見てドレイクは笑い、僕を引き寄せるとぎゅっと抱き締め、まるで子供をあやすように背中をぽんぽんっと撫でた。
「よしよし、泣き止め」
「だから、泣いてないってば!」
「わかったわかった、そういう事にしといてやる」
ドレイクは適当に言いながら、ぽんぽんっと優しく僕の背中を撫でる。
けど、そんな事をされたら我慢している涙がどんどん零れてきちゃうじゃないか。
「……ドレイクのばか」
僕は小さく言いながらぽろぽろっと涙を零し、ぎゅっとドレイクに抱きつく。泣いている顔を見られたくなくて。
けどそんな僕にドレイクは喉の奥で笑いながら言った。
「バカって言う方がバカなんじゃないのか?」
からかう声に僕は泣きながらムッとして「うるさい」と反論する。でも本当はドレイクの軽口が今は嬉しかった。
ドレイクのいつも通りが、姿が変わっても僕が僕であると言ってくれているようで。
だからもうちょっとドレイクと話したかった。けど、そこが僕の限界だった。
「……あ」
緊張していた気持ちが一気に軽くなった事。
昨日は今日の事が不安でよく眠れなかった事。
魔法を使った事もあって、僕は突然フッと意識を失った。
ガクッと足を挫いて、僕は力を失う。
当然倒れ込んだ僕にドレイクは驚き、慌てて抱えると大きな声で叫んだ。
「コーディー!? おいっ!? コーディーッ!!」
必死に呼びかけるドレイクの声が聞こえてくる。
けれど、僕は何も答えられない。でも僕の背を支える大きな手と、焦るドレイクの声を聞きながら思った。
……ドレイク……いえに……かえろう。
そして街に明かりが点き始め、オレンジ色の温かい光が僕の元まで届く。
でも街を眺める僕に彼は後ろから尋ねた。
「コーディー、なのか?」
ドレイクに名前を呼ばれて、僕はぴくりと肩を揺らす。自分でここに呼んだのだけれど振り向くのが怖い。ドレイクが僕の姿を見て、どんな反応をするか。
……でもドレイクには本当の事、言わなきゃ。僕の事、本当に好いてくれているのだから。……もし、どんな事を言われたって。
僕は不安な気持ちを押し殺して汗が滲む手をぎゅっと握り、決意を固める。
でもそんな僕にドレイクは歩み寄りながら尋ねた。
「コーディー、他の魔女様達はどこに?」
不思議そうに言うドレイクに僕は振り向かないまま頼んだ。
「姉さん達はここにはいないよ。ドレイク、そこで立ち止まって」
僕がお願いすればドレイクは素直に足を止めてくれる。僕との距離はもう数歩。
これなら僕の姿もハッキリと見えるだろう。でも近すぎてもいけない。
……きっと怖がらせちゃうから。
「コーディー?」
ドレイクは怪訝な声で僕の名前を呼んだ。
だから僕は一呼吸してから、ドキドキと不安で胸を打つ心臓を落ち着かせながらゆっくりとドレイクに振り返った。
そうすればドレイクは大きく目を見開き、驚いた顔をして息を飲み込む。それもそうだろう、僕の姿はいつもとは違うんだから。
浅黒い肌に白い髪。なにより額にある、この不気味な三つ目の瞳。
「……ドレイク、これが僕なんだ」
僕が正直に伝えれば、ドレイクの目は僕の三つ目の瞳に向かっていた。
……やっぱり気持ち悪い、よね。この瞳。
僕は顔を伏せて、ドレイクから視線を反らす。
「ドレイク、ごめん。気持ち悪いよね。……だけどドレイクには知ってもらいたくて」
急激に喉が乾いていくのを感じながら僕は唇を舌で湿らせながらドレイクに伝える。
「僕は、こんな風になっちゃうんだ。だから……」
『ドレイクの気持ちが変わっても全然大丈夫だよ。でも、この事は秘密にしておいてくれないかな?』
そう言おうとここに来るまでに頭の中で何度も練習してきたのに声が出ない。いや、言いたくないんだ。本当は。
……言わなきゃ。でもっ。
僕はそう思うのに唇をぎゅっと噛む。
―――魔塔の小間使い。そう言われて、ずっと周りから遠巻きに見られてた。
でも、それでいいと思ってた。友達が欲しいってずっと思ってたけど、この姿の事もあるから誰とも親しくできなくてもいいんだって。僕には姉さん達がいるからって、自分に言い聞かせてた。
けど僕の前にドレイクが現れた。
ドレイクは傍若無人で自分勝手で我儘で、”僕に反応するから”なんて理由で関わって来たし、最初の扱いは酷かった。でも最近じゃ優しいし、ドレイクとのやり取りも案外悪くない。一緒の食事だって、本当はいつもちょっぴり楽しかった。
だから黒猫になってドレイクの部屋に忍び込んだのだって、ドレイクの言う通り、恋しかったからなんだ。でも、またドレイクを傷つけるかもしれないと思うと帰れなくて。それにこの姿の事だってある。
ドレイクの真摯な気持ちを考えれば、この事をずっと隠してはいられなかった。
本当の自分を知られて嫌われても。
……そう、隠したままじゃいられないって決めたじゃないか。だから姉さん達を説得してまで……言わなきゃ。
僕は新たに決意を固めて、ぐっと口を開いた。
でも言おうとした矢先、ドレイクはツカツカと早足で歩いてくると、がっと僕の両肩を掴んだ。
「コーディー、大丈夫なのか!?」
心配顔で尋ねられ、僕は「へ?」と驚いてしまう。だってそんな顔をされるとは思っていなかったから。
