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駐屯地
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「そこまで行ったんだけど、ムカデが動かなくなってあとは歩いて帰った。博士、すみませんでした。勝手に機械を動かして」
パックの説明にニコラは首をふった。
「いいのさ。あとで取りに行こう。たぶん、燃料切れだ」
メイサの顔を見てパックはすまなそうな顔になった。
「叔母さん、ごめん。ミリィは見つけられなかった」
おお! と、メイサは顔を手で覆った。その肩がふるえている。
ホルンは顔をおおきな手の平でぬぐった。
「帝国軍の連中に相談したというが、信じてはもらえなかったというのか?」
パックはうん、とうなずいた。
「あいつら、てんで信じてくれなかった……」
おれだって信じられん、とホルンはつぶやいた。
パックが見上げると、ホルンは肩をすくめた。
「すまん、なにしろおれが外に出たあとはすべてが終わっていたからな」
「なにがあったのか、わしには判らんよ。いまでもそうだ」
そう言って、ニコラは頭をなんどもふった。
ホルストは噛み付くように叫んだ。
「魔王が復活したのじゃ! あんたはそれをじぶんの目で見たのじゃないのかね?」
のろのろと目を上げ、ニコラはホルストを見た。
「魔王?」
「そうじゃ! おそれていたことがおきた。あのヘロヘロは魔王のなれのはてじゃ。千年間、封魔の剣に封じ込まれていたのじゃが、その封印をパックが解いてしまった……。千年の眠りは魔王をただの赤ん坊にしてしまったが、ギャンの悪の精神にふれ、本来の魔王が復活したのじゃろう」
「おれのせいで……」
パックは拳を握り締めた。
ホルストは首をふり、やさしく声をかけた。
「違うな、パック。お前の責任ではない。魔王を復活させたのは、人間の中にある邪悪さなのじゃよ。思うに、わしらがいかにヘロヘロを悪に触れさせないよう気をつけても、いずれ邪悪に染まることはわかっておったことじゃった……」
「でもあいつの封印を解いたのはおれなんです」
「そこじゃ。問題は」
ホルストはぐっとパックに指をつきつけた。
「なぜ、お前がヘロヘロを剣から解放させることになったのか? お前が剣に触れたとき、なにがおきた? パック、その時のこと覚えているか?」
パックは眉をひそめ、考え込む表情になった。全員がパックの言葉を待っている。
「あのとき……剣に触れたとき、なんだか懐かしい気分になった……変なこと言うようだけど、あの剣がおれのもののような気がして……」
ホルストは腕をくんだ。
「やはりそうか。お前は伝説の勇者の生まれ変わりなのじゃ」
全員、ホルストの言葉にあっけにとられた。
ホルンがつぶやいた。
「パックが勇者の生まれ変わり?」
「そうじゃ。勇者はこのロロ村に骨をうずめた。いずれ魔王が復活することを予測しておったのじゃろう。
魔王は封魔の剣で封印されたが、滅ぼしたわけではなかった。いずれ魔王を真に滅ぼすための機会を待ったのじゃ。
勇者の子孫はその使命をうけ、剣に触れる儀式をつくりだした。
やがてその儀式は勇者に感謝するということに変わったが……しかし勇者の血は脈々とこの村に流れておった。おそらくパックは勇者の血をもっとも濃く受け継いでおるのじゃろう。そのため、封魔の剣は魔王を解放したのじゃ。勇者の子孫によって、こんどは完全に魔王を滅ぼすためにな。
パック、お前は魔王を滅ぼすための使命を享けたのじゃよ」
「そんな、おれ……まさか……!」
全員の注目をあび、パックは真っ赤になった。
ホルストはふたたび口を開いた。
「気の毒にな、パック。しかし魔王を解放してしまったことは事実じゃ。そのことに正面から向き合うべきじゃ」
「でも、どうすればいいんです。どうすれば、おれが魔王を滅ぼせるんです?」
「封魔の剣じゃ! あれは勇者が魔王を滅ぼすため鍛えあげた剣じゃ。おそらく、あれが鍵となる」
「しかし剣は折れてしまった」
ホルンが壁にかけられた剣を見てつぶやいた。
ホルストはうなずいた。
