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新たな世界
サイドストーリー・光の奴隷商
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王都トリオ
古くより人族が発展させてきた大国である。
現代ではエルフ、ドワーフなどの他種族を国に受け入れている。
国王コリコス36世は、25歳という若さながらも「人、エルフ、ドワーフ。そしてすべての種族がともにある世界」という代名詞をうち、国政を立派に回している。・・・と思われていた。
しかしそんな簡単に国政がうまく行くわけもない。
コリコス36世は、言葉だけの王だった。ゆえに王都を侵食する悪事に、気づいてすらいないのだった。
そんな場所に、一人の少女を連れた奴隷商が現れる。
名をベルモット。彼はこの国のあり方を後に大きく変えることになる。
ベルモット
「これは・・・余り状態が宜しくありませんな」
路地裏から入る、奴隷販売専門店。その檻に入れられた「商品」を眺めてベルモットはそう言った。
奴隷商人
「あぁん?!けちつけるきかおっさん!!」
そう言ってメンチをきる奴隷商人。
ベルモット
「いえ、買いましょう。いくらですか」
奴隷商人
「そうですかい!こいつは失礼いたしやした・・・へへっ」
ベルモットは奴隷を1つ買った。この世界の奴隷はINFINITE ROADの奴隷とは違って人だった。
王都トリオではこういった人身売買が普通に、いたるところで行われていたのだ。
ベルモットが買ったのは獣耳族の女。体はボロボロ、来ている服もぼろ雑巾のようでとても臭う。
奴隷販売専門店を出て少しした後。獣耳族の奴隷が抱き着いてきた。
獣耳族の奴隷
「殺して…ください。お願いします…」
涙をうかべて奴隷はベルモットにそう頼んだ。
きっとこれまでに相当つらい思いをしてきたのだろう。
ベルモットは奴隷を見て言った。
ベルモット
「許せませんねぇ・・・」
ベルモットの怒りはピークに達した。
ベルモット
「どうやら立て直す必要があるようです。この国の経済を」
INFINITE ROADの1プレイヤーだった一人の男は
ベルモット
「行きますよメイ」
メイ
「は~い!」
ベルモット
「それにあなたも!名前は…なんでしたっけ…」
レイ
「…レ…イ」
ベルモット
「レイですか…!覚悟しなさいあなたを、あなたたちを必ず幸せにして見せます!」
国をも動かす本物の大奴隷商となる。
古くより人族が発展させてきた大国である。
現代ではエルフ、ドワーフなどの他種族を国に受け入れている。
国王コリコス36世は、25歳という若さながらも「人、エルフ、ドワーフ。そしてすべての種族がともにある世界」という代名詞をうち、国政を立派に回している。・・・と思われていた。
しかしそんな簡単に国政がうまく行くわけもない。
コリコス36世は、言葉だけの王だった。ゆえに王都を侵食する悪事に、気づいてすらいないのだった。
そんな場所に、一人の少女を連れた奴隷商が現れる。
名をベルモット。彼はこの国のあり方を後に大きく変えることになる。
ベルモット
「これは・・・余り状態が宜しくありませんな」
路地裏から入る、奴隷販売専門店。その檻に入れられた「商品」を眺めてベルモットはそう言った。
奴隷商人
「あぁん?!けちつけるきかおっさん!!」
そう言ってメンチをきる奴隷商人。
ベルモット
「いえ、買いましょう。いくらですか」
奴隷商人
「そうですかい!こいつは失礼いたしやした・・・へへっ」
ベルモットは奴隷を1つ買った。この世界の奴隷はINFINITE ROADの奴隷とは違って人だった。
王都トリオではこういった人身売買が普通に、いたるところで行われていたのだ。
ベルモットが買ったのは獣耳族の女。体はボロボロ、来ている服もぼろ雑巾のようでとても臭う。
奴隷販売専門店を出て少しした後。獣耳族の奴隷が抱き着いてきた。
獣耳族の奴隷
「殺して…ください。お願いします…」
涙をうかべて奴隷はベルモットにそう頼んだ。
きっとこれまでに相当つらい思いをしてきたのだろう。
ベルモットは奴隷を見て言った。
ベルモット
「許せませんねぇ・・・」
ベルモットの怒りはピークに達した。
ベルモット
「どうやら立て直す必要があるようです。この国の経済を」
INFINITE ROADの1プレイヤーだった一人の男は
ベルモット
「行きますよメイ」
メイ
「は~い!」
ベルモット
「それにあなたも!名前は…なんでしたっけ…」
レイ
「…レ…イ」
ベルモット
「レイですか…!覚悟しなさいあなたを、あなたたちを必ず幸せにして見せます!」
国をも動かす本物の大奴隷商となる。
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