10 / 100
第10話 ネガティブ勇者、魔法を知る
しおりを挟む
宝剣の話をしたことで露骨に落ち込んだ様子を見せるナイに、レインズは優しく笑みを浮かべてそっと肩に手を置いた。
「私にもまだまだ分からないことばかりです。明日、またテオ様のところへ行くつもりなのですがナイ様もご一緒にどうですか?」
「テオ、ってあの女の子……?」
「ええ。確かにまだ幼い少女ですが、あのお方は先祖の記憶を引き継いでおられるのです。なので精神年齢は何百歳、いえ何千歳といったところですかね」
「す、凄いですね」
「はい。この世界中で一番古い歴史を知り、守っている大賢者様なのです。なので歴代の勇者様のこともご存じです。私がそのことを聞いても教えてくださらなかったのですが、ナイ様にならお話してくださるはずです」
レインズが手に持っていた本を閉じると、浮かび上がっていたモニターも消えた。
どういう原理なのだろうとナイの視線がその本にいってることに気付いたレインズは、そっと微笑んで手渡した。
ナイは自分の気持ちに気付かれたことに少し恥ずかしくなったが、好奇心には勝てない。
本を受け取ってパラっとページを捲ってみた。だがレインズがやったように本が光ることもなかった。
首を傾げながら本を捲ったり閉じたりを繰り返してるナイに、まるでオモチャを手にしたような子供のようだとレインズは彼に気付かれないようにクスっと笑みを零した。
「これは魔術の本なのですよ。魔力を込めることで、この本に書いてあるものを先ほどのように映像として具現化出来るんです」
「へぇ……僕も出来る?」
「勿論です。ナイ様ならすぐに出来ますよ。この本に手を乗せてください」
ナイは言われた通りに本の表紙の上に手を乗せた。
「目を閉じて。自分の中にある魔力を感じ取ってください」
「魔力……?」
「分かるはずです。貴方の中にある力が」
ナイは目を閉じて、深く息を吐いた。
自分の中の力。そう言われても具体的にどういうものは説明してくれないと分からないと思いながら、意識を集中させる。
ピクっと指先が無意識に動いた。
真っ暗な中に、何かが見えたような気がしたからだ。
自身の胸のあたりに、何か暖かいようなものを感じた。
これが魔力だろうか。ナイはその何かに手を伸ばすイメージを浮かべる。
「そうです。それが貴方の魔力です」
自分の魔力。それに触れた瞬間、肌の内側から何かが溢れ出るような感覚がする。
何が起きているのか分からず、ナイは少し怖くなった。
「っ、うわ!」
「落ち着いて。その力を丸めるイメージを作ってみてください」
「う、うん」
ナイはギュッと目を閉じて、溢れ出す力を丸にするイメージを頭に浮かべる。
丸く。丸く。おにぎりを作るようなイメージを頭に描く。
ゆっくりと全身から噴き出すような力は抑えられ、胸の中心にその魔力を圧縮させていった。
「そう。上手です」
「……で、できてる?」
「ええ。ナイ様は魔力操作が上手いですね。その調子でこの本にだけ魔力を込めてみてください」
「……うん」
ナイは目を開けて、本の上に乗せた手に魔力を込めていく。
大事なのはイメージ。
胸の中心に集めた魔力を、掌に移動させる。
ジッと手を見つめて、そこに熱が宿るように。
「先ほど、私が見せたページを覚えてますか? それを思い出して、頭に浮かべてください」
「うん……」
さっき見たものを、そのまま頭に浮かべる。
チリチリと頭の奥が熱くなるのを感じると、パラパラと本が光り出して勝手に捲れていった。そしてレインズがさっき見せてくれたように、光の板が宙に浮かんで地球儀のようなものが映し出された。
「で、できた!」
「素晴らしいです。ナイ様は呑み込みがとても良いですね。きっとすぐに様々な魔法が使えるようになりますよ」
「そ、そうかな」
初めての魔法。
ナイはじんわりと温かさが残る掌を見つめて、生まれて初めて楽しいという感情を芽生えさせた。
だけどナイは今まで何かを楽しむということをしてこなかった。だからその感情がなんなのか、ナイ自身は気付いていない。
