18 / 31
第18話 天上界10日目 その2 モニア様、続きは明日にしてもらってもいいですか
しおりを挟む
実験1
モニア様が圭をいったん人間界に戻して、そして俺が圭にまた会いたいと念じたら(そして圭の方でもそう思ったら)、圭を天上界に呼ぶことができた。
実験2
モニア様が俺を異世界に飛ばして(転生させて)、俺がそこでモニア様の名を呼んだら、俺は天上界に戻ることができた。
実験3
モニア様が圭を異世界に飛ばして(転生させて)、圭がそこでモニア様の名を呼んだら、圭は天上界に戻ることができた。
「つまりモニア様と俺は最強ってことですね」
「あたしとお兄ちゃんの愛の力は最強ってことですね」
「あなたたち兄妹は本当に何を考えているのかしら。この私の思し召しが全然理解できていないのね。いい、説明するわ」
モニア様の意図はこういうことだ。
モニア様としては、圭が望む通り、圭を俺と一緒に転生させてあげたい。
ただ、そうすると、向こうの世界では圭はずっと眠ったままになって、俺たちの親父とお袋がとても心配する。なので、モニア様はまずは予定通り、俺だけを転生させる。
そして、どうしても必要なとき、例えば転生先で俺ひとりでは解決できない問題が起き、圭の助けが必要になったときに、求めに応じて俺を天上界に戻して圭を呼び出させる。
圭はおそらくいつも俺に会いたいと思っているはずだ。
圭が天上界に来たら、モニア様は、俺と圭を一緒に俺の転生先へ送る。
転生先では、圭の大活躍で問題を解決する。
そうしたら、モニア様は圭を天上界経由で元の世界に戻し、圭は無事目覚める。
いわば、圭は常勤ではなく、パートタイマーとして、俺を助けるわけだ。
次回からは、タイトルを「異世界に転生した俺は、パートタイマーの妹がいないと何もできない(略称・パトいも)」に変更してお届けします。頼りにならないお兄ちゃんを助けるため、パートタイマーとして異世界にやってくる主人公・圭の活躍にご期待ください!
「いや、モニア様、よいアイデアですけど、圭がいないと俺が何もできない風なのはなんとかなりませんか。ていうか、主人公が圭になっているんですけど」
「モニア様、あたしがいないとお兄ちゃんは何もできないので、とてもよいアイデアです!」
「よいアイデアであることは、理解してもらえたわね」
これなら、圭の望みを叶えてあげられるし、親父とお袋の心配も減らすことができるだろう。
あとは、圭の日常生活にあまり支障が出ないように、例えば学校が休みの日曜日とかに限って俺が圭を呼び出せばいいだけだ。
転生先の暦がどうなっているか知らないし、そうそううまく元の世界の日曜日にトラブルが起きるとは限らないけど。
「あれ、それなら俺が転生先から直接圭を呼び出せばいいのではないですか?」
あ、それに気が付いたわね。天上界に来てからはとてもそうは見えないけど、元は優秀な男だけあるわ。
「元の世界から圭ちゃんを直接転生先に呼び出すまでの力は、あなたにはないわ。私も、面倒だけどあなたがた兄妹のために、一回一回関わってあげるわ。感謝しなさいよね」
もしかしたらこいつにはそれができる力があるかもしれないけど、この方法なら、私がきちんとコントロールしますって、エニュー課長にアピールできるわ。
それに、そんな力があるってことになったら、なおさら私も監視役で一緒に行けと言われかねないものね。
一回一回関わるのは面倒だけど、こいつだったら、だいたいのことは一人で解決できそうだから、そんなに手もかからないでしょ。
「圭ちゃん、それでいいわね」
「ずっとお兄ちゃんと一緒にいられないのは寂しいですけど、ママやパパが心配するので、これで我慢します」
「モニア様、俺には聞いてくれないんですか」
「どうせあなたは圭ちゃんの言う通りにするでしょ」
この兄妹が一緒にいるときは、どっちに主導権があるかくらいはお見通しだわ。
「はい、その通りでございます」
「それじゃあ、圭ちゃんにはこれでいったん元の世界に戻ってもらうわね」
