Ωの俺とαのお前

Ωである俺の人生は最悪だ。

親には出来損ないだと虐待を受け、クラスでも唯一のΩだとイジメを受ける毎日。

こんな人生に飽きた俺は今日、

飛び降りを決意した。

そして覚悟を決めた瞬間。

屋上の扉が勢い良く開き思わず驚いて後ろを振り返れば、荒い呼吸を何とか抑えようとする金髪の男の子の姿が。


そして彼は__


「俺の ゛番 ゛。やっと見付けた。」


と、最高の笑顔で呟いた。


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