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魔の森から出られない訳
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「ホギャア!ほっぎゃああ!!」
「ああ、元気な可愛い女の子だよ。おめでとうお母さん!」
産婆の婆さんが、生まれたての赤ん坊を抱き上げる。
双子の兄達によく似た、可愛い女の赤ちゃんだ。
城下町での出来事があったその日の真夜中、パン屋の女将さんは、無事女の赤ちゃんを産んだ。
子供が事故に遭いそうになった心労か、臨月のお腹で全速力で走ったからなのか、事件その後すぐに、女将さんは産気付いてしまったのだ。
パン屋のおじさんは王都まで小麦の仕入れに行っている最中だし、まだ精神が不安定な女将さんをニコラも放っては置けずに、そのままパン屋の女将さんのお産に付き合うハメになっていた。
双子達は、お隣の魚屋さんが見ててくれている。
「本当にありがとう、ニコラちゃん。あなたにはなんてお礼を言っていいのか、わからないわ。」
パン屋の女将さんは、赤ん坊を抱きしめながら、涙で泣きくれる。
産婆さんが来るまで、ずっとニコラは女将さんに、魔女の知っているやり方で、女将さんを助けていたのだ。
実は出産に関しては、魔女達の得意分野だ。パン屋さんの台所を借りて、痛みを和らげる飲み薬を配合してやったり、湿布を貼ってやったり、ニコラは本当によく働いたのだ。
「いいのよ、女将さん気にしないで。お役に立てて嬉しいの。それにみんな無事でよかったわ。」
ニコラは大きな笑顔で、本心からそうおかみさんに告げた。だが。
(困ったわ。。魔力制御のアンクレットをちぎっちゃったから、私の魔力は探知にかかってるはず。早く森に帰らないと。。でも、明日の朝に隊長様にお届けしなくちゃいけないポーションを作らないといけないし、どうしよう。今から森に帰って、ポーション作って、朝に間に合うかしら。。)
内心は相当困っていたのだ。
ニコラのポーションを待っているお人がいるのだ。できたら早く帰って、作成に取りかからないと。
そして、街中で魔力を使ってしまったのだ。早く森に帰ってほとぼりを待った方が良さそうだ。
祖母から、きつく、きつく禁止されていた事。
ニコラがため息をついたその時。
突然、玄関が、大きな音を立てて、ドタドタと誰かがこちらに向かう音が響く。
「アマンダ!!!アマンダ!!!無事か!!!!」
ばん!と扉を開けたのは、パン屋のご主人だ。
どうやら、誰かが早馬で、王都に向かっていたご主人に、知らせたのだろう。
「女の子よ、あなた。」
おかみさんも、ご主人も大号泣だ。
「ニコラちゃん、本当に、本当にありがとう。君がいなかったら、俺の家族は。。」
オイオイとニコラに縋って男泣きをするご主人に、ニコラも、「じゃ、これで帰ります!」とは言いづらいのだが、仕事があるのだ。
おずおずと、ニコラは申し訳なさそうに切り出す。
「・・ええと、おじさん、無事でよかったわね、あのね、ちょっともうそろそろ家に帰りたいんだけど。。」
「何言ってるんだ、今から帰るなんて無用心だ!!泊まっていってくれ、是非お礼も!!」
「えっとね、明日どうしてもお届けしなくちゃいけないポーションがあって、それで・・」
ニコラが困っている事に、気がついたらしい。
ご主人は、落ち着いたら必ずお礼をさせてくれ、とニコラに約束をさせて、ニコラが持ち切れないほどのパンを渡して、辻馬車を拾ってくれた。
魔の森の入り口までは、辻馬車で行ってくれる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ニコラは、家に帰り着くと、クタクタに疲れた体に、疲労回復のポーションを一気飲みして、解呪ポーションの制作に取り掛かる。