「その前に、モニア様、お兄ちゃんはどんな異世界に転生するんですか」
「それが決まらないから苦労しているのよ」
ここまで七日かかっても、ふんわりとしたイメージしか決まっていないし。
またこいつとのやり取りを繰り返すと思うと、頭が痛いわ。
「モニア様、圭もときどき来るとなると、これは転生先選びに一層気合いが入りますね!」
あれ、私、もしかして大失敗したかしら。
「さ、おふたりさん、そろそろ圭ちゃんを元の世界に戻すわよ。そうそう、圭ちゃん、今までのことは、元の世界では誰にも言っちゃだめよ」
「言っても誰も信じないとは思いますが、どうしてですか?」
「誰でも転生できる訳じゃないので、人間に変な期待を持たせたくないのよ」
「私のお兄ちゃんは超優秀ってことですね。わかりました」
「もう、それでいいわ。さ、兄妹しばしの別れを惜しみなさいな」
「さ、圭、おいで」
俺は手を広げて圭を抱きしめようとした。
圭は俺の胸に飛び込んで……頭突きをかましてきた。
「いい、お兄ちゃん、私が帰ったからといって、モニア様といちゃいちゃしたら絶対ダメだからね。それと、どこに行くかわからないけど、私のいないうちに向こうで女を作ったら許さないからね!」
「わ、わかったよ、圭」
女って、なんで俺が妹にそんなことを言われなきゃならないんだ。
俺がいない元の世界で、圭がボーイフレンドを作るのは絶対に許さないけど。
「モニア様、お兄ちゃんを、若い女の子のいない世界に飛ばしてください」
「あなたたち、本当に仲がいいわね。さ、お父さんお母さんが心配しているわ」
「じゃあ、お兄ちゃん、元気でね。転生したら、すぐにあたしを呼んでね」
「ああ、わかったよ。圭も元気でな。親父とお袋によろしく……は伝えられないか。俺の分まで親孝行してくれよ」
そこまで俺が言ったところで、モニア様は圭の頭に手をかざした。
その手から光がほとばしり圭を包み込んだと思ったら、圭の姿が消えていた。
圭が消える瞬間、その目に涙がにじんでいたのを俺は見逃さなかった。
「さて、前の話の続きをしたいところだけど……」
「モニア様、続きは明日にしてもらってもいいですか」
俺は天上界に来てから初めて自分からそう言った。
モニア様が圭をいったん人間界に戻して、そして俺が圭にまた会いたいと念じたら(そして圭の方でもそう思ったら)、圭を天上界に呼ぶことができた。
実験2
モニア様が俺を異世界に飛ばして(転生させて)、俺がそこでモニア様の名を呼んだら、俺は天上界に戻ることができた。
実験3
モニア様が圭を異世界に飛ばして(転生させて)、圭がそこでモニア様の名を呼んだら、圭は天上界に戻ることができた。
「つまりモニア様と俺は最強ってことですね」
「あたしとお兄ちゃんの愛の力は最強ってことですね」
「あなたたち兄妹は本当に何を考えているのかしら。この私の思し召しが全然理解できていないのね。いい、説明するわ」
モニア様の意図はこういうことだ。
モニア様としては、圭が望む通り、圭を俺と一緒に転生させてあげたい。
ただ、そうすると、向こうの世界では圭はずっと眠ったままになって、俺たちの親父とお袋がとても心配する。なので、モニア様はまずは予定通り、俺だけを転生させる。
そして、どうしても必要なとき、例えば転生先で俺ひとりでは解決できない問題が起き、圭の助けが必要になったときに、求めに応じて俺を天上界に戻して圭を呼び出させる。
圭はおそらくいつも俺に会いたいと思っているはずだ。
圭が天上界に来たら、モニア様は、俺と圭を一緒に俺の転生先へ送る。
転生先では、圭の大活躍で問題を解決する。
そうしたら、モニア様は圭を天上界経由で元の世界に戻し、圭は無事目覚める。
いわば、圭は常勤ではなく、パートタイマーとして、俺を助けるわけだ。
次回からは、タイトルを「異世界に転生した俺は、パートタイマーの妹がいないと何もできない(略称・パトいも)」に変更してお届けします。頼りにならないお兄ちゃんを助けるため、パートタイマーとして異世界にやってくる主人公・圭の活躍にご期待ください!
「いや、モニア様、よいアイデアですけど、圭がいないと俺が何もできない風なのはなんとかなりませんか。ていうか、主人公が圭になっているんですけど」
「モニア様、あたしがいないとお兄ちゃんは何もできないので、とてもよいアイデアです!」
「よいアイデアであることは、理解してもらえたわね」
これなら、圭の望みを叶えてあげられるし、親父とお袋の心配も減らすことができるだろう。
あとは、圭の日常生活にあまり支障が出ないように、例えば学校が休みの日曜日とかに限って俺が圭を呼び出せばいいだけだ。
転生先の暦がどうなっているか知らないし、そうそううまく元の世界の日曜日にトラブルが起きるとは限らないけど。
「あれ、それなら俺が転生先から直接圭を呼び出せばいいのではないですか?」
あ、それに気が付いたわね。天上界に来てからはとてもそうは見えないけど、元は優秀な男だけあるわ。
「元の世界から圭ちゃんを直接転生先に呼び出すまでの力は、あなたにはないわ。私も、面倒だけどあなたがた兄妹のために、一回一回関わってあげるわ。感謝しなさいよね」
もしかしたらこいつにはそれができる力があるかもしれないけど、この方法なら、私がきちんとコントロールしますって、エニュー課長にアピールできるわ。
それに、そんな力があるってことになったら、なおさら私も監視役で一緒に行けと言われかねないものね。
一回一回関わるのは面倒だけど、こいつだったら、だいたいのことは一人で解決できそうだから、そんなに手もかからないでしょ。
「圭ちゃん、それでいいわね」
「ずっとお兄ちゃんと一緒にいられないのは寂しいですけど、ママやパパが心配するので、これで我慢します」
「モニア様、俺には聞いてくれないんですか」
「どうせあなたは圭ちゃんの言う通りにするでしょ」
この兄妹が一緒にいるときは、どっちに主導権があるかくらいはお見通しだわ。
「はい、その通りでございます」
「それじゃあ、圭ちゃんにはこれでいったん元の世界に戻ってもらうわね」
「その前に、モニア様、お兄ちゃんはどんな異世界に転生するんですか」
「それが決まらないから苦労しているのよ」
ここまで七日かかっても、ふんわりとしたイメージしか決まっていないし。
またこいつとのやり取りを繰り返すと思うと、頭が痛いわ。
「モニア様、圭もときどき来るとなると、これは転生先選びに一層気合いが入りますね!」
あれ、私、もしかして大失敗したかしら。
「さ、おふたりさん、そろそろ圭ちゃんを元の世界に戻すわよ。そうそう、圭ちゃん、今までのことは、元の世界では誰にも言っちゃだめよ」
「言っても誰も信じないとは思いますが、どうしてですか?」
「誰でも転生できる訳じゃないので、人間に変な期待を持たせたくないのよ」
「私のお兄ちゃんは超優秀ってことですね。わかりました」
「もう、それでいいわ。さ、兄妹しばしの別れを惜しみなさいな」
「さ、圭、おいで」
俺は手を広げて圭を抱きしめようとした。
圭は俺の胸に飛び込んで……頭突きをかましてきた。
「いい、お兄ちゃん、私が帰ったからといって、モニア様といちゃいちゃしたら絶対ダメだからね。それと、どこに行くかわからないけど、私のいないうちに向こうで女を作ったら許さないからね!」
「わ、わかったよ、圭」
女って、なんで俺が妹にそんなことを言われなきゃならないんだ。
俺がいない元の世界で、圭がボーイフレンドを作るのは絶対に許さないけど。
「モニア様、お兄ちゃんを、若い女の子のいない世界に飛ばしてください」
「あなたたち、本当に仲がいいわね。さ、お父さんお母さんが心配しているわ」
「じゃあ、お兄ちゃん、元気でね。転生したら、すぐにあたしを呼んでね」
「ああ、わかったよ。圭も元気でな。親父とお袋によろしく……は伝えられないか。俺の分まで親孝行してくれよ」
そこまで俺が言ったところで、モニア様は圭の頭に手をかざした。
その手から光がほとばしり圭を包み込んだと思ったら、圭の姿が消えていた。
圭が消える瞬間、その目に涙がにじんでいたのを俺は見逃さなかった。
「さて、前の話の続きをしたいところだけど……」
「モニア様、続きは明日にしてもらってもいいですか」
俺は天上界に来てから初めて自分からそう言った。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
47歳のおじさんが異世界に召喚されたら不動明王に化身して感謝力で無双しまくっちゃう件!
