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伯爵
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翌朝、ケイのけたたましい大声にミリィは起こされた。
「ないっ! ないわっ! ああ、どうしよう……どこにも見つからない!」
なんだろう、とミリィはベッドから起き上がり、ケイの部屋へと向かった。
ドアを開けると、ケイは大騒ぎで部屋中を這いずり回り、なにかを探している。
「どうしたの?」
ミリィが声をかけると、ケイははっと顔をあげた。
「そうだ! ねえ、ミリィ。あんたの部屋にない? あたしの弓と矢筒?」
ミリィは目を丸くした。
「あの弓と矢? ラングさまから貰ったあれ?」
そうよ、とケイは泣きそうな顔になっている。
「どうしよう、目が覚めたらなくなっていたの……お館さまに頂いたエルフの宝なのに……」
どうした、とヘロヘロがやってきた。
ミリィに説明をうけ、うなずく。
「そうか……伯爵が隠したのだろう。武器を取り上げるためにな」
それを聞いてケイは目を険しくさせた。
「伯爵さまがそんなことするわけないわっ! あんた、伯爵さまを泥棒よばわりするの?」
怒りのため、声が尖っている。
へっ、とヘロヘロは肩をすくめた。
「勝手にしろ! おれはただの推察を述べただけだ。信じる、信じないはお前の自由だ」
「ないっ! ないわっ! ああ、どうしよう……どこにも見つからない!」
なんだろう、とミリィはベッドから起き上がり、ケイの部屋へと向かった。
ドアを開けると、ケイは大騒ぎで部屋中を這いずり回り、なにかを探している。
「どうしたの?」
ミリィが声をかけると、ケイははっと顔をあげた。
「そうだ! ねえ、ミリィ。あんたの部屋にない? あたしの弓と矢筒?」
ミリィは目を丸くした。
「あの弓と矢? ラングさまから貰ったあれ?」
そうよ、とケイは泣きそうな顔になっている。
「どうしよう、目が覚めたらなくなっていたの……お館さまに頂いたエルフの宝なのに……」
どうした、とヘロヘロがやってきた。
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「そうか……伯爵が隠したのだろう。武器を取り上げるためにな」
それを聞いてケイは目を険しくさせた。
「伯爵さまがそんなことするわけないわっ! あんた、伯爵さまを泥棒よばわりするの?」
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へっ、とヘロヘロは肩をすくめた。
「勝手にしろ! おれはただの推察を述べただけだ。信じる、信じないはお前の自由だ」
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