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わるいわるい魔法使いのはなし
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昔々、争いごとばかりする王さまがおりました。
王様に初めて娘であるお姫さまが生まれた日、王様を恨む悪い魔法使いがやってきてお姫さまに呪いをかけました。十五の誕生日になると魔法が動き出し、お城で永遠に眠り続けるというおそろしい呪いです。
お姫さまはとても美しくお育ちになりましたが、十五歳になると本当に長い眠りについてしまいました。しかしお城にいたひとりの賢い魔法使いは言いました。
「この呪いは、真実の愛の口付けによって解けるでしょう」
多くの人々が、我こそは真実の愛を持つ者として名乗り出ました。お姫さまを助けて褒美を貰おうとした者も、美しいお姫さまに本当に恋をしていた者もおりました。
しかし誰ひとりとしてお姫さまを目覚めさせられる者はおりませんでした。
眠っているお姫さまに会った者たちは、その唇は石や氷のようであったとも、人形のようだとも、いやあれはまさしく人形であったとも言いました。
それから長い長い月日が流れ、父親である王さまが年老いてこの世にいなくなっても、国が滅びても、城から人々がいなくなっても、お姫さまは十五の姿のままお城で眠り続けているのです。
「――そんなお伽噺を信じてこの城までたどり着く人間なんて、もうとっくにいなくなったものかと思ってた」
時が止まったままのようなひとけのない古城の広間で、赤い髪の痩身の男がため息をついた。けだるい緋色の目をした美しい男だった。身につけている衣装は古めかしく仰々しく、それもまた赤い。華美に映りそうな容姿にも関わらず、男はまるで何もかも諦めた老人のような佇まいに見えた。
「城の周りの魔法の茨は、欲深い人間たちから姫を守る。昔はごく稀に君のような欲のないのが迷い込んできたが、それでもそいつらの誰も姫を目覚めさせることはできなかった」
「……そのおとぎ話が本当なら、ひとりでこんな城にいるあんたは何者なんだ」
赤い男に問いかけたのは、城を訪れた黒髪の青年だった。動きやすそうな当世風の衣類は長旅でいささか薄汚れており、背負っていた荷物も足下に置かれている。
「どうせ予想はついているんだろう? 俺がその呪いをかけた悪い魔法使いさ。眠れるお姫さまを見守ってる」
青年は少し驚いたようだったが、やはりという顔でもあった。
「まさか、あんたの復讐はまだ終わってないのか」
「その反対さ。俺の復讐相手はお姫さまじゃなく父王だ。あの男が娘の呪いに苦しんだまま逝ったと知ったとき、俺は自分の故郷の森で快哉をあげた。だがそれからしばらく経ってこの国の――いや、その時の国はもうないんだったな。ここの様子を見に来て驚いたよ。姫の呪いはまだ解けちゃいなかったんだ」
赤い男が自嘲気味に笑った。
「驚いたが、その頃の俺はたかをくくっていた。だがいつまで経っても真実の愛はやって来ない。仕方なく俺は姫君が目覚めたときのために、城にも時が止まる茨の呪いをかけた。今じゃ自分の呪いの守番だ」
「……律儀な話だな」
「なあに、そんなにいい話じゃない。俺は自分のかけた呪いの結末が見たいだけさ。誰かに呪いを解かれて、人間に真実の愛があることを証明してもらいたいんだ」
男の緋色の目が一瞬炎のように揺らめいたが、それはすぐに消えて、再びけだるく細められる。
「それで、君は何をしにここへ来たんだ。大して驚いていないところを見ると、何があるか分かっていて来たんだろう。こんなところで俺と話している場合か? お姫さまなら塔の上だぜ」
どうせ無理だろうが一応試して帰ってくれ、と赤い男が投げやりに言う。美しい見た目とは裏腹な、やる気のない当て物屋の店主のような態度が可笑しくて、青年は微かに口元を緩ませた。
「いや、俺はその姫君を助けに来たわけじゃない。見ず知らずの姫君への真実の愛などないから、目覚めさせることもできない」
「まあ、そうだろうな」
「でもあんたの話を聞いて、目の前にいるあんたのことを助けたくなった」
「おかしなことを言う人間だな。魔法使いでもない、呪いも解けない、猿の子孫の単なる人の君が? この長命で優秀な魔法使いの俺を助ける? どうやって?」
