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【後日譚】幸せ貞操危機生活 〜ちゃすてぃてぃくらいしす・らいふ!〜
Days2「手っ取り早く媚薬を盛ろう!」
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「ロニー、元気? あ、エステルもいる」
今日は月一の偵察の日――オレの可愛い操り人形たちが、ちゃーんと働いてるかを確認しにいく日だ。
ミルザム伯爵家の本邸の執務室におもむくと、エステルの姿もそこにあった。シャウラ子爵家まで行く手間が省けてラッキー。
……まあ、別に元からわざわざ来なくてもグレンがたまに遠隔でチェックしてくれてるから形だけなんだけどね。
「うげ……ベルンハルト様。なんでいつもランダムに来るの……せめて曜日か時間ぐらい決めといてよ」
エステルは感情を隠しもせずに、秀麗な顔を思いっきり歪めた。
「抜き打ちじゃないとお前らなんか企んだりしそうだからだよ」
「なにができるって言うんですか……僕たち、【予言】で貴方に命を握られてるんですよ」
ロニーも、以前のように陰険な笑みを浮かべることはない。
普段は猫を被って、“優しくて穏やかな領主様“を演じているみたいだが。まあ、オレたちの前でそんな演技しても今更だもんな。
「捨て身でやらかすかもしれませんから。まあさせませんけど」
「……ベルンハルト様。おれいっつも思ってるんだけどさぁ、グレンまで連れてくる意味ある? こいつ関係なくない??」
「あるある。ここ結構遠いじゃん? オレ一人で来たら途中で倒れる自信しかないもん」
オレとグレンが住んでいるのはミルザム伯爵家の別邸。
本邸までの距離は徒歩三十分なので、とてもじゃないがオレ一人では来れない。
「じゃあ馬車乗ればいい話だろ……てか、あんたら汗かいてないね。今日こんなに暑いのにさぁ……」
エステルは忌々しげにカーテンの隙間から漏れる日差しを睨みつけた。
「運動不足の解消も兼ねて歩いてるんだよ。汗は……ほら、魔法でグレンがなんやかんやしてくれてる」
温度調節の……なんだっけ。保温も保冷も両方できる魔法を常にかけてくれてるので、オレの身体は夏の暑さにもバテることなく対応できているのだ。
これがなかったらマジで死んでると思う。
「相変わらず出鱈目な魔力量とコントロールですね。まるで化け物だ」
「お褒めいただき光栄ですミルザム伯爵。俺が化け物に見えるだなんて……随分とお疲れなんですね。伯爵も領主も貴方には過ぎた名前だったのでは?」
……こいつらギスらずに普通に会話できないのかな。いやでも今のはロニーが悪い。
「ロニー……昔はもうちょっといい子だったのにね。エステルも……女の子みたいに可愛かったのに……」
思い出した記憶の中のシャウラの双子は、今よりも数段素直で可愛かった。
ロニーは礼儀正しくて穏やかで、エステルはロニーの後ろにいつも隠れてるシャイな可愛い子。
……昔のオレはそんなエステルを勝手に女の子だと思ってたみたいだ。そのせいで無意識に『物語』の“エステル“をヒロインにしてしまったのだろう。
「あ? そんな昔のこと知らねぇよ」
「そうですか。……ベルンハルト様も昔の方が綺麗でしたよ」
ロニーの言葉にグレンが口を開きかけたが手のひらで塞いどいた。めんどくさいし。
「勿論今もお美しいですが……幼い頃の貴方は、高貴で花のようなお方でしたから」
はいはい。どうせ今は俗世にかぶれて下品になってますよ。
「でも僕は今の貴方も好きですよ」
「そうか。オレは昔も今もお前のこと別に好きじゃないよ……じゃあな」
◇◇◇
帰りはワープにした。
「……疲れた」
早々にベッドにダイブする。
グレンの【防衛】ってHPの消費をゼロにできるはずなんだけど、この世界のHPはイコール体力じゃないらしい。
だってそうならオレが筋トレに励む(励んでない)意味もなかったもんね。
あくまで敵の攻撃に耐える力のことであって、元々ない体力を増強できるプロテイン的なものではないのだ。
「お疲れ様です、ベル」
「うん……」
たかが三十分歩いただけでこんなに疲れるのは本当にひどいと思うから、やっぱり筋トレ再開しようかな。
