79 / 93
【後日譚2】異世界(日本)から聖女が来たらしいけど、オレ(元勇者で元日本人)には関係ないったらない!!!
第6話 白馬と王子様
しおりを挟む
「え? なんでいんの」
慌てて立ち上がって近づく。
うん、間違いなくロニーとエステルだ。
「訊きたいのはこっちなんだけど。なんでベルンハルト様が二人いるわけ?」
エステル言い放った言葉に、眉根を寄せた。
――二人?
「はぁ? オレは一人ですけど……」
「いやだから、二人! いるんだってば!!」
「兄さん。ベルンハルト様。ややこしいので黙っててください。――順番に説明しますね」
ロニーは外に人の気配がないことを確認するようにじっと閉じたドアを見つめてから、オレ達に向き直る。
そうして、彼らがここにいる経緯と――エステルの不可解な言葉の意味を説明し始めた。
◆◆◆
まず、僕らがここに来たのは――“魔王“に言われたからです。
……冗談じゃないですよ。
本当に、魔王だったんです。本人も自分が魔王だって言ってましたし、間違いありません。僕がいくら調べても辿り着けなかった魔王の力の根源のことも知っていましたし。
ただ、伝承のような恐ろしい姿ではなく、神秘的な銀色の猫の姿でしたが……まあ言い伝えというのは歪んでいくものですからね。
とにかく、僕らはその魔王に、急いでここへ来るように指示されたんです。
加えて、ベルンハルト様――正確に言えば、貴方の眠っている身体もお連れするようにとも言われました。
◆◆◆
「魔王……」
オレがその呼び名を反芻するのをどう勘違いしたのか、ロニーは不愉快そうに声を尖らせる。
「嘘じゃありませんよ。僕はちゃんと――」
「ああ、大丈夫。オレ魔王と知り合いだから。信じてないわけじゃないよ……なんだったら今ここに呼ぼうか」
眷属になったわけだし、召喚ぐらいできるよね。
……できるよな? これでできなかったら恥ずいな。
「……スピカ~」
心持ち小さな声で彼女を呼ぶ。
「はーい」
いつも通りの軽い調子で、彼女は床から滲み出すように現れた。
「うわっ」
「召喚魔法……」
エステルとロニーが声を上げる。
やっぱこれ召喚魔法なんだ。なんか魔力消費した感じあるもんな……あれ??
「さっきぶり~」
「スピカ、早速なんだけどさ」
抱き上げた彼女はいつも通りもふもふだった。
数時間ぶりにその毛並みを堪能したいところだが、今はそれどころじゃない。
「なぁに?」
「なんで……オレの魔力、消費されてんの??」
そう――。
オレの魔力は、グレンが傍にいる限り、彼のスキル【防衛】で実質無限なはずで……なのに、スピカを召喚したときも、考えてみればさっき探査魔法を使ったときだって、消費された感覚があったのだ。
「ああ、それはグレンくんが聖女の力の干渉を受けてるせいで、能力も使えなくなってるせいだね」
「え、魔法だけじゃなくてスキルも……いや、まあそうか……」
グレンのスキルって言ってしまえば魔法の上位互換だし、使えるなら使ってるよな。
「……スピカ。逆になんで貴女はそんなに平気そうなんですか」
オレの腕の中からスピカを摘み上げて、グレンが恨めしそうに尋ねる。
「ん? ああ、さっきベルンハルトくんには説明したんだけどさぁ。私って彼の眷属なの。だから、彼の魔力を借りれば軽い魔法なら使えるってわけ」
オレの魔力……。
「え、つまりあのしょうもないテレパシーもオレの魔力使ってたの?」
「しょうもなくなかったでしょ! 大事だったよ! でもごめん、君の魔力をお借りしました。だってぇ~私とグレンくんの魔法もスキルも、聖女のせいで使えないんだもん」
仕方ないじゃんか、とぼやく彼女に嘆息していると、さっきまで呆然としていたエステルが騒ぎ始めた。
「はぁ??!! どういうことだよ! なんでそいつ……魔王が、ベルンハルト様とそんな友だちみたいに……!!」
エステルの中にも友だちって概念あるんだ~意外~。
「お前に説明する必要がないからしない。……ロニー、それでオレの身体は?」
「はい。兄さん、連れてきて」
「あ~!! もうなんだよ、わけわかんねぇ!」
エステルが喚きながら指を鳴らす。
すると見覚えのある白馬と――その背に横たわるオレの肉体が現れた。
「これ!! 最初オレ、ベルンハルト様が死んだのかと思ったんだけど!」
「縁起でもないこと言うなよ。ちょっと幽体離脱してるだけです~」
「てか、触ったらめちゃくちゃ攻撃されるからわざわざスキル使って運ばないといけなかったし……っ! めちゃくちゃ大変だったんだからな!!」
触れないのは……あれか。グレンが張った(なんかもう日常的にいつの間にか張られてるから慣れてきた)バリアの影響ですね。白馬ならオッケー判定出るんだ。
そんなことを思いつつ、自分の肉体を白馬から下ろせるか考える。……うん。多分無理。
オレの身体だし重くないはずだけど、この人形の身で抱き抱えられるほど軽くもないだろう。
「失礼します」
グレンに頼もう、とするより前に、ロニーが眠るオレに律儀に声をかけ、恭しくその身体を横抱きにする。
ロニーは触れるんだ。魔力がほとんどないからかな?
「ベルンハルト様、貴方の本体をベッドに寝かせても構いませんか」
「うん、お願い」
……グレンの視線が怖い。
そんな顔するならお前があれすればよかったじゃん!! オレも見たかったよ!!
無言の抗議合戦を繰り広げるオレとグレンの間に座ったスピカが、笑う。
「今の妙な状態になってる私やグレンくんが魂のない肉体に触ったらどうなるかわかんないからね~」
「ああ、なるほど。それでエステル達に頼んだわけね。……グレンもごめんね」
「……はい」
一瞬の喧嘩とも言えない喧嘩が終わったところで、オレは早速元の身体に戻るとしますか。
元の……身体……に……。
……………………。
「あー……ちょ、ちょっと全員一回出てってくれない?」
自分で自分にキスするところとか誰にも見られたくないよ……。
慌てて立ち上がって近づく。
うん、間違いなくロニーとエステルだ。
「訊きたいのはこっちなんだけど。なんでベルンハルト様が二人いるわけ?」
エステル言い放った言葉に、眉根を寄せた。
――二人?
「はぁ? オレは一人ですけど……」
「いやだから、二人! いるんだってば!!」
「兄さん。ベルンハルト様。ややこしいので黙っててください。――順番に説明しますね」
ロニーは外に人の気配がないことを確認するようにじっと閉じたドアを見つめてから、オレ達に向き直る。
そうして、彼らがここにいる経緯と――エステルの不可解な言葉の意味を説明し始めた。
◆◆◆
まず、僕らがここに来たのは――“魔王“に言われたからです。
……冗談じゃないですよ。
本当に、魔王だったんです。本人も自分が魔王だって言ってましたし、間違いありません。僕がいくら調べても辿り着けなかった魔王の力の根源のことも知っていましたし。
ただ、伝承のような恐ろしい姿ではなく、神秘的な銀色の猫の姿でしたが……まあ言い伝えというのは歪んでいくものですからね。
とにかく、僕らはその魔王に、急いでここへ来るように指示されたんです。
加えて、ベルンハルト様――正確に言えば、貴方の眠っている身体もお連れするようにとも言われました。
◆◆◆
「魔王……」
オレがその呼び名を反芻するのをどう勘違いしたのか、ロニーは不愉快そうに声を尖らせる。
「嘘じゃありませんよ。僕はちゃんと――」
「ああ、大丈夫。オレ魔王と知り合いだから。信じてないわけじゃないよ……なんだったら今ここに呼ぼうか」
眷属になったわけだし、召喚ぐらいできるよね。
……できるよな? これでできなかったら恥ずいな。
「……スピカ~」
心持ち小さな声で彼女を呼ぶ。
「はーい」
いつも通りの軽い調子で、彼女は床から滲み出すように現れた。
「うわっ」
「召喚魔法……」
エステルとロニーが声を上げる。
やっぱこれ召喚魔法なんだ。なんか魔力消費した感じあるもんな……あれ??