でもきょとんっとする僕にドレイクは心配な顔をしたまま尋ねた。
「どうして肌が浅黒く、白髪に……それに目がっ。痛くないのか?!」
ドレイクは僕の顔をまじまじと見て言った。そしてドレイクの目には心配の色はあっても、恐れなんてどこにもないことが見て取れた。
「痛く、ない、けど……ドレイクは、僕の事……気持ち悪くないの?」
思わず聞いてみればドレイクはわからないって顔で眉間に皺を寄せた。
「どうして?」
「どうしてって、僕……こんな姿になってるんだよ? それにこの額の目だって」
……僕自身だって、気持ちが悪い目だって思ってるのに。他の人はもっとこの目の事、気持ち悪いって思うに違いない。
そう思ったのに、ドレイクは違った。
「それは、勿論驚いたが……。でも、コーディーはコーディーだろう? それとも中身まで違うって言うのか?」
「いや、僕は、僕だけど」
「なら、別に構わない」
あっさりと言うドレイクに僕の方が戸惑ってしまう。
「構わないって、そんなわけない! だって、こんな姿だよ!?」
僕が告げるとドレイクはもう一度まじまじと僕を見て、小さく「はぁ」と息を吐いた。
「もしかしてお前が俺を避けていたのは、この姿を知られたくないからなのか?」
ドレイクに聞かれて僕はドキッとする。
「そうなんだな?」
問いかけるドレイクに僕は何も答えられない。だって、そうだから。
ただ、理由はもう一つあるけど……。
でも何も答えない僕の頬にドレイクは片手を添えると、突然つねってむにぃーっと頬の肉を横に引っ張った。痛くないけど、急な事に僕は「ふぁ?!」と驚く。
けどそんな僕にドレイクはこう言ったんだ。
「バーカ」
「ば、ばかぁ!?」
罵られた僕は驚き、すぐにぺしっとドレイクの手を払いのける。
「僕、ばかじゃない! 急に何するのっ!」
「バカだからバカって言ったんだ」
「ばかばかって、失礼だな! ばかって言う方がばかなんだから! やっぱりドレイク嫌い!!」
僕はむっとしてつい思ってもない事を言ってしまう。そしてすぐに後悔するけど、返ってきたドレイクの言葉は違った。
「そうかよ。でも俺はお前が好きだ」
素っ気ない、ぶっきら棒な言い方なのに僕の胸はドキッとする。そしてドレイクを見れば、琥珀の瞳は僕を見ていた。今までにないくらい真っ直ぐと。
まるで僕の不安な心を射抜くみたいに。
「俺はな、お人好しで、お子様で、優しいコーディーが好きなんだ。どんな見た目でもな」
ドレイクはそう僕に言った。そしてそれが嘘偽りでないことは明らかで、僕は胸の奥が急に熱くなってくる。それなのに……。
「コーディー……。お前がどんな姿をしてたって、どんな格好をしていたって、お前自身が損なわれることはないだろう?」
ドレイクは僕にそう告げた。そしてその言葉は胸の奥底で冷えていた僕の心を温めてくれる。
幼い頃、この姿で家族にも怖がられ、怖い顔をした大人達に追いかけられた僕の心を。
『ぼくはぼくだよ、おとうさん、おかあさん、みんなっ!』
子供の頃にそう何度も心の中で叫んだ僕の言葉を救ってくれるような想いだった。
……いつもは意地悪なのに、急にこんな風に言ってくるなんてっ。
僕は嬉しさからだんだん鼻の奥がツンっとしてくる。
「コーディー、泣きそうな顔してるぞ」
「な、泣いてないし!」
本当はもうちょっとで涙が零れ落ちそうなのに、僕は意地を張って嘘を吐いた。
けどそんな僕を見てドレイクは笑い、僕を引き寄せるとぎゅっと抱き締め、まるで子供をあやすように背中をぽんぽんっと撫でた。
「よしよし、泣き止め」
「だから、泣いてないってば!」
「わかったわかった、そういう事にしといてやる」
ドレイクは適当に言いながら、ぽんぽんっと優しく僕の背中を撫でる。
けど、そんな事をされたら我慢している涙がどんどん零れてきちゃうじゃないか。
「……ドレイクのばか」
僕は小さく言いながらぽろぽろっと涙を零し、ぎゅっとドレイクに抱きつく。泣いている顔を見られたくなくて。
けどそんな僕にドレイクは喉の奥で笑いながら言った。
「バカって言う方がバカなんじゃないのか?」
からかう声に僕は泣きながらムッとして「うるさい」と反論する。でも本当はドレイクの軽口が今は嬉しかった。
ドレイクのいつも通りが、姿が変わっても僕が僕であると言ってくれているようで。
だからもうちょっとドレイクと話したかった。けど、そこが僕の限界だった。
「……あ」
緊張していた気持ちが一気に軽くなった事。
昨日は今日の事が不安でよく眠れなかった事。
魔法を使った事もあって、僕は突然フッと意識を失った。
ガクッと足を挫いて、僕は力を失う。
当然倒れ込んだ僕にドレイクは驚き、慌てて抱えると大きな声で叫んだ。
「コーディー!? おいっ!? コーディーッ!!」
必死に呼びかけるドレイクの声が聞こえてくる。
けれど、僕は何も答えられない。でも僕の背を支える大きな手と、焦るドレイクの声を聞きながら思った。
……ドレイク……いえに……かえろう。
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