今はただ、ドキドキと高鳴る胸に戸惑うばかり。
それでも元の世界では得ることのなかった高揚感は、決して悪いものではなかった。
「本当に、この世界は魔法があるんですね……」
「ええ。ナイ様の世界にはありませんでしたか?」
「……うん。そういうのは、全部フィクション。作り物の中だけだったから」
もし魔法があったら。
そう考えたこともあった。だけどナイにはそんな夢を見る余裕すらなかった。常にナイは心を殺すことだけを考えていた。夢を見たって、現実との差に悲しくなるだけ。虚しさを覚えるくらいなら、何も考えない方がいい。それがナイにとっての当たり前だった。
「作り物、というのは空想上のものだったってことですか?」
「……はい。絵本とか漫画とか、おとぎ話の中のものって感じで」
「へぇ。ナイ様の世界にはどんなお話があったんですか?」
「え、どんなって……色々ありましたよ。子供に聞かせるような童話とか、漫画とか」
「漫画、というのは?」
「えっと、絵で描かれた物語? 僕は買ってもらったことがないから図書館にあるものしか読んだことはないけど」
自分の世界で当たり前にあった物を改めて言葉で説明するのは少し難しい。
ナイは自分が読んだことのある漫画の内容をザックリと説明しながら、少年漫画や少女漫画など様々なジャンルがあることをレインズに教えた。
同級生よりも流行りのものに触れる機会が極端に少なかったので知識としては浅いが、存在すら知らないレインズには十分な情報だった。
「それは面白そうですね。この国にはない物です。私も本は好きで読みますが、この世界にあるのは文字だけで書かれた小説だけですから」
「漫画は知らないのに、小説って言葉はあるんだ……」
ナイは通じる言葉とそうでないものがあることに疑問を抱いたが、無理もない。
本来、この世界に漫画や小説という言葉はない。それが通じているのはナイがこの世界に召喚されたときに与えられた自動翻訳というスキルのおかげだ。これのおかげでナイの耳にはこの世界の言葉が全て「ナイが解る言葉で」変換されて聞こえている。
そしてナイの発する言葉もまた同様に、相手に解る言葉に変換されて聞こえている。だから知らない単語でも通じるようになっているのだ。
だがナイはそんなこと知らない。召喚のときの言葉など覚えていないからだ。だから素直に自分の世界の言葉が通じるんだと思うだけである。
「ナイ様の世界にはそういった文化があるのですね。我が国でも取り入れたいものです」
「はぁ……」
ナイの話に目を輝かせるレインズ。
何にでも興味を示し、何にでもプラスに考えられる彼が羨ましいとナイは思う。
他愛ない話をしているだけでも、レインズの前向きな姿勢が窺える。普通に接しようとするナイだが、どうしても彼に対する居心地の悪さだけは消えない。
純粋な優しさを向けてくれているだけに、余計にそう思ってしまうのだろうか。
それでも、彼の優しさを失いたくはない。
必要とされたい。
「私にもまだまだ分からないことばかりです。明日、またテオ様のところへ行くつもりなのですがナイ様もご一緒にどうですか?」
「テオ、ってあの女の子……?」
「ええ。確かにまだ幼い少女ですが、あのお方は先祖の記憶を引き継いでおられるのです。なので精神年齢は何百歳、いえ何千歳といったところですかね」
「す、凄いですね」
「はい。この世界中で一番古い歴史を知り、守っている大賢者様なのです。なので歴代の勇者様のこともご存じです。私がそのことを聞いても教えてくださらなかったのですが、ナイ様にならお話してくださるはずです」
レインズが手に持っていた本を閉じると、浮かび上がっていたモニターも消えた。
どういう原理なのだろうとナイの視線がその本にいってることに気付いたレインズは、そっと微笑んで手渡した。
ナイは自分の気持ちに気付かれたことに少し恥ずかしくなったが、好奇心には勝てない。