「なぁ、前にさ……オレがお前より大きくなっても気にしないって言ってたよな」
「ええ。……ベル、言いづらいんですが多分もう身長は……」
わかっとるわい。
「いや、筋肉をつけたい」
言いながら腕に力を込めてみたが、筋肉が隆起することはない。
「そうですね……今のままでも素敵だと思いますが、健康のためにも止めはしませんよ。でも俺みたいにはならないでくださいね」
「は? なんで?? 俺の目指してるのはお前の身体なんだけど」
ばっと起き上がり、ベッドサイドに立っているグレンの腹に触れる。
硬い……。裸をまじまじと見る機会はない(正確にはあるんだけど余裕がない)から、どうなってるのかがよくわからない。
「ちょっと……ベル」
「腹筋……割れてるよな。どうやって割るの?」
そもそもなんで割れるんだろう。
まず骨の上に肉が乗って……え、それが六個とかに割れる原理ってどうなってんの。
ぺろ、と自分のシャツを捲った。
うん。見事になにもない。薄くて、アバラが浮いてて……うっすら縦線があるけどこれは腹筋とは別物だよなぁ。
「グレン、腹見せて」
「…………ベル、貴方、今いくつですか」
真剣に筋肉について考えるオレを、グレンは呆れた目で見下ろす。
「十八……もうじき十九ですけど。関係ある? え、もしかして筋肉も何歳までしかつかないとかあんの?」
「いや……むしろ二十代が一番つきやすいらしいのでこれからですけど。そうじゃなくって……」
しばらく考え込んで。
――オレは、ようやく今の状態に気がついた。
「…………まって、違う。オレはこんな鈍感系ヒロインみたいなことをするつもりじゃなかったんだ。ただ純粋に筋肉を求めてただけで……」
いやどんな言い訳も無意味だろう。
「筋肉すごーい!」とか言って男の身体をベタベタ触るのは鈍感系ヒロイン以外の何者でもない。
ちなみにオレは鈍感系ヒロインが苦手だ。難聴系ヒロインや、その亜種も全般苦手だ。
「わかってますよ……でもそれ以上触られると勃起しそうなんでやめてもらっていいですか……」
「ストレートだな」
「余裕ないんで……」
グレンはため息をついてシーツに突っ伏す。
そして――よくわからない告白を始めた。
「俺……生まれてから、貴方以外で抜いたことないんですよ」
急になんの話だよ。
「貴方の“おじさん“だったときも、貴方のこと思ってしてました……あ、“蓮“じゃなくてちゃんとベルの姿を思い出してですからね」
どう違うのそれ……。
てかほんとになに言い出したのこの人。オレにどういう反応求めてんの??
「肌白かったな……とか、声可愛かったな……とか、それぐらいで満足してました。例えて言うなら、ソシャゲでボイスも付いていない、SSRもないマイナーキャラの数少ない公式絵だけで延々想像膨らませるみたいな生活を送ってたんです」
グレンの口からそんなの聞きたくないなぁ~!!
解釈違いすぎる。
……あ、叔父さんにソシャゲ勧めたのオレだわ。
じゃあオレのせいだな。あれかな、あのアイドルが大量に出てくるゲーム。キャラが三百人とかいるからどうしてもこう、供給に偏りが出るやつ。
「スピカが、たまに“この子ベルンハルトくんに似てるよ!“とか言ってBLの布教してくることもあったんですけど……ほら、攻めが俺じゃないので」
やばいオタクみたいなこと言い出した。
「だからこう、脳内で俺とベルに置き換えたりとかして……でも、ベルはこんなこと言わないな、って違和感があることが多くて」
グレンくんも解釈違いに悩んだんだね……。
そっかそっか。
「……で、それがなに」
この話の着地点はどこなんだ。
「ああ……まあ要するに、供給過多なんですよ」
またオタク用語が……!!
「供給過多って……オレが多いってこと?」
自分で言っといてどういうことだそれ。
確かにオレは最初からCV付いてるし、毎日がSSR(?)ですけど。
「そうです。まず貴方が世界に存在してくれているだけで満足なのに、貴方の身に触れる許可までもらっていて、しかもたまにこういう……無自覚な誘いをかけてくるでしょう?」
――誘い。
おお……。
確かに……オレ、悩んでたけど無意識にできてんじゃん……!! やればできる子どころか、自然にできちゃう天才型だったわけか!!!
よかった~~!!
