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①〈フラップ編〉
2『竜や犬が、大きいままとはかぎらない』
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羽を生やした不思議な生き物は、地べたにあお向けになって倒れていました。
「うーん、でも……どう声をかけよう? 言葉は通じるかな?」
竜ならまだしも、犬の一種だとしたら、人の言葉が分かるとは考えられません。
それに、人間を噛むかもしれない恐れもあります。
安全に事を運ぶなら、茂みのなかでじっと身をひそめたまま、
この生き物が目を覚まして、どう行動するかを観察するところでしょう。
しかしレンは、この生き物が、そこまで危険には感じられませんでした。
「お、おーい、竜くーん。あっ、いや、犬くんのほうがいいかな……?」
どっちの呼び方がふさわしいか決めあぐねていると、
倒れていたその大きな生き物が、パチッと目を覚ましました。
重たそうな上半身をもっそりと起こし、辺りをキョロキョロします。
「うーん、あれ……? ここどこ?」
しゃべりました。
レンは、石になってしまいました。
どうしよう! ここからどうなる? ぼくは、どうなるんだ?
「うわあああ! ニンゲンだあぁぁぁ!!」
生き物は、レンを見るなり震え上がりました。
さらには、こちらさえ驚くようなことが、起こったのです。
シュン……! ぽてん。
その生き物は、こちらがまばたきする間もなく、一瞬にして、
小動物のように小さな体へと縮んでしまったのです。
「えっ、えっ、うそ!?」
レンの頭の理解が追いつかないまま、小さくなったその生き物は、
先ほどまでレンが隠れていた茂みの中へ、弾丸のように飛んでいきました。
「ああっ、待って!」
こんなことは、そうそうありません。
まさか、自分より体がずっと大きい生き物に、恐れられる日が来ようなんて。
レンは生き物を追って、自分も茂みのむこうへ急ぎました。
露出した足につきまとう、ちくちくするような植物の感触にたえて、
ようやく茂みをぬけると……いました。例の生き物が。
小さくなったその生き物は、今度は地べたに腹ばいになって落ちていました。
「……お、お腹、空いたぁ……」
レンはポカンとした顔で、その生き物のそばへゆっくり近づきます。
「ダメだぁ……ぼくは、ここで……死ぬんだぁ……」
生き物は、消え入るようなかすれ声で、みじめに嘆いていました。
熊のようにたくましそうだと思ったら、なぜか人間の姿におびえたり、
急に体が小動物みたいに縮んだと思ったら、脇目もふらずに逃げ出したり。
レンは、だんだんこの生き物が、とても愛おしくなってきました。
「しょうがないなぁ……ぼくの家、連れてってあげるったら」
レンは、小さな生き物を両手でそっと拾い上げ、腕の中に抱きこみます。
大人のモルモットほどのサイズになった生き物は、
バッテリーを消耗したてのスマホのように、はっきりとした温もりがありました。
よほどお腹が空いているのでしょうか。抵抗する気配はちっともありません。
(今日はスケッチの宿題、終わりそうにないなぁ)
それから、林の外にほっぽり出していたスケッチボードを回収するために、
もとの場所へ戻りました。
「あれ? そういえば、いったいどうして――」
あんなに砂ぼこりが舞うほど強烈に落下してきたのに、
草の上にはその衝撃の跡がまったくありません。
クレーターの一つくらいできても、おかしくなかったのですが。
この生物が、あの緑色の球体に入っていたのは間違いありません。
ということは、あの球体に特別な仕組みがあったのでしょう。
どうなっていることやら。
とにかくレンは、一本杉の近くに吹っ飛んでいたスケッチボードを拾い上げ、
それを入れる手さげバッグを林の近くで見つけました。
スケッチに使う鉛筆は、どこかに失くしてしまいましたが。
ああ……創作の世界でしかお目にかかれないような存在が、今自分の腕の中に。
これは、モンスターなのでしょうか? それとも、神獣が天国から降ってきた?
さまざまな想像をふくらませながら、雑木林の通り道をぬけ、
丘のふもとへ下る車道に出ようとした、その時です。
レンの目に映ったのは、丘の上の轟音と砂塵の原因を確かめに来た、
百人を超える町の住民。おまけに、雑木林の前には数名の警察官までいました。
(げげげっ!)
