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7.竜王妃は奮闘中
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「こっちを右で、3歩先がワープで、左に曲がって1、2……うわっ!」
慎重に歩を進めていた俺は、もう一歩踏み出した途端にワープで飛ばされた。
ここはどこだと辺りを見回し、再びマッピングを始めるも、まずここがどこだかわからない。それでいていつの間にか初期位置の階段付近に戻ってきてしまうのだから堪らない。
「もう、マジかよ―――――!!!!勘弁してくれ!!」
繰り返すこと13回目にして、遂に俺は声を上げた。
元々方向音痴気味で細かいことは苦手な性質だというのに、ワープフロアを完全マッピングしろなんて、とんだ無理ゲーだ。
この20階層までどうにか一人で頑張ってきたが、いよいよ限界な気がしてきた。
かくなる上は、仲間を募るか依頼を出して優秀なマッパーを雇うより他ない。こんな苦行から逃れられるなら、幾ら払ったって惜しくないぞ。
「くそおお、ダンジョンで暴れたらスッキリすると思ってたのに!めちゃくちゃストレス溜まる~~!!」
このまま地面を割って下の階層まで突き抜けていけたらどんなにいいか。
しかし、そんなことをすればソーニャから恐怖の制裁が待っている。それはいやだ。
大騒ぎする声に反応して湧いて来るモンスターすら、今の俺には幸運でしかなかった。思い切り剣を振るって大暴れする以外に、ストレス解消する方法はない。
「それもこれも、ぜーんぶジークのせいだ!クソクソ浮気野郎ーーーっ!」
リディエールはヤケクソになって叫びながら流星剣を振りかぶる。
哀れなモンスターたちはドロップ品となって異空間収納庫の中に消え、ソーニャは大変喜んだ。
※※※
「流石はリディですね。長らくお空の宝石箱でお昼寝していても、腕は錆びついていません」
ルビーよりも希少なヒュドラの瞳に頬ずりしながら、ソーニャは上機嫌で算盤を弾く。
ほんと、エルフのくせに昔から派手な宝石の類が大好きなんだよな。
俺は光り物なんか興味はないが、普段クールで皮肉屋なソーニャがこういう女の子らしい一面をのぞかせるのは可愛いと思う。
「そりゃどーも。それに免じてマップ提出は免除してやろうって気になんない?」
「なりません。それとこれとは話が別です」
チェッ、と俺は唇を尖らせた。
おれがマッピングが大の苦手だって知ってて言うんだから、ほんとにいい性格してるよ。
久々に会った傷心の仲間に優しくしてやろうとか、そういう気持ちはないのか。
「だったらせめて、いいマッパー紹介してくれよ。俺、ただでさえ方向音痴なのに、あんなワープだらけで景色もみーんな同じに見えるんじゃあ、1ヶ月どころか1年掛かっても無理だし。そんだけかかったら、他の誰かが先に完成させちゃうだろ」
俺はそう簡単に物事を諦める性格ではないが、物事には適材適所というものがある。
俺が何とかできるのは根性でカバーできる範囲のことであって、逆立ちしても無理なものは無理。
ドワーフは空を飛べないし、エルフは海の中でいきられない。現実を受け容れないのはただの愚か者だ。
誰にも肩代わりして貰えない案件なら死ぬ気で頑張るより他ないが、そうでないなら助け合うのが人の道である。
「まぁ、確かに一理あります。流石にバーサーカーに高度で繊細な調査を任せるのは無理がありましたか」
ソーニャはやれやれと悩ましいため息を吐きながら顎に手を当てる。
誰がバーサーカーだと抗議してやりたいが、『じゃあ一人でできますね』とニッコリされてしまう予感がするので、俺はお口をじっと閉じていた。
考え込んでいるソーニャの邪魔をせずに待っていると、少し遠巻きに見ていた若い冒険者がこちらに近づいてくる。