もう悩みすぎて「手っ取り早く媚薬を盛ろう!(自分に)」とか思ってたんだよなぁ。
ほら、グレンは多分薬とか効かないし、オレが自分で飲めば発情したオレが勝手にどうにかしてくれるんじゃないかと思って。
でも、もうその必要はなくなったわけだ。
「で、グレンはそれが不満なわけ?」
ノーの返事がくることは承知の上で、ニヤニヤしながら問いかける。いつもオレがからかわれてるんだから、たまにはいいだろ。
「まさか。ただ……幸せすぎて死にそうなだけです」
グレンは顔を伏せたまま手を伸ばしてきた。その手がオレを探してシーツの上をうろうろと動くのがおかしくて、可愛くて――愛しくて。
「……オレも幸せで死ぬかも」
結局、オレもダメージを受けた。
なんで今さらこんな甘酸っぱい付き合い立てカップルみたいな会話してんの……。いや、カップルがどんな会話するのか知らないけど。
今日は月一の偵察の日――オレの可愛い操り人形たちが、ちゃーんと働いてるかを確認しにいく日だ。
ミルザム伯爵家の本邸の執務室におもむくと、エステルの姿もそこにあった。シャウラ子爵家まで行く手間が省けてラッキー。
……まあ、別に元からわざわざ来なくてもグレンがたまに遠隔でチェックしてくれてるから形だけなんだけどね。
「うげ……ベルンハルト様。なんでいつもランダムに来るの……せめて曜日か時間ぐらい決めといてよ」
エステルは感情を隠しもせずに、秀麗な顔を思いっきり歪めた。
「抜き打ちじゃないとお前らなんか企んだりしそうだからだよ」
「なにができるって言うんですか……僕たち、【予言】で貴方に命を握られてるんですよ」
ロニーも、以前のように陰険な笑みを浮かべることはない。
普段は猫を被って、“優しくて穏やかな領主様“を演じているみたいだが。まあ、オレたちの前でそんな演技しても今更だもんな。
「捨て身でやらかすかもしれませんから。まあさせませんけど」
「……ベルンハルト様。おれいっつも思ってるんだけどさぁ、グレンまで連れてくる意味ある? こいつ関係なくない??」
「あるある。ここ結構遠いじゃん? オレ一人で来たら途中で倒れる自信しかないもん」
オレとグレンが住んでいるのはミルザム伯爵家の別邸。
本邸までの距離は徒歩三十分なので、とてもじゃないがオレ一人では来れない。
「じゃあ馬車乗ればいい話だろ……てか、あんたら汗かいてないね。今日こんなに暑いのにさぁ……」
エステルは忌々しげにカーテンの隙間から漏れる日差しを睨みつけた。
「運動不足の解消も兼ねて歩いてるんだよ。汗は……ほら、魔法でグレンがなんやかんやしてくれてる」
温度調節の……なんだっけ。保温も保冷も両方できる魔法を常にかけてくれてるので、オレの身体は夏の暑さにもバテることなく対応できているのだ。
これがなかったらマジで死んでると思う。
「相変わらず出鱈目な魔力量とコントロールですね。まるで化け物だ」
「お褒めいただき光栄ですミルザム伯爵。俺が化け物に見えるだなんて……随分とお疲れなんですね。伯爵も領主も貴方には過ぎた名前だったのでは?」
……こいつらギスらずに普通に会話できないのかな。いやでも今のはロニーが悪い。
「ロニー……昔はもうちょっといい子だったのにね。エステルも……女の子みたいに可愛かったのに……」
思い出した記憶の中のシャウラの双子は、今よりも数段素直で可愛かった。
ロニーは礼儀正しくて穏やかで、エステルはロニーの後ろにいつも隠れてるシャイな可愛い子。
……昔のオレはそんなエステルを勝手に女の子だと思ってたみたいだ。そのせいで無意識に『物語』の“エステル“をヒロインにしてしまったのだろう。
「あ? そんな昔のこと知らねぇよ」
「そうですか。……ベルンハルト様も昔の方が綺麗でしたよ」
ロニーの言葉にグレンが口を開きかけたが手のひらで塞いどいた。めんどくさいし。
「勿論今もお美しいですが……幼い頃の貴方は、高貴で花のようなお方でしたから」
はいはい。どうせ今は俗世にかぶれて下品になってますよ。
「でも僕は今の貴方も好きですよ」
「そうか。オレは昔も今もお前のこと別に好きじゃないよ……じゃあな」
◇◇◇
帰りはワープにした。
「……疲れた」
早々にベッドにダイブする。
グレンの【防衛】ってHPの消費をゼロにできるはずなんだけど、この世界のHPはイコール体力じゃないらしい。
だってそうならオレが筋トレに励む(励んでない)意味もなかったもんね。
あくまで敵の攻撃に耐える力のことであって、元々ない体力を増強できるプロテイン的なものではないのだ。
「お疲れ様です、ベル」
「うん……」
たかが三十分歩いただけでこんなに疲れるのは本当にひどいと思うから、やっぱり筋トレ再開しようかな。
「なぁ、前にさ……オレがお前より大きくなっても気にしないって言ってたよな」
「ええ。……ベル、言いづらいんですが多分もう身長は……」
わかっとるわい。
「いや、筋肉をつけたい」
言いながら腕に力を込めてみたが、筋肉が隆起することはない。