「さっきぶり~」
「スピカ、早速なんだけどさ」
抱き上げた彼女はいつも通りもふもふだった。
数時間ぶりにその毛並みを堪能したいところだが、今はそれどころじゃない。
「なぁに?」
「なんで……オレの魔力、消費されてんの??」
そう――。
オレの魔力は、グレンが傍にいる限り、彼のスキル【防衛】で実質無限なはずで……なのに、スピカを召喚したときも、考えてみればさっき探査魔法を使ったときだって、消費された感覚があったのだ。
「ああ、それはグレンくんが聖女の力の干渉を受けてるせいで、能力も使えなくなってるせいだね」
「え、魔法だけじゃなくてスキルも……いや、まあそうか……」
グレンのスキルって言ってしまえば魔法の上位互換だし、使えるなら使ってるよな。
「……スピカ。逆になんで貴女はそんなに平気そうなんですか」
オレの腕の中からスピカを摘み上げて、グレンが恨めしそうに尋ねる。
「ん? ああ、さっきベルンハルトくんには説明したんだけどさぁ。私って彼の眷属なの。だから、彼の魔力を借りれば軽い魔法なら使えるってわけ」
オレの魔力……。
「え、つまりあのしょうもないテレパシーもオレの魔力使ってたの?」
「しょうもなくなかったでしょ! 大事だったよ! でもごめん、君の魔力をお借りしました。だってぇ~私とグレンくんの魔法もスキルも、聖女のせいで使えないんだもん」
仕方ないじゃんか、とぼやく彼女に嘆息していると、さっきまで呆然としていたエステルが騒ぎ始めた。
「はぁ??!! どういうことだよ! なんでそいつ……魔王が、ベルンハルト様とそんな友だちみたいに……!!」
エステルの中にも友だちって概念あるんだ~意外~。
「お前に説明する必要がないからしない。……ロニー、それでオレの身体は?」
「はい。兄さん、連れてきて」
「あ~!! もうなんだよ、わけわかんねぇ!」
エステルが喚きながら指を鳴らす。
すると見覚えのある白馬と――その背に横たわるオレの肉体が現れた。
「これ!! 最初オレ、ベルンハルト様が死んだのかと思ったんだけど!」
「縁起でもないこと言うなよ。ちょっと幽体離脱してるだけです~」
「てか、触ったらめちゃくちゃ攻撃されるからわざわざスキル使って運ばないといけなかったし……っ! めちゃくちゃ大変だったんだからな!!」
触れないのは……あれか。グレンが張った(なんかもう日常的にいつの間にか張られてるから慣れてきた)バリアの影響ですね。白馬ならオッケー判定出るんだ。
そんなことを思いつつ、自分の肉体を白馬から下ろせるか考える。……うん。多分無理。
オレの身体だし重くないはずだけど、この人形の身で抱き抱えられるほど軽くもないだろう。
「失礼します」
グレンに頼もう、とするより前に、ロニーが眠るオレに律儀に声をかけ、恭しくその身体を横抱きにする。
ロニーは触れるんだ。魔力がほとんどないからかな?
「ベルンハルト様、貴方の本体をベッドに寝かせても構いませんか」
「うん、お願い」
……グレンの視線が怖い。
そんな顔するならお前があれすればよかったじゃん!! オレも見たかったよ!!
無言の抗議合戦を繰り広げるオレとグレンの間に座ったスピカが、笑う。
「今の妙な状態になってる私やグレンくんが魂のない肉体に触ったらどうなるかわかんないからね~」
「ああ、なるほど。それでエステル達に頼んだわけね。……グレンもごめんね」
「……はい」
一瞬の喧嘩とも言えない喧嘩が終わったところで、オレは早速元の身体に戻るとしますか。
元の……身体……に……。
……………………。
「あー……ちょ、ちょっと全員一回出てってくれない?」
自分で自分にキスするところとか誰にも見られたくないよ……。
31
お気に入りに追加
703
あなたにおすすめの小説
無能の騎士~退職させられたいので典型的な無能で最低最悪な騎士を演じます~
紫鶴
BL
早く退職させられたい!!
俺は労働が嫌いだ。玉の輿で稼ぎの良い婚約者をゲットできたのに、家族に俺には勿体なさ過ぎる!というので騎士団に入団させられて働いている。くそう、ヴィがいるから楽できると思ったのになんでだよ!!でも家族の圧力が怖いから自主退職できない!
はっ!そうだ!退職させた方が良いと思わせればいいんだ!!
なので俺は無能で最悪最低な悪徳貴族(騎士)を演じることにした。
「ベルちゃん、大好き」
「まっ!準備してないから!!ちょっとヴィ!服脱がせないでよ!!」
でろでろに主人公を溺愛している婚約者と早く退職させられたい主人公のらぶあまな話。
ーーー
ムーンライトノベルズでも連載中。
【完結】白い塔の、小さな世界。〜監禁から自由になったら、溺愛されるなんて聞いてません〜
N2O
BL
溺愛が止まらない騎士団長(虎獣人)×浄化ができる黒髪少年(人間)
ハーレム要素あります。
苦手な方はご注意ください。
※タイトルの ◎ は視点が変わります
※ヒト→獣人、人→人間、で表記してます
※ご都合主義です、あしからず
【完結】ハードな甘とろ調教でイチャラブ洗脳されたいから悪役貴族にはなりたくないが勇者と戦おうと思う
R-13
BL
甘S令息×流され貴族が織りなす
結構ハードなラブコメディ&痛快逆転劇
2度目の人生、異世界転生。
そこは生前自分が読んでいた物語の世界。
しかし自分の配役は悪役令息で?
