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③〈フレドリクサス編〉
5『水はけっして形を持たない、無限の芸術の塊』
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ヨシは、フレドリクサスからさまざまなことを聞き出しました。
ドラギィとは、種類豊富な生物で、スカイランドという場所に暮らしていること。
スカイランドにはスクールがあって、自分はそこに通っていたこと――。
「スカイランドは、自然豊かな空島なんだ。山に森、川に湖、すべてが美しい」
「……本当に、空に浮かぶ島なのか?」
「そうだとも。すべてが大きな雲に抱かれた島なんだ。
山も、森も、川も、街も、すべてね。
そこには、ぼくたちドラギィのような、個性豊かな生物がたくさんいる。
種族間で争うことなく、それぞれが平和と助け合いの精神で生きているのさ」
「この世界の空に、そんな場所があるのか。
それならどうして、こっち側の世界からは見えないんだ?」
「それは、スカイランドが裏側の世界に位置する島だからさ。
人の目には見えない別の世界だよ。あるようで、そこにない、そんな感じだ。
人間界の各地に点在する裏側の世界を見つけられるのは、
よほど勘のいいやつか、ぼくたちドラギィの嗅覚だけだよ」
「……スクールに通っていたというけど、それは、ドラギィの学校なのか?」
「そうさ。その名も『フライヤン・フルフィー犬竜スクール』さ。
犬竜というのは、ドラギィの正式種族名なんだよ。ほとんど使われないがね」
(フライヤン・フルフィー犬竜スクール、ねえ……)
フレドリクサスは、そのスクールの卒業試験にのぞんでいたことを告げました。
「ぼくは、試験を受ける前から、すでに卒業基準を満たしていたんだ。
ところが……ヨシくん。聞いておくれよ!」
フレドリクサスは、徐々に涙ぐみながら言うのでした。
「校長ときたら、ぼくがプレッシャーに弱く、泣きぐせがあると難癖つけて、
ぐすん……ぼくを〈下界落とし〉したんだよう!」
ええぇぇぇ~~ん!!
フレドリクサスは、先ほどまでとは打って変わって、
幼い子どもみたいに大声で泣きはじめたのです。
その泣き声は、なんとも痛切でいたわしげで、
とても泣きぐせという言葉では片づけられないほど、かわいそうな声でした。
「それは、キミ……不幸だったね。ところで〈下界落とし〉って?」
「ううっ……ぐすん。罰則だよ……卒業成績を修められなかった生徒へのね。
ぐすっ……最終試験の終わりに、校長から直接、ぐすっ、言い渡されるんだ。
ひどくない!? ぼくは卒業認定基準を満たしてるって、
校長先生も認めてくださってたのにー!」
フレドリクサスの悲しむ理由が、痛いほど伝わってきました。
なんと非情なスクールなのでしょう。人間界では考えられません。
それだけに、ヨシはこの青いドラギィを、手放せなくなってきました。
「分かった、分かった。キミも相当辛かったんだね。
人間界にいる間は、ぼくがキミを面倒見るよ。ケガも治さないとだしさあ――」
父親のプレッシャーに、日々さらされている自分への、空からの贈り物なのです。
これは運命なのです――ヨシには、ドラギィを深く知っていく権利がありました。
「ぐすんっ……ヨシくん。ぼくを、その……かくまってくれるというのかい?」
「ああ、そうさ――ぼくは、キミの命の救ったようなもの。責任があるからねえ」
ヨシは、バスケットの中のフレドリクサスを、そっと抱き上げながら言うのでした。
その瞳の中に、ずる賢いキツネにも似た、怪しい光をたたえながら――。
*
その日の夜は、ヨシがみずから食材を買いこんで、夕食を作りました。
料理も優等生のたしなみだと母親に言われていたので、
ネットの料理動画などを観て、独学で身につけているのです。
母親から直接、教わったことはまだ一度もありません。
(父さんたちがいない間のぼくの食費は、
タンスの貯金封筒から一万円まで出して使っていいって、許可をもらったしね)
お仕事の都合上、両親が夜遅くまで帰ってこない日は、ざらだったので、
自分で作って自室で食べる、なんてことは慣れっこだったのです。
さて、出来上がったのは、塩とバターと醤油で味つけした、
キノコとベーコンのスパゲティ。
これは、ドラギィの口にも合うようで、フレドリクサスも気に召しました。
キノコの優しい味と、ベーコンの魅力的な甘み。
絶妙な加減でゆでられたパスタの歯ごたえも、たまりません。
ただ、フォークのあつかいには、ちょっぴり難儀させられましたけどね。