本を受け取ってパラっとページを捲ってみた。だがレインズがやったように本が光ることもなかった。
首を傾げながら本を捲ったり閉じたりを繰り返してるナイに、まるでオモチャを手にしたような子供のようだとレインズは彼に気付かれないようにクスっと笑みを零した。
「これは魔術の本なのですよ。魔力を込めることで、この本に書いてあるものを先ほどのように映像として具現化出来るんです」
「へぇ……僕も出来る?」
「勿論です。ナイ様ならすぐに出来ますよ。この本に手を乗せてください」
ナイは言われた通りに本の表紙の上に手を乗せた。
「目を閉じて。自分の中にある魔力を感じ取ってください」
「魔力……?」
「分かるはずです。貴方の中にある力が」
ナイは目を閉じて、深く息を吐いた。
自分の中の力。そう言われても具体的にどういうものは説明してくれないと分からないと思いながら、意識を集中させる。
ピクっと指先が無意識に動いた。
真っ暗な中に、何かが見えたような気がしたからだ。
自身の胸のあたりに、何か暖かいようなものを感じた。
これが魔力だろうか。ナイはその何かに手を伸ばすイメージを浮かべる。
「そうです。それが貴方の魔力です」
自分の魔力。それに触れた瞬間、肌の内側から何かが溢れ出るような感覚がする。
何が起きているのか分からず、ナイは少し怖くなった。
「っ、うわ!」
「落ち着いて。その力を丸めるイメージを作ってみてください」
「う、うん」
ナイはギュッと目を閉じて、溢れ出す力を丸にするイメージを頭に浮かべる。
丸く。丸く。おにぎりを作るようなイメージを頭に描く。
ゆっくりと全身から噴き出すような力は抑えられ、胸の中心にその魔力を圧縮させていった。
「そう。上手です」
「……で、できてる?」
「ええ。ナイ様は魔力操作が上手いですね。その調子でこの本にだけ魔力を込めてみてください」
「……うん」
ナイは目を開けて、本の上に乗せた手に魔力を込めていく。
大事なのはイメージ。
胸の中心に集めた魔力を、掌に移動させる。
ジッと手を見つめて、そこに熱が宿るように。
「先ほど、私が見せたページを覚えてますか? それを思い出して、頭に浮かべてください」
「うん……」
さっき見たものを、そのまま頭に浮かべる。
チリチリと頭の奥が熱くなるのを感じると、パラパラと本が光り出して勝手に捲れていった。そしてレインズがさっき見せてくれたように、光の板が宙に浮かんで地球儀のようなものが映し出された。
「で、できた!」
「素晴らしいです。ナイ様は呑み込みがとても良いですね。きっとすぐに様々な魔法が使えるようになりますよ」
「そ、そうかな」
初めての魔法。
ナイはじんわりと温かさが残る掌を見つめて、生まれて初めて楽しいという感情を芽生えさせた。
だけどナイは今まで何かを楽しむということをしてこなかった。だからその感情がなんなのか、ナイ自身は気付いていない。
今はただ、ドキドキと高鳴る胸に戸惑うばかり。
それでも元の世界では得ることのなかった高揚感は、決して悪いものではなかった。
「本当に、この世界は魔法があるんですね……」
「ええ。ナイ様の世界にはありませんでしたか?」
「……うん。そういうのは、全部フィクション。作り物の中だけだったから」
もし魔法があったら。
そう考えたこともあった。だけどナイにはそんな夢を見る余裕すらなかった。常にナイは心を殺すことだけを考えていた。夢を見たって、現実との差に悲しくなるだけ。虚しさを覚えるくらいなら、何も考えない方がいい。それがナイにとっての当たり前だった。
「作り物、というのは空想上のものだったってことですか?」
「……はい。絵本とか漫画とか、おとぎ話の中のものって感じで」
「へぇ。ナイ様の世界にはどんなお話があったんですか?」
「え、どんなって……色々ありましたよ。子供に聞かせるような童話とか、漫画とか」
「漫画、というのは?」
「えっと、絵で描かれた物語? 僕は買ってもらったことがないから図書館にあるものしか読んだことはないけど」