「あ、あのっ……マッパーを探してるんですか!?」
なるほど、売り込みか。どうやら俺たちの話を聞いていたらしい。
まあ、普通にギルドの買い取りカウンターで堂々と駄弁っていたから、聞かれても不思議はない。別に隠すことでもないしな。
「ああ。流石に剣メインの俺に、ワープフロアは手に余るみたいで」
素直にそう返すと、若手冒険者はグッと両手を握って雄叫びを上げる。おお、どうしたどうした。
「俺!俺やります!俺を連れてってください!」
「はー!?ふざけんなテメー盾持ちだろうが脳筋野郎!マッピングなら俺のほうが得意です!」
「嘘つけこの野郎、マッピングなんてしてんの見たことねぇぞ!」
「連れて行くなら私のような魔道士がオススメですよ」
「引っ込めモヤシ!妖精には盾が必要なんだよ!」
な、なんだなんだ。
いきなり押し寄せてきた見知らぬ奴らに、俺は首を傾げて戸惑うしかない。
マッピングなんて地味な作業、冒険者には不人気だと思っていたけど、今の奴らは違うんだろうか。
「未知のダンジョンをそんなにマッピングしたがるなんて、時代は変わったなぁ……」
「何寝ぼけたことを言っているんです。鏡見てるんですか、鏡」
しみじみと呟いた俺に、ソーニャの容赦のないツッコミが入る。
促されて覗いた鏡の中には、いかにもおっとりしていそうなボンヤリ顔の白百合がいた。
「あなた、うちのギルドの冒険者からは相当人気があるんですよ」
「えー、ウッソだぁ。ダンジョンに潜って血眼でマッピングして、ストレスで髪振り乱して暴れてるだけだぜ?」
そんなの普通に怖いだろ、と俺が言い終わらないうちに、カウンターの受付嬢が「そんなことないですよっ!」と言葉を被せてきた。
「次から次へと襲い来るモンスターをなぎ倒すリディエールさんは、人外の美しさだってみんな言ってます」
「剣を振るたびに揺れる銀のポニーテール、きらきらと星のような光の粒に包まれた姿は妖精の国のお姫さまみたいだって噂されてますもん」
うーん、惜しい。竜の国の王妃様でした!
慎重に歩を進めていた俺は、もう一歩踏み出した途端にワープで飛ばされた。
ここはどこだと辺りを見回し、再びマッピングを始めるも、まずここがどこだかわからない。それでいていつの間にか初期位置の階段付近に戻ってきてしまうのだから堪らない。
「もう、マジかよ―――――!!!!勘弁してくれ!!」
繰り返すこと13回目にして、遂に俺は声を上げた。
元々方向音痴気味で細かいことは苦手な性質だというのに、ワープフロアを完全マッピングしろなんて、とんだ無理ゲーだ。
この20階層までどうにか一人で頑張ってきたが、いよいよ限界な気がしてきた。
かくなる上は、仲間を募るか依頼を出して優秀なマッパーを雇うより他ない。こんな苦行から逃れられるなら、幾ら払ったって惜しくないぞ。
「くそおお、ダンジョンで暴れたらスッキリすると思ってたのに!めちゃくちゃストレス溜まる~~!!」
このまま地面を割って下の階層まで突き抜けていけたらどんなにいいか。
しかし、そんなことをすればソーニャから恐怖の制裁が待っている。それはいやだ。
大騒ぎする声に反応して湧いて来るモンスターすら、今の俺には幸運でしかなかった。思い切り剣を振るって大暴れする以外に、ストレス解消する方法はない。
「それもこれも、ぜーんぶジークのせいだ!クソクソ浮気野郎ーーーっ!」
リディエールはヤケクソになって叫びながら流星剣を振りかぶる。
哀れなモンスターたちはドロップ品となって異空間収納庫の中に消え、ソーニャは大変喜んだ。
※※※
「流石はリディですね。長らくお空の宝石箱でお昼寝していても、腕は錆びついていません」
ルビーよりも希少なヒュドラの瞳に頬ずりしながら、ソーニャは上機嫌で算盤を弾く。
ほんと、エルフのくせに昔から派手な宝石の類が大好きなんだよな。
