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17 三年後の夏
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――――暑い夏が今年もやって来た。
蝉は煩く、日差しは強い。年々増していく暑さに、俺は昔はもうちょっと涼しかったのにな、なんて思う。
……高校生の頃は、ここで泣いてても平気だったのに。まぁ、あれは若かったからかな?
俺は階段に腰を下ろしたまま、輪郭をなぞる汗をハンカチで拭った。
「あれから三年、家を出て半年か」
俺はぽつりと呟き、久しぶりに訪れた非常階段をぼんやりと見つめる。そして雨風に吹かれて染み付いた汚れや傷を見けて、もう三年の時が経ったのだと理解する。
……近所の風景も少し変わったもんな。昔あったお店が潰れていて、そこに新しくマンションが建ったし。それに俺自身、もう子供とは言えない年になった。
今では社会人となり、毎日スーツを着込んで仕事に励んでいる。そして父さんと暮らした家を半年前に出て、少し離れた場所で一人暮らしをしている。
この三年で変わったのは、どちらかというと俺の方だろう。
……まあ、大人というにはまだまだ経験が浅いけど。でも、ここで泣いていた自分がどれだけ子供だったか、わかる程度には大人になったかな。
俺はあの日と同じ場所に座りながら、幼かった自分に微笑んだ。
そして今日は、その幼かった自分とけじめをつける為にここへやってきたのだ。
……長かったような、短かったような。……とにかく色々とあったな。
俺はそう思いながら、まだ明るい夏の夕方の空を見上げ、それから腕時計で時刻を確認した。
時刻は六時前を指していた。
……もうすぐだな。約束の時間は。
俺はふぅと息を吐く。
今日はここである人と待ち合わせをしているのだ。でも、その人は来るかわからない、俺が手紙で一方的に呼びつけたから。
でも、不思議とその人は来るような気がした。あの人ならきっと。
俺は静かに瞼を閉じて、その時が来るのを待った。
そうすれば扉の向こう、一つの足音が微かに聞こえてきた。その足取りはゆっくりで、この非常階段の扉の前で立ち止まると、躊躇いの気配の後、ギィッと非常階段の扉を開いてその人は姿を現した。
「……夏生」
懐かしい、変わらぬ声で呼ぶその人に俺は瞳を向けた。
「お久しぶりです、京助さん」
俺は穏やかな声で京助さんを呼んだ。
そして京助さんを見れば、この三年で京助さんも少し変わっていた。というか老けて、前より渋さに深みが出ていた。
……この人はワインみたいな人だな。
俺は率直にそんな感想を抱いた。年をとっても相変わらずのカッコよさを持つ京助さんに。
でも俺はその事は口にしないで、ゆっくりと階段から腰を上げた。そんな俺をまじまじと京助さんは見る。まるで珍獣でも見るみたいに。
けれど、俺は気にしないで少し戸惑っている京助さんの前に立った。
俺の成長期は高校の時に止まっちゃったから、やっぱり今でも京助さんの方が高い。でも前よりも距離が近くなったような気がした。距離は変わらないはずなのに。
「京助さん、今日は来てくれてありがとうございます」
俺がお礼を口にすると京助さんは俺から少し視線を外した。気まずそうなのが、見て取れる。
「あ……あぁ。……俺が、来ないかもしれないとは思わなかったのか?」
「勿論、来ないかもしれないとは思いましたよ。でも、きっと来てくれると信じていました」
俺が告げれば、京助さんはますます気まずそうな表情を見せる。
ここに来るべきではなかった、と声にしなくてもその目が言っていた。でも、俺は無視する。
「そしてやっぱり京助さんは来てくれました。手紙、読んでくれてよかった」
俺が呟くように言えば、京助さんは尋ねた。
「どうして今更俺に手紙を?……三年も経って、一体何の用なんだ?」
京助さんは不安そうに、怪訝そうに、俺に尋ねた。
なぜなら俺が手紙に何も書かなかったからだろう。俺が手紙に書いたのは、この一文だけ。
『八月の最後の日、夕方の六時。マンションの非常階段で京助さんを待ってます』
この一文だけで来てくれるかは、正直賭けだった。
手紙を書く時、来てくれるようにもっと色々と書こうかとも思ったが、でもどうしても手紙では薄っぺらくなってしまうような気がして。だからこの一文だけにした。
それに俺はこの口から直接伝えたかった。京助さんとけじめをつける為に。
「三年も経って……か。そうですね、もう三年も経つ。俺も随分と変わりました、大学も卒業して社会人にもなりましたし。あ、そうそうオーロラも見に行ったんですよ?」
「……そうか、夢を叶えたんだな。あの頃より、ずっと大人になったな」
京助さんは俺をじっと見て、感慨深そうに呟く。
……京助さんには今の俺がどう見えているんだろうか?