レンはとっさに木の後ろに身を隠しました。
そうするのも当然です。レンは今、得体の知れない珍生物を抱えているのですから。
それに、あんな大爆発の直後なのです。もし警官たちに見られでもして、
何か危険な力を持っていると警戒されたら、かわいそうです。
(だって、この子が人間界を破壊するためにやってきたなら、
こんなふうにお腹を空かせて弱った状態で、空から落ちてくるはずないもの。
この子は……そうだ。何かツライことでもあったに違いないよ)
危険生物であるはずがありません。こんなに愛らしいのだもの。
レンは、人に見つからないように雑木林に紛れて進むと、
歩道前の柵を跳び越えて、自転車が置いてある駐輪スペースに到達しました。
顔じゅうが葉っぱや木の枝に当たったせいで、チクチクします。
「このままじゃ、自転車こげないな」
レンは、不思議な生物を手さげバッグに入れてあげることにしました。
先に入れていたスケッチボードは、脇に抱えて持てば解決です。
「この中に入れば、見つからないはずだから。
……うん、これでよし。ちょっと窮屈だろうけど、しばらくがまんしてて」
「……あのう、人間さん? ぼくをどうしようって言うんです?」
と、不思議な生物がバッグの中から問いかけました。
「大丈夫。取って食うってわけじゃないから。じゃあ、いくぞ」
レンは、ゆっくりと怪しまれないようにこぎ出しました。
車道の対向車線には、野次馬たちの車が渋滞のように何台も駐車していて、
中には警察のパトカーもあります。
あの爆発が、どれほど町の人たちを仰天させたか、レンにも想像できます。
「――すると、空から何か丸いものが投下されたように映ったわけですね?」
「はい、そうです! 飛行機が落ちた感じではなかったです! もう、びっくり!」
四十代くらいのおばさんと、警官のやり取りが、通りがけに聞こえてきました。
この後、警察の人たちは丘の上の原っぱへと、原因を突きとめにいくはずです。
でも、きっと何一つおかしなものが見つからなくて、変に思うことでしょう。
だって、どんなに頭の切れる警官だろうと、思いつきやしませんから。
空から降ってきたのが、竜のような、犬のような生物で、
モルモットのように小さくなって、今、レンの自転車に運ばれているとは。
*
家に帰ると、レンは小さい生き物を、自分の部屋に連れこみ、
床にある四角いクッションの上に降ろしてあげました。
それから、キッチンでエサになりそうなものを、調達しにいきました。
(竜でも、犬でも、食べられるものは、だいたい決まってるからね)
レンは、冷蔵庫の中から、昨日の晩の残り物になったベーコンの皿を取ると、
ラップがかかったまま、レンジで堂々と温めました。
両親は今日も、一階にあるカレー屋のお仕事で晩までいそがしいため、
この光景を見られる心配がなかったのです。
「あちちち。おーい、食べ物持ってきたよー」
生き物は、まだクッションの上でぐったり伸びていました。
「お口に合うかは、分かんないけどさ。今は、これしかなくて」
レンは、お皿のラップを手際よくはがし、生き物の目の前に置きました。
そのとたん、部屋に立ち昇るお肉の香ばしいにおい。心をくすぐる脂の気配。
生き物は、たちまち生気を得たように起き上がると、
「おおお、お肉! いいんですか? いいんですよね!?」
レンの返事を待つことなく、生き物は一切れの肉厚ベーコンにがっつきました。
このあふれだす肉汁の感覚。今まで食べたどの肉よりも、ずっと強い脂の甘み。
そしてこの肉厚感……もうたまりません。
十二センチもあったはずのベーコンは、一分もせずに跡形もなくなりました。
「よく食べるなあ。けっこう熱かったけど、平気みたいだね」
「ええ。ぼく、熱いのはへっちゃらですので! それにしても、助かりましたぁ。
ここに落ちる前、とてつもなくエネルギーを使うこと、やってましたから。
いやあ、ご馳走さまでした!」
パチン! 生き物は、脂まみれの両手を礼儀よくあわせました。
「ほらほら、ギトギトだよ。口元も。はい、手を出して」
レンは、ズボンのポケットからハンカチを取り出すと、
まずは生き物の両手をもむようにふき、それから口元を優しくふいてあげました。
こうして見ると、なかなかに可愛いやつです。
うるっとしたコハク色の瞳、ふさふさなしっぽ、おまけに手にはピンクの肉球。
「あのさ……ストレートに聞くけど、キミって何者?」
「え、ぼくですか? 何者と言われても……見ての通りですが」
生き物は、きょとんとした目でこちらを見上げていました。
質問の仕方が悪かったのでしょう。レンは、短くうなってから、こう聞きました。
「キミは、竜なの? 犬なの? それとも、どっちでもないの?」
「あ、そっか……あなた、ぼくみたいな生き物を知らないんですね」
生き物は、羽をひゅうっと一振ふりして、レンの目線の高さまで飛び上がりました。
「ぼくは、ドラギィです! 親にもらった名前は、フラップっていいます。
以後、どうぞお見知りおきを!」
フラップは、空中舞台の俳優のようにかしこまって、そう名乗りました。
「ドラ、ギィ?」
聞いたことも、見たこともない、へんてこ極まりない名前ではありませんか。
「うーん、でも……どう声をかけよう? 言葉は通じるかな?」
竜ならまだしも、犬の一種だとしたら、人の言葉が分かるとは考えられません。
それに、人間を噛むかもしれない恐れもあります。
安全に事を運ぶなら、茂みのなかでじっと身をひそめたまま、
この生き物が目を覚まして、どう行動するかを観察するところでしょう。
しかしレンは、この生き物が、そこまで危険には感じられませんでした。
「お、おーい、竜くーん。あっ、いや、犬くんのほうがいいかな……?」
どっちの呼び方がふさわしいか決めあぐねていると、
倒れていたその大きな生き物が、パチッと目を覚ましました。
重たそうな上半身をもっそりと起こし、辺りをキョロキョロします。
「うーん、あれ……? ここどこ?」
しゃべりました。
レンは、石になってしまいました。
どうしよう! ここからどうなる? ぼくは、どうなるんだ?