「……ところで、キミはどうして川に打ち上げられてたんだ?」
「それはだね……くるくるくる、と」
フレドリクサスは、
覚えたばかりのフォークの使い方を懸命にマネしながら、こう言いました。
「昨日の嵐の日、ぼくは一日中、森の生き物たちを助けていたんだ。
下界落としを食らってからこっち、ずっとあの森で暮らしていたからな」
あの森とは、みどりかわ高原にある森のことを指しているのです。
「まさか人間の家でも、こうしてキノコが食べられるとはね。
……それでぼくは、あの夜、嵐のせいで倒れた木に住んでたリスの親子を、
安全なところまで飛んで運んであげたのさ。そしたら、その帰り道、
突風がさらにひどくなって、一本の木が突然、ぼくのほうに倒れてきてね……」
その木の幹に、フレドリクサスは片腕と片方の翼を強打してしまい、
川の中へ落ちてしまったのです。一度は、川の岩場にしがみつき、
長い時間、激流に耐えていましたが、そのうち、意識が遠くなっていき――
「気がついたら、この部屋の中にいたってわけなんだ……」
「ちょっと待って。リスの親子を運んであげたと言ったね。
ということは、他の動物たちもキミが飛んで運んだと言えるな。
そんな仔犬みたいな小さな腕で、リス以上に大きな動物を運べるのか?」
「もちろんだよ。ぼくはドラギィだ。身体を大きくすることもできる」
「風船みたいにふくらむのか?」
「違う、違う。体型はそのまま、サイズだけを変えられるんだ。
頭部、胸部、両腕、両脚、翼にしっぽ、一切の変化なしにね。
まあ、あいにく今は、身体に包帯を巻いているから、できないけど」
「まさか、そんな魔法みたいなこと。嘘に決まってる」
ヨシが笑って高をくくっていると、フレドリクサスは急にむくれて、
「なんだって? それなら――」
フォークの先をこちらにむけながら言うのでした。
「キミが納得できるように、ドラギィのすごさを披露してみせようじゃないか。
もっとも、身体を大きくしてみせるわけではないけどね。
この家に、びしょびしょに濡れて困らないようなところはあるかな?」
*
濡れて困らないようなところ――一番に思い当たるのは、やはりバスルームでした。
小野寺家のバスタブは、大理石の壁に囲まれていて、
心地よいジャグジーもついたラグジュアリーなバスタブです。
ヨシは、あらかじめ張っておいたお湯につかると、
バスタブの縁に立つフレドリクサスに言いました。
「これが人間の風呂だよ。いいもんだろう?
ところで、キミはこれから何を披露してくれるのさ?」
「ここなら、ぼくの力も存分に発揮できる。さあ、ご注目だ!」
フレドリクサスは、両手を前に広げて、気持ちを集中させました。
すると両掌から、水滴がプルプルとゼリーのように震えながら
小さな水柱のように湧き立ってきたではありませんか。
(手から水を出せるのか!?)
掌の水は、次々と立ち昇る細かな泡のように浮かび上がり、
フレドリクサスの頭上で一つに集まっていきます。
そして、そこでみるみる出来上がっていったのは、
サッカーボールほどもある、フレドリクサスよりも大きな水玉でした。
それはまるで、シャボン玉のように浮遊し、生まれた喜びにプルンと震えています。
「まだまだ、ここからだよ」
フレドリクサスは、右手の指を立ると、指揮者のように指を振ってみせます。
すると水玉は、ポヨン、ポヨン、と愉快な音を立てながら、
一つから二つ、二つから三つと、次々分かれて増えていき、
しまいには、八つもの野球ボールサイズの水玉になって、
ヨシの顔のまわりを旋回しはじめたのです。
「ここまでは、ブルー種ならみんなできる。でも、次は特別さ!」
フレドリクサスは、さらに、両手を左右に払うような動作をしました。
すると、旋回していた八つの水玉が、パァン、パァン! と、次々音を立てて弾け、
ヨシの視界いっぱいに白い水蒸気が広がりました。
(なんだ、なんにも見えないじゃないか!)
ヨシがうろたえているうちに、ただよう水蒸気が生き物のごとくうごめいて、
細かな氷の粒子のようにいくつものまとまりを持って宙を流れ出し――
やがてヨシの顔の前で、一つの絵を描き出していったのです。
「これ……ああ! クジラ!」
現われたのは、雲に浮び、潮を吹く、白鯨の姿でした!
「スカイランドの周囲に生息する、雲海クジラを描いてみた。
どうだ、ヨシくん。これがぼくの能力――水を自由に操れるのさ。
ブルー種の中でも、ぼくぐらいの若さでここまでできるやつは、滅多にいないぞ」
「……おど、ろいたよ」
ヨシは、すっかり圧倒されて、フレドリクサスを見つめ直しました。
(ドラギィって……すごいやつなんだな……!)