もう真夜中よりも、朝に近い。
解呪ポーションは、途中で服用をやめたら、一気に効きが悪くなる類のポーションだ。
ちょっと疲れたからと言って、お届けするポーションの作成を休むわけには行かない。
ニコラはフラフラになりながらも、ドドメ色の液体と格闘を始めた。
(うふふふ、銀貨1枚分もパンを貰っちゃったわ。あのくるみの入っているパン、ずっと食べたかったのよね。)
ニコラは、疲労困憊しているが、機嫌は最高に良い。
今日パン屋のご主人からたくさんパンを頂いて、嬉しくって仕方がないのだ。
ニコラは吝嗇な上に、食べ物に無関心な祖母に育てられたので、チーズ入りだの、くるみ入りだの、そう言ったちょっとだけお値段が張るパンを食べたことが無かったのだ。
祖母が亡くなってからも、マフィンだのパイだのにお小遣いを使うが、普段食べるパンに、贅沢をするなど、ニコラにとっては発想すら無かった。
もちろん子供が助かって嬉しいし、赤ちゃんが無事に生まれて嬉しい。
人の役に立てて、とても嬉しいが。
・・そうするしか無かったが、祖母の禁を破ってしまった事は、キリリ、とニコラの心を痛ませた。
本日何回目かのため息をついた後、ニコラは、一番手前にあった、チョコレートのクリームが入っているパンを口に放り込む。
「うわああああ!世界には、こんな美味しいものがあったのね!!!!」
思わず誰もいない、暗い台所で、大声を出してしまったニコラの頭は、もうパン以外の事は全部完全に吹っ飛んでしまった。
何せ、満月の魔女ときたら、料理をするのが面倒で、ほとんどの食事が古びたパンと、魔女の謎スープという組み合わせの、栄養特化型の生活。
ニコラは甘いものが好きなので、なんとかクッキーくらいは自力で作れるようになっていたが、食生活は基本魔女仕込みだ。こんなうまいパンが世の中にあるなんて、たった今、知った。
(し、幸せ・・・)
ボロボロに疲れているはずのニコラは、もうチョコレートクリームの入ったパンの事しか考えられない。
(美味しい・・・)
「ああ、元気な可愛い女の子だよ。おめでとうお母さん!」
産婆の婆さんが、生まれたての赤ん坊を抱き上げる。
双子の兄達によく似た、可愛い女の赤ちゃんだ。
城下町での出来事があったその日の真夜中、パン屋の女将さんは、無事女の赤ちゃんを産んだ。
子供が事故に遭いそうになった心労か、臨月のお腹で全速力で走ったからなのか、事件その後すぐに、女将さんは産気付いてしまったのだ。
パン屋のおじさんは王都まで小麦の仕入れに行っている最中だし、まだ精神が不安定な女将さんをニコラも放っては置けずに、そのままパン屋の女将さんのお産に付き合うハメになっていた。
双子達は、お隣の魚屋さんが見ててくれている。
「本当にありがとう、ニコラちゃん。あなたにはなんてお礼を言っていいのか、わからないわ。」
パン屋の女将さんは、赤ん坊を抱きしめながら、涙で泣きくれる。
産婆さんが来るまで、ずっとニコラは女将さんに、魔女の知っているやり方で、女将さんを助けていたのだ。
実は出産に関しては、魔女達の得意分野だ。パン屋さんの台所を借りて、痛みを和らげる飲み薬を配合してやったり、湿布を貼ってやったり、ニコラは本当によく働いたのだ。
「いいのよ、女将さん気にしないで。お役に立てて嬉しいの。それにみんな無事でよかったわ。」
ニコラは大きな笑顔で、本心からそうおかみさんに告げた。だが。
(困ったわ。。魔力制御のアンクレットをちぎっちゃったから、私の魔力は探知にかかってるはず。早く森に帰らないと。。でも、明日の朝に隊長様にお届けしなくちゃいけないポーションを作らないといけないし、どうしよう。今から森に帰って、ポーション作って、朝に間に合うかしら。。)
内心は相当困っていたのだ。
ニコラのポーションを待っているお人がいるのだ。できたら早く帰って、作成に取りかからないと。
そして、街中で魔力を使ってしまったのだ。早く森に帰ってほとぼりを待った方が良さそうだ。
祖母から、きつく、きつく禁止されていた事。
ニコラがため息をついたその時。
突然、玄関が、大きな音を立てて、ドタドタと誰かがこちらに向かう音が響く。
「アマンダ!!!アマンダ!!!無事か!!!!」
ばん!と扉を開けたのは、パン屋のご主人だ。
どうやら、誰かが早馬で、王都に向かっていたご主人に、知らせたのだろう。
「女の子よ、あなた。」
おかみさんも、ご主人も大号泣だ。
「ニコラちゃん、本当に、本当にありがとう。君がいなかったら、俺の家族は。。」
オイオイとニコラに縋って男泣きをするご主人に、ニコラも、「じゃ、これで帰ります!」とは言いづらいのだが、仕事があるのだ。
おずおずと、ニコラは申し訳なさそうに切り出す。
「・・ええと、おじさん、無事でよかったわね、あのね、ちょっともうそろそろ家に帰りたいんだけど。。」
「何言ってるんだ、今から帰るなんて無用心だ!!泊まっていってくれ、是非お礼も!!」
「えっとね、明日どうしてもお届けしなくちゃいけないポーションがあって、それで・・」
ニコラが困っている事に、気がついたらしい。
ご主人は、落ち着いたら必ずお礼をさせてくれ、とニコラに約束をさせて、ニコラが持ち切れないほどのパンを渡して、辻馬車を拾ってくれた。
魔の森の入り口までは、辻馬車で行ってくれる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ニコラは、家に帰り着くと、クタクタに疲れた体に、疲労回復のポーションを一気飲みして、解呪ポーションの制作に取り掛かる。
もう真夜中よりも、朝に近い。
解呪ポーションは、途中で服用をやめたら、一気に効きが悪くなる類のポーションだ。
ちょっと疲れたからと言って、お届けするポーションの作成を休むわけには行かない。
ニコラはフラフラになりながらも、ドドメ色の液体と格闘を始めた。
(うふふふ、銀貨1枚分もパンを貰っちゃったわ。あのくるみの入っているパン、ずっと食べたかったのよね。)
ニコラは、疲労困憊しているが、機嫌は最高に良い。
今日パン屋のご主人からたくさんパンを頂いて、嬉しくって仕方がないのだ。
ニコラは吝嗇な上に、食べ物に無関心な祖母に育てられたので、チーズ入りだの、くるみ入りだの、そう言ったちょっとだけお値段が張るパンを食べたことが無かったのだ。
祖母が亡くなってからも、マフィンだのパイだのにお小遣いを使うが、普段食べるパンに、贅沢をするなど、ニコラにとっては発想すら無かった。
もちろん子供が助かって嬉しいし、赤ちゃんが無事に生まれて嬉しい。
人の役に立てて、とても嬉しいが。
・・そうするしか無かったが、祖母の禁を破ってしまった事は、キリリ、とニコラの心を痛ませた。
本日何回目かのため息をついた後、ニコラは、一番手前にあった、チョコレートのクリームが入っているパンを口に放り込む。
「うわああああ!世界には、こんな美味しいものがあったのね!!!!」
思わず誰もいない、暗い台所で、大声を出してしまったニコラの頭は、もうパン以外の事は全部完全に吹っ飛んでしまった。
何せ、満月の魔女ときたら、料理をするのが面倒で、ほとんどの食事が古びたパンと、魔女の謎スープという組み合わせの、栄養特化型の生活。
ニコラは甘いものが好きなので、なんとかクッキーくらいは自力で作れるようになっていたが、食生活は基本魔女仕込みだ。こんなうまいパンが世の中にあるなんて、たった今、知った。
(し、幸せ・・・)
ボロボロに疲れているはずのニコラは、もうチョコレートクリームの入ったパンの事しか考えられない。
(美味しい・・・)
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