「うわあああ! ニンゲンだあぁぁぁ!!」
生き物は、レンを見るなり震え上がりました。
さらには、こちらさえ驚くようなことが、起こったのです。
シュン……! ぽてん。
その生き物は、こちらがまばたきする間もなく、一瞬にして、
小動物のように小さな体へと縮んでしまったのです。
「えっ、えっ、うそ!?」
レンの頭の理解が追いつかないまま、小さくなったその生き物は、
先ほどまでレンが隠れていた茂みの中へ、弾丸のように飛んでいきました。
「ああっ、待って!」
こんなことは、そうそうありません。
まさか、自分より体がずっと大きい生き物に、恐れられる日が来ようなんて。
レンは生き物を追って、自分も茂みのむこうへ急ぎました。
露出した足につきまとう、ちくちくするような植物の感触にたえて、
ようやく茂みをぬけると……いました。例の生き物が。
小さくなったその生き物は、今度は地べたに腹ばいになって落ちていました。
「……お、お腹、空いたぁ……」
レンはポカンとした顔で、その生き物のそばへゆっくり近づきます。
「ダメだぁ……ぼくは、ここで……死ぬんだぁ……」
生き物は、消え入るようなかすれ声で、みじめに嘆いていました。
熊のようにたくましそうだと思ったら、なぜか人間の姿におびえたり、
急に体が小動物みたいに縮んだと思ったら、脇目もふらずに逃げ出したり。
レンは、だんだんこの生き物が、とても愛おしくなってきました。
「しょうがないなぁ……ぼくの家、連れてってあげるったら」
レンは、小さな生き物を両手でそっと拾い上げ、腕の中に抱きこみます。
大人のモルモットほどのサイズになった生き物は、
バッテリーを消耗したてのスマホのように、はっきりとした温もりがありました。
よほどお腹が空いているのでしょうか。抵抗する気配はちっともありません。
(今日はスケッチの宿題、終わりそうにないなぁ)
それから、林の外にほっぽり出していたスケッチボードを回収するために、
もとの場所へ戻りました。
「あれ? そういえば、いったいどうして――」
あんなに砂ぼこりが舞うほど強烈に落下してきたのに、
草の上にはその衝撃の跡がまったくありません。
クレーターの一つくらいできても、おかしくなかったのですが。
この生物が、あの緑色の球体に入っていたのは間違いありません。
ということは、あの球体に特別な仕組みがあったのでしょう。
どうなっていることやら。
とにかくレンは、一本杉の近くに吹っ飛んでいたスケッチボードを拾い上げ、
それを入れる手さげバッグを林の近くで見つけました。
スケッチに使う鉛筆は、どこかに失くしてしまいましたが。
ああ……創作の世界でしかお目にかかれないような存在が、今自分の腕の中に。
これは、モンスターなのでしょうか? それとも、神獣が天国から降ってきた?
さまざまな想像をふくらませながら、雑木林の通り道をぬけ、
丘のふもとへ下る車道に出ようとした、その時です。
レンの目に映ったのは、丘の上の轟音と砂塵の原因を確かめに来た、
百人を超える町の住民。おまけに、雑木林の前には数名の警察官までいました。
(げげげっ!)
