孤児になると人権が剥奪され排泄の権利がなくなりおむつに排泄させられる話し

二人でお風呂

しばらくの時間が過ぎ、エミカと看護師さんは、留置場での静かな時間を過ごしていました。おむつ交換を終えた後、二人は少しの間だけ落ち着きを取り戻し、お互いに寄り添いながら話をしたり、静かに考え事をしたりしていました。

そんな中、突然留置場の扉が開き、婦警さんが現れました。婦警さんは無言で二人を見下ろし、冷たい声で告げました。「お風呂の時間だ。準備しなさい。」

エミカと看護師さんはその言葉に反応し、ゆっくりと立ち上がりました。看護師さんはエミカの手を取り、優しく握りしめました。「大丈夫、一緒に行きましょう。」

婦警さんは二人の手錠を外し、首輪とリードを再び装着しました。冷たく無表情な婦警さんに導かれながら、エミカと看護師さんは留置場の外へと歩みを進めました。リードを引かれるたびに、彼女たちはまるでペットのように扱われていることを感じ、胸が締め付けられるような思いを抱きました。

お風呂場に到着すると、婦警さんは再び二人の首輪を外し、無言でシャワールームを指し示しました。「中に入りなさい。きちんと洗うこと。あとで確認するから。」

エミカと看護師さんは、互いに目を合わせ、小さく頷き合いました。そして、婦警さんの指示に従い、シャワールームへと足を踏み入れました。お湯が勢いよく流れ出し、二人の体を温かく包み込みました。

「やっと少しだけ、リラックスできるわね。」看護師さんは、シャワーの水を浴びながら、エミカに向かって微笑みました。

エミカも、その言葉に少しだけ笑顔を見せました。「本当に…少しだけ、安心できる気がする。」

二人はお互いに助け合いながら、全身をしっかりと洗いました。お風呂の時間は、留置場での冷たい日常から一時的に逃れられる貴重な瞬間でした。お湯が体を温め、彼女たちの心も少しだけほぐれていくようでした。

シャワーを終えると、婦警さんが再び現れました。彼女は二人の体を一瞥し、冷たく言いました。「十分に洗ったようね。服を着なさい。」

エミカと看護師さんはシャワールームから出ると、指示通りに用意された服を着ましたが、その服装は依然として不自由さを感じさせるものでした。婦警さんは再び二人に首輪とリードを装着し、無言で留置場への帰路に就きました。

お風呂の時間が終わり、再び留置場へと戻る道すがら、エミカと看護師さんは、お互いに支え合いながら静かに歩きました。どんなに厳しい状況でも、彼女たちの絆は少しずつ強まっていました。