傲慢に言い放った後で赤い男は少し決まり悪そうに、有能すぎて自分でも解けないような呪いだぞ、と付け足した。
青年は腹を立てる様子もなく、穏やかに答える。
「俺には生憎、真実の愛がどんなものか分からん。だが俺はロマンチストが好きなんだ。あんたのような」
青年が一歩踏み出すと、赤い男はその意図がつかめず思わず身をひいた。
「怯えなくてもいい。あんたに悪さはしない」
「怯える? この俺が?」
男は長い年月で自分が何かにおそれるということをすっかり忘れていた。だがこの青年を不可解だと思う気持ちは、確かに恐れに似ていた。
「俺は、あんたが見たいと言うならいつか真実の愛を見せてやりたいだけだ。それが俺じゃない誰かでもいい」
「おいおい、君は底抜けのお人好しなのか」
「いいや。今ロマンチストが好きだと言ったばかりだろう。俺は、あんたを好きになったんだ」
「……は」
赤い男は青年を嘲笑おうとしたが、呆れた声が漏れただけだった。
「要するにこの城に、姫君の呪いを解ける人間を連れてくればいいんだろう。今日俺と一緒に城にきた奴は変わり者だが、この城の歴史に詳しい。あいつなら頼まなくても呪いを解くことに尽力してくれるはずだ」
青年の言葉に、赤い男は目を見張った。
「ちょっと待て、城には君ひとりで来たのではないのか」
「言っていなかったか? 俺はこの城の伝説に興味を持った身内に付き合わされて来たんだ。まあ、荷物持ちみたいなものだ」
「その身内は今どこに居る」
「今頃はもう西の塔の上じゃないのか。そこに姫君が居るはずだと言っていた。当たっているか?」
「その通りだ……。そんなことまで調べてきたのか」
「あいつは子どもの頃からの筋金入りだ。昔からこの城のおとぎ話の姫君に憧れて、いつか自分が助け出すんだと言っていた。それがそのまま大人になって、歴史研究をしているロマンチストだ。身贔屓だが、この城の伝説に関しては巷じゃ第一人者らしい」
「ふふ……ははっ」
赤い男はとうとう声を上げて笑った。長い年月を経て、城の外でそんなことになっていたとはついぞ知らなかった。
「だから、俺はあんたを呪いから――」
青年が言いかけた途端、姫君の眠る塔の上から女の叫ぶ声がした。
眠っているはずの姫君のものではない。その叫びは、すごい、だとか、信じられない、だとかの否定的な言葉が多かったが、抑えきれない喜色に溢れていた。
「何があった!?」
赤い男は驚いたが、青年は眉をひそめただけで静かに答える。
「あのうるさいのは姉だ」
「姉!? 君が話していた身内の研究者とは君の姉か!?」
「そうだ。様子を見に行きたいがどこへ向かえばいい?」
「中庭へ。あそこからなら西の塔もよく見える」
赤い男に連れられて、青年は城の中庭へと出た。
西の塔を見上げると、窓から黒い髪の若い女が顔を出して大きく手を振っている。その隣には、長い長い金の髪のお姫さまの微笑む姿があった。
「ああ……」
それを見た赤い男が、脱力したように中庭の芝生に崩れ落ちる。
「おいあんた、大丈夫か」
「ああ、少し……いや、だいぶ動揺している」
「正直、俺もこんなことになるとは思わなかった。ただ、姉は幼いときからずっと茨の城の姫君のことばかり考えていたんだ。真実の愛が時間で量れるものか分からないが、まあ、そういうこともあるのかも知れない……んじゃないか?」
いささか自信なさげに青年が言いよどんだ。
「ということはつまり我が姉は、初めて見た眠れる姫君の唇を、勝手に奪ったということなんだな……」
いくらか複雑そうな青年の様子に、赤い男はようやく表情を和らげる。
「しかし彼女の愛は実際に呪いを解いたんだ。その年月は呪いの時間よりはるかに短くとも、誇ってもいいものだろう」
「……そうか、愛のキスは時間の長さを比べて気にしなくてもいいのか。安心した」
「どういう意味だ」
その問いに、青年はしゃがみこんで赤い男の顔を覗き込んだ。
「俺も今日あったばかりのあんたと、キスがしたいと思っていたから」
「おい、どうして君は今そんなことを言うんだ」
「嫌か」
「……今そんなことを言われても、俺には断れないだろう」
赤い魔法使いはそう言って、笑いながら涙を一粒こぼした。
こうして、お姫様だけでなく魔法使いの心も縛っていた長い長い呪いは、ようやく消え去りました。
青年は魔法使いの涙を拭って優しくキスをしました。魔法使いも、青年に身をゆだねます。
その姿を塔の上から見ていた姉と姫君は驚き、微笑みあって再び自分たちも幸せなキスをしました。