そう思いながらも俺は会話を続けた。
「京助さん。俺、ずっと京助さんにお礼が言いたかったんです。俺が高校生の時、京助さんは何も言わずに面倒を見てくれましたよね。バイトだって今考えれば、すごく高待遇だった。大人になってから、その事に気がついて……だからお礼が言いたかったんです。あの時はありがとうございました」
俺は感謝の言葉を告げて、頭を下げた。しかし京助さんはすぐに否定した。
「別に感謝されるようなことはしていない。バイトだって、言うほど高待遇だったわけでもない。俺の方が助かっていた」
「それでも、お礼を言わせてください。あの頃、京助さんがいてくれたおかげで俺は寂しくなかったんですから」
俺が正直に告げると京助さんは「そうか」と小さく返した。
だから、俺はやっぱり京助さんは気がついていたのだと今更ながらにわかった。子供の俺が本当は誰もいない家に帰ることを寂しいと思っていた事に。
……この人はやっぱり優しい人だな。
俺は京助さんの温かさに触れて、思わず顔が緩みそうになる。けれど、そんな俺を京助さんは見た。
「それで……礼を言う為に俺を呼んだのか?」
京助さんに聞かれて、俺は顔を引き締めて「いいえ」と答え、息を整える。
ついにけじめをつける時が来たのだ。
「今日は京助さんに報告があって呼びました。あの日のけじめをつけようと」
「報告? それは一体」
窺うように見つめる瞳に俺は真っすぐに見つめ返した。
「俺、今度結婚するんです。勤め先で知り合った子と。来年には子供も生まれる予定です」
俺が告げれば、京助さんの瞳が揺れた。けれど動揺を隠すように、京助さんはすぐに祝いの言葉を吐く。
「そ、そうか。それはおめでとう。……あ、もしかして俺を呼んだのは過去の事への口止めか? それだったら誰にも言わないよ。勘違いだったんだからな」
「そうしてもらえると、ありがたいです」
俺が返事をすれば、京助さんは取り繕った笑顔を見せた。
「……でも、夏生が結婚か。まあ、そういう年頃だしな。相手は可愛い子か?」
「はい。京助さんは今、誰か相手はいるんですか?」
「いや……。この年になると一人の方が気楽なんでね」
京助さんは笑顔を張り付けたまま答えた。だから、俺は意地悪にも本の事に触れた。
「京助さん、俺『君に贈る告白』を読みましたよ」
俺の言葉に京助さんの表情がみるみると強張り、罰悪そうな目で俺を見た。
「そうか。あれは、その……悪かった。勝手に小説にしてしまって。あの時、話の題材が思い浮かばくてな……つい、書いてしまったんだ。すまない」
京助さんはしどろもどろに答え、誤魔化しだとすぐにわかる。
そして俺は京助さんを見て、彼はこんな人だっただろうか? と思う。
……三年前、京助さんはすごく大人だと思っていた。いや、今も思っている。でもこんなにも分かり易い人だなんて。俺は子供過ぎて、見えていなかったんだな。この人の取り繕う嘘に。
そう率直に思った。でも今はそんな事、どうだっていい。
俺は面と向かって聞きたかった。
「京助さん、主人公のサキが思っていたことはあの当時、京助さんが思っていた事が少しは反映されているんじゃないんですか? 俺、サキの言う通り、結婚して子供を持つんですよ。サキが願っていたタクマの幸せってこういう事ですよね?」
俺が言えば、京助さんは黙ったまま口を閉ざした。
でも、それだけでもう十分だった。京助さんが胸の内で苦しんでいるのがわかったから。だから、もうちょっとだけ意地悪をしたい気持ちもあったけれど、俺は本当の事を告げる事にした。
子供の頃は躊躇いばかりで伸ばすこともできなかった手を伸ばし、京助さんの頬に触れて。
……ああ、今ではこんなにも簡単に手が届く。
蝉は煩く、日差しは強い。年々増していく暑さに、俺は昔はもうちょっと涼しかったのにな、なんて思う。
……高校生の頃は、ここで泣いてても平気だったのに。まぁ、あれは若かったからかな?
俺は階段に腰を下ろしたまま、輪郭をなぞる汗をハンカチで拭った。
「あれから三年、家を出て半年か」
俺はぽつりと呟き、久しぶりに訪れた非常階段をぼんやりと見つめる。そして雨風に吹かれて染み付いた汚れや傷を見けて、もう三年の時が経ったのだと理解する。
……近所の風景も少し変わったもんな。昔あったお店が潰れていて、そこに新しくマンションが建ったし。それに俺自身、もう子供とは言えない年になった。
今では社会人となり、毎日スーツを着込んで仕事に励んでいる。そして父さんと暮らした家を半年前に出て、少し離れた場所で一人暮らしをしている。
この三年で変わったのは、どちらかというと俺の方だろう。
……まあ、大人というにはまだまだ経験が浅いけど。でも、ここで泣いていた自分がどれだけ子供だったか、わかる程度には大人になったかな。
俺はあの日と同じ場所に座りながら、幼かった自分に微笑んだ。
そして今日は、その幼かった自分とけじめをつける為にここへやってきたのだ。
……長かったような、短かったような。……とにかく色々とあったな。
俺はそう思いながら、まだ明るい夏の夕方の空を見上げ、それから腕時計で時刻を確認した。
時刻は六時前を指していた。
……もうすぐだな。約束の時間は。
俺はふぅと息を吐く。
今日はここである人と待ち合わせをしているのだ。でも、その人は来るかわからない、俺が手紙で一方的に呼びつけたから。
でも、不思議とその人は来るような気がした。あの人ならきっと。
俺は静かに瞼を閉じて、その時が来るのを待った。
そうすれば扉の向こう、一つの足音が微かに聞こえてきた。その足取りはゆっくりで、この非常階段の扉の前で立ち止まると、躊躇いの気配の後、ギィッと非常階段の扉を開いてその人は姿を現した。
「……夏生」
懐かしい、変わらぬ声で呼ぶその人に俺は瞳を向けた。
「お久しぶりです、京助さん」
俺は穏やかな声で京助さんを呼んだ。
そして京助さんを見れば、この三年で京助さんも少し変わっていた。というか老けて、前より渋さに深みが出ていた。
……この人はワインみたいな人だな。
俺は率直にそんな感想を抱いた。年をとっても相変わらずのカッコよさを持つ京助さんに。
でも俺はその事は口にしないで、ゆっくりと階段から腰を上げた。そんな俺をまじまじと京助さんは見る。まるで珍獣でも見るみたいに。
けれど、俺は気にしないで少し戸惑っている京助さんの前に立った。
俺の成長期は高校の時に止まっちゃったから、やっぱり今でも京助さんの方が高い。でも前よりも距離が近くなったような気がした。距離は変わらないはずなのに。
「京助さん、今日は来てくれてありがとうございます」
俺がお礼を口にすると京助さんは俺から少し視線を外した。気まずそうなのが、見て取れる。
「あ……あぁ。……俺が、来ないかもしれないとは思わなかったのか?」
「勿論、来ないかもしれないとは思いましたよ。でも、きっと来てくれると信じていました」
俺が告げれば、京助さんはますます気まずそうな表情を見せる。
ここに来るべきではなかった、と声にしなくてもその目が言っていた。でも、俺は無視する。
「そしてやっぱり京助さんは来てくれました。手紙、読んでくれてよかった」
俺が呟くように言えば、京助さんは尋ねた。
「どうして今更俺に手紙を?……三年も経って、一体何の用なんだ?」
京助さんは不安そうに、怪訝そうに、俺に尋ねた。
なぜなら俺が手紙に何も書かなかったからだろう。俺が手紙に書いたのは、この一文だけ。
『八月の最後の日、夕方の六時。マンションの非常階段で京助さんを待ってます』
この一文だけで来てくれるかは、正直賭けだった。
手紙を書く時、来てくれるようにもっと色々と書こうかとも思ったが、でもどうしても手紙では薄っぺらくなってしまうような気がして。だからこの一文だけにした。
それに俺はこの口から直接伝えたかった。京助さんとけじめをつける為に。
「三年も経って……か。そうですね、もう三年も経つ。俺も随分と変わりました、大学も卒業して社会人にもなりましたし。あ、そうそうオーロラも見に行ったんですよ?」
「……そうか、夢を叶えたんだな。あの頃より、ずっと大人になったな」
京助さんは俺をじっと見て、感慨深そうに呟く。
……京助さんには今の俺がどう見えているんだろうか?
