平凡で特徴なんて何一つもない俺が総攻めなワケ

俺の今年の同室者·····名前は言わぬ

で、朝食を食べてからは学校行く準備をする為に寮に戻ったわけなんですが…



「･････」



『･････』




同室者に睨まれておりまーす！←ｲﾏｺｺ！




『えーーっと、おはようございます？』




「･･････････ﾌｲｯ」




いや、挨拶しろよ·····(--;)




そのまま彼は、部屋に入った途端で入り口に立っている俺を無視して部屋から出ていった。





うわーー、今日は一段と機嫌悪かったなぁ、、、んー？王道転校生と何かしらあったのかな？

























そう！俺の今年の同室者は王道転校生の取り巻きの1人である『爽やかスポーツマン』（笑）←なのだ。毎年、この学校の寮は部屋替えがあるから同室者が変わるからなんだけど·····






(部屋が一緒になった最初の頃は、話しかけてくれたりしてくれてたのになー)





まぁ、王道転校生を好きになってからは人格が変わったかのようになってしまった。周りの人を警戒してるかのように·····それは、まぁ、俺も当てはまる訳でありまして。




『･････』




はぁ、朝から気分を悪くしたくなくて朝食は食堂で食べて時間をずらしているのになぁー。今日は運が悪いなぁ～






(････この後、何もなければいいなぁ·····)





そう思いながら、俺は自室にカバンを取りに行く。フラグがたっていることに気がつくこともなく·····










































『はぁ·····』






「ん？どうかしたか、紗綺？」




『いや？朝からちょっと嫌なことがあってさ～』




準備が出来て、寮の前に待ち合わせをしたカナと一緒に学校に向かいながら話す。




「え！俺のせい！？ゴメンってーー！！写真は消したからさぁー！」




『煩いー。大丈夫だよ、カナのせいではないから·····3割は·····』




「7割は俺か！･････で、3割は同室者の爽やかくん？」




『うん。朝から睨みかけられ、無視されなど散々』




「うわぁ·····本当に去年と違いすぎる態度で(苦笑)もう爽やかくんって呼べないじゃん…」




あ、本当だ（笑）爽やかスポーツマンとも呼べないなぁ…




「『ノット爽やかくん(ﾎﾞｿｯ』」




カナと意気投合した瞬間であった。