最後におとぎ話はこうやって幕を閉じます。
「めでたしめでたし」
王様に初めて娘であるお姫さまが生まれた日、王様を恨む悪い魔法使いがやってきてお姫さまに呪いをかけました。十五の誕生日になると魔法が動き出し、お城で永遠に眠り続けるというおそろしい呪いです。
お姫さまはとても美しくお育ちになりましたが、十五歳になると本当に長い眠りについてしまいました。しかしお城にいたひとりの賢い魔法使いは言いました。
「この呪いは、真実の愛の口付けによって解けるでしょう」
多くの人々が、我こそは真実の愛を持つ者として名乗り出ました。お姫さまを助けて褒美を貰おうとした者も、美しいお姫さまに本当に恋をしていた者もおりました。
しかし誰ひとりとしてお姫さまを目覚めさせられる者はおりませんでした。
眠っているお姫さまに会った者たちは、その唇は石や氷のようであったとも、人形のようだとも、いやあれはまさしく人形であったとも言いました。
それから長い長い月日が流れ、父親である王さまが年老いてこの世にいなくなっても、国が滅びても、城から人々がいなくなっても、お姫さまは十五の姿のままお城で眠り続けているのです。
「――そんなお伽噺を信じてこの城までたどり着く人間なんて、もうとっくにいなくなったものかと思ってた」
時が止まったままのようなひとけのない古城の広間で、赤い髪の痩身の男がため息をついた。けだるい緋色の目をした美しい男だった。身につけている衣装は古めかしく仰々しく、それもまた赤い。華美に映りそうな容姿にも関わらず、男はまるで何もかも諦めた老人のような佇まいに見えた。
「城の周りの魔法の茨は、欲深い人間たちから姫を守る。昔はごく稀に君のような欲のないのが迷い込んできたが、それでもそいつらの誰も姫を目覚めさせることはできなかった」
「……そのおとぎ話が本当なら、ひとりでこんな城にいるあんたは何者なんだ」
赤い男に問いかけたのは、城を訪れた黒髪の青年だった。動きやすそうな当世風の衣類は長旅でいささか薄汚れており、背負っていた荷物も足下に置かれている。
「どうせ予想はついているんだろう? 俺がその呪いをかけた悪い魔法使いさ。眠れるお姫さまを見守ってる」
青年は少し驚いたようだったが、やはりという顔でもあった。
「まさか、あんたの復讐はまだ終わってないのか」
「その反対さ。俺の復讐相手はお姫さまじゃなく父王だ。あの男が娘の呪いに苦しんだまま逝ったと知ったとき、俺は自分の故郷の森で快哉をあげた。だがそれからしばらく経ってこの国の――いや、その時の国はもうないんだったな。ここの様子を見に来て驚いたよ。姫の呪いはまだ解けちゃいなかったんだ」
赤い男が自嘲気味に笑った。
「驚いたが、その頃の俺はたかをくくっていた。だがいつまで経っても真実の愛はやって来ない。仕方なく俺は姫君が目覚めたときのために、城にも時が止まる茨の呪いをかけた。今じゃ自分の呪いの守番だ」
「……律儀な話だな」
「なあに、そんなにいい話じゃない。俺は自分のかけた呪いの結末が見たいだけさ。誰かに呪いを解かれて、人間に真実の愛があることを証明してもらいたいんだ」
男の緋色の目が一瞬炎のように揺らめいたが、それはすぐに消えて、再びけだるく細められる。
「それで、君は何をしにここへ来たんだ。大して驚いていないところを見ると、何があるか分かっていて来たんだろう。こんなところで俺と話している場合か? お姫さまなら塔の上だぜ」
どうせ無理だろうが一応試して帰ってくれ、と赤い男が投げやりに言う。美しい見た目とは裏腹な、やる気のない当て物屋の店主のような態度が可笑しくて、青年は微かに口元を緩ませた。
「いや、俺はその姫君を助けに来たわけじゃない。見ず知らずの姫君への真実の愛などないから、目覚めさせることもできない」
「まあ、そうだろうな」
「でもあんたの話を聞いて、目の前にいるあんたのことを助けたくなった」
「おかしなことを言う人間だな。魔法使いでもない、呪いも解けない、猿の子孫の単なる人の君が? この長命で優秀な魔法使いの俺を助ける? どうやって?」
傲慢に言い放った後で赤い男は少し決まり悪そうに、有能すぎて自分でも解けないような呪いだぞ、と付け足した。
青年は腹を立てる様子もなく、穏やかに答える。
「俺には生憎、真実の愛がどんなものか分からん。だが俺はロマンチストが好きなんだ。あんたのような」
