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元カノの妹視点
私はよく姉から彼氏達の話を聞く。姉の彼氏の話は基本聞いてて男の醜さがよく出る面白い話ばかりだった。
そして、姉から二股を聞いた。
私はその話が今までの中で一番面白いと思った。
「そしたら、小宮がさぁキョッドッてさ」
「二股されてるって知らないのは哀れだね。」
ショウ先輩の写真を初めて見せてもらった時は、私は直ぐにダサっと思わず言葉が出た。
それからショウ先輩とお姉ちゃんとのデートにはよく隠れて付いて行った。ショウ先輩のリアクションは見てて楽しい。ボッチのインキャ感が強くて、何より幸せそうな顔が哀れ過ぎてしかたない。
私が盗撮して、お姉ちゃんはその写真をノートに貼ってクラスで楽しんでいるようだ。
ーーーーーー
ある日から、ショウ先輩とデートに行かなくなった。私はお姉ちゃんに聞くと、本命が忙しいからと言っていた。ショウ先輩の話も減って来てた。
その日、私は出掛けているとショウ先輩とお姉ちゃんが出掛けている姿を発見した。
「あれ?お姉ちゃん」
「美苗!」
お姉ちゃんは驚いた顔をしている。本当に偶然に会ったからだ。
「あっ噂の」
本当はすでに何回も実物を見ているが、改めて見ると、何より姉と二人きりなのが笑える、
「妹さん居たんだ」
すでに私にすこしキョッドてる。それよりは少しリアクションに困ってる?
「そう、妹の美苗」
「・・・ふーん、やっぱり噂通りダサ」
先輩、今少し顔に出てたマジで面白い。
「美苗!!」
あれ、お姉ちゃん会心の演技だね。そこまでするんだ。
「あっ、そういう設定だもんね、ごめんねお姉ちゃん」
「何のこと?」
「ブハッハ」
先輩かわいそう。
「何々??何が面白いの?」
この先輩は何も知らないからな、かわいそう、まぁ面白いからかわいそうなままでいて欲しいですけど、
「美苗止めて」
あれ、お姉ちゃん怖くない??
「だって、面白くて」
いや、演技上手いね、お姉ちゃん。
「とりあえず、その手、止めて」
「あれっ、お姉ちゃん意外としっかり嫉妬してるね」
「いいね、お姉ちゃんキャラ出来てるね。」
「違う」
「何のこと??」
先輩も鈍感だなぁ。純粋さんですね。
「彼氏さん(笑)は知らなくていいんっすよ」
「そうなんだ」
「はいっ・・・バカだこの人(小さい声)」
いや、本当にお姉ちゃん面白い人を見つけてくれたね。
「美苗、今日はデート中なの。帰って」
「あー、そうなんだ。私帰りますね。」
私はもう少し見たかったが、その日は予定があるので直ぐに帰った。
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私はよく姉から彼氏達の話を聞く。姉の彼氏の話は基本聞いてて男の醜さがよく出る面白い話ばかりだった。
そして、姉から二股を聞いた。
私はその話が今までの中で一番面白いと思った。
「そしたら、小宮がさぁキョッドッてさ」
「二股されてるって知らないのは哀れだね。」
ショウ先輩の写真を初めて見せてもらった時は、私は直ぐにダサっと思わず言葉が出た。
それからショウ先輩とお姉ちゃんとのデートにはよく隠れて付いて行った。ショウ先輩のリアクションは見てて楽しい。ボッチのインキャ感が強くて、何より幸せそうな顔が哀れ過ぎてしかたない。
私が盗撮して、お姉ちゃんはその写真をノートに貼ってクラスで楽しんでいるようだ。
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ある日から、ショウ先輩とデートに行かなくなった。私はお姉ちゃんに聞くと、本命が忙しいからと言っていた。ショウ先輩の話も減って来てた。
その日、私は出掛けているとショウ先輩とお姉ちゃんが出掛けている姿を発見した。
「あれ?お姉ちゃん」
「美苗!」
お姉ちゃんは驚いた顔をしている。本当に偶然に会ったからだ。
「あっ噂の」
本当はすでに何回も実物を見ているが、改めて見ると、何より姉と二人きりなのが笑える、
「妹さん居たんだ」
すでに私にすこしキョッドてる。それよりは少しリアクションに困ってる?
「そう、妹の美苗」
「・・・ふーん、やっぱり噂通りダサ」
先輩、今少し顔に出てたマジで面白い。
「美苗!!」
あれ、お姉ちゃん会心の演技だね。そこまでするんだ。
「あっ、そういう設定だもんね、ごめんねお姉ちゃん」
「何のこと?」
「ブハッハ」
先輩かわいそう。
「何々??何が面白いの?」
この先輩は何も知らないからな、かわいそう、まぁ面白いからかわいそうなままでいて欲しいですけど、
「美苗止めて」
あれ、お姉ちゃん怖くない??
「だって、面白くて」
いや、演技上手いね、お姉ちゃん。
「とりあえず、その手、止めて」
「あれっ、お姉ちゃん意外としっかり嫉妬してるね」
「いいね、お姉ちゃんキャラ出来てるね。」
「違う」
「何のこと??」
先輩も鈍感だなぁ。純粋さんですね。
「彼氏さん(笑)は知らなくていいんっすよ」
「そうなんだ」
「はいっ・・・バカだこの人(小さい声)」
いや、本当にお姉ちゃん面白い人を見つけてくれたね。
「美苗、今日はデート中なの。帰って」
「あー、そうなんだ。私帰りますね。」
私はもう少し見たかったが、その日は予定があるので直ぐに帰った。
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