「そうじゃ、剣は折れてしもうておる。しかし、剣をふたたび鍛えなおす方法があるはずじゃ。パック、お前はそれを見つけなくてはならん」
「パックにそんな責任が?」
ホルンはホルストを見つめ、怒ったようにささやいた。
ホルストは肩をすくめた。
「しかたがない。すべては宿命なのじゃよ」
全員、黙りこんだ。みなの想いは伝説の勇者におよんでいるようだった。
やがてパックは顔をあげ、口を開いた。
「父さん、メイサ叔母さん。おれ、その責任を果たすよ。おれ、魔王を滅ぼして見せる!」
「パック……」
なにか言いかけたが、ホルンは口を閉ざした。
パックはメイサを見て言葉を重ねた。
「そしてミリィを連れ戻してあげる。叔母さん、おれ、なんとしてもミリィを取り戻すよ!」
メイサの目に涙があふれた。
「ありがとう、パック……」
ホルンが立ち上がった。
「今夜はもう、遅い。これからのことは、明日また話し合おう。良い知恵も、こんな暗いなかでは浮かばんからな」
メイサはうなずき、ホルンにうながされ家へ帰っていった。
ニコラも立ち上がり、ホルストにむかって話しかけた。
「それがいい。わしはホルストさんに少々聞きたいことがあるんじゃ」
「わしに?」
「そうじゃ。いまでもわしは魔王とか、魔法とか信じられないが、今日起きたことは起きたことで事実を検証する必要がある。あんたには悪いが、それを確かめるため協力してもらいたい。それがパックのためになるからな」
「わかった。協力しよう」
立ち上がったニコラ博士は、奇妙な笑い顔になった。
「しかしあのテスラが帝国の科学省長官だとはな……今日、最大の驚きじゃよ!」
ふたりして出て行くとき、ホルストはパックをふり返った。
「パック。早まった行動をしてはならんぞ。すぐにミリィを探しに行こう、など考えてはおらんじゃろうな?」
ホルストの言葉は図星だった。
その顔を見て、ホルストはうなずいた。
「お前の気持ちもわかるが、少し待っておくれ。良い考えが浮かんだら、知らせるから、それまで待つのじゃ。よいな!」
パックはうなずいた。
全員出て行ったあとで、パックはずしりと肩にのしかかった責任の重さに打ちひがれる想いだった。
魔王を滅ぼす?
このおれが……?
パックの説明にニコラは首をふった。
「いいのさ。あとで取りに行こう。たぶん、燃料切れだ」
メイサの顔を見てパックはすまなそうな顔になった。
「叔母さん、ごめん。ミリィは見つけられなかった」
おお! と、メイサは顔を手で覆った。その肩がふるえている。
ホルンは顔をおおきな手の平でぬぐった。
「帝国軍の連中に相談したというが、信じてはもらえなかったというのか?」
パックはうん、とうなずいた。
「あいつら、てんで信じてくれなかった……」
おれだって信じられん、とホルンはつぶやいた。
パックが見上げると、ホルンは肩をすくめた。
「すまん、なにしろおれが外に出たあとはすべてが終わっていたからな」
「なにがあったのか、わしには判らんよ。いまでもそうだ」
そう言って、ニコラは頭をなんどもふった。
ホルストは噛み付くように叫んだ。
「魔王が復活したのじゃ! あんたはそれをじぶんの目で見たのじゃないのかね?」
のろのろと目を上げ、ニコラはホルストを見た。
「魔王?」
「そうじゃ! おそれていたことがおきた。あのヘロヘロは魔王のなれのはてじゃ。千年間、封魔の剣に封じ込まれていたのじゃが、その封印をパックが解いてしまった……。千年の眠りは魔王をただの赤ん坊にしてしまったが、ギャンの悪の精神にふれ、本来の魔王が復活したのじゃろう」
「おれのせいで……」
パックは拳を握り締めた。
ホルストは首をふり、やさしく声をかけた。
「違うな、パック。お前の責任ではない。魔王を復活させたのは、人間の中にある邪悪さなのじゃよ。思うに、わしらがいかにヘロヘロを悪に触れさせないよう気をつけても、いずれ邪悪に染まることはわかっておったことじゃった……」
「でもあいつの封印を解いたのはおれなんです」
「そこじゃ。問題は」
ホルストはぐっとパックに指をつきつけた。
「なぜ、お前がヘロヘロを剣から解放させることになったのか? お前が剣に触れたとき、なにがおきた? パック、その時のこと覚えているか?」