「そうですね……今のままでも素敵だと思いますが、健康のためにも止めはしませんよ。でも俺みたいにはならないでくださいね」
「は? なんで?? 俺の目指してるのはお前の身体なんだけど」
ばっと起き上がり、ベッドサイドに立っているグレンの腹に触れる。
硬い……。裸をまじまじと見る機会はない(正確にはあるんだけど余裕がない)から、どうなってるのかがよくわからない。
「ちょっと……ベル」
「腹筋……割れてるよな。どうやって割るの?」
そもそもなんで割れるんだろう。
まず骨の上に肉が乗って……え、それが六個とかに割れる原理ってどうなってんの。
ぺろ、と自分のシャツを捲った。
うん。見事になにもない。薄くて、アバラが浮いてて……うっすら縦線があるけどこれは腹筋とは別物だよなぁ。
「グレン、腹見せて」
「…………ベル、貴方、今いくつですか」
真剣に筋肉について考えるオレを、グレンは呆れた目で見下ろす。
「十八……もうじき十九ですけど。関係ある? え、もしかして筋肉も何歳までしかつかないとかあんの?」
「いや……むしろ二十代が一番つきやすいらしいのでこれからですけど。そうじゃなくって……」
しばらく考え込んで。
――オレは、ようやく今の状態に気がついた。
「…………まって、違う。オレはこんな鈍感系ヒロインみたいなことをするつもりじゃなかったんだ。ただ純粋に筋肉を求めてただけで……」
いやどんな言い訳も無意味だろう。
「筋肉すごーい!」とか言って男の身体をベタベタ触るのは鈍感系ヒロイン以外の何者でもない。
ちなみにオレは鈍感系ヒロインが苦手だ。難聴系ヒロインや、その亜種も全般苦手だ。
「わかってますよ……でもそれ以上触られると勃起しそうなんでやめてもらっていいですか……」
「ストレートだな」
「余裕ないんで……」
グレンはため息をついてシーツに突っ伏す。
そして――よくわからない告白を始めた。
「俺……生まれてから、貴方以外で抜いたことないんですよ」
急になんの話だよ。
「貴方の“おじさん“だったときも、貴方のこと思ってしてました……あ、“蓮“じゃなくてちゃんとベルの姿を思い出してですからね」
どう違うのそれ……。
てかほんとになに言い出したのこの人。オレにどういう反応求めてんの??
「肌白かったな……とか、声可愛かったな……とか、それぐらいで満足してました。例えて言うなら、ソシャゲでボイスも付いていない、SSRもないマイナーキャラの数少ない公式絵だけで延々想像膨らませるみたいな生活を送ってたんです」
グレンの口からそんなの聞きたくないなぁ~!!
解釈違いすぎる。
……あ、叔父さんにソシャゲ勧めたのオレだわ。
じゃあオレのせいだな。あれかな、あのアイドルが大量に出てくるゲーム。キャラが三百人とかいるからどうしてもこう、供給に偏りが出るやつ。
「スピカが、たまに“この子ベルンハルトくんに似てるよ!“とか言ってBLの布教してくることもあったんですけど……ほら、攻めが俺じゃないので」
やばいオタクみたいなこと言い出した。
「だからこう、脳内で俺とベルに置き換えたりとかして……でも、ベルはこんなこと言わないな、って違和感があることが多くて」
グレンくんも解釈違いに悩んだんだね……。
そっかそっか。
「……で、それがなに」
この話の着地点はどこなんだ。
「ああ……まあ要するに、供給過多なんですよ」
またオタク用語が……!!
「供給過多って……オレが多いってこと?」
自分で言っといてどういうことだそれ。
確かにオレは最初からCV付いてるし、毎日がSSR(?)ですけど。
「そうです。まず貴方が世界に存在してくれているだけで満足なのに、貴方の身に触れる許可までもらっていて、しかもたまにこういう……無自覚な誘いをかけてくるでしょう?」
――誘い。
おお……。
確かに……オレ、悩んでたけど無意識にできてんじゃん……!! やればできる子どころか、自然にできちゃう天才型だったわけか!!!
よかった~~!!
もう悩みすぎて「手っ取り早く媚薬を盛ろう!(自分に)」とか思ってたんだよなぁ。
ほら、グレンは多分薬とか効かないし、オレが自分で飲めば発情したオレが勝手にどうにかしてくれるんじゃないかと思って。
でも、もうその必要はなくなったわけだ。
「で、グレンはそれが不満なわけ?」
ノーの返事がくることは承知の上で、ニヤニヤしながら問いかける。いつもオレがからかわれてるんだから、たまにはいいだろ。
「まさか。ただ……幸せすぎて死にそうなだけです」
グレンは顔を伏せたまま手を伸ばしてきた。その手がオレを探してシーツの上をうろうろと動くのがおかしくて、可愛くて――愛しくて。
「……オレも幸せで死ぬかも」
結局、オレもダメージを受けた。
なんで今さらこんな甘酸っぱい付き合い立てカップルみたいな会話してんの……。いや、カップルがどんな会話するのか知らないけど。
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