青年が一歩踏み出すと、赤い男はその意図がつかめず思わず身をひいた。
「怯えなくてもいい。あんたに悪さはしない」
「怯える? この俺が?」
男は長い年月で自分が何かにおそれるということをすっかり忘れていた。だがこの青年を不可解だと思う気持ちは、確かに恐れに似ていた。
「俺は、あんたが見たいと言うならいつか真実の愛を見せてやりたいだけだ。それが俺じゃない誰かでもいい」
「おいおい、君は底抜けのお人好しなのか」
「いいや。今ロマンチストが好きだと言ったばかりだろう。俺は、あんたを好きになったんだ」
「……は」
赤い男は青年を嘲笑おうとしたが、呆れた声が漏れただけだった。
「要するにこの城に、姫君の呪いを解ける人間を連れてくればいいんだろう。今日俺と一緒に城にきた奴は変わり者だが、この城の歴史に詳しい。あいつなら頼まなくても呪いを解くことに尽力してくれるはずだ」
青年の言葉に、赤い男は目を見張った。
「ちょっと待て、城には君ひとりで来たのではないのか」
「言っていなかったか? 俺はこの城の伝説に興味を持った身内に付き合わされて来たんだ。まあ、荷物持ちみたいなものだ」
「その身内は今どこに居る」
「今頃はもう西の塔の上じゃないのか。そこに姫君が居るはずだと言っていた。当たっているか?」
「その通りだ……。そんなことまで調べてきたのか」
「あいつは子どもの頃からの筋金入りだ。昔からこの城のおとぎ話の姫君に憧れて、いつか自分が助け出すんだと言っていた。それがそのまま大人になって、歴史研究をしているロマンチストだ。身贔屓だが、この城の伝説に関しては巷じゃ第一人者らしい」
「ふふ……ははっ」
赤い男はとうとう声を上げて笑った。長い年月を経て、城の外でそんなことになっていたとはついぞ知らなかった。
「だから、俺はあんたを呪いから――」
青年が言いかけた途端、姫君の眠る塔の上から女の叫ぶ声がした。
眠っているはずの姫君のものではない。その叫びは、すごい、だとか、信じられない、だとかの否定的な言葉が多かったが、抑えきれない喜色に溢れていた。
「何があった!?」
赤い男は驚いたが、青年は眉をひそめただけで静かに答える。
「あのうるさいのは姉だ」
「姉!? 君が話していた身内の研究者とは君の姉か!?」
「そうだ。様子を見に行きたいがどこへ向かえばいい?」
「中庭へ。あそこからなら西の塔もよく見える」
赤い男に連れられて、青年は城の中庭へと出た。
西の塔を見上げると、窓から黒い髪の若い女が顔を出して大きく手を振っている。その隣には、長い長い金の髪のお姫さまの微笑む姿があった。
「ああ……」
それを見た赤い男が、脱力したように中庭の芝生に崩れ落ちる。
「おいあんた、大丈夫か」
「ああ、少し……いや、だいぶ動揺している」
「正直、俺もこんなことになるとは思わなかった。ただ、姉は幼いときからずっと茨の城の姫君のことばかり考えていたんだ。真実の愛が時間で量れるものか分からないが、まあ、そういうこともあるのかも知れない……んじゃないか?」
いささか自信なさげに青年が言いよどんだ。
「ということはつまり我が姉は、初めて見た眠れる姫君の唇を、勝手に奪ったということなんだな……」
いくらか複雑そうな青年の様子に、赤い男はようやく表情を和らげる。
「しかし彼女の愛は実際に呪いを解いたんだ。その年月は呪いの時間よりはるかに短くとも、誇ってもいいものだろう」
「……そうか、愛のキスは時間の長さを比べて気にしなくてもいいのか。安心した」
「どういう意味だ」
その問いに、青年はしゃがみこんで赤い男の顔を覗き込んだ。
「俺も今日あったばかりのあんたと、キスがしたいと思っていたから」
「おい、どうして君は今そんなことを言うんだ」
「嫌か」
「……今そんなことを言われても、俺には断れないだろう」
赤い魔法使いはそう言って、笑いながら涙を一粒こぼした。
こうして、お姫様だけでなく魔法使いの心も縛っていた長い長い呪いは、ようやく消え去りました。
青年は魔法使いの涙を拭って優しくキスをしました。魔法使いも、青年に身をゆだねます。
その姿を塔の上から見ていた姉と姫君は驚き、微笑みあって再び自分たちも幸せなキスをしました。
最後におとぎ話はこうやって幕を閉じます。
「めでたしめでたし」
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