そう思いながらも俺は会話を続けた。
「京助さん。俺、ずっと京助さんにお礼が言いたかったんです。俺が高校生の時、京助さんは何も言わずに面倒を見てくれましたよね。バイトだって今考えれば、すごく高待遇だった。大人になってから、その事に気がついて……だからお礼が言いたかったんです。あの時はありがとうございました」
俺は感謝の言葉を告げて、頭を下げた。しかし京助さんはすぐに否定した。
「別に感謝されるようなことはしていない。バイトだって、言うほど高待遇だったわけでもない。俺の方が助かっていた」
「それでも、お礼を言わせてください。あの頃、京助さんがいてくれたおかげで俺は寂しくなかったんですから」
俺が正直に告げると京助さんは「そうか」と小さく返した。
だから、俺はやっぱり京助さんは気がついていたのだと今更ながらにわかった。子供の俺が本当は誰もいない家に帰ることを寂しいと思っていた事に。
……この人はやっぱり優しい人だな。
俺は京助さんの温かさに触れて、思わず顔が緩みそうになる。けれど、そんな俺を京助さんは見た。
「それで……礼を言う為に俺を呼んだのか?」
京助さんに聞かれて、俺は顔を引き締めて「いいえ」と答え、息を整える。
ついにけじめをつける時が来たのだ。
「今日は京助さんに報告があって呼びました。あの日のけじめをつけようと」
「報告? それは一体」
窺うように見つめる瞳に俺は真っすぐに見つめ返した。
「俺、今度結婚するんです。勤め先で知り合った子と。来年には子供も生まれる予定です」
俺が告げれば、京助さんの瞳が揺れた。けれど動揺を隠すように、京助さんはすぐに祝いの言葉を吐く。
「そ、そうか。それはおめでとう。……あ、もしかして俺を呼んだのは過去の事への口止めか? それだったら誰にも言わないよ。勘違いだったんだからな」
「そうしてもらえると、ありがたいです」
俺が返事をすれば、京助さんは取り繕った笑顔を見せた。
「……でも、夏生が結婚か。まあ、そういう年頃だしな。相手は可愛い子か?」
「はい。京助さんは今、誰か相手はいるんですか?」
「いや……。この年になると一人の方が気楽なんでね」
京助さんは笑顔を張り付けたまま答えた。だから、俺は意地悪にも本の事に触れた。
「京助さん、俺『君に贈る告白』を読みましたよ」
俺の言葉に京助さんの表情がみるみると強張り、罰悪そうな目で俺を見た。
「そうか。あれは、その……悪かった。勝手に小説にしてしまって。あの時、話の題材が思い浮かばくてな……つい、書いてしまったんだ。すまない」
京助さんはしどろもどろに答え、誤魔化しだとすぐにわかる。
そして俺は京助さんを見て、彼はこんな人だっただろうか? と思う。
……三年前、京助さんはすごく大人だと思っていた。いや、今も思っている。でもこんなにも分かり易い人だなんて。俺は子供過ぎて、見えていなかったんだな。この人の取り繕う嘘に。
そう率直に思った。でも今はそんな事、どうだっていい。
俺は面と向かって聞きたかった。
「京助さん、主人公のサキが思っていたことはあの当時、京助さんが思っていた事が少しは反映されているんじゃないんですか? 俺、サキの言う通り、結婚して子供を持つんですよ。サキが願っていたタクマの幸せってこういう事ですよね?」
俺が言えば、京助さんは黙ったまま口を閉ざした。
でも、それだけでもう十分だった。京助さんが胸の内で苦しんでいるのがわかったから。だから、もうちょっとだけ意地悪をしたい気持ちもあったけれど、俺は本当の事を告げる事にした。
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