それでもめげずに真面目に生きて35歳。
せっかく民に慕われる立派な伯爵になったのに。
気付けば自分が侯爵家三男を監禁して洗脳していると思われかねない状況に!
このままじゃ物語通りになってしまう!
早くこいつを家に帰さないと!
しかし彼は帰るどころか屋敷に居着いてしまって。
「シャルル様は僕に虐められることだけ考えてたら良いんだよ?」
帰るどころか毎晩毎晩誘惑してくる三男。
エロ耐性が無さ過ぎて断るどころかどハマりする伯爵。
逆に毎日甘々に調教されてどんどん大好き洗脳されていく。
このままじゃ真面目に生きているのに、悪役貴族として討伐される運命が待っているが、大好きな三男は渡せないから仕方なく勇者と戦おうと思う。
これはそんな流され系主人公が運命と戦う物語。
「アルフィ、ずっとここに居てくれ」
「うん!そんなこと言ってくれると凄く嬉しいけど、出来たら2人きりで言って欲しかったし酒の勢いで言われるのも癪だしそもそも急だし昨日までと言ってること真逆だしそもそもなんでちょっと泣きそうなのかわかんないし手握ってなくても逃げないしてかもう泣いてるし怖いんだけど大丈夫?」
媚薬、緊縛、露出、催眠、時間停止などなど。
徐々に怪しげな薬や、秘密な魔道具、エロいことに特化した魔法なども出てきます。基本的に激しく痛みを伴うプレイはなく、快楽系の甘やかし調教や、羞恥系のプレイがメインです。
全8章128話、11月27日に完結します。
なおエロ描写がある話には♡を付けています。
※ややハードな内容のプレイもございます。誤って見てしまった方は、すぐに1〜2杯の牛乳または水、あるいは生卵を飲んで、かかりつけ医にご相談する前に落ち着いて下さい。
感想やご指摘、叱咤激励、有給休暇等貰えると嬉しいです!ノシ
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
【完】ゲームの世界で美人すぎる兄が狙われているが
咲
BL
俺には大好きな兄がいる。3つ年上の高校生の兄。美人で優しいけどおっちょこちょいな可愛い兄だ。
ある日、そんな兄に話題のゲームを進めるとありえない事が起こった。
「あれ?ここってまさか……ゲームの中!?」
モンスターが闊歩する森の中で出会った警備隊に保護されたが、そいつは兄を狙っていたようで………?
重度のブラコン弟が兄を守ろうとしたり、壊れたブラコンの兄が一線越えちゃったりします。高確率でえろです。
※近親相姦です。バッチリ血の繋がった兄弟です。
※第三者×兄(弟)描写があります。
※ヤンデレの闇属性でビッチです。
※兄の方が優位です。
※男性向けの表現を含みます。
※左右非固定なのでコロコロ変わります。固定厨の方は推奨しません。
お気に入り登録、感想などはお気軽にしていただけると嬉しいです!
【R18】【Bl】魔力のない俺は今日もイケメン絶倫幼馴染から魔力をもらいます
ペーパーナイフ
BL
俺は猛勉強の末やっと魔法高校特待生コースに入学することができた。
安心したのもつかの間、魔力検査をしたところ魔力適性なし?!
このままでは学費無料の特待生を降ろされてしまう…。貧乏な俺にこの学校の学費はとても払えない。
そんなときイケメン幼馴染が魔力をくれると言ってきて…
魔力ってこんな方法でしか得られないんですか!!
注意
無理やり フェラ 射精管理 何でもありな人向けです
リバなし 主人公受け 妊娠要素なし
後半ほとんどエロ
ハッピーエンドになるよう努めます
平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます
ふくやまぴーす
BL
旧題:平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます〜利害一致の契約結婚じゃなかったの?〜
名前も見た目もザ・平凡な19歳佐藤翔はある日突然初対面の美形双子御曹司に「自分たちを助けると思って結婚して欲しい」と頼まれる。
愛のない形だけの結婚だと高を括ってOKしたら思ってたのと違う展開に…
「二人は別に俺のこと好きじゃないですよねっ?なんでいきなりこんなこと……!」
美形双子御曹司×健気、お人好し、ちょっぴり貧乏な愛され主人公のラブコメBLです。
🐶2024.2.15 アンダルシュノベルズ様より書籍発売🐶
応援していただいたみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました!
勇者の股間触ったらエライことになった
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
勇者さんが町にやってきた。
町の人は道の両脇で壁を作って、通り過ぎる勇者さんに手を振っていた。
オレは何となく勇者さんの股間を触ってみたんだけど、なんかヤバイことになっちゃったみたい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる