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序章
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その室内は冷ややかな白一色。最低限の調度品のみで非常に殺風景だった。
しかし、天井だけは鮮やかに色付いている。
──中央に描かれたものは、丸い丘の上に佇む今にも崩れ落ちそうな廃墟の塔。頂点には正十字の象徴が金色に煌めく。
それを堺に上半分は青々とした森や真鍮色の町並み。人々は手を取り合い、精霊や妖精たちが祝福するように飛び回っているが、下半分は地獄さながらだった。
色合いは赤と黒。荒廃した街に大火が揺れ、刺々しいクリスタルと錆びた鉄が捻じ曲がって地面から突き上がっている様はおぞましさをより強調している。
それでも決して〝地獄〟と言い切れぬかもしれない。〝希望を象徴する〟かのように、二人の人物が黎明を背にそこに佇んでいるからだ。
一人は白い装束を纏った裸足の乙女だ。悲しみに濡れたその横顔を彩る瞳は美しい薔薇色。ゆるく波打つ長い髪は亜麻色で……彼女の周囲には大きな目玉を光らせる異形の黒い影が幾つもある。
そんな彼女と背中合わせに立つのは錆に侵された青年だ。
老化を錆に喩える事はあるが人の身体は物理的に錆び付かない。しかし、彼の身体はガサガサとした赤銅の錆に侵される表現がされていた。衰退的な象徴だろうか……しかし、彼の金色の目は猛禽類の如く力強い眼光を宿しており、上に描かれた楽園を睨み付けている。
破壊と再生・創造を彷彿させる感慨深い絵だった
果たしてこれを希望と捉えるか絶望と捉えるか……。
最後に青年の瞳に銀の塗料で強い光を入れると、少女は深く息をつき、ゆったりと梯子から下りた。
絵の中の乙女のように、彼女は真っ白の装束に身を包んでいた。
「二年……。初心者にしては上出来」
呆れたような口調で自画自賛しつつ、彼女はまじまじと天井画を見上げる。
天井を見つめる瞳は絵の中の乙女と同じく薔薇色。だが、髪は亜麻色よりも彩度の低い灰髪。その長さも肩を越した程度……とさして長くない。
彼女の物憂げとも取れる顔立ちは均整が取れており美しい。
だが、目元や首筋の皮膚は薔薇色の結晶が花片を散らしたようにたくさん付いており異質であった。
「全てを語り継ぐ事ができぬ分、これで次代に一つでも伝わると良い」
彼女は机の上に置いた便箋を横目に呆れたように笑む。
──私たちは同じ運命を何度も繰り返す。自然と惹かれ、求め合い、そして普通の人間より早く死にゆく。それが女神……。
囁くように独りごちた彼女は、そっと瞼を伏せた。
「外の世界の人間がここまで〝辿り着ける〟程に技術が発展する事を祈る。二百年後……四番目のお前に全てを託したい」
──お前の代でどうか断ち切れるように。きっと〝似た者同士の変わり者〟はやって来る。その時には、その手を……。
彼女は完成したばかりの天井画に向かい祈る姿勢を取った。
*
北に位置する大陸の一部──その地は長い歴史の中、戦を幾度も繰り返した上で二つ国に絞られた。その中央部は死の地と呼ばれており、地面から刺々しい巨大なクリスタルが突き出ている事から〝石英樹海〟と呼ばれていた。
樹海の発現今より八百年も昔。クリスタルは百年かけて一センチ程度の成長を遂げる程度。成り立ちを考えれば不自然だ。しかし何百年もこの近辺に住まう者からすれば、〝当たり前のようにある不自然〟だった。
両国の民は皆、石英樹海の発現を〝厄災が原因〟と存じている。しかし詳しい理由など忘れ去っていた。
歴史は語り継がれようが、真実はいつしか靄がかかる。
なにせ人は凄惨な記憶だろうがいつかは忘れていくからだ。
どんなに悲しき詩が残されようが、その真相など八百年も経過すれば殆どの者が存じでない。なので二国の民は皆、この不自然な神秘を不審に思う者などいなかった。
厄災の爆心地とも呼べる場所が石英樹海という訳だ。それは伊達でないようで、樹海は外からの人の侵入を頑なに拒んでいた。磁場が乱れてコンパスは機能せず、位置情報を失う。また、樹海周囲は分厚い雲や濃霧が発生しやすい他に乱気流が起きやすいので、陸路だけでなく空からの侵入さえ拒んでいた。
しかし、こんな場所でも古くより住まう人間は実在する。
外の世界と交流を持たず、独自の文化を持ち、時代から置き去りにされたかのような原初的な生活を送る彼らは厄災の再来を何よりも恐れていた。
その厄災とはうら若い娘の姿をしている。
通称、晶の女神──恐れ、敬い、あがめる事で祟りなし。再来したとしても二十年も神殿に閉じ込めれば厄災は起きやしない。
しかし女神は必ず生まれる。間隔で言えば、二百年に一度必ず現れるのだ。
その特徴は薔薇色の瞳。成長する程に薔薇石英の結晶が皮膚を覆い、二十歳を迎える頃には全身が結晶化し死に至る。
二百年前に現れた三代目は十八歳の若さで命を落としたらしい。
彼女は口数も少なく、非常に聡明な娘だったという伝えがある。また目に見たもの想像したものを鮮明に絵に描き写す才があったようで、神殿の女神の部屋に尊厳たる天井画を残したそうだ。
そして、二百年の時を経て……まさに今、新たな女神が明らかになったのである。
「あぁ、どうして! 私の娘が……返して! 返して!」
女の金切り声に怯えたように黄色の花をたんまりとくつけたハリエニシダが涼やかな風に揺れた。
淡い陽光に映る影は妙齢の女。彼女は縋るように必死に手を伸ばすが、すぐに周囲の者に取り押さえられた。
「落ち着きなさい。この子は集落にはいられない!」
──あんただって分かっているだろう。と、男たちは女を押さえつけて叫ぶが、彼女は藻掻き奪われた我が子に必死に手を伸ばし続けた。
「嫌よ! お願い、お願いだから私の子を返して! 私の子が何をしたというの!」
長く波打つ亜麻色髪に菫青石に似た色の瞳──うら若い母親だ。
彼女は取り押さえる者たちを振り切り、年老いた司祭に駆け寄ると白い衣に掴みかかる。
司祭を取り囲む神官たちはただちに声を荒くした。尋常でない状況を悟ったのだろう。神官見習いと思しき金髪の少年は怯えた相好で肩を震わせる。
齢六つ届くか届かぬか──まだ幼い風貌だ。彼の空色の瞳にうっすら涙が溜まった事を悟ったのか、老いぼれた司祭はどやす神官たちを一喝して静かに母親に向き合った。
「諦めなさい。この娘は間違いなく再来。長くは生きれませぬ」
──あがめ祀らなければ必ず厄災と化す。
司祭の告げた言葉に母親は目を瞠り唇を震わせて失望する。
一方、司祭の枯れ枝のような腕に抱かれた赤ん坊は不思議そうに母を見つめていた。
「この子の短い人生を我々が大事に見守る事を約束しましょう。貴女は女神を産み落とした母としての責務がある。それを確と果たすように……」
司祭は母親の肩を労うように摩った後、見た目にそぐわぬ健脚で颯爽と歩んで行った。
その後、背後から響くのは悲痛な程の慟哭だった。
──アイリーン。母親の叫ぶ赤子の名は、この地の古き言葉で〝不滅の輝き〟と〝菫青石〟二つを意味する。
しかし、彼女の瞳は菫とは程遠い薔薇色で……。
今しがた厄災の凶兆とされる女神と認められてしまった。
しかし、天井だけは鮮やかに色付いている。
──中央に描かれたものは、丸い丘の上に佇む今にも崩れ落ちそうな廃墟の塔。頂点には正十字の象徴が金色に煌めく。
それを堺に上半分は青々とした森や真鍮色の町並み。人々は手を取り合い、精霊や妖精たちが祝福するように飛び回っているが、下半分は地獄さながらだった。
色合いは赤と黒。荒廃した街に大火が揺れ、刺々しいクリスタルと錆びた鉄が捻じ曲がって地面から突き上がっている様はおぞましさをより強調している。
それでも決して〝地獄〟と言い切れぬかもしれない。〝希望を象徴する〟かのように、二人の人物が黎明を背にそこに佇んでいるからだ。
一人は白い装束を纏った裸足の乙女だ。悲しみに濡れたその横顔を彩る瞳は美しい薔薇色。ゆるく波打つ長い髪は亜麻色で……彼女の周囲には大きな目玉を光らせる異形の黒い影が幾つもある。
そんな彼女と背中合わせに立つのは錆に侵された青年だ。
老化を錆に喩える事はあるが人の身体は物理的に錆び付かない。しかし、彼の身体はガサガサとした赤銅の錆に侵される表現がされていた。衰退的な象徴だろうか……しかし、彼の金色の目は猛禽類の如く力強い眼光を宿しており、上に描かれた楽園を睨み付けている。
破壊と再生・創造を彷彿させる感慨深い絵だった
果たしてこれを希望と捉えるか絶望と捉えるか……。
最後に青年の瞳に銀の塗料で強い光を入れると、少女は深く息をつき、ゆったりと梯子から下りた。
絵の中の乙女のように、彼女は真っ白の装束に身を包んでいた。
「二年……。初心者にしては上出来」
呆れたような口調で自画自賛しつつ、彼女はまじまじと天井画を見上げる。
天井を見つめる瞳は絵の中の乙女と同じく薔薇色。だが、髪は亜麻色よりも彩度の低い灰髪。その長さも肩を越した程度……とさして長くない。
彼女の物憂げとも取れる顔立ちは均整が取れており美しい。
だが、目元や首筋の皮膚は薔薇色の結晶が花片を散らしたようにたくさん付いており異質であった。
「全てを語り継ぐ事ができぬ分、これで次代に一つでも伝わると良い」
彼女は机の上に置いた便箋を横目に呆れたように笑む。
──私たちは同じ運命を何度も繰り返す。自然と惹かれ、求め合い、そして普通の人間より早く死にゆく。それが女神……。
囁くように独りごちた彼女は、そっと瞼を伏せた。
「外の世界の人間がここまで〝辿り着ける〟程に技術が発展する事を祈る。二百年後……四番目のお前に全てを託したい」
──お前の代でどうか断ち切れるように。きっと〝似た者同士の変わり者〟はやって来る。その時には、その手を……。
彼女は完成したばかりの天井画に向かい祈る姿勢を取った。
*
北に位置する大陸の一部──その地は長い歴史の中、戦を幾度も繰り返した上で二つ国に絞られた。その中央部は死の地と呼ばれており、地面から刺々しい巨大なクリスタルが突き出ている事から〝石英樹海〟と呼ばれていた。
樹海の発現今より八百年も昔。クリスタルは百年かけて一センチ程度の成長を遂げる程度。成り立ちを考えれば不自然だ。しかし何百年もこの近辺に住まう者からすれば、〝当たり前のようにある不自然〟だった。
両国の民は皆、石英樹海の発現を〝厄災が原因〟と存じている。しかし詳しい理由など忘れ去っていた。
歴史は語り継がれようが、真実はいつしか靄がかかる。
なにせ人は凄惨な記憶だろうがいつかは忘れていくからだ。
どんなに悲しき詩が残されようが、その真相など八百年も経過すれば殆どの者が存じでない。なので二国の民は皆、この不自然な神秘を不審に思う者などいなかった。
厄災の爆心地とも呼べる場所が石英樹海という訳だ。それは伊達でないようで、樹海は外からの人の侵入を頑なに拒んでいた。磁場が乱れてコンパスは機能せず、位置情報を失う。また、樹海周囲は分厚い雲や濃霧が発生しやすい他に乱気流が起きやすいので、陸路だけでなく空からの侵入さえ拒んでいた。
しかし、こんな場所でも古くより住まう人間は実在する。
外の世界と交流を持たず、独自の文化を持ち、時代から置き去りにされたかのような原初的な生活を送る彼らは厄災の再来を何よりも恐れていた。
その厄災とはうら若い娘の姿をしている。
通称、晶の女神──恐れ、敬い、あがめる事で祟りなし。再来したとしても二十年も神殿に閉じ込めれば厄災は起きやしない。
しかし女神は必ず生まれる。間隔で言えば、二百年に一度必ず現れるのだ。
その特徴は薔薇色の瞳。成長する程に薔薇石英の結晶が皮膚を覆い、二十歳を迎える頃には全身が結晶化し死に至る。
二百年前に現れた三代目は十八歳の若さで命を落としたらしい。
彼女は口数も少なく、非常に聡明な娘だったという伝えがある。また目に見たもの想像したものを鮮明に絵に描き写す才があったようで、神殿の女神の部屋に尊厳たる天井画を残したそうだ。
そして、二百年の時を経て……まさに今、新たな女神が明らかになったのである。
「あぁ、どうして! 私の娘が……返して! 返して!」
女の金切り声に怯えたように黄色の花をたんまりとくつけたハリエニシダが涼やかな風に揺れた。
淡い陽光に映る影は妙齢の女。彼女は縋るように必死に手を伸ばすが、すぐに周囲の者に取り押さえられた。
「落ち着きなさい。この子は集落にはいられない!」
──あんただって分かっているだろう。と、男たちは女を押さえつけて叫ぶが、彼女は藻掻き奪われた我が子に必死に手を伸ばし続けた。
「嫌よ! お願い、お願いだから私の子を返して! 私の子が何をしたというの!」
長く波打つ亜麻色髪に菫青石に似た色の瞳──うら若い母親だ。
彼女は取り押さえる者たちを振り切り、年老いた司祭に駆け寄ると白い衣に掴みかかる。
司祭を取り囲む神官たちはただちに声を荒くした。尋常でない状況を悟ったのだろう。神官見習いと思しき金髪の少年は怯えた相好で肩を震わせる。
齢六つ届くか届かぬか──まだ幼い風貌だ。彼の空色の瞳にうっすら涙が溜まった事を悟ったのか、老いぼれた司祭はどやす神官たちを一喝して静かに母親に向き合った。
「諦めなさい。この娘は間違いなく再来。長くは生きれませぬ」
──あがめ祀らなければ必ず厄災と化す。
司祭の告げた言葉に母親は目を瞠り唇を震わせて失望する。
一方、司祭の枯れ枝のような腕に抱かれた赤ん坊は不思議そうに母を見つめていた。
「この子の短い人生を我々が大事に見守る事を約束しましょう。貴女は女神を産み落とした母としての責務がある。それを確と果たすように……」
司祭は母親の肩を労うように摩った後、見た目にそぐわぬ健脚で颯爽と歩んで行った。
その後、背後から響くのは悲痛な程の慟哭だった。
──アイリーン。母親の叫ぶ赤子の名は、この地の古き言葉で〝不滅の輝き〟と〝菫青石〟二つを意味する。
しかし、彼女の瞳は菫とは程遠い薔薇色で……。
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