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22.困惑
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普通お屋敷から馬車で送ると言えば、タクシー呼びますよぐらいなニュアンスで、馬車だけ貸して送らせるものだ。
間違っても家人がわざわざ着いてくるようなことはない。
「ウィルフレッド様、僕は馬車をお借りできるだけで有難いんですけど」
「気にするな。余計な邪魔が入ったせいで、碌に話もできなかったからな」
遠回しに居なくて良いよと言ったんだけど、微妙に好意的に受け取られてる気がする。て、手強い!
でも、話ってほんと何する気さ?行きの馬車でもめちゃくちゃ話が合わなかったし、また沈黙状態になって終了でしょ。
「アーネスト様との事は話さないから、安心しなさい。今の君の気持ちと私の考えが合わないのはわかった」
あ、そこはわかってるんだ。てか、それでいいの?長期戦覚悟ってことかな。
「だが、人の気持ちは変わるものだ。今はだめでも、きっと頷かせてみせる」
「……そんな日は来ません。というか、どっちみち卒業までのことなんですから、ウィルフレッド様のお手を煩わすまでもありませんよ」
「わからない。人の気持ちは変わるものだと言っただろう?アーネスト様の御心も、レニオール様の御心も、そして私の心もだ。君は魅力的な男だ。アーネスト様が卒業までの間に、君を王太子妃にと望まないとも限らない。そうなったら、君に断る術も理由もあるまい」
げげげ。見抜かれてる!見抜かれてないのは辛うじて僕が確信犯だという事だけだ。
「そ、そんなこと、ある筈がありません。アーネスト様は、王太子としてのお立場を誰よりも理解しておられますし、僕はたまたま今までアーネスト様の周りにいなかったタイプだから面白がられているだけです」
「今は、そうかもしれない。だが、今後もそうかはわからない」
そう言われれば、僕は黙るしかない。それはあまりにも普遍的な事実だ。
黙り込んだ僕に、ウィルフレッドは苦笑する。
「すまない、結局アーネスト様の話をしてしまったな。この話の本題は、ここではないんだ」
「本題?」
「私は、君の気持ちを変えたいと思う。君に私の方を向かせたいと」
「……………………は?」
たっぷり10秒は、僕はフリーズした。そして、聞き返す。
ウィルフレッドが、僕を、なんだって?
「私は君に興味がある。知れば知るほど、君には謎が多い。私はレニオール様をお慕いしているが、この気持ちにいずれ区切りを付けなくてはいけないことはわかっている。私は、私の気持ちも変えたいと思う。君を好きになれたらいいと」
「そ、それって凄く不誠実じゃないですか?あなたらしくありません」
「君は私のことをよく知っているみたいに言うんだな」
「それは……」
知ってるよ。堅物で、面倒見がよくて、責任感が強くて、お節介で、だけど凄く強くて優しい、僕の最推し。
だけど、それはゲームの中のウィルフレッドだ。この世界に生きるウィルフレッドとは、少し違うのかもしれない。だって、僕の知ってるウィルフレッドは、レニオールを好きじゃなかった。
「新しい恋を探すのは、悪いことではないだろう」
確かに、これもある意味一周回った堅物過ぎるが故の行動理論なのか。
ウィルフレッドにとって、誰かの婚約者に横恋慕するなんて、許されないことなんだもんね。それを正すために、新しい相手を好きになる努力をするのは、セーフなわけだ。
だけど、それに僕を巻き込もうなんて、あんまりにも乱暴過ぎじゃないかな。
「随分と都合のいいことを考えるんですね。あなたがレニオール様を諦めるために、僕を使うんですか」
「なるほど、そういう考えになるか。つくづく君とは考えが合わなくて面白いな」
「面白くありませんっ!」
確かに、ウィルフレッドは困った人を放って置かないし、ちょっと人の話を聞かないキャラだけどさぁ!
シナリオにもスラムの男の子がスリをしてるのを捕まえて、更生させるイベントとかあったな、そういえば。もしかして、僕が更生対象ってこと!?
「君に興味があるのは本当だ。なんでか放って置けないし、手元に置いておきたい気がする。君はしっかりしているようで、すごく危なっかしい感じがするのはなんでなんだろうな」
「危なっかしくなんかないですよ。僕は、こんなナリだけどそれなりに自衛手段も持ってますし、やばそうなことは避けてます」
僕はたしかにフィジカルはめちゃ弱いけど、便利グッズなら色々持ってる。相手を気絶させられる香水とか、一時的に防御力滅茶苦茶上がる薬とか、致命傷を受けなくする護符とかね。あらかじめ対策さえしておけば、余程無茶しない限り問題はない。
ウィルフレッドの深い愛も、全ての困難から守る腕も、レニオールみたいな石畳に足とられて転んで涙目になっちゃうような可愛い子に上げた方がいい。まったく、変なとこ頑固なんだから。
大人しくレニオールへの想いを認めて、アプローチすればいいんだよ。諦める必要なんてない。
僕は異世界転生人だから、謎が多くて気になるのはわからなくはないけど、それを好意と勘違いするなんて、見当はずれもいいところだ。
ほんとに、薬でどうにかならないのかなぁ。アイテムショップのお婆さんに相談してみようか。オーダーメイドでいい薬作ってくれたらいいのに。
「そういうところだよ。君は、自分がまるで無防備なのに気付いていない」
「はっ?」
ウィルフレッドは、さっきまで向かいの席に座っていた体を僕の隣にねじ込んで、横に腰を下ろした。そして、もの凄く強引に僕に体を寄せてくる。さらりとした長い金髪が僕の頬をかすめた。
「この馬車の中で、私が無理矢理君に迫ったらどうする?君は見目麗しいし、体も華奢だ。なのに、全く警戒せずに屋敷に招かれ、馬車という動く密室で簡単に二人きりになったりする。私は君を誤解して、脅すようなことを言った男なのに。ひどいことをされるとは思わないのか?」
酒場で腕を掴まれたことを思いだす。あの痕は、暫くは肌に残っていた。
圧倒的な力の差。それを自覚していながら、僕はウィルフレッドになんの警戒心も抱いていなかった。
それは、今この状況になっても変わらない。
「思いません。ウィルフレッド様は、そういうことをする人ではありませんから」
僕はウィルフレッドを信じてる。ずっと推してきた僕の理想をぶち壊すような存在じゃない。
一縷の迷いもなく言い切って見つめ返すと、ウィルフレッドは小さく息を吐いた。
「なるほど。これはなかなか手ごわいな。そういう目をされたら、裏切れん」
「でしょうね」
ウィルフレッドは澄ました顔でいる僕を見つめると、おもむろに頬に触れた。
「だが、言ったことは本気だぞ。私は君に興味がある。覚えておきなさい」
一瞬キスされるかと思ったけど、いつまで経っても唇が降りてくることはなかった。付き合ってもいないのに、そういうことをする人じゃないからね。
それを、心のどこかで残念だと感じていることが、僕は恐ろしかった。
(このままじゃいけない……。アーネスト攻略、ほんとに本気出さなきゃ)
間違っても家人がわざわざ着いてくるようなことはない。
「ウィルフレッド様、僕は馬車をお借りできるだけで有難いんですけど」
「気にするな。余計な邪魔が入ったせいで、碌に話もできなかったからな」
遠回しに居なくて良いよと言ったんだけど、微妙に好意的に受け取られてる気がする。て、手強い!
でも、話ってほんと何する気さ?行きの馬車でもめちゃくちゃ話が合わなかったし、また沈黙状態になって終了でしょ。
「アーネスト様との事は話さないから、安心しなさい。今の君の気持ちと私の考えが合わないのはわかった」
あ、そこはわかってるんだ。てか、それでいいの?長期戦覚悟ってことかな。
「だが、人の気持ちは変わるものだ。今はだめでも、きっと頷かせてみせる」
「……そんな日は来ません。というか、どっちみち卒業までのことなんですから、ウィルフレッド様のお手を煩わすまでもありませんよ」
「わからない。人の気持ちは変わるものだと言っただろう?アーネスト様の御心も、レニオール様の御心も、そして私の心もだ。君は魅力的な男だ。アーネスト様が卒業までの間に、君を王太子妃にと望まないとも限らない。そうなったら、君に断る術も理由もあるまい」
げげげ。見抜かれてる!見抜かれてないのは辛うじて僕が確信犯だという事だけだ。
「そ、そんなこと、ある筈がありません。アーネスト様は、王太子としてのお立場を誰よりも理解しておられますし、僕はたまたま今までアーネスト様の周りにいなかったタイプだから面白がられているだけです」
「今は、そうかもしれない。だが、今後もそうかはわからない」
そう言われれば、僕は黙るしかない。それはあまりにも普遍的な事実だ。
黙り込んだ僕に、ウィルフレッドは苦笑する。
「すまない、結局アーネスト様の話をしてしまったな。この話の本題は、ここではないんだ」
「本題?」
「私は、君の気持ちを変えたいと思う。君に私の方を向かせたいと」
「……………………は?」
たっぷり10秒は、僕はフリーズした。そして、聞き返す。
ウィルフレッドが、僕を、なんだって?
「私は君に興味がある。知れば知るほど、君には謎が多い。私はレニオール様をお慕いしているが、この気持ちにいずれ区切りを付けなくてはいけないことはわかっている。私は、私の気持ちも変えたいと思う。君を好きになれたらいいと」
「そ、それって凄く不誠実じゃないですか?あなたらしくありません」
「君は私のことをよく知っているみたいに言うんだな」
「それは……」
知ってるよ。堅物で、面倒見がよくて、責任感が強くて、お節介で、だけど凄く強くて優しい、僕の最推し。
だけど、それはゲームの中のウィルフレッドだ。この世界に生きるウィルフレッドとは、少し違うのかもしれない。だって、僕の知ってるウィルフレッドは、レニオールを好きじゃなかった。
「新しい恋を探すのは、悪いことではないだろう」
確かに、これもある意味一周回った堅物過ぎるが故の行動理論なのか。
ウィルフレッドにとって、誰かの婚約者に横恋慕するなんて、許されないことなんだもんね。それを正すために、新しい相手を好きになる努力をするのは、セーフなわけだ。
だけど、それに僕を巻き込もうなんて、あんまりにも乱暴過ぎじゃないかな。
「随分と都合のいいことを考えるんですね。あなたがレニオール様を諦めるために、僕を使うんですか」
「なるほど、そういう考えになるか。つくづく君とは考えが合わなくて面白いな」
「面白くありませんっ!」
確かに、ウィルフレッドは困った人を放って置かないし、ちょっと人の話を聞かないキャラだけどさぁ!
シナリオにもスラムの男の子がスリをしてるのを捕まえて、更生させるイベントとかあったな、そういえば。もしかして、僕が更生対象ってこと!?
「君に興味があるのは本当だ。なんでか放って置けないし、手元に置いておきたい気がする。君はしっかりしているようで、すごく危なっかしい感じがするのはなんでなんだろうな」
「危なっかしくなんかないですよ。僕は、こんなナリだけどそれなりに自衛手段も持ってますし、やばそうなことは避けてます」
僕はたしかにフィジカルはめちゃ弱いけど、便利グッズなら色々持ってる。相手を気絶させられる香水とか、一時的に防御力滅茶苦茶上がる薬とか、致命傷を受けなくする護符とかね。あらかじめ対策さえしておけば、余程無茶しない限り問題はない。
ウィルフレッドの深い愛も、全ての困難から守る腕も、レニオールみたいな石畳に足とられて転んで涙目になっちゃうような可愛い子に上げた方がいい。まったく、変なとこ頑固なんだから。
大人しくレニオールへの想いを認めて、アプローチすればいいんだよ。諦める必要なんてない。
僕は異世界転生人だから、謎が多くて気になるのはわからなくはないけど、それを好意と勘違いするなんて、見当はずれもいいところだ。
ほんとに、薬でどうにかならないのかなぁ。アイテムショップのお婆さんに相談してみようか。オーダーメイドでいい薬作ってくれたらいいのに。
「そういうところだよ。君は、自分がまるで無防備なのに気付いていない」
「はっ?」
ウィルフレッドは、さっきまで向かいの席に座っていた体を僕の隣にねじ込んで、横に腰を下ろした。そして、もの凄く強引に僕に体を寄せてくる。さらりとした長い金髪が僕の頬をかすめた。
「この馬車の中で、私が無理矢理君に迫ったらどうする?君は見目麗しいし、体も華奢だ。なのに、全く警戒せずに屋敷に招かれ、馬車という動く密室で簡単に二人きりになったりする。私は君を誤解して、脅すようなことを言った男なのに。ひどいことをされるとは思わないのか?」
酒場で腕を掴まれたことを思いだす。あの痕は、暫くは肌に残っていた。
圧倒的な力の差。それを自覚していながら、僕はウィルフレッドになんの警戒心も抱いていなかった。
それは、今この状況になっても変わらない。
「思いません。ウィルフレッド様は、そういうことをする人ではありませんから」
僕はウィルフレッドを信じてる。ずっと推してきた僕の理想をぶち壊すような存在じゃない。
一縷の迷いもなく言い切って見つめ返すと、ウィルフレッドは小さく息を吐いた。
「なるほど。これはなかなか手ごわいな。そういう目をされたら、裏切れん」
「でしょうね」
ウィルフレッドは澄ました顔でいる僕を見つめると、おもむろに頬に触れた。
「だが、言ったことは本気だぞ。私は君に興味がある。覚えておきなさい」
一瞬キスされるかと思ったけど、いつまで経っても唇が降りてくることはなかった。付き合ってもいないのに、そういうことをする人じゃないからね。
それを、心のどこかで残念だと感じていることが、僕は恐ろしかった。
(このままじゃいけない……。アーネスト攻略、ほんとに本気出さなきゃ)
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