ますます手放せない――この時、ヨシの胸に、
黒い泥のような独占欲があふれていくのを、
フレドリクサスは知るよしもなかったはずです。
ドラギィとは、種類豊富な生物で、スカイランドという場所に暮らしていること。
スカイランドにはスクールがあって、自分はそこに通っていたこと――。
「スカイランドは、自然豊かな空島なんだ。山に森、川に湖、すべてが美しい」
「……本当に、空に浮かぶ島なのか?」
「そうだとも。すべてが大きな雲に抱かれた島なんだ。
山も、森も、川も、街も、すべてね。
そこには、ぼくたちドラギィのような、個性豊かな生物がたくさんいる。
種族間で争うことなく、それぞれが平和と助け合いの精神で生きているのさ」
「この世界の空に、そんな場所があるのか。
それならどうして、こっち側の世界からは見えないんだ?」
「それは、スカイランドが裏側の世界に位置する島だからさ。
人の目には見えない別の世界だよ。あるようで、そこにない、そんな感じだ。
人間界の各地に点在する裏側の世界を見つけられるのは、
よほど勘のいいやつか、ぼくたちドラギィの嗅覚だけだよ」
「……スクールに通っていたというけど、それは、ドラギィの学校なのか?」
「そうさ。その名も『フライヤン・フルフィー犬竜スクール』さ。
犬竜というのは、ドラギィの正式種族名なんだよ。ほとんど使われないがね」
(フライヤン・フルフィー犬竜スクール、ねえ……)
フレドリクサスは、そのスクールの卒業試験にのぞんでいたことを告げました。
「ぼくは、試験を受ける前から、すでに卒業基準を満たしていたんだ。
ところが……ヨシくん。聞いておくれよ!」
フレドリクサスは、徐々に涙ぐみながら言うのでした。
「校長ときたら、ぼくがプレッシャーに弱く、泣きぐせがあると難癖つけて、
ぐすん……ぼくを〈下界落とし〉したんだよう!」
ええぇぇぇ~~ん!!
フレドリクサスは、先ほどまでとは打って変わって、
幼い子どもみたいに大声で泣きはじめたのです。
その泣き声は、なんとも痛切でいたわしげで、
とても泣きぐせという言葉では片づけられないほど、かわいそうな声でした。
「それは、キミ……不幸だったね。ところで〈下界落とし〉って?」
「ううっ……ぐすん。罰則だよ……卒業成績を修められなかった生徒へのね。
ぐすっ……最終試験の終わりに、校長から直接、ぐすっ、言い渡されるんだ。
ひどくない!? ぼくは卒業認定基準を満たしてるって、
校長先生も認めてくださってたのにー!」
フレドリクサスの悲しむ理由が、痛いほど伝わってきました。
なんと非情なスクールなのでしょう。人間界では考えられません。
それだけに、ヨシはこの青いドラギィを、手放せなくなってきました。
「分かった、分かった。キミも相当辛かったんだね。
人間界にいる間は、ぼくがキミを面倒見るよ。ケガも治さないとだしさあ――」
父親のプレッシャーに、日々さらされている自分への、空からの贈り物なのです。
これは運命なのです――ヨシには、ドラギィを深く知っていく権利がありました。
「ぐすんっ……ヨシくん。ぼくを、その……かくまってくれるというのかい?」
「ああ、そうさ――ぼくは、キミの命の救ったようなもの。責任があるからねえ」
ヨシは、バスケットの中のフレドリクサスを、そっと抱き上げながら言うのでした。
その瞳の中に、ずる賢いキツネにも似た、怪しい光をたたえながら――。
*
その日の夜は、ヨシがみずから食材を買いこんで、夕食を作りました。
料理も優等生のたしなみだと母親に言われていたので、
ネットの料理動画などを観て、独学で身につけているのです。
母親から直接、教わったことはまだ一度もありません。
(父さんたちがいない間のぼくの食費は、
タンスの貯金封筒から一万円まで出して使っていいって、許可をもらったしね)
お仕事の都合上、両親が夜遅くまで帰ってこない日は、ざらだったので、
自分で作って自室で食べる、なんてことは慣れっこだったのです。
さて、出来上がったのは、塩とバターと醤油で味つけした、
キノコとベーコンのスパゲティ。
これは、ドラギィの口にも合うようで、フレドリクサスも気に召しました。
キノコの優しい味と、ベーコンの魅力的な甘み。
絶妙な加減でゆでられたパスタの歯ごたえも、たまりません。
ただ、フォークのあつかいには、ちょっぴり難儀させられましたけどね。
「……ところで、キミはどうして川に打ち上げられてたんだ?」
「それはだね……くるくるくる、と」
フレドリクサスは、
覚えたばかりのフォークの使い方を懸命にマネしながら、こう言いました。
「昨日の嵐の日、ぼくは一日中、森の生き物たちを助けていたんだ。