自分の世界で当たり前にあった物を改めて言葉で説明するのは少し難しい。
ナイは自分が読んだことのある漫画の内容をザックリと説明しながら、少年漫画や少女漫画など様々なジャンルがあることをレインズに教えた。
同級生よりも流行りのものに触れる機会が極端に少なかったので知識としては浅いが、存在すら知らないレインズには十分な情報だった。
「それは面白そうですね。この国にはない物です。私も本は好きで読みますが、この世界にあるのは文字だけで書かれた小説だけですから」
「漫画は知らないのに、小説って言葉はあるんだ……」
ナイは通じる言葉とそうでないものがあることに疑問を抱いたが、無理もない。
本来、この世界に漫画や小説という言葉はない。それが通じているのはナイがこの世界に召喚されたときに与えられた自動翻訳というスキルのおかげだ。これのおかげでナイの耳にはこの世界の言葉が全て「ナイが解る言葉で」変換されて聞こえている。
そしてナイの発する言葉もまた同様に、相手に解る言葉に変換されて聞こえている。だから知らない単語でも通じるようになっているのだ。
だがナイはそんなこと知らない。召喚のときの言葉など覚えていないからだ。だから素直に自分の世界の言葉が通じるんだと思うだけである。
「ナイ様の世界にはそういった文化があるのですね。我が国でも取り入れたいものです」
「はぁ……」
ナイの話に目を輝かせるレインズ。
何にでも興味を示し、何にでもプラスに考えられる彼が羨ましいとナイは思う。
他愛ない話をしているだけでも、レインズの前向きな姿勢が窺える。普通に接しようとするナイだが、どうしても彼に対する居心地の悪さだけは消えない。
純粋な優しさを向けてくれているだけに、余計にそう思ってしまうのだろうか。
それでも、彼の優しさを失いたくはない。
必要とされたい。
10
お気に入りに追加
180
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
髪の色は愛の証 〜白髪少年愛される〜
あめ
ファンタジー
髪の色がとてもカラフルな世界。
そんな世界に唯一現れた白髪の少年。
その少年とは神様に転生させられた日本人だった。
その少年が“髪の色=愛の証”とされる世界で愛を知らぬ者として、可愛がられ愛される話。
⚠第1章の主人公は、2歳なのでめっちゃ拙い発音です。滑舌死んでます。
⚠愛されるだけではなく、ちょっと可哀想なお話もあります。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
異世界転移で、俺と僕とのほっこり溺愛スローライフ~間に挟まる・もふもふ神の言うこと聞いて珍道中~
戸森鈴子 tomori rinco
BL
主人公のアユムは料理や家事が好きな、地味な平凡男子だ。
そんな彼が突然、半年前に異世界に転移した。
そこで出逢った美青年エイシオに助けられ、同居生活をしている。
あまりにモテすぎ、トラブルばかりで、人間不信になっていたエイシオ。
自分に自信が全く無くて、自己肯定感の低いアユム。
エイシオは優しいアユムの料理や家事に癒やされ、アユムもエイシオの包容力で癒やされる。
お互いがかけがえのない存在になっていくが……ある日、エイシオが怪我をして!?
無自覚両片思いのほっこりBL。
前半~当て馬女の出現
後半~もふもふ神を連れたおもしろ珍道中とエイシオの実家話
予想できないクスッと笑える、ほっこりBLです。
サンドイッチ、じゃがいも、トマト、コーヒーなんでもでてきますので許せる方のみお読みください。
アユム視点、エイシオ視点と、交互に視点が変わります。
完結保証!
このお話は、小説家になろう様、エブリスタ様でも掲載中です。
※表紙絵はミドリ/緑虫様(@cklEIJx82utuuqd)からのいただきものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる