36 / 57
36.胸だけで
しおりを挟む
まだ吸われていない方の胸を、シュラトにやんわりと揉まれる。そのたび、ピュッ、ピュッと胸からミルクが噴きでて、カルナはひとり羞恥に身悶えた。
恍惚とした表情を浮かべたシュラトは、ミルクが噴き出すカルナの乳首を長い舌でべろりと舐めると、むしゃぶりつくようにそこに吸い付いた。
「あっ! ああッ!」
ジュッと強く乳を吸われ、カルナの背が反り返った。それにより、いっそうシュラトの顔へと胸を押し付ける体勢になってしまう。
カルナは震える手でシュラトの肩を掴んだ。
「あっ、う……だめっ、そんな強く吸っちゃだめだから……ッ」
言葉とは裏腹に、ぐずぐずに溶けたような甘えた声だった。
当然シュラトは乳を吸うのをやめるわけもなく、それどころかもう片方の乳首を指先でキュッと摘んだ。
「ひぅッ……アッ、だめっ、やだぁ……」
二本の指で捏ねるように乳首を弄ばれた。かと思うと、親指と中指で乳輪ごと摘まれ、人差し指で丁寧に擦り上げられる。
気持ちが良すぎて、カルナの視界が歪む。
開きっぱなしの口からは、言葉にならない嬌声だけがあふれていた。
「イキそう?」
ミルクを吸うのをいったん止めたらしいシュラトが、カルナを見上げて少し意地悪く笑いながら尋ねてきた。ミルクで濡れた唇をぺろりと舐める仕草がやけに色っぽい。
「イッてもいいよ。俺も、カルナが胸だけでイクとこ、見たい」
「やッ、あっ……ひぃッ!」
「相変わらず小さくて可愛い乳首だな。ギュッて引っ張ると、まだまだミルクが出てくる」
「あっ、ああぁッ……ひぅ、あ、うッ」
摘んだ乳首を引っ張られながら、もう片方の乳首を舌の表面でぺろぺろと舐められた。
両方の乳首からミルクがあふれて、それさえも気持ちが良いことのように感じてしまう。
カルナはシュラトの膝の上で、無意識に腰をゆるゆると揺らしていた。
下腹部をシュラトの腹部に擦り付けようとするその動きに、シュラトは目を細めて笑う。
「あとちょっと、ってとこだな」
「はっ……あ、あ、イっちゃう……だめ、だめなのに……っ」
「別にダメじゃない」
と言われても、胸への愛撫だけで達するなんて恥ずかしいに決まっている。
カルナはぶんぶんと大きく首を横に振った。しかし──
「ッ──ひっ、あッ、あぁああっ!」
なんの前触れもなく、シュラトが舌を這わせていた乳首に噛み付いた。いままでの軽い甘噛みとは違う、しっかりと歯を立てた力強い噛み付きである。
おまけにもう片方の乳首には爪が立てられ、グリグリと強い力で押し潰される。
痛くて、シュラトはどうしてこんな酷いことをするんだろうと思いながらも、カルナの腰はびくびくと跳ねるように震えていた。
下着の中が濡れた感触がして、少し気持ち悪い。けれど、熱に浮かされた状態の頭では、その理由にまでは思い至らなかった。
「は、ぅ……は、あ……ぁ……」
「気持ちよかったか?」
尋ねられても、半ば放心状態のカルナには答えることができなかった。
シュラトはくすりと笑い、開いたままのカルナの唇に舌を忍ばせる。ねっとりと絡められた舌からは、甘いミルクの味がした。
「イキ顔すごく可愛いかった」
耳元で囁かれた言葉に、カルナの頭が徐々に冴えてくる。
──俺、乳首だけでイッた……?
気付かされた瞬間、かあっとカルナの顔が熱くなった。
濡れた下着が肌に張り付く感触の気持ち悪さに、もぞもぞと腰を動かす。
「しゅらとさまのせいです……」
恨めしげに呟いたカルナが自身の胸を見下ろすと、その先っぽはどちらも赤く色づいて腫れていた。血は出ていないものの、見ているだけでジンと痺れるように痛む気がしてくる。
「すまない。つい夢中になった」
「んっ、やっ……」
詫びるように、腫れた乳首をぺろぺろと舐められる。痛みよりも遥かに強い快感に、触れられてもいない後孔が疼いて、カルナはシュラトの肩へと赤い顔を押し付けた。
恍惚とした表情を浮かべたシュラトは、ミルクが噴き出すカルナの乳首を長い舌でべろりと舐めると、むしゃぶりつくようにそこに吸い付いた。
「あっ! ああッ!」
ジュッと強く乳を吸われ、カルナの背が反り返った。それにより、いっそうシュラトの顔へと胸を押し付ける体勢になってしまう。
カルナは震える手でシュラトの肩を掴んだ。
「あっ、う……だめっ、そんな強く吸っちゃだめだから……ッ」
言葉とは裏腹に、ぐずぐずに溶けたような甘えた声だった。
当然シュラトは乳を吸うのをやめるわけもなく、それどころかもう片方の乳首を指先でキュッと摘んだ。
「ひぅッ……アッ、だめっ、やだぁ……」
二本の指で捏ねるように乳首を弄ばれた。かと思うと、親指と中指で乳輪ごと摘まれ、人差し指で丁寧に擦り上げられる。
気持ちが良すぎて、カルナの視界が歪む。
開きっぱなしの口からは、言葉にならない嬌声だけがあふれていた。
「イキそう?」
ミルクを吸うのをいったん止めたらしいシュラトが、カルナを見上げて少し意地悪く笑いながら尋ねてきた。ミルクで濡れた唇をぺろりと舐める仕草がやけに色っぽい。
「イッてもいいよ。俺も、カルナが胸だけでイクとこ、見たい」
「やッ、あっ……ひぃッ!」
「相変わらず小さくて可愛い乳首だな。ギュッて引っ張ると、まだまだミルクが出てくる」
「あっ、ああぁッ……ひぅ、あ、うッ」
摘んだ乳首を引っ張られながら、もう片方の乳首を舌の表面でぺろぺろと舐められた。
両方の乳首からミルクがあふれて、それさえも気持ちが良いことのように感じてしまう。
カルナはシュラトの膝の上で、無意識に腰をゆるゆると揺らしていた。
下腹部をシュラトの腹部に擦り付けようとするその動きに、シュラトは目を細めて笑う。
「あとちょっと、ってとこだな」
「はっ……あ、あ、イっちゃう……だめ、だめなのに……っ」
「別にダメじゃない」
と言われても、胸への愛撫だけで達するなんて恥ずかしいに決まっている。
カルナはぶんぶんと大きく首を横に振った。しかし──
「ッ──ひっ、あッ、あぁああっ!」
なんの前触れもなく、シュラトが舌を這わせていた乳首に噛み付いた。いままでの軽い甘噛みとは違う、しっかりと歯を立てた力強い噛み付きである。
おまけにもう片方の乳首には爪が立てられ、グリグリと強い力で押し潰される。
痛くて、シュラトはどうしてこんな酷いことをするんだろうと思いながらも、カルナの腰はびくびくと跳ねるように震えていた。
下着の中が濡れた感触がして、少し気持ち悪い。けれど、熱に浮かされた状態の頭では、その理由にまでは思い至らなかった。
「は、ぅ……は、あ……ぁ……」
「気持ちよかったか?」
尋ねられても、半ば放心状態のカルナには答えることができなかった。
シュラトはくすりと笑い、開いたままのカルナの唇に舌を忍ばせる。ねっとりと絡められた舌からは、甘いミルクの味がした。
「イキ顔すごく可愛いかった」
耳元で囁かれた言葉に、カルナの頭が徐々に冴えてくる。
──俺、乳首だけでイッた……?
気付かされた瞬間、かあっとカルナの顔が熱くなった。
濡れた下着が肌に張り付く感触の気持ち悪さに、もぞもぞと腰を動かす。
「しゅらとさまのせいです……」
恨めしげに呟いたカルナが自身の胸を見下ろすと、その先っぽはどちらも赤く色づいて腫れていた。血は出ていないものの、見ているだけでジンと痺れるように痛む気がしてくる。
「すまない。つい夢中になった」
「んっ、やっ……」
詫びるように、腫れた乳首をぺろぺろと舐められる。痛みよりも遥かに強い快感に、触れられてもいない後孔が疼いて、カルナはシュラトの肩へと赤い顔を押し付けた。
50
お気に入りに追加
2,391
あなたにおすすめの小説
期待外れの後妻だったはずですが、なぜか溺愛されています
ぽんちゃん
BL
病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。
謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。
五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。
剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。
加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。
そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。
次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。
一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。
妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。
我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。
こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。
同性婚が当たり前の世界。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?
寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。
ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。
ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。
その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。
そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。
それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。
女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。
BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。
このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう!
男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!?
溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。
初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
心からの愛してる
マツユキ
BL
転入生が来た事により一人になってしまった結良。仕事に追われる日々が続く中、ついに体力の限界で倒れてしまう。過労がたたり数日入院している間にリコールされてしまい、あろうことか仕事をしていなかったのは結良だと噂で学園中に広まってしまっていた。
全寮制男子校
嫌われから固定で溺愛目指して頑張ります
※話の内容は全てフィクションになります。現実世界ではありえない設定等ありますのでご了承ください
【完結】幼馴染から離れたい。
June
BL
隣に立つのは運命の番なんだ。
βの谷口優希にはαである幼馴染の伊賀崎朔がいる。だが、ある日の出来事をきっかけに、幼馴染以上に大切な存在だったのだと気づいてしまう。
番外編 伊賀崎朔視点もあります。
(12月:改正版)
読んでくださった読者の皆様、たくさんの❤️ありがとうございます😭
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる