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-Your Song-
2nd stairs -Your Song-
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登場人物表
蒼葉未來(15)男 主人公。中学3年生。
蒼葉美月(37)男 叔父。未來の父親の弟。
澤村 愛(13)女 同じ中学校の後輩。
澤村 瞳(15)女 未來の同級生 中学3年生。
霧谷 歩(15)男 主人公。中学3年生。
○リビング。
3学期初日の朝、未來は自分の部屋から出てくる姿。
未來「おはよう」
美月「おはようっ 今日はやけに早いな」
未來ふぁ~(あくび)「いつも通りだよ」
美月「お前 今まで自分から起きてきた事なんて一度もないだろ」
未來「あるよ 小学校の遠足の時…美月が覚えてないだけだろ」
テーブルの椅子に座る未來。
未來「それより 朝メシなに?」
テーブルに朝ご飯を持ってくる美月。
美月「ご飯にハムエッグ プラス味噌汁だ」
未來「俺 パンがいい」
美月「そうか なら食うな」
未來の前から美月は朝メシを引く。
未來「うそっうそっ いっただきまーっす」
未來は慌てて朝メシを食べ始める姿。
美月「今日から新学期だな。また…」
「いつものように屋上へ行くのか?」
未來「…」
美月「そろそろ進路も本気で考えなきゃな」
未來「朝からよくしゃべるね」
「進路は決めたぜ それに…屋上へは文化祭の日から一度も行ってない」
美月「そうだったのか」
『だから 最近 先生方からの苦情が少なくなったのか』
未來「あの日からさ 俺 もっと皆のことが
知りたくなって 朝からずーっと教室にいる」
美月へぇ「やっぱりお前 変わったな」
未來「けどさ まだクラスの奴らと一言も話したこと…ない」
美月「なら 今日は自分から話しかけに行ってみろ」
未來「嫌な顔されねーかな…」
美月「されるに決まってるだろ」
「お前 今まで人の迷惑も考えないで好き勝手やってきたんだろう」
未來「そうだけど… そうだよな…」
美月「されたらされたで気にするな お前の
長所は 強気だろ」
未來「うん…」
「あっ時間だ 進路のことはまた帰ってから話す」
美月「わかった」
未來は食べ終えた食器をシンクへ持って行く。自分の部屋に向かい制服へと着替え玄関を出る。
未來「いってきまーっす」
美月「気をつけてな」
未來「おうっ」
美月は時計を見る。
美月「やべっ俺も支度しないと」
○学校。ホームルームのチャイムが鳴る。
担任「新年、あけましておめでとうございます」
生徒たち「おめでとーございまーす」
担任「皆さんはもう初夢をみましたか?私は皆さんがとても誇らしげな顔をしてここを卒業していく夢をみましたよ」
生徒A「なんか さみし~な~」
担任「そうですね… けれど別れもあれば出逢いもあります」
「さあ受験生としてラストスパートです 頑張りましょう」
生徒たち「はーい」
担任「それでは体育館へ行きましょう」
「式が終わり次第、大掃除がありますので各自 自分の担当場所へ移動して下さいね」
生徒たち「はーい」
〇廊下
式が終わり、大掃除の場所へ向かう未來。
未來「あぁめんどくせー 大掃除なんかやらなくてもキレイじゃん…って 俺どこ担当だっけ」
「よしっ あいつに聞いてみるか」
ドキドキ『どうか…シカトされませんように…』
未來は前を歩くクラスメイトに話しかける。
未來「なっ…確か…霧谷くんだっけ?俺の掃除場所知らない? 忘れちゃってさ」
霧谷「えっ…蒼葉くんは確か僕と同じ2階の
男子トイレだよ」
未來「あっそうなんだ わかった行ってみるよ。教えてくれて…」
「サンキュー」
霧谷「ちょっと待って 同じ場所なんだから一緒に行こうよ」
未來「えっ… いいの?」
霧谷「なにが?」
未來「一緒に…行って」
霧谷「うん 行こうよ」ドキドキ
未來「おうっ」
〇階段
ふたりはお互いの表情を探り、2階の男子トイレへと向かう。霧谷は沈黙する重い空気を変えようと話し始める。
霧谷「蒼葉くんて歌うまいんだね」
未來「そうかな」
「そんなことないと思うけど」
霧谷「うまいよ 僕 あの文化祭で歌ってた歌聴いて 泣きそうになったもん」
未來「そうなの…アユムも… あっごめん…霧谷くんも…」
霧谷「アユムでいいよ」笑
未來「じゃあ… いや霧谷くんも、あんな風に思うことあるんだ?」
〇2Fトイレ
2Fの男子トイレに着き、ほうきをそれぞれ持ち掃除を始めるふたり。
霧谷「思うよ…」
「あの歌で僕が感じたのは…」
蒼葉未來(15)男 主人公。中学3年生。
蒼葉美月(37)男 叔父。未來の父親の弟。
澤村 愛(13)女 同じ中学校の後輩。
澤村 瞳(15)女 未來の同級生 中学3年生。
霧谷 歩(15)男 主人公。中学3年生。
○リビング。
3学期初日の朝、未來は自分の部屋から出てくる姿。
未來「おはよう」
美月「おはようっ 今日はやけに早いな」
未來ふぁ~(あくび)「いつも通りだよ」
美月「お前 今まで自分から起きてきた事なんて一度もないだろ」
未來「あるよ 小学校の遠足の時…美月が覚えてないだけだろ」
テーブルの椅子に座る未來。
未來「それより 朝メシなに?」
テーブルに朝ご飯を持ってくる美月。
美月「ご飯にハムエッグ プラス味噌汁だ」
未來「俺 パンがいい」
美月「そうか なら食うな」
未來の前から美月は朝メシを引く。
未來「うそっうそっ いっただきまーっす」
未來は慌てて朝メシを食べ始める姿。
美月「今日から新学期だな。また…」
「いつものように屋上へ行くのか?」
未來「…」
美月「そろそろ進路も本気で考えなきゃな」
未來「朝からよくしゃべるね」
「進路は決めたぜ それに…屋上へは文化祭の日から一度も行ってない」
美月「そうだったのか」
『だから 最近 先生方からの苦情が少なくなったのか』
未來「あの日からさ 俺 もっと皆のことが
知りたくなって 朝からずーっと教室にいる」
美月へぇ「やっぱりお前 変わったな」
未來「けどさ まだクラスの奴らと一言も話したこと…ない」
美月「なら 今日は自分から話しかけに行ってみろ」
未來「嫌な顔されねーかな…」
美月「されるに決まってるだろ」
「お前 今まで人の迷惑も考えないで好き勝手やってきたんだろう」
未來「そうだけど… そうだよな…」
美月「されたらされたで気にするな お前の
長所は 強気だろ」
未來「うん…」
「あっ時間だ 進路のことはまた帰ってから話す」
美月「わかった」
未來は食べ終えた食器をシンクへ持って行く。自分の部屋に向かい制服へと着替え玄関を出る。
未來「いってきまーっす」
美月「気をつけてな」
未來「おうっ」
美月は時計を見る。
美月「やべっ俺も支度しないと」
○学校。ホームルームのチャイムが鳴る。
担任「新年、あけましておめでとうございます」
生徒たち「おめでとーございまーす」
担任「皆さんはもう初夢をみましたか?私は皆さんがとても誇らしげな顔をしてここを卒業していく夢をみましたよ」
生徒A「なんか さみし~な~」
担任「そうですね… けれど別れもあれば出逢いもあります」
「さあ受験生としてラストスパートです 頑張りましょう」
生徒たち「はーい」
担任「それでは体育館へ行きましょう」
「式が終わり次第、大掃除がありますので各自 自分の担当場所へ移動して下さいね」
生徒たち「はーい」
〇廊下
式が終わり、大掃除の場所へ向かう未來。
未來「あぁめんどくせー 大掃除なんかやらなくてもキレイじゃん…って 俺どこ担当だっけ」
「よしっ あいつに聞いてみるか」
ドキドキ『どうか…シカトされませんように…』
未來は前を歩くクラスメイトに話しかける。
未來「なっ…確か…霧谷くんだっけ?俺の掃除場所知らない? 忘れちゃってさ」
霧谷「えっ…蒼葉くんは確か僕と同じ2階の
男子トイレだよ」
未來「あっそうなんだ わかった行ってみるよ。教えてくれて…」
「サンキュー」
霧谷「ちょっと待って 同じ場所なんだから一緒に行こうよ」
未來「えっ… いいの?」
霧谷「なにが?」
未來「一緒に…行って」
霧谷「うん 行こうよ」ドキドキ
未來「おうっ」
〇階段
ふたりはお互いの表情を探り、2階の男子トイレへと向かう。霧谷は沈黙する重い空気を変えようと話し始める。
霧谷「蒼葉くんて歌うまいんだね」
未來「そうかな」
「そんなことないと思うけど」
霧谷「うまいよ 僕 あの文化祭で歌ってた歌聴いて 泣きそうになったもん」
未來「そうなの…アユムも… あっごめん…霧谷くんも…」
霧谷「アユムでいいよ」笑
未來「じゃあ… いや霧谷くんも、あんな風に思うことあるんだ?」
〇2Fトイレ
2Fの男子トイレに着き、ほうきをそれぞれ持ち掃除を始めるふたり。
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「あの歌で僕が感じたのは…」
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