下界落としを食らってからこっち、ずっとあの森で暮らしていたからな」
あの森とは、みどりかわ高原にある森のことを指しているのです。
「まさか人間の家でも、こうしてキノコが食べられるとはね。
……それでぼくは、あの夜、嵐のせいで倒れた木に住んでたリスの親子を、
安全なところまで飛んで運んであげたのさ。そしたら、その帰り道、
突風がさらにひどくなって、一本の木が突然、ぼくのほうに倒れてきてね……」
その木の幹に、フレドリクサスは片腕と片方の翼を強打してしまい、
川の中へ落ちてしまったのです。一度は、川の岩場にしがみつき、
長い時間、激流に耐えていましたが、そのうち、意識が遠くなっていき――
「気がついたら、この部屋の中にいたってわけなんだ……」
「ちょっと待って。リスの親子を運んであげたと言ったね。
ということは、他の動物たちもキミが飛んで運んだと言えるな。
そんな仔犬みたいな小さな腕で、リス以上に大きな動物を運べるのか?」
「もちろんだよ。ぼくはドラギィだ。身体を大きくすることもできる」
「風船みたいにふくらむのか?」
「違う、違う。体型はそのまま、サイズだけを変えられるんだ。
頭部、胸部、両腕、両脚、翼にしっぽ、一切の変化なしにね。
まあ、あいにく今は、身体に包帯を巻いているから、できないけど」
「まさか、そんな魔法みたいなこと。嘘に決まってる」
ヨシが笑って高をくくっていると、フレドリクサスは急にむくれて、
「なんだって? それなら――」
フォークの先をこちらにむけながら言うのでした。
「キミが納得できるように、ドラギィのすごさを披露してみせようじゃないか。
もっとも、身体を大きくしてみせるわけではないけどね。
この家に、びしょびしょに濡れて困らないようなところはあるかな?」
*
濡れて困らないようなところ――一番に思い当たるのは、やはりバスルームでした。
小野寺家のバスタブは、大理石の壁に囲まれていて、
心地よいジャグジーもついたラグジュアリーなバスタブです。
ヨシは、あらかじめ張っておいたお湯につかると、
バスタブの縁に立つフレドリクサスに言いました。
「これが人間の風呂だよ。いいもんだろう?
ところで、キミはこれから何を披露してくれるのさ?」
「ここなら、ぼくの力も存分に発揮できる。さあ、ご注目だ!」
フレドリクサスは、両手を前に広げて、気持ちを集中させました。
すると両掌から、水滴がプルプルとゼリーのように震えながら
小さな水柱のように湧き立ってきたではありませんか。
(手から水を出せるのか!?)
掌の水は、次々と立ち昇る細かな泡のように浮かび上がり、
フレドリクサスの頭上で一つに集まっていきます。
そして、そこでみるみる出来上がっていったのは、
サッカーボールほどもある、フレドリクサスよりも大きな水玉でした。
それはまるで、シャボン玉のように浮遊し、生まれた喜びにプルンと震えています。
「まだまだ、ここからだよ」
フレドリクサスは、右手の指を立ると、指揮者のように指を振ってみせます。
すると水玉は、ポヨン、ポヨン、と愉快な音を立てながら、
一つから二つ、二つから三つと、次々分かれて増えていき、
しまいには、八つもの野球ボールサイズの水玉になって、
ヨシの顔のまわりを旋回しはじめたのです。
「ここまでは、ブルー種ならみんなできる。でも、次は特別さ!」
フレドリクサスは、さらに、両手を左右に払うような動作をしました。
すると、旋回していた八つの水玉が、パァン、パァン! と、次々音を立てて弾け、
ヨシの視界いっぱいに白い水蒸気が広がりました。
(なんだ、なんにも見えないじゃないか!)
ヨシがうろたえているうちに、ただよう水蒸気が生き物のごとくうごめいて、
細かな氷の粒子のようにいくつものまとまりを持って宙を流れ出し――
やがてヨシの顔の前で、一つの絵を描き出していったのです。
「これ……ああ! クジラ!」
現われたのは、雲に浮び、潮を吹く、白鯨の姿でした!
「スカイランドの周囲に生息する、雲海クジラを描いてみた。
どうだ、ヨシくん。これがぼくの能力――水を自由に操れるのさ。
ブルー種の中でも、ぼくぐらいの若さでここまでできるやつは、滅多にいないぞ」
「……おど、ろいたよ」
ヨシは、すっかり圧倒されて、フレドリクサスを見つめ直しました。
(ドラギィって……すごいやつなんだな……!)
ますます手放せない――この時、ヨシの胸に、
黒い泥のような独占欲があふれていくのを、
フレドリクサスは知るよしもなかったはずです。
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