俺は光り物なんか興味はないが、普段クールで皮肉屋なソーニャがこういう女の子らしい一面をのぞかせるのは可愛いと思う。
「そりゃどーも。それに免じてマップ提出は免除してやろうって気になんない?」
「なりません。それとこれとは話が別です」
チェッ、と俺は唇を尖らせた。
おれがマッピングが大の苦手だって知ってて言うんだから、ほんとにいい性格してるよ。
久々に会った傷心の仲間に優しくしてやろうとか、そういう気持ちはないのか。
「だったらせめて、いいマッパー紹介してくれよ。俺、ただでさえ方向音痴なのに、あんなワープだらけで景色もみーんな同じに見えるんじゃあ、1ヶ月どころか1年掛かっても無理だし。そんだけかかったら、他の誰かが先に完成させちゃうだろ」
俺はそう簡単に物事を諦める性格ではないが、物事には適材適所というものがある。
俺が何とかできるのは根性でカバーできる範囲のことであって、逆立ちしても無理なものは無理。
ドワーフは空を飛べないし、エルフは海の中でいきられない。現実を受け容れないのはただの愚か者だ。
誰にも肩代わりして貰えない案件なら死ぬ気で頑張るより他ないが、そうでないなら助け合うのが人の道である。
「まぁ、確かに一理あります。流石にバーサーカーに高度で繊細な調査を任せるのは無理がありましたか」
ソーニャはやれやれと悩ましいため息を吐きながら顎に手を当てる。
誰がバーサーカーだと抗議してやりたいが、『じゃあ一人でできますね』とニッコリされてしまう予感がするので、俺はお口をじっと閉じていた。
考え込んでいるソーニャの邪魔をせずに待っていると、少し遠巻きに見ていた若い冒険者がこちらに近づいてくる。
「あ、あのっ……マッパーを探してるんですか!?」
なるほど、売り込みか。どうやら俺たちの話を聞いていたらしい。
まあ、普通にギルドの買い取りカウンターで堂々と駄弁っていたから、聞かれても不思議はない。別に隠すことでもないしな。
「ああ。流石に剣メインの俺に、ワープフロアは手に余るみたいで」
素直にそう返すと、若手冒険者はグッと両手を握って雄叫びを上げる。おお、どうしたどうした。
「俺!俺やります!俺を連れてってください!」
「はー!?ふざけんなテメー盾持ちだろうが脳筋野郎!マッピングなら俺のほうが得意です!」
「嘘つけこの野郎、マッピングなんてしてんの見たことねぇぞ!」
「連れて行くなら私のような魔道士がオススメですよ」
「引っ込めモヤシ!妖精には盾が必要なんだよ!」
な、なんだなんだ。
いきなり押し寄せてきた見知らぬ奴らに、俺は首を傾げて戸惑うしかない。
マッピングなんて地味な作業、冒険者には不人気だと思っていたけど、今の奴らは違うんだろうか。
「未知のダンジョンをそんなにマッピングしたがるなんて、時代は変わったなぁ……」
「何寝ぼけたことを言っているんです。鏡見てるんですか、鏡」
しみじみと呟いた俺に、ソーニャの容赦のないツッコミが入る。
促されて覗いた鏡の中には、いかにもおっとりしていそうなボンヤリ顔の白百合がいた。
「あなた、うちのギルドの冒険者からは相当人気があるんですよ」
「えー、ウッソだぁ。ダンジョンに潜って血眼でマッピングして、ストレスで髪振り乱して暴れてるだけだぜ?」
そんなの普通に怖いだろ、と俺が言い終わらないうちに、カウンターの受付嬢が「そんなことないですよっ!」と言葉を被せてきた。
「次から次へと襲い来るモンスターをなぎ倒すリディエールさんは、人外の美しさだってみんな言ってます」
「剣を振るたびに揺れる銀のポニーテール、きらきらと星のような光の粒に包まれた姿は妖精の国のお姫さまみたいだって噂されてますもん」
うーん、惜しい。竜の国の王妃様でした!
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