ネクロマン・サイカ

アフ郎

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悪魔の使い

ステラvs鈴木

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私たちの仮拠点に仲間が増えました。
ベルモットは新しい仲間に「メイ」という名前を付けました。
私と漆黒の狩人も、時間が経つにつれてメイへ心を許していきました。
転移されて1月が経ちました。


「ここの暮らしも安定してきたね」

漆黒の狩人
「そうですねぇ」


「メイちゃんもアンデッドを怖がらないの、びっくりしたよね~」

漆黒の狩人
「んふふ、彼女はなかなか素質があるかもしれませんね」


「そろそろ例の剣を実行」

パァン。


「・・・え?」

あれ・・・私撃たれたのかな。
一体どこから・・・。
私は牧場国の反対側の山に微かに光っているものが見えた。

鈴木
「命中~♪」

鈴木。職業銃士。
趣味は自分の狙撃可能距離を延ばすこと。プレイヤーを狙撃をすること。
鈴木からステラへの距離おおよそ20km。
鈴木はその距離を自らのスナイパーライフル「Pengin1」で見事に狙撃して見せた。

鈴木
「さて、どうなってるかな~?」

鈴木は自分が仕留めたプレイヤーの姿を確認しようとスコープを覗き込んだ。
しかしおかしな事が起こった。死体が消えているのだ。

鈴木
「あれ~おっかしいな」


「何を見てるの」

鈴木
「!?」

鈴木は腰に刺しているリボルバーを咄嗟に取り出し、後ろを振り向く。
そこには先ほど撃ち殺したはずの少女が立っていた。

鈴木
「降参~」

鈴木はリボルバーを私の足元に投げ捨てた。


「助けるつもりなんてないけど?」

鈴木
「じゃあ逃げるか~」

鈴木はそう言ってナイフを即投げしてきた。
私はそれを槍ではじいた。

鈴木
「ひゅ~」

鈴木は発煙筒を自らの足元に置いていた。あたりに煙が充満する。
鈴木はバックステップで茂みの中へと入っていく。
私はそれをおいかける。茂みの中に入ると目の前に鈴木が現れた。逃げずに待っていたのだ

鈴木
「キック」

私は鈴木の蹴りを食らってしまった。


「ぐっ!インフェル・・・」

鈴木
「トラップ」

鈴木がさっき投げたナイフが爆発した。


「ぐああああああ!!」

鈴木はリボルバーを拾って、銃口を頭にくっつけた。

鈴木
「雑魚が」


「・・・っ!!串」

漆黒の狩人
「prison」

鈴木
「やべ」

鈴木はバックステップでぎりぎり避けた。

漆黒の狩人
「caves」

巨大な岩が鈴木の上に浮かんだ。

漆黒の狩人
「collapse」

鈴木
「あー…テレポート」

岩が崩れ去る前に、鈴木はどこかへ消えてしまった。
漆黒の狩人は私に近寄って「大丈夫ですか?」と問いかけた。
私は自分の強さを奢っていた。
何も考えずに突っ込んで完敗した自分がみじめでならなかった。

















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