パックは眉をひそめ、考え込む表情になった。全員がパックの言葉を待っている。
「あのとき……剣に触れたとき、なんだか懐かしい気分になった……変なこと言うようだけど、あの剣がおれのもののような気がして……」
ホルストは腕をくんだ。
「やはりそうか。お前は伝説の勇者の生まれ変わりなのじゃ」
全員、ホルストの言葉にあっけにとられた。
ホルンがつぶやいた。
「パックが勇者の生まれ変わり?」
「そうじゃ。勇者はこのロロ村に骨をうずめた。いずれ魔王が復活することを予測しておったのじゃろう。
魔王は封魔の剣で封印されたが、滅ぼしたわけではなかった。いずれ魔王を真に滅ぼすための機会を待ったのじゃ。
勇者の子孫はその使命をうけ、剣に触れる儀式をつくりだした。
やがてその儀式は勇者に感謝するということに変わったが……しかし勇者の血は脈々とこの村に流れておった。おそらくパックは勇者の血をもっとも濃く受け継いでおるのじゃろう。そのため、封魔の剣は魔王を解放したのじゃ。勇者の子孫によって、こんどは完全に魔王を滅ぼすためにな。
パック、お前は魔王を滅ぼすための使命を享けたのじゃよ」
「そんな、おれ……まさか……!」
全員の注目をあび、パックは真っ赤になった。
ホルストはふたたび口を開いた。
「気の毒にな、パック。しかし魔王を解放してしまったことは事実じゃ。そのことに正面から向き合うべきじゃ」
「でも、どうすればいいんです。どうすれば、おれが魔王を滅ぼせるんです?」
「封魔の剣じゃ! あれは勇者が魔王を滅ぼすため鍛えあげた剣じゃ。おそらく、あれが鍵となる」
「しかし剣は折れてしまった」
ホルンが壁にかけられた剣を見てつぶやいた。
ホルストはうなずいた。
「そうじゃ、剣は折れてしもうておる。しかし、剣をふたたび鍛えなおす方法があるはずじゃ。パック、お前はそれを見つけなくてはならん」
「パックにそんな責任が?」
ホルンはホルストを見つめ、怒ったようにささやいた。
ホルストは肩をすくめた。
「しかたがない。すべては宿命なのじゃよ」
全員、黙りこんだ。みなの想いは伝説の勇者におよんでいるようだった。
やがてパックは顔をあげ、口を開いた。
「父さん、メイサ叔母さん。おれ、その責任を果たすよ。おれ、魔王を滅ぼして見せる!」
「パック……」
なにか言いかけたが、ホルンは口を閉ざした。
パックはメイサを見て言葉を重ねた。
「そしてミリィを連れ戻してあげる。叔母さん、おれ、なんとしてもミリィを取り戻すよ!」
メイサの目に涙があふれた。
「ありがとう、パック……」
ホルンが立ち上がった。
「今夜はもう、遅い。これからのことは、明日また話し合おう。良い知恵も、こんな暗いなかでは浮かばんからな」
メイサはうなずき、ホルンにうながされ家へ帰っていった。
ニコラも立ち上がり、ホルストにむかって話しかけた。
「それがいい。わしはホルストさんに少々聞きたいことがあるんじゃ」
「わしに?」
「そうじゃ。いまでもわしは魔王とか、魔法とか信じられないが、今日起きたことは起きたことで事実を検証する必要がある。あんたには悪いが、それを確かめるため協力してもらいたい。それがパックのためになるからな」
「わかった。協力しよう」
立ち上がったニコラ博士は、奇妙な笑い顔になった。
「しかしあのテスラが帝国の科学省長官だとはな……今日、最大の驚きじゃよ!」
ふたりして出て行くとき、ホルストはパックをふり返った。
「パック。早まった行動をしてはならんぞ。すぐにミリィを探しに行こう、など考えてはおらんじゃろうな?」
ホルストの言葉は図星だった。
その顔を見て、ホルストはうなずいた。
「お前の気持ちもわかるが、少し待っておくれ。良い考えが浮かんだら、知らせるから、それまで待つのじゃ。よいな!」
パックはうなずいた。
全員出て行ったあとで、パックはずしりと肩にのしかかった責任の重さに打ちひがれる想いだった。
魔王を滅ぼす?
このおれが……?
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