レンはとっさに木の後ろに身を隠しました。
そうするのも当然です。レンは今、得体の知れない珍生物を抱えているのですから。
それに、あんな大爆発の直後なのです。もし警官たちに見られでもして、
何か危険な力を持っていると警戒されたら、かわいそうです。
(だって、この子が人間界を破壊するためにやってきたなら、
こんなふうにお腹を空かせて弱った状態で、空から落ちてくるはずないもの。
この子は……そうだ。何かツライことでもあったに違いないよ)
危険生物であるはずがありません。こんなに愛らしいのだもの。
レンは、人に見つからないように雑木林に紛れて進むと、
歩道前の柵を跳び越えて、自転車が置いてある駐輪スペースに到達しました。
顔じゅうが葉っぱや木の枝に当たったせいで、チクチクします。
「このままじゃ、自転車こげないな」
レンは、不思議な生物を手さげバッグに入れてあげることにしました。
先に入れていたスケッチボードは、脇に抱えて持てば解決です。
「この中に入れば、見つからないはずだから。
……うん、これでよし。ちょっと窮屈だろうけど、しばらくがまんしてて」
「……あのう、人間さん? ぼくをどうしようって言うんです?」
と、不思議な生物がバッグの中から問いかけました。
「大丈夫。取って食うってわけじゃないから。じゃあ、いくぞ」
レンは、ゆっくりと怪しまれないようにこぎ出しました。
車道の対向車線には、野次馬たちの車が渋滞のように何台も駐車していて、
中には警察のパトカーもあります。
あの爆発が、どれほど町の人たちを仰天させたか、レンにも想像できます。
「――すると、空から何か丸いものが投下されたように映ったわけですね?」
「はい、そうです! 飛行機が落ちた感じではなかったです! もう、びっくり!」
四十代くらいのおばさんと、警官のやり取りが、通りがけに聞こえてきました。
この後、警察の人たちは丘の上の原っぱへと、原因を突きとめにいくはずです。
でも、きっと何一つおかしなものが見つからなくて、変に思うことでしょう。
だって、どんなに頭の切れる警官だろうと、思いつきやしませんから。
空から降ってきたのが、竜のような、犬のような生物で、
モルモットのように小さくなって、今、レンの自転車に運ばれているとは。
*
家に帰ると、レンは小さい生き物を、自分の部屋に連れこみ、
床にある四角いクッションの上に降ろしてあげました。
それから、キッチンでエサになりそうなものを、調達しにいきました。
(竜でも、犬でも、食べられるものは、だいたい決まってるからね)
レンは、冷蔵庫の中から、昨日の晩の残り物になったベーコンの皿を取ると、
ラップがかかったまま、レンジで堂々と温めました。
両親は今日も、一階にあるカレー屋のお仕事で晩までいそがしいため、
この光景を見られる心配がなかったのです。
「あちちち。おーい、食べ物持ってきたよー」
生き物は、まだクッションの上でぐったり伸びていました。
「お口に合うかは、分かんないけどさ。今は、これしかなくて」
レンは、お皿のラップを手際よくはがし、生き物の目の前に置きました。
そのとたん、部屋に立ち昇るお肉の香ばしいにおい。心をくすぐる脂の気配。
生き物は、たちまち生気を得たように起き上がると、
「おおお、お肉! いいんですか? いいんですよね!?」
レンの返事を待つことなく、生き物は一切れの肉厚ベーコンにがっつきました。
このあふれだす肉汁の感覚。今まで食べたどの肉よりも、ずっと強い脂の甘み。
そしてこの肉厚感……もうたまりません。
十二センチもあったはずのベーコンは、一分もせずに跡形もなくなりました。
「よく食べるなあ。けっこう熱かったけど、平気みたいだね」
「ええ。ぼく、熱いのはへっちゃらですので! それにしても、助かりましたぁ。
ここに落ちる前、とてつもなくエネルギーを使うこと、やってましたから。
いやあ、ご馳走さまでした!」
パチン! 生き物は、脂まみれの両手を礼儀よくあわせました。
「ほらほら、ギトギトだよ。口元も。はい、手を出して」
レンは、ズボンのポケットからハンカチを取り出すと、
まずは生き物の両手をもむようにふき、それから口元を優しくふいてあげました。
こうして見ると、なかなかに可愛いやつです。
うるっとしたコハク色の瞳、ふさふさなしっぽ、おまけに手にはピンクの肉球。
「あのさ……ストレートに聞くけど、キミって何者?」
「え、ぼくですか? 何者と言われても……見ての通りですが」
生き物は、きょとんとした目でこちらを見上げていました。
質問の仕方が悪かったのでしょう。レンは、短くうなってから、こう聞きました。
「キミは、竜なの? 犬なの? それとも、どっちでもないの?」
「あ、そっか……あなた、ぼくみたいな生き物を知らないんですね」
生き物は、羽をひゅうっと一振ふりして、レンの目線の高さまで飛び上がりました。
「ぼくは、ドラギィです! 親にもらった名前は、フラップっていいます。
以後、どうぞお見知りおきを!」
フラップは、空中舞台の俳優のようにかしこまって、そう名乗りました。
「ドラ、ギィ?」
聞いたことも、見たこともない、へんてこ極まりない名前ではありませんか。
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