姉に婚約者を奪われましたが、最後に笑うのは私です。

「カレン、すまない。僕は君の姉のキャシーを愛してしまったんだ。婚約破棄してくれ」

 公爵家の令嬢の私、カレンは、姉であるキャシーの部屋で、婚約者だったはずのエリックに突如そう告げられた。

 エリックの隣で勝ち誇ったようにこちらを見つめるのは、姉のキャシーだ。

 昔からキャシーはずるい。
 私の努力を横取りするだけでなく、今回は婚約者まで奪っていく。

 けれど、婚約者が愛していたのは本当は姉ではなく──!?

 姉も、そんな婚約者も、二人揃って転落人生!?

 最後に笑うのは、婚約破棄された私だ。
24h.ポイント 78pt
78
小説 13,969 位 / 193,994件 恋愛 6,694 位 / 58,644件

あなたにおすすめの小説

わたくしに婚約破棄を告げた元王子は、即座に身ぐるみ剥がされ放り出されてしまいました。

kieiku
恋愛
「リスリーナ・キャナル! おまえとの婚約を破棄する! おまえはこの俺の婚約者であることをかさにきて、不敬にもこの俺の行動を制限し、まるで自分の所有物のように扱い……っ!? ぐあっ! 何をする!」 仕方ないことですわ。レイモンド様の衣装はすべて、当家がご用意したものですから。婚約破棄をし、縁を切るのであれば、お返しいただくことになります。

妹と婚約者が結婚したけど、縁を切ったから知りません

編端みどり
恋愛
妹は何でもわたくしの物を欲しがりますわ。両親、使用人、ドレス、アクセサリー、部屋、食事まで。 最後に取ったのは婚約者でした。 ありがとう妹。初めて貴方に取られてうれしいと思ったわ。

【完結】貴方が浮気した病弱な幼馴染、陛下の愛人みたいですよ

冬月光輝
恋愛
「ヘレナには俺が必要で、俺にはヘレナが必要なんだ」 浮気現場を見られてもなお、お互いに愛し合っていると悪びれない婚約者のケイン。 自分の幼馴染のヘレナは病弱で私よりも大事だという。 そんな彼は私と一方的に別れを告げて婚約破棄。どうやらヘレナは妊娠してるらしい。 「ヘレナに騙された!よりを戻してくれ!」 しかし、ケインはすぐに私に復縁を要請する。 どうやら、ヘレナは陛下の愛人で手を出したのがバレてケインはかなり立場を悪くしたのだとか。 貴方なんて、もう知らない……!

私を虫けらと呼ぶ婚約者。本当の虫けらはどっちでしょうね【完結】

小平ニコ
恋愛
「陰気で不細工な女め。僕は、お前のことがずっと嫌いだった」 廃村に私を呼び出したキュリック様は、徹底的に私を罵倒し、婚約を破棄しました。彼は、私の家からの援助が目当てで私に近づいただけであり、実家の状況が変わり、お金に不自由しなくなった今となっては、私との婚約には、何の価値もないそうです。 「僕にはな、お前と、お前の家に隠れて、ひそかに想いあっていた恋人がいるんだ」 薄々は、感づいていました。 キュリック様の心が、私ではなく、別の誰かに向いていることを。 しかし、私はどうしても納得がいかず、抗議しようします。 ……そんな私を、キュリック様は平手で叩き、「喋るな、虫けら」と罵りました。いきなりの暴力と、冷徹な言葉で、何も言えなくなってしまった私を嘲笑い、キュリック様は去っていきます。 その時でした。 キュリック様が、何者かが作った大きな落とし穴に落ち、致命的な大怪我をしてしまったのです。

ご自身の発言、行動には責任をお持ちになってくださいませね、『元』王太子殿下

みなと
恋愛
とあるパーティー会場で高らかに響く宣言、そして優雅に微笑む令嬢。 舞台は整った……!今こそ貴様との婚約破棄を! なーんて考えておいでですか? あらあらまぁまぁ。 ご自身の発言と行動について、『貴方自身で』責任をお取りになってくださいませね、王太子殿下。 わたくしへのダメージ?皆無ですわ。 ケロリとしている侯爵家令嬢、アリサ。 断罪した王太子は大きすぎる代償を払うことになるのだ…。 ※小説家になろうでも公開中

妹がいるからお前は用済みだ、と婚約破棄されたので、婚約の見直しをさせていただきます。

あお
恋愛
「やっと来たか、リリア。お前との婚約は破棄する。エリーゼがいれば、お前などいらない」 セシル・ベイリー侯爵令息は、リリアの家に居候しているエリーゼを片手に抱きながらそう告げた。 え? その子、うちの子じゃないけど大丈夫? いや。私が心配する事じゃないけど。 多分、ご愁傷様なことになるけど、頑張ってね。 伯爵令嬢のリリアはそんな風には思わなかったが、オーガス家に利はないとして婚約を破棄する事にした。 リリアに新しい恋は訪れるのか?! ※内容とテイストが違います

婚約破棄した王子は年下の幼馴染を溺愛「彼女を本気で愛してる結婚したい」国王「許さん!一緒に国外追放する」

window
恋愛
「僕はアンジェラと婚約破棄する!本当は幼馴染のニーナを愛しているんだ」 アンジェラ・グラール公爵令嬢とロバート・エヴァンス王子との婚約発表および、お披露目イベントが行われていたが突然のロバートの主張で会場から大きなどよめきが起きた。 「お前は何を言っているんだ!頭がおかしくなったのか?」 アンドレア国王の怒鳴り声が響いて静まった会場。その舞台で親子喧嘩が始まって収拾のつかぬ混乱ぶりは目を覆わんばかりでした。 気まずい雰囲気が漂っている中、婚約披露パーティーは早々に切り上げられることになった。アンジェラの一生一度の晴れ舞台は、婚約者のロバートに台なしにされてしまった。

【完結】妾は正妃を婚約破棄へ追い込みました。妾は残酷な方法で正妃を王から引き離したのです。

五月ふう
恋愛
「ガイゼル王の子供を妊娠したので、   報告しに参りました。」 アメリアは今朝、 王の子供を妊娠したと言い張って 城に無理やり入ってきた。 「ガイゼル、、ほんとうなの?」 私の名前はレイシャ・カナートン。 この国の有力貴族の娘であり、来月にもガイゼルの正式な妻になる予定だ。 「ご、ごめん、レイシャ。  ほんとうだと、思う、、多分。」 「それでどうするの?」 「子供を妊娠してしまったんだから、  城に迎えるしか、  無いだろう、、?」 あんな、身元の分からない女を 城に入れるなんて冗談じゃないわよ。 「ガイゼル様。  当然私を、  妻にしてくれますよね?」 「冗談じゃ無いわよ!」 「ねぇ、ガイゼル様。  こんな怖い女とは婚約破棄して、  私と結婚しましょうよ?」 そして城にはいってきたアメリアは 私にさらなる苦しみをもたらした。