のんたろう
ファンタジー
異世界マーラに召喚された凝流(しこる)は、
ハサンと名を変えて異世界で
聖騎士として生きることを決める。
ここでの世界では
感謝の力が有効と知る。
魔王スマターを倒せ!
不動明王へと化身せよ!
聖騎士ハサン伝説の伝承!
略称は「しなおじ」!
年内書籍化予定!
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
半分異世界
月野槐樹
ファンタジー
関東圏で学生が行方不明になる事件が次々にしていた。それは異世界召還によるものだった。
ネットでも「神隠しか」「異世界召還か」と噂が飛び交うのを見て、異世界に思いを馳せる少年、圭。
いつか異世界に行った時の為にとせっせと準備をして「異世界ガイドノート」なるものまで作成していた圭。従兄弟の瑛太はそんな圭の様子をちょっと心配しながらも充実した学生生活を送っていた。
そんなある日、ついに異世界の扉が彼らの前に開かれた。
「異世界ガイドノート」と一緒に旅する異世界
【完結】実家に捨てられた私は侯爵邸に拾われ、使用人としてのんびりとスローライフを満喫しています〜なお、実家はどんどん崩壊しているようです〜
よどら文鳥
恋愛
フィアラの父は、再婚してから新たな妻と子供だけの生活を望んでいたため、フィアラは邪魔者だった。
フィアラは毎日毎日、家事だけではなく父の仕事までも強制的にやらされる毎日である。
だがフィアラが十四歳になったとある日、長く奴隷生活を続けていたデジョレーン子爵邸から抹消される運命になる。
侯爵がフィアラを除名したうえで専属使用人として雇いたいという申し出があったからだ。
金銭面で余裕のないデジョレーン子爵にとってはこのうえない案件であったため、フィアラはゴミのように捨てられた。
父の発言では『侯爵一家は非常に悪名高く、さらに過酷な日々になるだろう』と宣言していたため、フィアラは不安なまま侯爵邸へ向かう。
だが侯爵邸で待っていたのは過酷な毎日ではなくむしろ……。
いっぽう、フィアラのいなくなった子爵邸では大金が入ってきて全員が大喜び。
さっそくこの大金を手にして新たな使用人を雇う。
お金にも困らずのびのびとした生活ができるかと思っていたのだが、現実は……。
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
ゲームのモブに転生したと思ったら、チートスキルガン積みのバグキャラに!? 最強の勇者? 最凶の魔王? こっちは最驚の裸族だ、道を開けろ
阿弥陀乃トンマージ
ファンタジー
どこにでもいる平凡なサラリーマン「俺」は、長年勤めていたブラック企業をある日突然辞めた。
心は晴れやかだ。なんといってもその日は、昔から遊んでいる本格的ファンタジーRPGシリーズの新作、『レジェンドオブインフィニティ』の発売日であるからだ。
「俺」はゲームをプレイしようとするが、急に頭がふらついてゲーミングチェアから転げ落ちてしまう。目覚めた「俺」は驚く。自室の床ではなく、ゲームの世界の砂浜に倒れ込んでいたからである、全裸で。
「俺」のゲームの世界での快進撃が始まる……のだろうか⁉
女装魔法使いと嘘を探す旅
海坂依里
ファンタジー
魔女は高貴なる存在として地位が確立され、将来の安泰が約束される。
魔女になるために、女装魔法使いとして勉学に励んできたアンジェル。
だが、男という性別が理由で魔女試験の結果は不合格。
「なんで俺が不合格なんだよ!」
「7年も頑張ったところで、男は魔女になれないってわかっただろ」
孫のアンジェルを見かねた魔法学園の学園長である祖母は、国が魔女試験の追試を提案してきたことを伝える。
国が魔女に頼りすぎているため、あちこちで魔女の数が足りていない。
追試験を受ける相方と、1年以内に偽魔女を10人捕まえることができたら魔女の資格を与えると約束を交わす。
性別を理由に、魔女試験に落ちた女装魔法使いのアンジェル。
魔女になるには力が足りないノルカ。
世間を騒がせている偽魔女を捕まえることで、国から魔女として認めてもらうことを目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる